学校ブログ

11月22日【全校児童会活動】松の子まつり

前々から子どもたちは準備を重ねてきたのですよ、この日のために。
そうです、松の子まつり。児童会主催の一大イベントです。
2つの縦割り班がペアを組み、一緒に遊びのブースを運営します。
5・6年生が中心になりながらも、1~4年生も一人前の働き手としてブース運営に携わります。
どんなブースが立ったのでしょうか。
1・2班「箱の中身はなんだろな」
3・4班「火星人襲来ゲーム」
5・6班「怖い話」
7・8班「お手玉ゲーム」
9・10班「玉入れゲーム」
11・12班「ダーツ eleven twelve(イレブン トゥエルブ)」
13・14班「モグラたたき」
15・16班「ボール投げ大会」
児童玄関にまとめて掲示された店の看板(ポスター?)を見ると、なんとも楽しそう。
私も実際にやらせてもらうと、やっぱりとっても楽しいゲームばかりでした。
どんなゲームだったのか、お子さんに訊いてみてくださいね。

ブースに行ってゲームをした子どもたちはもちろんのこと、ブースを運営した子どもたちも大いに楽しんだ松の子まつり。
そしてこの楽しい活動で、子どもたちが獲得したものは大きかったのじゃないかしら。
来週あたり、この振り返りをする学年もあると思います。

11月21日【5年PTA親子行事】いじめに関する講演

PTA5学年親子行事は、講演会。なんと上越教育大学いじめ・生徒指導研究研修センター長の教授 高橋 知己様からお出でいただいたのです。これはビックネームですねえ。昨日までは青森、明日は東京という引っ張りだこの先生です。この超御多忙の中、隙間を縫って当校5年生の親活動のためにお出でいただいたのですから、テンション爆上がりです!

で、結論から申し挙げると、これが期待に違わないものすごいご講演でした。まさにキョーレツーって感じで、言葉にならないほどの衝撃でした。

詳しい話は省略しますが、この話を聞いたらいじめなんて絶対にしてはならないって、誰でも思いますよ、そりゃあ。

これ、学校職員でも共有して、明日からまた子どもたちの健やかな成長のためにがんばります。

この講演会を企画してくださったPTA役員の皆様方、ありがとうございました。

そして高橋知己先生、本当にありがとうございました。心から感謝申し上げます。

11月21日【2年道徳p4c】勇気と努力と仲間の力

2年生はすごーく久しぶりのp4cとなります。
1学期にやった時には、自分の意見を言いたい気持ちが強すぎて、発言したことで満足していたよねえ、君たち。で、友だちの発言をよく聞こうって気持ちにならなかった子もいたじゃない。あれから、数か月。君たちがどれほど成長したのか、ものすごく楽しみにしてるんだ、私。
みたいなことを考えながら、コミュニティ・ボールをもって2年教室に入ると、みんな瞳がキラキラしています。楽しみだったんだねえ。瞳はダイヤモンドになってるもんね。
さて道徳。教材のあらすじは「丸くなる練習に飽きてしまっただんごむしのまるちゃん。風に飛ばされた葉っぱにしがみついていたまるちゃんは、冒険をしながら、赤とんぼにアドバイスをもらったりして、いつの間にか上手に丸くなることができるようになっていました。」というものです。
子どもたちが設定した問いは、「まるちゃんはどうして丸くなれたのかな?」です。
今日もバンバン発言が出るのかな?

「赤とんぼがアドバイスしてくれたからだよ」
「それと、葉っぱが地面に落ちた時に、まるちゃんも一緒に落ちたんだけど、その時の衝撃で丸くなれるようになったんじゃないかな」
「まるちゃんが葉っぱに乗って風に吹かれているときに、体力をためたからできるようになったんだよ」
「そうそう。楽な姿勢で葉っぱに乗っていたから、リラックスできたんだ、きっと」
「そういうのもあったと思う。私はやっぱり、あきらめないで練習を頑張っていたからできたんだと思うな」
「うん、いっぱい練習したから」
「ねえ、最初まるちゃんは止まっているところで、形だけ丸くなろうとしていたでしょう。でも葉っぱが地面に落ちるときにまるちゃんが丸くなれたのは、形だけじゃなくて動きも取り入れたから、うまく丸くなれたんだと思うな」
「形だけじゃなくて、動きも練習したからだね」
「私は、まるちゃんが怖い目に遭いながらも、勇気をもってやっていたからだと思います」


教科書の叙述から、うまく丸くなれた原因についての発言があらかた終わった後で、担任が問い掛けました。
「ねえ、赤とんぼのアドバイスもあってうまく丸くなれたんだとすると、もし赤とんぼがいなかったら、まるちゃんは丸くなれたと思う?」
おおー!さすが担任。いいとこ突きますね。これはこの教材に内包されている「勇気」「努力」といった様々な道徳的価値の中で、「仲間の力」「信頼」に焦点化し、子どもたちにさらに深く考えることを促す発問ですね。
子どもたちは担任の言葉に敏感に反応し、自分の考えをどんどん発表していきます。
とにかく発言意欲が旺盛です。
「私は赤とんぼがいなくても、自信をもってできたと思う」
「私は、う~ん・・・、うまくできなくて、そのままどこかに行っちゃったかもしれないと・・・」
「そうかも。赤とんぼに励まされなかったら、まるちゃんは勇気が出なかったかもね」
「私はね、まるちゃんは赤とんぼがいなくても、『大丈夫かなあ。でも信じよう』ってがんばって練習したと思うよ」
「うん、きっとそうだよね」

この後、子どもたちの発言のキーワードとなる点を確認して、まるちゃんが丸くなれた理由をまとめました。

それにしても、2年生諸君!1学期から大きく成長したねえ!友だちの話を食い入るように見つめながら聴いていたじゃない!
まだ7、8歳の2年生でもここまで対話できるようになったんだねえ。感慨無量。
このp4cでは途中で問いが変わったよね。1学期だったら、対話をよく聞いていなかったから、新しい問いなんてそっちのけで最初の問いについて発言し続けた子が多かったよねえ。でも今回君たちは、新しい問いにしっかり対応しながら対話を作っていったよね。ホント素晴らしいと思うよ。

発言意欲旺盛なだけじゃない、聴く力も以前とは比べものにならないくらい身に付けた2年生のみんな!これまで重ねてきた学びがしっかりと身体に残っている証拠だね。
お見事!また、みんなとp4cしたいなあ。

11月21日【6年学級活動p4c】人はなぜ無駄なことをするのか?

6年生は学級活動でp4c。
最近は多くの学年でバンバンp4cやるようになっていて、平均すると毎日どこかの教室で必ずp4cやってるってくらいの計算になりそうですね。
6年生のこの日の問いは「人はなぜ無駄なことをするのか?」。かー、身につまされますねえ。とりあえず、先に謝っておいちゃおう。どうもすみませんです、はい。

問いを出した子の発言からスタートです。
「もっと効率的なやり方があるのに、非効率的なやり方でやってることがある。どうしてかなと思って」
「ねえ、『無駄』ってどういうこと?」出たー!いきなりクリティカル・シンキング。「そもそも」を問うってのは、深い考えに行きつくためには有効な手段です。さすが6年生!
「無駄って、言わなくていいことを言ったり、近道があるのにわざわざ遠回りしたりってこと」
「どうして近道を行かないことがあるんだろう?」
「近道は楽しくないから?遠回りすると、なんだかわくわくすることも」
「そうだね。遠回りしても、何か発見すれば、無駄にはならない」
「うん。何か発見すればね」
ここで私も発言。「何か発見してさ、それがものすごくくだらないものだったとしても、無駄にはならないの?」
「そうです。いくらくだらない発見だったとしても、発見は発見だから」
「私もそう思う。発見は発見」
「そうだね。私も同じ意見」
「私も。近道してた時には気付かないことを、遠回りしたときに初めて気付くことができたなんて、素敵じゃない」
「その時はくだらないと思ったとしても、あとで調べたら、もしかしたら、ものすごい発見だったかもしれないしね」
「そうだね」
「たとえくだらないと思っても、どんなものでも、自分が発見したのだから素直に喜べばいいんだよ」
「発見するってわくわくだよね。また、この道を通ったら発見できるかもしれないって、毎日またわくわくできる」
「何も見つからないって分かってるよりも、何か見つかったらいいことって思える。発見ってすごいことだと思うよ。そういうのって近道にはない楽しさだよね」
「うん。遠回りしたとしても、楽しさがある。新たなアイディアが生まれるかもよ」
「ぼくもそう思う。発見がなくてもいつもよりもたくさん歩いてるうちに、アイディアが生まれるかもしれない」
「私は遠回りしたらいいことがあるかもしれないと思うし、近道でもいいことあるかもって思う」
「遠回りでも近道でも、何かあるかもって物事をポジティブに捉えることができたらいいよね。近道したとしても、もっと近道があるかもって」
「必ず遠回り、必ず近道って決めておくんじゃなくて、『今日はこの道』って毎日違う道を行ったら面白だろうね」

「道の距離の問題だけじゃなくて、同じものでも、人によって、いいものもしょうもないものも違いがあると思う」
「そう。楽しさがある」
「遠回りの方が近道よりも安全なことが多いと思うよ。近道にはない楽しさがある。それは風景だったり。そう、好奇心!」
「好奇心の赴くままにってことかな。どちらの道を行っても無駄にはならないのかも」
楽しい対話が続きます。きっとこの対話も無駄じゃないはず。

「納豆って変な臭いって思う人いない?私も最初はそうだった。今は大好きだけど。納豆を最初に食べた人ってすごいなあって思う。すごい好奇心。すごくお腹がすいていたのかもしれないけれど」
「食べないで後悔するよりも、食べてまずーいって思う方がいいような」
「食べて見なきゃ、分からない。無駄なことってないのかも。たとえ食べたらまずかったとしても、これは食べちゃダメって一つの知識として蓄積される。どうなったら、どう使ったらいいかってのも一つの新たな知識になる」
「そういうことってある。いや逆にいい発見なんだよ。これは食べちゃダメとか買っちゃダメとかっていう発見は」
「フグって猛毒があるでしょう。でも今は毒さえ食べなければ、残りの部分はすごくおいしいって分かってる。最初はその毒を食べちゃった人もいたと思う。昔の人のそういう苦労が今に繋がってる。無駄を積み重ねていくことが成功になるんだ。・・・人間ってさ、冒険する生き物なんだ!」
おおおおおっと!ものすごい発言。まさに金言・格言ですね。確かサルトルも似たようなこと言ってたような気がする。「人間って冒険する生き物」かあ。私の辞書に書き加えておこうっと。
「似たような話を聞いたことある。日本ではウニって食べられないと昔は思われていた。でも食べたらおいしかった。そういう発見をした。ご飯にお茶漬けっていう定番も失敗しつつも様々に工夫することによって、さらにおいしくなる」
「そうだよ。生きていて無駄なことはない!無駄だと思わないっていう考え方が大事なんだと思うよ。要は考え方!」
あああああ、ありがとう!反省しきりの毎日ですが、この一言で、今夜はおいしい夕食になりそうです!

ところが、ここで発言がピタッと止まっちゃったのです。みんな言い尽くしちゃったのかな?
そこで私が介入。必殺技を炸裂させちゃおう!
「ねえ、誰かさらに深めて」
なんとー!「必殺子どもに対話のかじ取りを委ねる」の術!
すると・・・
「ねえ、好奇心って大事って議論になってるけど、どうしたら好奇心って湧くんだと思う?」
おおおおおおおおおー!これですよ、これ。子どもたちが対話を深めるべく、自分で新たな問いを提示したのです!
「好奇心ってどうしたら湧くかって言うと・・・、面白いもの、わくわくするもの、やってみたいってものを常に探している、あるいはそういうのを感じるアンテナをもち続けることかな?」
す、すごーい。6年生、深める問いにしっかりと対応しますねえ。素晴らしい思考力!
「例えば松の子まつりで私たちは企画したよね。運営する中で、『こうやったら楽しめるかな?』とか、全校が楽しめるように考えたんだけど、そういうことを考えていることが好奇心をもてるようになるんじゃないかな?『これどうかな?試しにやってみよう』って」
「そうそう。ぼくたちの班はボール投げゲームをするんだけど、ただボールを投げるだけじゃ面白くないから、的を作ったり、ボールの代わりにフリスビーにしたりとか、試行錯誤をした。こういう工夫をするってことが大事なんだと思う」

あああああー!具体的な事象を抽象化し、さらにそれらについて対話するなんて!お、恐るべし6年生!

以上、圧巻のp4c!6年生、さすが!素晴らしいの一言に尽きます。

今回の対話では、いくつの発言の中に「具体と抽象を往還させる」ような発言が見られました。これまでの彼らのp4cには、対話中に純粋に疑問に思ったことを全体に問いという形で示すことはあっても、対話を深めようという明確な意思のもと発せられた発言はあまり見られませんでした。さらに「好奇心」に関する一連のやり取りはこれまでの対話を一般化しする姿も見られました。このように考えを抽象と具体で往還させることは深い学びにつながると考えています。6年生がこれを意図的に行ったのですね。これは驚異の世界です!いやー、びっくり。前のp4cで、対話を深めようと考えながら発言することが大事と結論付けた6年生ですが、今回早速その意図のもと対話が行われているのです。はー、今夜はぐっすり眠れそうです!(ねえ、これらの発言をした君たち!『抽象と具体を往還させることが学びにつながる』って知ってたの?知らなかったのにこの発言できたんだとしたらホントびっくり。今度サインください!ははははは)

おかげで今夜はいい夢見られそうです。ありがとう6年生!翌日の松の子まつり、すんごく楽しみにしていまーす!

11月20日【子どもたちの自主的・自律的活動】怖い話大会

もう何回目になるのか、分からなくなっちゃいましたが、今度は3年生が「やりたいですっ」と声をあげてくれました、怖い話大会。彼らがポスターを作って、掲示して、自分たちで情報委員会の5・6年生と交渉して放送で周知までしたんですよー!。大人の力をほとんど借りずに。開催日時の決定のため、教務主任と日程調整までしたのです。すごいバイタリティです。

*放送のアナウンスはみんなで協力して行っていました。しゃべっている子の周りを取り囲むようにして応援しています。団結ですね、団結!

彼らが描いたポスターは怖いような、かわいいような、何のポスターか分からないような(「ウナギーヌ」ってフランスの女優さんみたいね)、それでいてとっても素敵に出来上がりました。

約1週間後の開催になったようです。今から楽しみだね。多くの子が来てくれるといいね。

子どもたちの自主的・自律的活動。「自立的」って言っちゃってもいいかもしれません。教育課程には組み込まれない活動ですが、企画運営する子どもたちにとっては、とっても楽しい活動になっているようです。以前にもホームページで触れましたが、「怖い話大会」に加えて、現在絶賛企画中の「人間まちがい探し」などの昼休みの子どもたちによる企画運営活動は、実は持続可能な社会の創り手としての意欲と力量を高めるための活動なのです。まあ、そんな仰々しいこと言わず、単純に楽しいから子どもたちはやってるんでしょうけどね。

さあ11月28日。参加してくれる子たちはどんな怖い話をしてくれるのか、今から楽しみです。私も一つ用意しておこうっと。

11月20日【3年理科】子どもの頃、よくやったなあ

3年生は理科で光の進み方について学んでいます。

日光を鏡に反射させるとどのように光は進むのかなど、子どもたちは楽しく学んでいます。

さらに、この日は虫眼鏡で日光を一か所に集中させる活動にも取り組みました。ああ、出たー!これ、子どもの頃よくやったよなあ。日光で紙を焦がしまくったものです。

指導担当教師が「試しにやってみます!」とお手本を見せ始めると、子どもたちは教師の手元を固唾をのんで見ています。やがて、光が集中している一点から煙が上がり出し、「おおおー!煙だー」と歓声が上がりました。

昔取った杵柄とばかりに私もやってみたのですが、加齢のせいか手が震えちゃったりしてうまくいきません。「う~ん、太陽の光が弱まってきたかなあ」などと大宇宙のせいにしましたが、子どもたちは私の言い訳なんて全く耳に入っていない様子。自分でもやってみたいとそわそわドキドキわくわくで師範実験している教師ににじり寄っていきます。虫眼鏡を手に今にも立ち上がらんばかり。ははははは。指導担当の教師のゴーサインで、3年生は一斉に活動を開始しました。

実際にやってみたり、実物を見たりすることができるのが、理科という教科が興味関心を引く一つの理由なのでしょう。

楽しみながら学ぶ理科。3年生、いい勉強を重ねていますね。

11月20日【祖父母サポーター】第1回ボランティア

子どもたちの学ぶ環境整備など学校教育へのお手伝いをしていただく祖父母サポーターを募集したところ、何人か手を挙げてくださる方がお出でになりました。本当にありがたいことです。

第1回目の活動日となるこの日は、2人の方がボランティアで活動してくださいました。主に手洗い場の清掃です。普段子どもたちの手の届かない蛍光灯カバー上部など丁寧に清掃してくださいました。

また、祖父母サポーターの方が、趣味でお作りになった刺繍を学校にお持ちくださいました。とっても素敵な作品です。ありがたくお預かりし、早速校舎内に展示させていただきました。子どもたちの情操教育にも一役買ってくれそうです。たくさんお持ちくださったので、定期的に展示の入れ替えをすることもできそうです。

今後も原則として週1回のペースでボランティア活動をしていただけるとのことです。

教育の場に当たり前のようにして大人がいる環境こそが、教育の本来の姿なのだと思います。

このようにして学校のサポーターとして手を挙げてくださる方がいらっしゃることに心からの感謝と敬意を表しつつ、これからもともに子どもたちの成長のために力を尽くしていけたら嬉しいです。

 

   *   *   *   *   *

祖父母サポーター募集中!

校舎の美化など学校教育にご協力くださる「祖父母サポーター」を募集しています。

サポーターになってみようかなとか興味があるなあという方は、学校にご連絡ください。

よろしくお願いいたします。

11月19日【1・6年歯科保健指導】むし歯・歯肉炎予防教室

この日、歯科衛生士様と保健推進員様をお招きして、全学年で歯科保健指導を実施しました。むし歯・歯肉炎予防教室です。
おなじみ「歯垢染出し」で、磨き残し箇所を確認して、正しくブラッシングし直します。
みんな、イーしながら手鏡とにらめっこ。ピンクに染まった口がまた愛らしいですね。
乳歯から生え変わったばかりの永久歯は、しばらくの間は大人の歯に比べて柔らかいため、丁寧にブラッシングしないとむし歯になりやすいのだそうです。どの子も丁寧に歯磨きをしていましたよ。
「ワニと違って、人間の永久歯は生え変わりません」と歯科衛生士様はおっしゃっていました。
一生付き合えるように、歯と丁寧に付き合っていこうね。

*この記事では、撮影できた1年生と6年生をご紹介します。

11月19日【1年食育】感謝して食べよう

給食の時間、1年生は今度は栄養士様をお招きして、食育指導。この日のテーマは「給食」でした。
給食の調理手順を教わり、さらに給食調理用の「しゃもじ」や「おたま」(のすごくでっかいやつ)を見せてもらうと、子どもたちは、「うわー!」「おおきいー!」と盛り上がっていました。
給食は子どもたちの手元に届くまで、調理や運搬等に30人以上の方々が携わってくださっているということも教えてもらいました。
子どもたちよ、私たちが生きるために、食材となってくれた命に感謝するとともに、給食業務に携わってくださっている皆さんに感謝だね。

11月18日【4年学級活動p4c】私たちはジュニア音楽祭で何を学んだのか?

感動の歌声を響かせた4年生のジュニア音楽祭。
この日、p4cで振り返りました
かなり長文になっちゃいましたので、覚悟してお読みください。ははははは。
4年生の今がここにあります!

まずは、感想の交流から。
「最初は緊張したけど、きれいな声で歌えました」
「今までで一番きれいに歌えたと思います」
「全員の心が一つになったと感じました」
「♪Beliveが私たちに合った歌だったから、最高の合唱になったと思いました」
「私はみんなと一緒に歌ったからできたと思います。一人じゃとてもできなかった」
「みんなが全力で歌ったからうまくできたのじゃないかな。このクラスのみんなと一緒に発表できてよかったです」
「みんなの声がたくさん出ていて嬉しくなりました」
「ピアノの伴奏がうまくできてよかったなあと思います。みんなも合唱がんばったと思います」
「うん。大きな声で歌えたし、よかったと思います」
「はじめはすごく緊張していたんだけれど、歌っているうちに緊張がなくなっていました」
「歌ったらスッキリした」
「私たちの声が思っていたより響いてびっくりしました」
「音を伸ばすところや大きい声を出すところがうまくできてよかったです」
「そう。裏声も上手に出せました」
「みんなで歌ったから、恥ずかしさも吹っ飛びました」
と、ここまでで早くもタイムアップ。
続きは、午後に持ち越しとなりました。
これから深めますよー!
対話の続きが楽しみ~!
早く午後にならないかなあ。

   *   *   *   *   *

午後になったよ!ははははは。
続きです。午前中の発言のキーワードを基に、4年生は対話を進めました。
「ジュニア音楽祭では私たち一人一人がバラバラじゃなくて、みんな一緒に全力でがんばったからできたんだと思う」
「一人だけでがんばって声を出しても、小さな声にしかならない。みんなで協力したから大きな声が出せたんだと思う」
「そうそう。みんなで全力で声を出したから、嬉しくもなったんだと思う」
「うん。そうやったら、恥ずかしさや緊張とかは吹っ飛んで大きな声を出せた。だから嬉しかったんだと思う」
「みんなで力を合わせたから嬉しくなったんだし、いつの間にか緊張が解けたんだと思う」
「みんなで全力で歌ったから、会場が嬉しさで溢れたんじゃないかな」
「Believeって曲。タイトルは信じるって意味なんだよね」
「そうだね。仲間を信じる」
ここで私が介入。
「君たちはこれから様々な場面で緊張したり、不安になったりすると思う。例えばこのp4c。発言する時って緊張するよねえ。変なこと言っちゃったらどうしようとか馬鹿にされるんじゃないかって。そういう気持ちを乗り越えるために、今回学んだことを生かせないかな?」
「私は、私たちは、自分の意見を、ここにいるみんなは決して否定しないと信じてるから、安心して発言できるんだよね。これからも友だちを信じて発言したい」
「一人よりもみんなでやった方が喜びも嬉しさも大きくなるし、楽しくなる。ここに人を馬鹿にするような人はいないから、仲間を信じる」
「うん。それと一人よりもみんなでやった方がいいと思う」
「仲間を信じること。友だちを信じることって大事」
と、対話はここまで。午後はわずか15分間の対話でしたが、私またちょっとうるってきちゃいましたよー、もう君たち!
子どもたちに訊くと「またp4cをやりたい」って子が多数に上りました。

これまで学級全体での話し合いではそれほど活発な意見交流はできなかった4年生。
この日は違いましたねえ。
一皮むけたって感じがします。彼らは大きく成長しましたね。
これから新しい4年生が見られるんじゃないかしら。
そんな予感がします。

ここで、対話後に子どもたちが書いた振り返りを何人かピックアップしてご紹介します。
「p4c、楽しかったあ。またp4cをしたいと思いました。一人じゃなくてみんなでできるからかな」
「いつもなかなか発言することできないんだけど、今日は恥ずかしかったけど、意見を言うことができてよかったです」
「考えたり発言したりできて楽しかったです。またp4cをしたいと思いました。みんなを信じればいけるんだなと思いました」
「私は発言しなかったけど、みんなの話を聞いていて楽しかった。またp4cをやりたいです」
「仲間を信じるとは、聞く人にバカにされたりしないって思うこと。信じる。だから発表する自信が出るんだと思う」
「ジュニア音楽祭はこんなに大事なんだ、こんなに楽しく考えられるんだと思いました」
「音楽祭は、本当に一人の力だけじゃきれいな歌にはならなかったし、仲間を信じたからきれいな歌になったし、仲間を信じたからこそ、素晴らしい合唱になった!と考えます。午後ももっと考えを深められたのでよかったし、みんなで話し合えたのがとっても楽しかったのでまたやりたいです」
「p4cでは私は話せなかったけれど、友だちの気持ちが分かって嬉しかったです」
「ジュニア音楽祭での嬉しさや楽しさは一人じゃなかったと思いました。理由は一人で全力を出してがんばるより、仲間とともに達成できたのが嬉しかったんだ。『仲間を信じれば、ともにできる』。私は友だちのこの言葉を聞いて、何かやるとき、これを信じようと思いました」
「ジュニア音楽祭で学んだことが大きくて驚いた。発言できなかったけれど、様々なことを考えられてよかった」
「ジュニア音楽祭では最初はすごく緊張したし、恥ずかしかったけれど、みんなで全力のBeliveを歌ったと思う。築地小学校の4年生が歌うからこそ、輝くBelieveになったんだと改めて感じた。p4cでは、みんなの発言を聞きながら考えたことを発表するのは、すごく怖いし、緊張するけれど、『みんななら私の意見を否定しない、馬鹿にしない』って信じられる素敵な4年生だから、安心して意見を言えました」
「また音楽祭をやるなら、またみんなと一緒にやりたいと思いました。みんなとやれば楽しくできるからです」
「私はもっと意見を言えばよかったなあ」←大丈夫!発言したいって思っていれば、そのうちに発言できるようになるよ、きっと!

頭の中をうまく言語化できない子、言語化しきれない子もいますが、それでも何かしらの宝を彼らは獲得したことが分かります。
これから彼らがどう生きるのか。今回の学びをどう生かすのか。とっても楽しみです。
4年生のみんな、すばらしいp4cだったよー!お見事。
またやろうね!