学校ブログ
9月6日【1年生音楽】鍵盤ハーモニカ講習
初めての鍵盤ハーモニカ。
講師の先生の話をよーく聞いて、みんな、とっても楽しそうにチャレンジしていました。
これから音楽で鍵盤ハーモニカを演奏するのが楽しみですね!
9月5日【2年生活科】おすそ分け
長めの休み時間。2人の2年生が収穫した野菜を持ってきてくれました。
う、う、うれしー! 涙がちょちょぎれます。
かわいいミニトマトと立派なナス。
どうもありがとう。今夜のおかずにいたします。
ごちそうさまです💛
9月5日【2年体育】セーフティ溢れるボール遊び
体育館から何やら楽しそうな声が聞こえてきますね。覗いてみると、2年生がボール遊びをしていました。
ボール遊びといっても、子どもたちは真剣そのもの。汗だくになって、でもしっかり楽しんでいます。
教頭先生がドッジボールを基にして開発したオリジナルゲーム。細かいルール説明は省きますが、シンプルで分かりやすく、誰でも運動量を確保しながら、しっかりとボール投げの技術を高めることができるのです。
ゲームと言うと勝ち負けがはっきりするので、特に低学年の場合、熱が入りすぎて友だちを気遣うことなんてそっちのけになっちゃうことが多いです。
しかし、我らが2年生は、ボールをあまり投げていない子に敢えてボールを回したりするなど、勝ち負けと同じくらいみんなで一生懸命ゲームできることを重視していました。もう、素晴らしいじゃないですか、2年生のみんな!
誰もが一生懸命できて、ゲームを楽しめるというセーフティが溢れた体育活動でした。
とってもよかったよ、2年生のみんな!
9月5日【5年総合的な学習の時間】料理ってもっと自由でいいんだ
5年生はこの前日に引き続き、この日も市内のパテシエをお招きして、米粉スイーツのお勉強。米粉を使った商品の開発に余念がありません。
今回は、「いちごカンパニー スイーツラボ」から浅野隆 様にお出でいただきました。
実際に米粉で調理しながらのお話は、子どもたちを引き付けて止みません。
興味津々にリングサイドに陣取る子どもたち(これプロレスだったら、絶対乱闘に巻き込まれますね)。あるいは「砂かぶり席」で食いつくように講師の手元を見つめています(これ相撲だったら、絶対力士が飛んできますね)。
あ、いや、「砂がぶり」じゃなくて、「粉かぶり」ですね、米粉だけに。ははははは。
浅野様は米粉が世間に広がるためには家庭にある材料で、あるいは手に入りやすい材料で作れるメニューの提供を心掛けていらっしゃるようで、目分量や感覚(!?)でどんどんと材料を混ぜ合わせていきます。毎日の家庭料理を想定していらっしゃるのです。
さらに「みんなこの中に何を入れたい?」「どんな味にしたい?」などなど、予め作り方をきっちり決めておくのではなく、子どもたちのリクエストに応じて、チーズを入れたり、ご飯のふりかけを入れたり、はたまた煎餅を入れたりしながら調理されていきました。
「こうしたら面白いかも」「おいしくなるかも」というアイディアや思いつき(!?)をバンバン入れていくのです。
さすが、スイーツラボ!研究者・実験者ですね。
この様子を拝見していて、「料理って、もっと自由になっていいんだ!」って思った子も少なくないはず。
これって、料理だけじゃなくて、普段の生活ひいては人生そのものにも言えることかもしれませんね。
浅野様が焼く中で、フライパンを浮かせて、くるっと1回転させたときには、子どもたちから拍手が!おおおー!ってまるでライブを見ているよう。
焼きあがった米粉スイーツ(?)を少しずつ食べさせてもらった子どもたちは満面の笑みです。
そりゃあ、そうでしょう。私も味見させてもらったら、すごーくおいしかったもんねっ。
様々な体験を重ねつつ、子どもたちの米粉スイーツづくりは進んでいくのでした。
浅野様、ありがとうございました!
9月4日【まなび国語】対話について
まなび学級で対話に関して学習していたので紹介します。
① 子ども3人が意見発表していました。
テーマは「自分が一番大切にしているもの」。
3人のお子さんはそれぞれ「友だち」、「自分の命」、そして「信頼」を挙げました。
これで終わらないのが築地小学校のまなび学級。
それぞれ挙げたものについて、今度は教師1人を含めみんなで対話することによって、それぞれの考えを深めていました。
3人の子どもたち、深く考えていましたよ。すごいよ、君たち。
② こちらは4人のお子さんでの授業。
この前までにどうやら実際に対話していたようです。
この時間はそのまとめとしての位置づけでした。
( 教師 )「ねえ、前に対話したよね。ところで、対話ってなあに?」
(子ども)「人と話すことです」
(子ども)「辞書で調べると、『直接向かい合って話をすること、また、その話』って書いてあります」
( 教師 )「前にみんなで対話したときには、みんなが優しい口調で話していたから、とっても和やかな対話になったよね」
(子ども)「相手の言い方によって、返し方も変わってくると思います」
( 教師 )「そうだよね。もしも乱暴な言い方だったらどう?」
(子ども)「乱暴な返し方になっちゃいます。優しい言葉遣いって大事」
( 教師 )「優しい言葉遣いって?」
(子ども)「悪口を言わないとか」
( 教師 )「優しい言葉遣いじゃない言い方で言われることある?」
(子ども)「あります。兄から、『早く片付けろよ』って」
( 教師 )「そういう命令されるような言われ方は嫌なんだね」
こんな感じで、子どもと教師の対話によって、セーフティ溢れる対話について考えていきました。
( 教師 )「私は、相手を大切にする対話になるようにするには、優しい言葉遣いのほかに、『相手が発言するのを待ってあげること』と『顔を見て話したり聞いたりすること』だと思うよ」
(子ども)「ケンカにならないように」
(子ども)「私、どう言っていいか分からない時があります」
( 教師 )「あるよね。そういう時。そんな時には、『私、どう言っていいか分からないよ』って素直に言っていいんだよ」
以上、ごく一部だけを抜粋してご紹介しましたが。①②のいずれも、セーフティ溢れる素晴らしい対話だったと思います。
* 以下に掲載する写真は、廊下に展示されていた夏休みの課題(主に4年生の作品)です。
9月4日【1年生活】なかよくしようね、ちいさないのち
1年教室を覗くと、生活科の授業の真っ最中。みんな発言意欲が旺盛です。
教師が「小さな動物にも命があります。どんな動物が世の中にはいますか?」と問うと、ぱっぱっぱっと手たくさん挙がります。
「ハムスターです」「ライオンの赤ちゃんです」「ウサギです」「モルモットです」「カブトムシの雌です」「ハリネズミです」「モモンガです」・・・などなど、メジャーな動物ばかりでなく、マイナーな動物も含め、ものすごい勢いで動物たちの名前が挙がっていきます。(あ、動物本人にとっては、自分がマイナーだとかメジャーだとか、意識していないですよね、いやいや、これは失礼しました。反省反省)
さらに、教師が「学校にはどんな動物がいますか?」と問うと、「ハチです」「コオロギがいます」「カラスもいます」と、これまたバンバン挙げられていきます。(私なんかは「学校にいる動物」って言われると、メダカをはじめとした「学校で飼育している動物」と勝手に思い込んでしまうのですが、子どもたちはそんな思い込みを軽々と飛び越えていきます。「学校にいる動物」っていうのは「学校の敷地にいる動物」って意味だったのね。海より深ーく反省)
さらに、「それらの動物はどこにいましたか?」と問うと、これまたバンバン挙手。いやーすごいですね、1年生。それも、正しい言葉遣いでの発言。プリントに書く文字も丁寧だし。み、みごとじゃ!
そして、この後担任が発する問いが、実に秀逸だったのです。
「みんな、これからの生活科でこれらの動物と一緒に何したい?」!!
実は夏休みも終わろうとする頃、2学期の学校経営方針について教職員に話しました。理想とする教育像を「子どもがつくる学び 子どもがつくる学校」としようと。担任のこの発問は、活動そのものを子どもに委ねたといっても過言ではないくらいのものです。そこに、より教育的価値の高い活動になるよう味付けをするのは学校の役割でしょう。教師が敷いたレールの上を円滑に進むだけの教育活動をよしとしない、子どもの主体性を重視する発問によって、子どもの活動意欲に火を点けましたね。担任の先生、すごーい!
(当校は、p4cも子どもの主体性を大きく育てることから、理想とする教育像を具現化する大きな手段の一つとして考えています。)
では、子どもたちはどんなことをしたいって言ったのでしょうか。1年生がやりたいこととして挙げたのは、「虫を歩かせたい」「動物と一緒に写真を撮りたい」「背中に乗せたい」「テントウムシを手の指に這わせたい」「捕まえて観察したい」などでした。かわいいですね。これから1年生はどんな活動をするのかな。楽しみです。
9月4日【3年理科】根気強さ・粘りが驚きに
この前日、校庭で咲くマリーゴールドの種を一生懸命数えていたのは、3年生です。
細かい作業に、みんな一心に取り組んでいます。
きちんと並べて数えたり、10個ずつ集めてながら数えたりと、それぞれ工夫しながら数えていたのはさすがですね。
いくつの種があったか、互いに発表し合い、多い子は100個以上もあったことが分かりました。
わあ、すごいねえ。
自分で根気強く数えたからこそ、驚きに繋がったのでしょうね。
これ、教師が「マリーゴールドは100個くらい種ができます」ってさらっと言っちゃうと、「あ、そうですか。はいはい」って感動も何もありませんよね。
その翌日には(つまりこの日)、夏に咲いていた花が散った後の植物にはどんな変化が訪れてるのか、子どもたちは観察の結果を踏まえて学んでいました。
実際に見て、活動しながら行う理科の授業。
3年生、いい勉強を重ねていますね。
9月3日【5年総合】パテシエ気分でロケンロール
胎内市は「米粉発祥の地」と言われます。1998年に日本で最初に米粉専用の製粉工場ができたためです。そのせいもあるのでしょう。市内には米粉グルメや米粉スイーツのお店がたくさんあります。
さて、我らが5年生も、現在総合的な学習の時間で米粉スイーツを開発しようとがんばっています。
この日は胎内市の商店街から、マサヤ菓子舗から山際政和様を講師としてお迎えし、米粉を使ったお菓子やパンについてご教示いただきました。
ひと通りお話しいただいた後には、米粉スイーツのデザインに挑戦。
マサヤ菓子舗様からいただいた米粉クッキーをほおばりながら、デザイン画を描く段階になると、完全にパテシエ気分。出来上がったデザインを並べると、なかなかおいしそうなライナンナップです。
これ、私がお菓子屋さんで見かけたら、買っちゃうってのがたーくさんありますなあ。
9月2日【2年国語】オノマトペを表現する
この日の午前中、2年生教室から詩を音読する声が聞こえてきましたよ。
どれどれと教室を覗いてみると、みんないい姿勢で音読していました。
教科書の下部を机に付け、教科書を立てていますね。これぞ、「教科書トン!」の姿勢です。お見事。
さて、教材は鶴見正夫 作の『雨のうた』。
「あめは ひとりじゃ うたえない、きっと だれかと いっしょだよ。」から始まる素敵な詩です。
雨が屋根や土、川、花に当たると、当たったものによってさまざまな音が奏でられる様子を「うた」と表現しています。
担任が問います。「ねえ、雨って歌うのかな?何で『雨のうた』っていうタイトルなんだろうね」。
すると、子どもたちは適宜隣の子と意見交換しながら発言していきました。
「『ざーざー』とか『とんとん』とかって、リズムみたいだから『うた』って言ってるんだと思う」
「雨が当たるときの音が当たるものによって違うから、それが歌みたいなんだよ」
「いろいろな音がするんだよ。楽器みたいに」
(教師)「様々な楽器が音を出しているから、まるでオーケストラみたいってこと?」
「そうそう!」
こんな感じで、対話によって詩を理解していきます。
詩の内容の基本理解を済ませた後、自分なりの表現で読みを深めます。
(担任)「『つちで ぴちぴち』ってどんな感じがする?」
「『ぴちぴち』って、魚が水の中から出てきたときに、ぴちぴちしてるって感じ」
一同、あー!そうだね!
「私はひよこの鳴き声みたいに思えるよ」
雨の音が、魚の動きやひよこの声のように聞こえるなんて、なんて詩的なんでしょう。
教科書に書かれている「とんとん」「つんつん」についても同様に読みを進めていきます。
これらの表現って、「カンカン」など実際に聞こえる音ではなく、ものの状態を表すオノマトペなのですから、結構難しめ。
それでも子どもたちは果敢にチャレンジしていました。
ところが、この後に登場する表現が大問題なのです!
(担任)「『しとしと』ってどんな感じ?」
おわー!出たー!これぞラスボス的発問。
それでも子どもたちは諦めることなく、う~んと頭をひねります。
そして何人かの子どもたちがぽつりぽつりと発言していきました。
「え~っと、しっとり雨が降る感じかな?」
「そう。なんか染み込むみたいな感じだと思う」
折よく、外はそぼ降る雨の模様。
窓際に行って、雨の様子をじっと見たり、耳を澄ませたりして、自分なりの表現方法を探していました。
この後、5時間目にはこの詩の音読大会。上手に気持ちを込めて音読できたことでしょうね。
8月30日【6年理科p4c】てこは人を幸せにするか?
6年生理科。2学期最初の単元は『てこのつくりとはたらき』です。
で、いきなりp4cやっちゃうんだなー、これが。
アルキメデスの「我に視点を与えよ。そうすれば地球をも持ち上げて見せよう」という言葉を紹介し、新単元の教科書該当箇所にざっと目を通した後、子どもたちはみんなで話し合いたい問いを出し合いました。
そして選ばれた問いは次のものでした。
「てこを使って、人を幸せにできるのか?」
おー!しびれますねー。
では早速行ってみましょう!
「ぼくは幸せにできると思う。大切なものが重いものの下敷きになっちゃったときに、てこを使えば取り出せる」
「私も幸せにできると思う。てこの仕組みを利用した道具が世の中にはたくさんあることがその証拠」
「そうそう。災害救助の時に、重いものを棒で持ち上げることができるから。それで命を救うこともできると思う」
「消防の面でも役に立つよね、多分」
「もしてこがなかったと考えると大変なことになりそう」
「てこは既にいろいろなところで使われていて、生活に役立つことが多いと思う」
「皆さんに質問します」
おっ!出ましたねー。6年生、自分たちで対話を回していきます。
「てこで人を幸せにできる道具ってどんなのがあるの?」
おおー!対話の全体像のみならず、単元の学習をも見据えたこの問い。いやー、驚きました。ホントすごい!
「釘抜きがあるよ」
「あとね、はさみとドライバーの写真が教科書に載ってる」
「缶ジュースのプルタブもそうなんじゃない?」
一同、どよめき。みんななるほどーって顔してます。今の段階では、てこの勉強って全くしていないんだよねえ。すごいよ、君たち。
「実際にてこの仕組みが使えるか分からないんだけど、重いものを持ち上げるときとか、こんなときにてこの仕組みが使えたらいいなあってことある?」
「テレビを持ち上げるときとか、てこの仕組みが使えるんだったらいいなと思う」
「電車が脱線しちゃったときに、てこの力で元に戻すんじゃない?」
「家を持ち上げるときとか、そう!引っ越しのときとか」
ここで私が発言。
「ねえ、みんな。まだ全く勉強してないからもちろん分からないと思うんだけど、アルキメデスの言葉にある『支点』ってどんな点だと思う?」
「棒を支える点」
「重い物の重さをちょっとだけ少なくすることができる点」
そんなこんなでタイムアップ!
単元の学習を始めるにあたって、学習の概要について子どもたち同士の意見交流・対話をすることによって、単元の学習の見通しをもち、学習への期待を高めることをねらいとしたこの対話。
子どもたちは、このp4cでてこのついて勉強したいって気持ちが強くなったって言ってます(私への忖度もあるのしから。うふふ)。