学校ブログ
8月30日【3年学級活動p4c】どうしたら、楽しく過ごせる学級になるの
3年生も2学期スタート2日目にして早くもp4c。
まだそれほどp4c体験の頻度は高くない子どもたちですが、やる気は十分!
大いに期待していますよー。
今回は3年教室を離れ、視聴覚室を舞台に対話を繰り広げます。
教科は学級活動。「2学期は円滑な友だち関係を構築するにはどうしたらいいか」「よりよいクラスにするにはどうしたらいいか」子どもたちは対話しながら深めました。
まずは、p4cの基本的なルールの確認。コミュニティ・ボールの渡し方(下投げで、相手の名前を呼びながら、優しく優しーく投げるのです)を練習しながらセーフティを高めます。みんな、なかなかいい調子。
そしていよいよ対話です。問いは「2学期、3年生が楽しく過ごせるには?」でスタート。
「ケンカしないで、仲良く過ごしたらいいと思います」
「そうだね。もしケンカしたら楽しくできないものね」
「それに1、2年生も真似しちゃうよ」
ここで教師が発言します。
「じゃあ、ケンカしているのを見たら、どうしたらいいと思う?」
「近くの人に相談したらいい」
「近くにいた大人とかね」
「相談もいいけど、まずはケンカを止めるのが最初かな」
「その後で、ケンカしている人に話を聞く」
「話を聞くのが大事ってこと?」
「そう」
「それと、いじめもダメ」
一同、「ああー、そうだねえ」。
ここで教師が発言。
「ねえ、なんでいじめはダメなの?」
おおー!敢えてその意味を問う作戦ですね。子どもたちの理解を確かなものにするための発言。やるなー、担任の先生。
「だっていじめられた子はかわいそう」
「そうだよね、深く傷つく」
「そうそう。いじめをしていると、今度は自分に友だちがいなくなっちゃうよ」
さらに教師は問います。
「いじめを見たらどうしたらいいんだろう?」
おおー。子どもたちはどう答えるのかしら?
「人を叩いている人がいたら、叩いている人に理由を訊く」
「私はまず叩くのを止めさせて、その上で叩いている人からも、叩かれている人からも話を聞くかな」
「なんで両方から話を聞くの?」
「両方とも嫌な気持ちになってると思うから」
「だって、叩かれている人はもちろん嫌な気持ちだろうけど、叩いている人も怒っているから。いい気持じゃないと思うよ」
「うん。本当は仲良くしたいのに、気持ちが落ち着かないっていうか・・・」
「話は戻るんだけど、勉強をする上で楽しくなるにはどうしたらいいんだろう?」
「私は先生に褒められると嬉しいし、楽しくなるよ」
「友だちに褒められても嬉しいよ」
「そうだね。勉強を教えてもらった人から褒められると嬉しい。それが先生でも友だちでも」
「私は勉強が楽しいって思うのは、勉強が頭の中に入るときです」
「できなかったことができるようになったときも嬉しいです」
「ぼくは、テストで100点とったときかな」
「テストでいい点数取れるとやっぱり嬉しいよね。その後の勉強も楽しくなる」
「自分が失敗したときに、友だちとかから『大丈夫、できるよ』って言ってもらえると嬉しいな。やる気になる」
セーフティ溢れる学級になる方法や勉強が楽しくなる方法など、素敵な発言が盛りだくさんのp4c。
p4c後、なんかとってもいい気持ちになったのは、私だけではなかったと思います。
3年生のみんな!みんなで安心して過ごせる学級をつくっていこうね!
対話後。
みんなが視聴覚室を出ていった後で一人のお子さんが私のところに来ました。私が書いていた対話記録を見せてほしいと言うのです。
「はい、どうぞどうぞ」と対話記録をどさっと渡すと、そのお子さんはじっくりじっくりそれを読んでいました。そして一言ぽつり。
「校長先生。私ね・・・p4cで話せなかったの・・・」
とっても寂しそうに言うのです。あああー、分かる!分かるよー、とっても!発言したかったんだけど、できなかったんだよね。そうだよねえ。みんなと一緒にやりたかったんだよね。
私は言いました。
「p4cで発言するって大事なことだし、発言するととってもいい気持ちになるんだよ。でもね、もっと大事なことは、友だちの発言をよく聞いて、そしてよーく考えることなんだよ。あなたはそれをやっていたでしょう。とっても立派だったよ。そして、話せなくて残念っていう今の気持ちをしっかり持ち続ければ、そのうち話せるようになるよ、きっと。あせらずに対話を楽しんでいこうね」
そのお子さんは、こくんと頷いて友だちの後を追うように視聴覚室を出ていきました。
このお子さんをはじめとする、子どもたちのよりよくなりたいという気持ちをしっかりと受け止めながら、私たち学校職員一同、すべての子どもたちの幸せのために全力を尽くします!どうぞよろしくお願いいたします。
8月29日 2学期始業式
長い夏休みが終わり、ついに2学期が始まりました。
校長講話では人権を尊重する学校をみんなでつくっていこうと呼びかけました。
続いて校歌斉唱、そして生活指導主任の講話です。
夏休みを振り返った後、2学期の学校生活について改めて遊びのルール等の確認と「さん付け」呼称の重要性について話がありました。
みんなの手でセーフティ溢れる学校をつくっていこうね。
8月29日 子どもたちを迎える黒板アート
新学期、各教室で児童を迎える黒板アート。
担任の力作が揃いましたねえ。
登校した子どもたちは、みんな笑顔でしげしげと見ていました。
8月29日【6年ノンジャンルp4c】
6年生は、新学期が始まって、もうp4cー!
さすが気合が入っています!
大きなテーマは「夏休み」。子どもたちが考えた問いは、「夏休み。宿題があった方がいい?ない方がいい?」「夏休みがある理由は?」「自由課題がある理由は?」など様々です。
この中から選ばれたのは、「夏休みの『あるある』は?」です。
「あるある」というのは、「ありがちなこと」という意味なのでしょうね。
では対話の様子を見ていきましょう。
最初にお詫びしたいと思うのですが、カメラのバッテリーが途中で切れて、後半に発言した子どもたちの写真はありません。とほほ、すみません。
まずは、問いを出したお子さんから。
「私はみんなはどんな感じで夏休みを過ごしていたのかなあと思って。私は夏休みの印象は、ズバリ『暑い!』です」
「私のあるあるは、『宿題は、夏休み最終日にブワーとやらなくてはならない』です」
一同爆笑。
「ふふふ。私は逆で、宿題は夏休みの始めのうちにブワーってやっちゃうな」
「私は夏休みは、ほぼ家にいます」
「うん。ぼくも夏休み前には、あそこに行きたい、あんなこと、こんなことしたいって思うけど、『すべて妄想に終わる』です」
一同爆笑。
「一日特に予定がない日って、結構あるんだよね。そんなとき、宿題の『一行日記で何を書くか迷う』」
「みんな、そんなときどうする?」
「私はね、『暇だった』って書くよ、正直に」
一同、あー、あるある。
「そうそう。本当に書くことない日ってあるよね。そんな日にはね、私は朝ご飯について書く」
一同、爆笑。
「ははははは。で、次の日には昼ご飯のことを、その次の日には晩ご飯のことを書いたりして」
「ぼくは、一行日記はずっと書いてなくて、夏休みの終わりごろに、まとめて書いちゃうこと結構ある。思い出しながらね。あの日何したっけ?って」
「夏休み前とか始まったばかりの頃には、やりたいことが山のようにあるんだけど、実際には暇でやることないーって日も多い」
「やることない日って、一行日記はなんて書くの?」
「『今日は暇だった』って書くよ、うふふ」
「きょうだいがいる人は、きょうだいの一行日記を写させてもらうって方法もあるよね。きょうだいが小学生でなければだめだけど」
うはははは!そんなずるい手を公の場でー。担任に対するセーフティがものすごい。
「あとね、『月がきれいだった』って書くのもいいんじゃない?」
何て詩的な一行日記なんでしょう。
「私ね、何の宿題やったか書くこともあるよ」
おー、なるほどね。
ここで私が発言します。
「ねえ、夏休みの一行日記は、担任の先生が選んだんだけど、もともとは教材業者が作ったものなんだよね。なんで教材業者は小学生に一行日記を課すんだろう。小学生がどんな力を付けることを望んでいるんだろうね」
「文章力を付けるためなんじゃない?」
ほーほー。なかなか鋭いところを突きますなあ。
「う~んとね、きっと教材業者の方々はぼくたちに何かを求めているんだよなあ。・・・・人生を生きる上で欠かせない何かを補うため?」
なんとー!思いもかけない方向に深まっていきますなあ。
私が再び発言します。
「ねえ、さっき〇〇さんがすごいこと言ったけど、『人生を生きる上で欠かせないもの』ってなんだろうね?」
「う~ん、親?友だち?」
「家?」
「じゃあさ、人生を生きる上で欠かせないものを補うために一行日記を書くんだとしたら、何も書くことがないときには、人生を送る上で欠かせないものについて書いたらいいんじゃない?」
「自分が大切だと思っているものとか」
「親を大切に思っている人は、親の行動について書けばいいし、家が大切だと思っている人は家の外観とかについて書けばいいのかな」
「うん。自分が大切だと思っているものと過ごしていることを、改めて振り返るために、一行日記を書くのかもね」
という感じで第1部は終了し、提示された新たな問い「夏休み『ないない』は?」について第2部の対話は始まりました。
夏休みにはまずないだろうと思われることが出されていきます。
「寒い」
「でもさ、クーラーがガンガン効いている部屋なら寒くなるから、『ないない』じゃないよね」
「そうかあ。じゃあ、こたつにずっと入っているとか」
「ははははは。学校で勉強するとか」
「カブトムシを食べるとか」
「ははは。なんじゃそれー。クーラー効いてないところで長袖長ズボンを3枚ぐらい着ちゃうとか」
てな感じで、第2部は終了し、第3部の問いは「新札が手に入ったら使うか、使わないか」って対話になりました。ははははは。
2学期、第1回目のp4c。テーマはノンジャンルでしたが、今学期も滑り出し上々って感じです。
6年生のみんな!2学期も期待してるよー。また、楽しく対話しようね。
8月29日 消防署による施設設備点検
この前日、消防署の方々が校舎内の消防設備等の点検をしてくださいました。
校舎内の各教室、体育館はもとより、隣の部室棟や校舎周辺も含めて、すべての部屋や設備等について相当な時間をかけ、入念にやってくださったのです。
お陰様で、私にとって、新たな発見をすることもできました。
え、新たな発見って何かですって?
実は、私は当校には、人が立ち入れる屋上はないものだと思っていたのですが、消防士さんが屋上に繋がると思われる梯子が3階ベランダに備え付けられているのを見つけてくださったのです。
「ええー!屋上に行けるのー!?」とびっくりしたのですが、これはまだ序の口。
「この梯子、上っていいですか?」と消防士さんがおっしゃるので、「え?ど、どうぞどうぞ」と若干引きぎみに申し上げると、「ありがとうございます!」といきなり梯子に飛びつき、懸垂のように「ふんっ!」と体を持ち上げ、スルスルと上って行かれるではありませんか!
ここ、3階のベランダですよ。またまたびっくり!す、すごー!
「こ、こわー」と呆気に取られて見ていると、消防士さんは、あっという間に天井に到着。
行く手を阻んでいた天井蓋を開けると・・・、まぶしい光が差し込み、「ああー、これはすごい光景です!」と消防士さん。
「何が見えるのですか?」と下から伺うと、「屋上はありませんね。あるのは合掌造りみたいな屋根だけです」と教えてくださいました。
へー、そうなってんの。初めて知りました。
それにしても、消防士さんの恐れを知らないこの行動。すごいなー。
オバマ大統領が、就任演説の時に消防士さんのことをファイヤーファーターと称し、「(アメリカに必要なのは)消防士の勇気だ。煙が充満した階段に突っ込む勇気だ!」と話したことを思い出しました。
このようにして消防士の方々は私たちの命を守ってくださっているのですね。
よーし。私もがんばろうっと。
お出でくださった消防士の皆様、ありがとうございました。
8月27日 教材の確認
先日、2学期に使用する教材が届きました。
で、この日、何人かの教員が届いた教材を確認する作業を行っていました。
「2学期はどんな教材になっているのかな」と細かい点まで確認し、実際の活用場面を想像しながらよりよい活用方法になるよう考えています。
写真の3人の教員は和気あいあいと確認作業を続けているうちに、いつしか指導方法についての情報交換会になっていました。
こういう場面でもついつい研修になっちゃうほど実践意欲の高い、自慢の教員たちです。
8月27日 学級の人間関係についての確認・協議
この日、各学級の状況を複数の職員で確認しながら、より円滑な友だち関係が構築できるよう協議しました。
2学期に向け、ますますいい学級、いい学校になるよう、学校職員一同精一杯頑張ります!
子どもたちも一緒に頑張ろうね!
8月26日 指導案検討
この日、教務室の後ろでは、指導案検討が行われていました。
教員は授業をする際に、いわば授業の設計図とも言える「指導案」を作ることがあります。担任以外の教員も含め複数でこの指導案を検討したのです。検討会では侃々諤々の議論が繰り広げられました。こうして、子どもたちの学びが充実したものになるよう心掛けているのです。
白熱した議論に敬意を表して、2枚も掲載しちゃいます!
8月26日 グラウンド整備2
この日は、炎天下の下で丸一日、教育委員会からグラウンド整備の応援に来てくださいました。
ご自身のお仕事もあるにもかかわらず、汗だくになってサポートしてくださっています。
涙が出るほどありがたいです。心からの感謝を申し上げます。
*土煙を上げながら、マリオカートで疾走する姿が本当にかっこいいです!
8月22日 教材の搬入
数日前に教材販売業者の方々が、2学期以降に使用する教材をお届けくださいました。
暑い中、ありがとうございました!感謝感謝です。
ここ数日ご紹介している様々な業者の皆さん、技能員さんはいずれもお優しくて誠実なお仕事ぶりなのです。いつも笑顔だし!
当校の教育活動はこのような皆様方のお力添えによって成り立っているのだなあと感じます。