学校ブログ
4月25日【1年】耳の後ろの糸車
1年生。聞く態度が大変立派なことはこれまでも触れてきました。
ある日のエピソードをひとつ。授業終了まで、少し時間に余裕があったので、学習指導員が1年生にこんな話をしました。
「耳の後ろに見えない糸車があるの。この糸車、いいことをすると右耳の糸車がカランと1回、回るのです。逆に悪いことをすると左耳の糸車が1回カランと回るの。そうすると、死んだとき、右の糸車と左の糸車が回った回数が数えられて、どちらが多いかで死後の行き先が決まるのです」
息をのむようにして聞いていた1年生。学習指導員の話は1年生にもグッと来たようで、子どもたちは教師をじっと見つめてましたが、やがて「ぼく、いいことをする」「私もいいことをするよ。いい子になる」と口々につぶやいていました。
私が子どもの頃は、「悪いことをしたときに、周りに誰もいないと思っていたとしても、お天道様が見ていらっしゃるんだよ」と言われたものです。そう言えば、2年生の道徳の教科書にも「ののさん(お月様)が見ている」という教材があったっけ。
宇宙や自然の原理では説明できないものがあるとして、ドイツの哲学者 カントは,「我が上なる星空と、我が内なる道徳法則、我はこの二つに畏敬の念を抱いてやまない」と述べています。
道徳的実践意欲の土台となるものは、こうしたものが積み重なって育成されるものでもあるのでしょう。
4月24日【6年】交通安全 花看板づくり
もはや恒例となった花看板づくり。交通安全の願いを込めて、さらには世界各地の紛争等の早期終結を願って、今年も文字は「平和」とされました。
今回は午前中に中学生が摘んだチューリップの花を使って、6年生が文字を描きました。
何千本、何万本ものチューリップの花を使ったダイナミックな活動(実際に何本使ったかは分からないのです、多過ぎて)。体験させてもらった小学生にとって素敵な体験となりました。楽しい活動だったと見えて、スズメも見に来ましたね。
大々的にサポートしてくださった交通安全協会の方々に心から感謝いたします。また、応援に駆けつけてくださった学校運営協議会の委員の皆様など多くの方からもご支援いただきました。ありがとうございました。
花看板は校門付近に設置され、主にゴールデンウィーク期間中に道行く皆さん、ドライバーの方々に「平和」を呼びかけます。
それにしても完成した花看板。色合い鮮やかで素敵ですねー。
4月24日【1年】詩の暗唱
1年教室では黒板の前に子どもたちが並んでいました。そして自分の順番が来ると、担任の前で何やらそらんじています。
実はこれ、一人ずつ詩の暗唱をしていたのです。
1年生は並びながらも一生懸命覚えていましたよ。担任から合格が出ると嬉しそうです。
そういえば、私も子どもの頃、詩を暗唱したなあ。
祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり沙羅双樹の花の色盛者必衰の理を表す(『平家物語』)
春はあけぼのやうやう白くなりゆく山際少し明かりて紫だちたる雲の細くたなびきたる(『枕草紙』)
おー!結構覚えているものだなあ、自分でもびっくり。覚えた内容がその後の人生にどう役立ったのかは定かではありませんが(ははははは)、詩を覚え、暗唱することによる教育的効果は高いと考えています。
ついでに、「第九十七条 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである」(日本国憲法)。私この条文好きなのです、実は。
4月23日【3年】丁寧な板書は思考を助ける
3年生は算数の勉強中。
まず目を引くのが、丁寧な板書。担任が筆算のアルゴリズム(筆算を解く手順)を説明する際、子どもと対話しながら、随時板書に追記していくので、後で黒板を見ると、思考の仕方がたどれるようになっています。
これに伴って、子どもたちのノートも丁寧で、分かりやすい。
丁寧で構造的な教師の板書って、子どもの思考を助けるんですよね。
4月23日 1年生を迎える会
松の子スマイル委員会が中心となって企画運営した1年生を迎える会が開催されました。
1年生の自己紹介あり、2・3年生のダンスあり、ジェスチャークイズあり。とっても楽しい集会でした。1年生の自己紹介を聞く子たちの嬉しそうなこと。2年生以上の子どもたちは自分たちも楽しむことによって、この1年生を迎える会を盛り上げようとしていたのでしょうね。
1年生のみんな、楽しかったよねえ。学校には優しいお姉さん、お兄さんたちがたくさんいるから、安心して学校に来てね。
2年生以上のみんな、素敵な集会をありがとう。1年生、みんなニコニコだったよね。よかったね。
開会前の一コマ。1年生の椅子に座る6年生。ははははは。