学校ブログ
8月7日 立秋
この日は2025年の立秋なのだそうです。
「立秋」について調べると、「夏の暑さが極まり、秋に向け季節が移り変わり始める日という意味」とのこと。まさに今が暑さのピークで、これから秋になっていく、つまり秋が立ち上がるとでも解釈したらいいのでしょう。なるほど~。昔から立秋の頃に「秋になったって言われても、まだまだ猛烈に暑いよなあ」と思っていたものですが、謎が解けました。これから夏が終わり始め、秋がゆっくりとスタートするのですね。暦の上では暑さもひと段落して。納得、納得。
とは言え、喜んでばかりもいられません。暑さがひと段落しすぎて、大雨等で避難所生活を余儀なくされていらっしゃる方もいらっしゃいます。お見舞い申し上げます。どうかお身体を大切にされてください。
さて、築地小学校の教職員は相変わらず仕事に精を出しています。校長室では地域の方と2学期の教育活動について相談しているところをぱちり。
子どもたちには夏を満喫してもらいたいと思います。
明後日は、今から80年前に長崎に原子爆弾が投下された日です。
8月1日【地域での子どもたち】ラジオ体操
夏休みと言えば、ラジオ体操!(あれ、この前、私、違うこと言ってたような・・・。ははははは)
1学期の後半、夏休み直前くらいに、築地小学校の子どもたちはそれぞれの地区子ども会で今年のラジオ体操をどのようにするか相談していました。例年同様みんなで集まってラジオ体操する地区あり、それぞれが自宅で体操する地区ありと地区によって違いはありますが、一日の生活リズムを朝から整えるためにラジオ体操は有効な手段だと思います。
私も早起きして、ここ数日でいくつかの地区を回ってみました。おーおー、みんな一生懸命やっとるねえ。実に感心します。大人が付き添ってくださっている地区もあり、大変ありがたいことだと思います。
ある地区では、ラジオ体操前に子どもたちが話しているので、聞き耳を立てていると・・・
「ぼくね、もう結構宿題終わらせたよ」なんていうお子さんも。
みんなが集まると、様々な話に花が咲き、つながりも強くなるものですね。
*8月になりました。夏休み中のホームページの更新は、2学期が始まるまで不定期とさせていただきます。ご了承ください。
7月30日【校長】私の好きな場所
校舎内で私の好きな場所はいくつかあります。子どもたちの笑い声や対話したりする声が聞こえる教室などはその最たるものです。夏休みになり、子どもたちの声が聞こえない校舎のなんと味気ないことか。あるいはつまらないことか。早く子どもたち来てくれないかなあと思う毎日です。は~、あと1か月もあるわ。ははははは。
それでも今校舎内で好きな場所と問われると・・・そうねえ。強いて言えば校長室に入るまでの廊下かしら。
この廊下の両壁には、昼休みに子どもたちが自発的・主体的に企画運営した昼休みの組織的遊びのポスターが掲示されているのです。
校長室にお客さんがお出でになるときには、ほぼ必ずこれらのポスターをご覧いただき、子どもたちの生き生きした様子をお話ししています。
この廊下を通ると、その時々の活動で、楽しんでいた子どもたちの姿、彼らが想定していなかったことに直面したときに創意工夫して乗り越えていった姿が思い起こされるのです。楽しくがんばったなあ、君たち!イベント終了後に何人かのお子さんに訊くと、みんな口をそろえてこう言っていたもんね。「楽しかったです。またイベントの企画運営をしたいです!」。素晴らしいよ、君たち。
そんな中、保護者向けのアンケートにこんなご意見が書かれていました。ご紹介します。
「学校で楽しいイベントに参加したり、自分で企画したりすることが楽しいようです。異学年の子どもたちとの交流の機会も増え、素敵な試みだと思います」
とっても嬉しいです。ありがとうございます!
子ども向けアンケートではこんな意見もありましたよ。
「休み時間をもっと増やしてほしい」ははははは。そうだねえ。ははははは。
この活動を始めてから約1年間。子どもたちのバイタリティは衰えるどころか、ますます高まっているようです。2学期に予約されている活動は、すでに7つもあるもんね!ははははは。
7月29日【職員研修】築地小中学校合同学力向上研修会
このホームページでもおなじみの、新潟大学佐渡自然共生科学センターの豊田光世教授を講師としてお招きし、胎内市教育研究会築地中学校区部会を実施しました。テーマは探究の対話(p4c)です。豊田先生のお話は何回かお伺いしているのですが、毎回大きな学びがありますね。
NPO法人「ふわっち」から五十嵐貴子さんもおいでくださいり、中身の濃い研修となりました。
最初はp4cの理念についての講義、続いてはp4cの実践をたっぷり1時間以上です。それでも時間が過ぎるのがあっという間で、いかに充実した研修であったかが分かります。
これでさらに築地中学校区でより一層子ども主体の教育が進められることを願っています。
7月28日【職員研修】市教研第2回外国語部会
「市教研」というのは「胎内市教育研究会」の略称で、各教科ごとに部会が分かれており、胎内市の教職員はそのいずれかに所属して研鑽を積んでいます。この日、多くの部会が実施されました。
私の所属は何と「外国語部会」なのですよー!おー、イェー!サンキューサンキュー!!
子どもたちの充実した学びのために、市内教職員は夏休み中も日々がんばっています!
7月25日【職員作業】教室のワックスがけ
この日から夏休み。学校では職員作業として各教室のワックスがけを教員総出で行いました。
入念に行いましたからね。教室の床は、もうテッカテカのピッカピカのつるっつるです!
今滑り込んだら、きっと村松浜まで行くな。ははははは。
ただ、がんばったのは教諭だけではありません。こういう作業の準備や後片付けを黙々とやってくれている養護教諭の存在を忘れてはなりません。
養護教諭さん、ありがとう!教員の皆さん、ありがとう!
7月24日【各学級】黒板メッセージ
終業式の日、全ての教室で登校した子どもたちを出迎えてくれたのは、担任が黒板に描いたメッセージ。それぞれに子どもたちのがんばりをほめたたえる言葉が並んでいました。いくつかご紹介します。
ある教室では、1学期間の感謝の気持ちをメッセージにして友だちに渡すべく、せっせと描いていた子もいましたよ。
7月24日 終業式
75日間の授業日。この日が最後で、終業式となりました。
各学年の代表児童が1学期がんばったこと、夏休みに楽しみなことなどを発表しました。みんな堂々としていて立派でしたよ。
その後は校長講話、そして生徒指導に関する話を聞いてもらいました。
長く楽しい夏休み。どうか安全に過ごしてね。そして2学期の始業式で、またみんなに会えることを待ってるよー!
それにしても「離岸流に気を付けて」って生徒指導の講話で話されるなんて、君たち、やっぱり海の子ねえ。
7月24日【各学年 学級活動】通知表渡し ほか
さて、終業式の後はお待ちかね通知表渡しです。
1年生は通知表ってなあに?って感じでしょうね。みんなへの言葉のプレゼント。一人一人が担任から通知表を見合いながら内容についてじっくり話を聞いていました。家に帰ったら家の人に見てもらって、みんなの頑張りをたくさん褒めてもらってね。
7月24日 カブトムシは里親に
地域の方からいただいた100匹のカブトムシ。休み時間に希望する子どもたちと分けました。里親に出すって感じかな。
カブトムシを分けてくれるのは6年生。もらうみんなは、やっぱり嬉しそうね。大事に育ててね。
カブトムシさんたちー!元気でねー!
7月24日 夏休みのALTからのメッセージ
子どもたちをとっても愛してくれているALTの先生。夏休み前に子どもたちにメッセージが掲示されました。
意訳すると「いい夏休みをすごしてくださいね。安全に気を付けて。新学期にまた会いましょう!」ってとこでしょうか。
7月23日【6年学級活動】お楽しみ会
学期末と言えば、ズバリ通知表とお楽しみ会ですねっ!(ほんと?)
ということでこの日6年生はお楽しみ会を体育館で開催。2グループに分かれてリレー競争のようです。
暑い日でしたので、体育館で行いました。とは言え油断は禁物。ちゃんと熱中症の危険度測定器も準備してありました。
様子を見ていると、どうやら子どもたちが自らこのお楽しみ会を運営しているようです。時間を図ったり、スタートの合図をしたり。お楽しみ会は「リレーをしよう」と子どもたちが決めたのでしょうね、きっと。
まさに、子どもがつくるお楽しみ会ですね。
7月23日【5年学級活動】お楽しみ会
5年生もお楽しみ会。こちらは椅子取りゲームをしているところでした。6年生と同様に、子どもたちが運営していました。ただ単に楽しむだけじゃなく、これも自律的な活動を学ぶ機会となっているのですね。
早々に椅子を取れず、あぶれてしまった子たちをパチリ。なぜかみんなピース!
7月22日【6年総合】佐度とのオンライン交流
インプットしたらアウトプットすることで学びは深くなります。
先日修学旅行先の佐度で大きな学びをしてきた6年生。さすが築地小の6年生はそれで終わりにはしないのです。さすがー!
前の週末7月18日。佐度でお世話になった方々と今度はオンラインで再びつながり、自分たちは佐度でどのような学びをしてきたのか、お礼方々発表をし、ご指導いただくなど再び交流を深めました。
この交流でどんな学びをしたのかは、お子さんに訊いてみてください。最後には「また佐度に行きたい」って言うと思いますよ。
*写真が限定的でスミマセン。なんせワンオペだったものですから。
7月22日【3年図工】教室全体が、ぼくらの学びの舞台
3年生も担任も、「これはお楽しみ会です」って言ってますが、もう完全に図工です、勉強です。で、子どもたちは完全に楽しみながらやっているんですよ。
教室全体を作品制作兼展示の場にして、教室中にスズランテープ(ポリエチレン製の平テープ)を張り巡らせています。訊くと、以前に図工で同じような活動をしたのだそうです。それを受けて、子どもたちがもっとダイナミックにやりたいよねっていう考えから、この現代芸術っぽい作品作りに繋がったのです。
スズランテープを張る際に友だちと「ここにテープを張ったらどうかな?」「あ、それいいね!」など、適宜意見交換をしながら協働的に作り上げたこの作品。完成後は、「じゃあ、みんなで教室内を歩いてみよう」という呼びかけに応じ、くぐったり、滑り込んだり、飛び越えたりしながら作品内を巡りました。
素晴らしい活動、素晴らしい学びだと思います。
後片付けもまた楽し。
7月22日【地域連携】カブトムシさん、いらっしゃーい🎵
地域の方からカブトムシをいただきました。その数、なんと!
・
・
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95匹!ぎゃー!うれしー!
私、小学生だったら卒倒すると思います、狂喜乱舞した後に。ははははは。
心からの感謝を申し上げたいと思います。ホントありがとうございます!!
*分かりづらいと思いますが、2枚目の写真はカブトムシをもってご満悦の子どもたちです。
7月22日【1年国語】夏休みに読む本を借りる
図書室を覗くと、1年生が夏休み読む本を借りていました。「どの本にしようかな」と楽しく迷っていましたね。一人3冊までという制限がありますから、そりゃあ迷うってもんです。
また、ちょうどその頃、6年教室でも夏休みに借りる本について、担任が話をしていました。3冊のうち1冊は長編に挑戦してもらいたいなあ、自分なりにテーマを決めて本を選ぶのもいいね、という感じの話でした。
すごく長い休みですからね、長編にもぜひ挑戦してもらいたいと私も思います。
えっ?私はどうだったのかですって?
実は子どもの頃はあまり本を読む子ではなかったのです。それでも5・6年生の頃に読んだものの中で印象に残っている本もありますよ。まず筆頭に『八十日間世界一周』(ジュール・ベルヌ作)。これはべらぼうに面白かったです。まさに本の世界にどっぷりとはまったという感じですね。もう一冊挙げるとするなら、「スティーブンソンの伝記」です。蒸気機関車を使った公共鉄道の実用化に成功した彼についての知識が全くなかったにも関わらず、なぜこの本を手に取ったのか、未だに謎です。内容もほとんど覚えていませんが、面白かったことだけは覚えています。
自分にとっていい本に出合うことは、いい友人を得るのと似ているという趣旨のことはよく言われる言葉です。この夏休み、子どもたちが彼らにとっていい本に出会えることを願っています。
7月18日【6年道徳p4c】心のぬくもりって伝わるの?
この日、NPO法人 適正育成ラボ「ふわっち🄬」から理事長の五十嵐貴子様が当校の探求の対話(p4c)を参観にお出でになりました。ありがたいことです。でも、もちろん参観だけでお帰りいただくわけにはいきませんよね。急遽、五十嵐さんにも子どもたちの対話に参加していただくことにしました。五十嵐さんには内緒だったのですが、さすがですね。すぐに探求の対話(p4c)に対応してくださいました。
教科は道徳。列車の中で、主人公の目の前にお年寄りが立っています。ところが主人公は「どうぞ」の一言が言えなかったため、お年寄りが席に座ってくれることを期待して、そっと席を立ったのです。ところがその開けた席には別の人が座ってしまいました。自責の念に苛まれる主人公。やがて客の数も少なくなってきて、主人公も座ることができました。前を見ると、さっきのお年寄りが座っているではありませんか。さらに、降り際にそのお年寄りが主人公に「ありがとうね」とお礼を言って降りて行ったのです。主人公は嬉しくなって家でその話をしたのでした。というお話。
問いは多くの子どもが考えた「おじいさんが『ありがとう』と言ったのは、主人公の気持ちが伝わったからなのか?」です。では対話を見ていきましょう。
「やっぱり、主人公の気持ちがおじいさんに伝わったから感謝されたんだと思う」
「なんで伝わったんだろう?」
「そうだよ、人の心なんて読めるはずないよね」
「う~ん。全部は伝わらなかったかもしれないけど、半分くらいは伝わったんじゃないの?」
「うん。少なくとも席を譲ろうという気持ちは伝わった」
「そうだね。私が席を譲られたとしたら、やっぱり温かい気持ちになったろうって思うよ」
「ねえ、みんながこういう場合なら、譲る?」
「譲りたいと思う」
「そう。お年寄りなら膝とか悪い人もいるだろうし」
「お年寄とか妊婦とかには譲らなくちゃダメって法律あったんじゃなかったっけ?」
「いや法律にはないよ。でも、マナーとして譲ろうってのはある」
「お年寄りじゃなくて周りの人が座っちゃったんでしょう。この主人公の行動を見て学習してほしい。というか学習するかもね」
「じゃあさ、自分の体調が悪い時にも譲らなくちゃだめだと思う?」
「それはちょっと。ねえ?」
「うん。譲れない事情があるなら別だよね。でもできるだけ譲りたいと思う」
「法律があって、それを守らなきゃダメっていう強制力があるなら当たり前だけど、そうじゃないんだからお年寄りは主人公に『ありがとう』って言ったんだよ」
「みんなに訊きたいんだけど、妊婦とお年寄りの2人が立ってたら、どっちに譲る?」
「ぼくは妊婦だな。だっておなかの赤ちゃんも含めれば2人の命があるからね」
「そうだね。心も2つある。ありがとうって気持ちも2つになるんだよ」
「それと赤ちゃんには未来もある」
「う~ん。ぼくは両方に譲るな。自分が座ってた席には妊婦に譲る。お年寄りが座る席はぼくが立って探すよ」
「私は妊婦。妊婦って気持ち悪くなったりするじゃない。大変だよ」
「私はできれば2人とも座ってほしいと思う。でも1席しかないなら、2人の状態を見て決めるかな」
「こういう場合、ぼくはどちらにも譲らない。だってさ、どちらかに譲ったら、もう一方が怒り出すかもしれないよ」
「ぼくはお年寄りだな。妊婦だったら「妊婦マーク」みたいなステッカーって持ってると思うから、自分が席を譲らなくても、そのステッカーを見た人誰かが譲ってくれると信じる」
「う~ん。まあ、どっちにしても罪悪感はあるな」
「ぼくはお年寄りに座ってもらうよ。妊婦に見えても、ただの太ってる人かもしれないし」
「いや妊婦には運動させた方がいいんだよ。一方年寄は足が悪いかもしれないからね」
ここで教師が介入。新しい観点を提示し、対話を別の視点で進めるよう促します。
「なんで主人公は『どうぞ』って言えなかったんだろう?」
「もしも小さい声で『どうぞ』って言ったとしても、なんだか気まずくならない?」
「気まずくはならないとは思うけど、勇気がなかったんじゃない?」
「そう。『どうぞ』で笑う人はいないよ」
「実は私も勇気が出なくて言えなかったことがある」
「私も。今でも公共の場で言うのは難しい」
「うん。自分の本当の気持ちを言葉で素直に伝えるって難しいよね」
「私もあったんだ。ずっと前なんだけど、ブランコに乗っていて、ブランコに乗りたそうな子がいたの。でもその時、ブランコを降りて『どうぞ』って言えなかった。今なら言えるよ。でも、列車の中で席を譲るのは・・・。まだ難しいかも」
「みんなに訊きたいんだけど、列車の中で『どうぞ』って言えなかったらどうすればいいんだろう?」
「口で言わなくても、頭を下げて、ジェスチャーで示せば分かってもらえるんじゃない?」
「あとね、目線を合わせる」
「ああ、そうだね。お辞儀をして目線を合わせてジャスチャーもすればいいのかも」
「でもさ、言葉でもジェスチャーでも、言いたいことは100%伝わらないと思う」
「手話が分かる人だったら、手話で伝えるってのもありかも」
教師「ジェスチャーで伝わるんなら、言葉で言う必要はないよね」
「確かに」
「『どうぞ』は気持ちを表す言葉。ジェスチャーは勇気を出せない時に使う。だから『どうぞ』って言うのが一番いいんだけど、それができないならジェスチャーで」
「その時々で言葉で言うか、ジェスチャーをするか、選ぶしかない」
「ねえ、ちょっとみんな、教科書見て!ほらこのイラスト、主人公は席を立った後、お年寄りに目線を合わせてるよ」
「あっ、ホントだ!」
「お年寄りは席には座れなかったけれど、主人公の気持ちはその目線で伝わったんだ!」
おおおおおー!なんとー!よく見つけましたね、このお子さん。超ファインプレーだわ。
「だから、おじいさんは主人公に『ありがとう。座らせてもらいましたよ』って言えたんだ」
「目で気持ちを伝えてたのかあ」
教師「ねえ、みんな。ほかの人の問いで「『ありがとう』の一言で何で心が温かくなるんだろう」ってのがあった。みんなはどう思う?」
「自分の行動がよかったって分かったからだと思います」
「『どうぞ』って言えなくて、おじいさんはすぐに座れなかったけど、気持ちは伝わったんだと思います」
「『ありがとう』って心のぬくもりが感じられる言葉。私も今度から必ず、『ありがとう』って言うことに決めた!」
「『ありがとう』ってさ、言った人も、言われた人も、両方いい気持ちになる言葉だね」
最後にふわっちの五十嵐さんを対話にご招待。
「おじいさんが『ありがとう』って言うのも、勇気が必要だったと思うよ。それとね、相手の優しさに気付けるってのも大事だと思います」
いやー、参りました。私、今、文字起こししてて、目頭が熱くなっちゃいましたからね。
もう言葉はいらないでしょう。なのでジェスチャーで。うそうそ。
五十嵐さん、ありがとうございました。6年生のみんな、素敵な対話をありがとう!
7月18日【4年学級活動p4c】1学期の挨拶はどうだった?
2限と3限の間の休み時間にふわっちの五十嵐さんと校長室でくつろいでいると、遊びに来た4年生がいいこと教えてくれました。「校長先生、私たち、4時間目にp4cするんですよ」。これはいいこと訊いちゃった、うっしっし。五十嵐さんに訊くと是非4年生のp4cも参観されたいとのことでしたので、急遽一緒にご参加いただくことにしました。
4年生は1学期の自分たちの挨拶はどうだったか、p4cで評価することが4時間目の目標でした。
このp4cには、ふわっちR理事長の佐藤貴子さんに加えて、何と地域の平野さんも参加してくださいました。超豪華!
さあ、外部講師と地域の方を加えたp4cはどうなるのかな?
では、対話の様子を見ていきましょう。
教師「私たちは挨拶について、4月に「ゆめ」と決めたよね。「ゆ:勇気を出して、め:目を見て、挨拶しよう」だった。1学期間やってみてどうだった?」
挙手で点数化するよう求めたところ、80点をつけた子が多いようでした。
「私は勇気を出して挨拶したけど、相手の目を見て言うまでには至らなかったな」
「私は目も見て言えたけど、できない日もあったんだ。だから80点」
教師「どういう時に挨拶できなかったの?」
「ええと、みんなが挨拶していない時かな」
「私は挨拶しようと思うんだけど、そうこうしているうちに、相手の人は通り過ぎちゃうんだよね」
「相手が挨拶しなくても自分から挨拶できたらよかったと思う」
教師「挨拶するタイミングがうまく取れなくて挨拶できなかった人、みんなが挨拶しないから自分も挨拶できなかった人がいたみたいね」
「ぼくは挨拶したんだけど、自分だけ声が大きくて恥ずかしい思いをしたことある」
「うん。一人だけ挨拶すると、周囲から気持ち悪がられるんじゃないかって心配」
教師「ねえ、人が大きな声を出して挨拶してると気持ち悪く感じるの?」
「ぼくはそうじゃない。大きな声で挨拶する方がよく聞こえていいと思うよ」
「大きな声を出すと回りから気持ち悪いって思われるのかな。そう思っちゃうのはなぜだろう?」
本当に大きな声を出すと周囲から気持ち悪がられるのか、解決はしていませんが、問いは変わっていきます。
「優しい人がいっぱいいると思うんだけど、中には怖い人もいるよね。自分が挨拶した相手が怖い人だったらどうしようと思う」
「みんなに訊きたいんだけど、私は大きな声をあんまりよく出せないんだよね。それでも大きな声を出さなくちゃダメなの?」
そうだよね。世の中には大きな声を出せって言われて、はい、出しますよって人ばかりじゃないもんね。
教師が対話をいったん整理します。
「大きな声での挨拶を気持ち悪いって思う人はいる?」
誰も挙手する子はいません。
すると教師がさらに問い掛けます。
「大きな声を気持ち悪いって感じる人はいないみたいね。みんな一人一人を振り返っても大きな声が気持ち悪いとは考えていない。じゃあ、どうして『大きな声だと気持ち悪いって思われる』と思うんだろう?」
私も発言。「お店屋さんのレジで『お願いします』って言う人ってどれくらいいる?」
約半数の子が挙手していますね。おー!半数のいるのね。大人なんてレジでお願いしますなんて言う人、ほとんどいないよ。君たち、偉いねえ。
「レジで『お願いします』って言うとレジの人もがんばろうって思って、より集中して作業してくれそうな気がする」
「そうだよね。逆に『お願いします』って言わないと、『〇〇円です』って言ってもらえないかもね」
「『お願いします』と言わないで、ただ商品を出すだけだと、店員さんもやりづらいと思うよ」
「挨拶すると、相手も自分も気持ちよくなるよね」
「そうそう。挨拶すると相手に自分の気持ちを伝えることができると思うよ。『ありがとうございます』とかさ」
「たとえ気持ち悪いと思われたとしても、『おはようございます』って挨拶して返してもらえると、元気が出るよ」
「挨拶で友だちになれるんじゃない?」
「ほかの学年の人とも仲良くなれるよ」
「挨拶すればいいって分かるんだけど、挨拶しようとしても、できないことがあるんだよね」
「うん。分かってるんだけど、言えないことがある」
「そういう気持ちわかるよ。でも、毎日大きな声で挨拶してたら、そのうち勇気が出て大きな声で挨拶できるんじゃない?」
「相手が友だちでも知り合いでも、初めて会った人でも、同じ気持ちで挨拶することって大事だと思う」
「様々な人が世の中にいるよね。だから、世の中の人全員を挨拶できるようになればいいんだけど、それは無理かも。だけど、せめてこのクラスだけでも挨拶できるようになりたいね」
おおおー!出ましたね、泣かせる発言。うるうる。
「挨拶を返してもらえなくても、大きな声で挨拶できなくても、あきらめないで、まず自分が自信をもって言おうよ」
「そうだね。ちゃんとした接し方を心掛けていれば、気持ち悪いなんて言われなくなるよ」
キラー発言連発のところで、視点が変わります。
「ねえ、みんなは挨拶しても返してもらえなかったことある?」
「みんな、顔見て挨拶すれば大丈夫だよ」
教師が対話の終結を目論見ます。
「じゃあさ、挨拶の中で、まず何を頑張ればいいと思う?」
「声を大きく」
「恥ずかしがらないで」
ここで地域の平野さんに発言が求められます。
平野さん「私ね、挨拶するんだけど、元気に挨拶が帰って来る時もあれば、元気に挨拶を返してもらえない時もあるよ」
「平野さんでもそうなんだね」
平野さん「でも、挨拶は人と人を繋げる言葉なんだ。それは大人になっても同じだよ」
さらに、ふわっちの五十嵐さんも発言。
「私、子どもの頃、挨拶がいいって言われてたの。でも自分ではそんなこと意識してなかったんだけどね。毎日、家の人に『おはよう』とか『おやすみなさい』って言ってただけで。でもそれがよかったのかも、知らないうちに家以外でも挨拶よくなったみたいなの。」
「そうかあ。ぼく、自分から挨拶するのは苦手なんだけど、それでも挨拶されたらちゃんと返すようにしよう!」
「うん。あと相手の目を見て挨拶したいな」
「挨拶が苦手な人は、まず一人に挨拶して、それから少しずつ挨拶できる相手を増やしていけばいいのかも。挨拶の輪を広げたい」
挨拶について1学期の振り返りをするというのが本対話の問いだったのですが、知らず知らずのうちに2学期に頑張ることの方針も決まり始めてますね。
平野さん、五十嵐さんからも、ご自身の体験を踏まえ、素敵なご意見をいただいたことも大きかったと思います。ゲストのお二人様、ありがとうございました。
まずは自分たちから。築地小が素敵な挨拶で溢れる学校になることを目指そうね。
当校の今年度の生活目標の主眼は「挨拶」一本に絞られています。生活指導主任の鶴の一言で。とってもいいことだと思います。
挨拶は人とのコミュニケーションの第一歩になるものですからね。
7月17日【1・2年、まなび学級】推して知るべしです
子どもたちが帰った後の1・2年教室、、まなび学級の部屋です。それと雑巾も。これ私一切手を入れてませんからね。写真の加工もしてませんからね。こういうことがしっかりできる子たちですから、その他のことについても推して知るべしですね。
7月17日【昼休みの自発的・組織的な遊び】レインボーフラッグ作り
この日の昼休みは、4年生有志によるレインボーフラッグ作り。昨年度は小さなレインボーフラッグを作りましたが、今回は大判のフラッグです。昨年参加した子たちは作り方をよく覚えていましたね。1年生や忘れちゃった子たちには、企画運営の子たちが上手に教えていました。
このレインボーフラッグ作りで、今学期の昼休み活動はすべて終了です。じゃないかなと思います、多分。う~ん、そんな気がします。けれど、ミニコミュニティボールづくりなんかは「まだ完成していないので、作らせてください」って子がいそうだなあ。
さて、1学期は間もなく終了。2学期も昼休みは楽しい企画が目白押しです。もう予約がどんどん入ってるんですよ。書き出してみましょうか。
・手作りおもちゃ(パタパタおもちゃの予定)
・きれいな文字コンテスト
・輪投げ
・アートストーン作り
・指にはめると可愛い生き物になる目玉
・木工作(企画運営の子どもたちは地域の方にお手伝いをお願いしています)
・ビーズキーホルダー作り第2弾(企画運営の子どもたちはお上手な保護者の方にもお願いしています)
・みんなで踊るダンスパフォーマンス(超一流のダンスチームとの折衝は私が行い、昼休みの運営は子どもが行います)
どうです!子どもたちの「やりたい!やってみたい!」が爆発していますよね。素晴らしいバイタリティだと思います。これ多分、2学期になったら、もっと増えてくるんだと思いますよ、いや、絶対。
夏休み、子どもたちには大いに楽しんでもらいたいと思います。そして、2学期になっても、また面白いことがたーくさんあるからね。また、楽しみにして学校にお出で!
7月17日【地域連携】民生委員・児童委員の皆様との情報交換会
中学校と合同で、民生委員・児童委員の皆様と情報交換会を行いました。
子どもたちは家庭や学校だけで育つものでは決してありません。また、保護者や学校職員だけが育てるものでもありません。私は以前にも書きましたが、「多様な大人が携わる中でこそ、豊かな教育は実現する」が持論です。今後とも民生委員・児童委員の皆様方とチームになって、子どもたちの健やかな成長のために力を尽くしていこうではありませんか。よろしくお願いいたします。
7月17日【まなび】ふうせんバレーボール
これは16日のこと。多目的室から元気な声が聞こえていましたよ。なんじゃいなと思って見に行ったら、まなび学級の1~4組までが全員でバレーボールをしていました。「アターック!」とか叫んで猛烈スパイクとかぶちかまし、稲妻レシーブとかで応戦しているのかと思いきや(さすがにそんなわけありませんよね)、みんな随分楽しそうですね。おやおやボールは風船です。ああ、なるほどそれで楽しそうなのね。
でもただ楽しいだけじゃありません。まなび学級の子どもたちは友だちに優しく声を掛けたり、まだあまり打ったりしていない子に積極的に風船を回したりするなど、みんなが楽しめるように心を配りながらプレーしていたのです。なんて素晴らしいことでしょう。
日頃の人間関係がこういうところに出るものでしょうし、このようなチーム競技を通じて、さらに強化されるものだと思います。楽しくて、子どもたちの人間作りに有効に働く素晴らしい活動だと思います。
その証拠に、みんなものすごい笑顔ですもんね。
7月16日【2年生活科、4年総合】築地まつりの見学
この日で築地まつりは2日目。日中に築地獅子舞があるというので、2年生と4年生が見学に行きました。
祠の中に入れていただいたり、間近で築地獅子舞の迫力を体感したり、はたまた、築地獅子舞で小休止のときに、獅子舞の中に入っている人を扇いで涼をとっていただいたり。
指示役の方が「よし、行けー!」と号令をかけると、子どもたちはキャーと言いながら一気に獅子舞に駆け寄って一生懸命扇ぎます。少しして、今度は「戻れー!」という合図で、子どもたちはまたキャーキャー言いながら大慌てで席に戻っていきます。ははははは。楽しそうだなあ。みんな笑顔だもんね。貴重な経験をさせていただきました。この子らの中から次の築地まつりの担い手が現れることを願っています。きっと現れるでしょうね。
7月16日【子どもたちの主体的・組織的な遊び】昼休みの多様なイベント(ダンスパフォーマンス大会 ほか)
当校では、昼休みに行う、児童が自発的・主体的に企画運営する組織的な遊びを奨励しています。
ところがこの日、イベントが3つも同時開催されたのです。①ミニ・コミュニティ・ボール作り、②6年生有志によるダンス披露(かなり本格的!)、③図書館司書による読み聞かせ。それぞれ、図工室、多目的室、ランチルームで開催され、子どもたちは行きたいと思うところ(ブース!?)に自由に行きます。もちろん、この3つに限らず、自分がやりたい遊びをするのもオーケーです(なんてったって、「昼休み」ですからねえ)。③は学校職員である図書館司書の企画運営ですが。
①や③は以前別の記事でご紹介したことがあるので、今回は省略して、②の6年生有志の企画運営によるダンス披露をご紹介します。
6年生が休み時間にグループを作ってダンスを楽しんでいたのを見た、当校の教務主任が声を掛けたところ、子どもたちは大乗り気で、この日のダンス披露に結び付いたのです。披露したのは2曲。シルエットな感じがとてもかっこいいですね。ダンスイベントが終わり会場を出る観衆(もちろん子どもたち)は満足げな顔。こりゃあ、本格的なダンスパフォーマンス大会になりましたね。
今回のように期せずして複数のイベントがブッキングしちゃうことも、今後は増えてくるのかもしれませんね。
7月15日【地域連携】地域で生きる子ら
今宵は築地の祭り。初日です。小学生たちも数人、笛や太鼓で出場しました。
練習の甲斐あって、みんな上手に演奏していましたね。すごいよ、君たち。
さて、斯く言う私もお誘いを受け、参加させていただきました。私が出たのは「棒押し」という神事です。直径20センチはあろうかという太い竹を、道路を横ぎるようにして置き、その竹を押す側と押されないようにとどめる側に分かれて神社まで押し合って行くのです。これが本当に疲れるんですよ、いやホントに。
私は止める側。止める側の私たちは火の点いたろうそくが入った提灯を持って片手で押しとどめるのですが、押す側は両手で全力で押してきます。私は体力の限界を早々に迎え、チームに貢献できているのかどうか分からないような感じになっちゃったりして、どうしてもどんどん押されてきます。だって、私ただ竹を触ってるだけみたいな感じでしたからね。それでも押し合っているうちに、「もうだめ」と思い、「くるっと後ろを向いて、こっそり押す側に回っちゃおうかな、うっしっし」などとよこしまな考えが頭をもたげてきますが、いやいや、いかんいかん。そんなことでは神社の神様に叱られちゃいますね。スミマセン。
ある程度押されたところで、指示役の方の合図で、みんなで竹を持ち上げ、その上を数人の方が乗り、大暴れ。大暴れして竹を折ると五穀豊穣とか竹に宿る邪気を払うことができるのだそうです。しかし、なかなか折れないんだなあ、これが。しばらく耐えていると、小さなボキッという音がした後、さらに大きなゴキッという音がして竹が割れるのです。このゴキッって瞬間、「やったー!割れた!」という喜びと「やっと割れてくれた」という安堵がごちゃごちゃになったような気持ちになります。まあ、達成感が大きいですね。
「はー、やれやれ」と一息つく間もなく、次は2本目の竹で同じことをするのです。この繰り返しで、結局何本の竹を割ったのだろう?私の感覚では300本くらいって感じでしたが、用意された竹は15本くらいだったようです。ははははは。
終わるころにははっぴも中に来ていたTシャツも汗びっしょり。指も震え、今もキーボードをうまく打てないほどです。
いやー、タフな祭りでした。でも昔の方々はこれくらい大変な思いをしてまでも五穀豊穣、地域の泰平を願っていたのですね。いにしえの人々に思いをはせると、そして現代に地域の祭りの灯を絶やすまいと受け継ぎ、さらに地域を盛り上げていこうと奮闘されている方々の思いを想像すると、頭が下がる思いがします。
また、祭り自体は大変なばかりでなく、獅子舞の演舞あり、お囃子の演奏あり、屋台もたくさん出ていて楽しさも満載!
祭りには多くの小学生たちが見に来てくれていて、「あ、校長先生だ!校長せんせー」と手を振ってくれたり、「あれ、校長先生、何でここにいんの?」とばかりに不思議な顔したりしてくれていて、結構というかかなり嬉しかったです。
それにしても築地獅子舞を演じた子どもたちも、笛太鼓でずっと素敵な曲を奏で続けてくれていた子どもたちも、祭りを見に来ていた子どもたちも、みんな生き生きしていましたね。子どもたちが祭りに参加する姿を見て、まさに彼らは地域に生きる子どもたちなんだなあと強く思った次第です。子どもたちが祭りに参加してくれるだけで、活気づきますしね。
*写真が超ピンボケでスミマセン。ではここで問題です。一体何を撮ったのでしょうか。ちなみに1枚目は火の玉ではありません。うふふ。
7月15日【総合】修学旅行後のオンライン交流
6月に佐度に修学旅行に行ってきた6年生の面々。行って帰ってきて「は~、面白かった」で終わらせないのが、いいですねー。さらなる学びを得るべく、体験等でお世話になった方々とオンラインでの交流を画策し、ただいま準備中です。この交流会は、何と!6年生からの要望なんだそうです。ホント素晴らしいね、君たち!様々なチャンスを見つけ対話しようという心掛けに、涙が出るほど感動しました!
どんな準備をしてるのかしらんと6年教室に見に行くと、佐度で学んだことをタブレットでまとめ、それをもとに発表会をするらしいです。この日は発表のリハーサル。
それぞれの体験で感じたことや佐度と胎内市の違いなどまとめ方は子どもそれぞれで違いますが、いい学びをしてきたじゃないの、君たち。
交流相手は、佐渡汽船のスタッフ、トキの森公園スタッフ、そして和太鼓の講師のしんちゃん先生です。
修学旅行に劣らない学びがありそうですね。
おおっと!築地獅子舞のTシャツを着た子を発見。出番は今夜だもんね。出演する子たち、がんばれ!
7月15日【4年算数】秘密道具「4マス関係表」!
私が小学4年生の時、算数のとある単元で躓いたのです。まさに今4年生が学習している単元で。割合とか2量の関係について学ぶところです。あの時はホントちんぷんかんぷんで、まいっちゃったなあ。
ところが彼ら4年生は秘密道具を手に入れたのです。その名は「4マス関係表」(ドラえもん風に発音してください。ははははは)。2量の関係を整理するための表です。2数を整理する場合、「もとにする量」と「比べられる量」に分け、もとにする量を1と見た場合、比べられる量の割合はいくつになるか?私、この考え方が理解できなくて、絶望のどん底に沈んでいた時期がありました。しかし、彼らは担任から教えてもらった「4マス関係表」で整理することで、頭の中がスッキリ!学習の理解も問題の解決も進んだのです。子どもたち、素晴らしい秘密道具を手に入れたね。まあ、秘密にする理由は全くないのですけれどね、ははははは。
さらに、写真をご覧ください。担任に加えて、もう一人教師がいますね。彼女は学習指導員さんです。子どもたちの学ぶ様子をつぶさに観察し、理解が進むよう、適宜机間指導に入っているのです。指導技術は私の数段上。すごい味方が付いていると思います。この学習指導員さんは他の学年の指導に入ってもいて、子どもの学力向上に大いに貢献してくださっています。
ところで、この学年でもノートをとるときに定規を使う子が少なからずいますね。それはなぜか?多分、担任も使っているからでしょうね。素晴らしいことだと思います。
おっ!4年生でも築地獅子舞のTシャツを着ている子、発見!地域を挙げてみんな今夜の築地獅子舞に向け、気合入ってますなあ。
7月14日【昼休みの主体的・組織的な遊び】ミニ・コミュニティ・ボールづくり
当校の特色ある教育活動として、①探求の対話(p4c)、②地域連携、③子どもたちの主体的な企画運営による、昼休みの組織的な遊びが挙げられます。この日、この3つが一気に行われました。いやー、嬉しいですね。
さて、まずは1つ目の昼休みに子どもたちが主体的に企画運営する組織的な遊び。今回は4年生が企画運営する「ミニ・コミュニティ・ボールづくり」です。企画運営のお子さんは友だちにアシスタントもお願いして準備万端です。素晴らしいですね。
ところが時間が足りず、ミニコミュニティボールは完成せず。続きは持ち越しとなりました。
完成品はとってもかわいらしい毛糸玉。参加してくれたみんな、どうもありがとう。夏休みになる前に完成できたらいいね!
7月14日【地域連携】私の夢のひとつ
特色ある教育活動の2つ目。地域連携。地域連携を進めることにより、子どもたちへの教育も充実することでしょうし、同時に地域創生も願っています、なんて大きなことを思い描いています。
さて、そんなわけで「地域の方に学校に来ていただきたい」、「お茶飲みに来ていただきたい」とずーっと思っておりまして、学校だよりなどで「お茶飲みに来てくださーい」と何度かお呼び掛けしたのですが、思うようにはいかないものですね。地域の方からは「学校は敷居が高い」と言われ、がっくりきていたところです。誰かに村で暴れてもらったところで私が登場し、懲らしめるという「泣いた赤鬼」作戦はどうかなと一瞬考えましたが(一瞬ですよ、ほんの一瞬)、そんなことできるはずありませんよね。そんなことしたら、地域の方に学校に来ていただくどころか、私がしかるべきところに行かなくちゃならなくなっちゃいます。ははははは。
そんな中、このホームページで何回かご紹介している地域の平野さんが、学校に地域の方を連れてきてくださったのです。嬉しいなあ。ホントありがたいことです。夢ってある日突然叶うものなのね。
お出でいただいたのは、昼休みの「ミニ・コミュニティ・ボールづくり」の頃から、5時間目くらいまで。様々なお話をお聞きして、お話しさせていただいて、とても有意義な時間を過ごすことができました。子どもたちとも積極的に触れ合ってもくださいました。どうもありがとうございました。ぜひまたお出でくださいね。
他の地域の皆さんもどうか学校に、校長室にお茶飲みにお出でください。そして、子どもたちの勉強する姿や遊ぶ姿をご覧ください。いつでもお待ちしています!
7月14日【5年算数】お助けマン 登場!
5年生は算数の学習中。大変分かりやすい板書で子どもたちの理解が進みます。
そんな訳ですから、教師が練習問題を出すと、ササッとできちゃう子が少なからずいるのです。ただ、慎重に、慎重に、じっくり考えるタイプの子も散見されますね。まあ、そりゃあそうでしょうとも。
こんな時にやってくるのが「お助けマン」。
担任が「終わった人はお助けに入ってくださーい」という言葉で、早く練習問題をクリアした子たちはお助けマンに大変身!教室中に散らばって、練習問題を解くためのお助けに入ります。
時間が経つにつれて、練習問題をクリアする子が増えていき、それに伴ってお助けマンも増殖していきます。
私のところにも、お助けマン来てくれないかなあ。
*ちなみに、ノートに筆算を書くときに定規使う子が多数います。「そんな小さいことを」って言われそうですが、これを続けていくことは、学力向上と大いに関係があると考えています。素晴らしいことです。
7月14日【2年道徳(p4c)】ゲームのやり過ぎ問題
お待たせしました!特色ある教育活動の3つ目はご存じ探求の対話(p4c)です。
この日、2年生は日本中の多くの子どもたちが直面している大問題に挑戦です。
道徳の教科書の読み物教材をもとに対話で考えます。
テーマは「ゲームやり過ぎ問題」。おおおー!耳が痛い子も多いんじゃないかな?
では対話を見て行きましょう。
教師「この物語の主人公みたいに、ゲームをやり過ぎて失敗しちゃったことある?」
「家でゲームをやり過ぎて、宿題する時間が無くなっちゃったことある」
「私も、ゲームをやり過ぎすぎて、家の人に怒られたことあるよ」
「私も。ゲームに熱中してたら、やり過ぎちゃって、家の人に「もうやり過ぎだから、ゲームは9時までにだよ」って言われた」
「ぼくね、次の日休みだったから、『宿題は明日やればいいや』って思ってゲームしてたら、結局宿題できなかったことある」
「ぼくも。それにゲームしすぎなのか、宿題分からなくなっちゃったことあるよ」
「私もお母さんに『早く宿題やりなさい』って怒られちゃった」
「ぼくも怒られたことある。ホントは褒められたいんだけどね」
「ゲームよりも先に宿題しとけばよかったって思う時あるよ」
教師「なんでゲームやり過ぎるとよくないの?」
「ゲームをやり過ぎると、寝不足になっちゃって、翌日に学校で眠くなっちゃう」
「ゲームしすぎると目が悪くなっちゃう」
「宿題しないでゲームばかりしてると、宿題がどんどんたまっちゃうよね」
「ゲームをやり過ぎると、家の人とのゲーム時間の約束を破ることになっちゃう」
教師「ゲームは全くやっちゃだめってわけじゃないよね。どうしたらちゃんと宿題もゲームもできるの?」
「ゲームの時間を決めればいい」
「そう。で、そのきまりをしっかり守る」
「最初に宿題をするのも大事」
「ゲームするときはタイマーをかければいい」
「そうだね。でもタイマーがない人はどうすればいい?」
「誰でも時計は見ると思うから、自分で時計を見ながらやればいいんだよ」
教師「きまりを作ればいいと思う人多いみたいね。ゲーム時間とかの決まりは誰が決めたらいい?」
「親がいない日は自分で決めたいなあ」
「親がいない時ってあるけど、親の携帯電話とかにかけて訊けばいいんじゃない?」
「さっきのタイマーの話なんだけど、タイマーがなくても、まず宿題やってからゲームをすればいいと思う」
「電話もタイマーもなかったらどうする?」
「いつも家の人に『ゲーム止めなさい』とか『〇時までね』って言われるまでやるんじゃなくて、もうずっと「〇時まで」ってきまりを作ればいいんじゃない?」
教師「そのきまりって誰が作ればいいと思う?」
「お父さんとかお母さんとか?」
教師「みんなも一緒に考えるといいかもね。ただ、きまりを作ったはいいけれど、終わりにする時刻になってもゲーム続けたくなったらどうする?」
「それはさ、きまりを守れるよう、我慢するんだよ」
「うん、そう。我慢して宿題を先にして、その後ゲームだよね」
教師「でも、きまりを破りたくなったら?」
「もうそうなったら、怒られればいい!」
「そうだね。自分で分かって悪いことしてるんだもんね。だからさ、きまりを破りたくなっちゃったら、怒られることを想像して、恐ろしがるのがいいと思うよ」
自分の経験から想起した発言が目白押し!これも自我関与の一つなのでしょうね。
また2年生はまだまだ他律的な考えが中心の時期。それでも「ゲームし過ぎると目が悪くなる」とか「宿題ができなくなる」とか「夜更かしすると次の日学校で眠くなる」とか、自律の芽生えが見えてきているのは素晴らしいですね。
それと、友だちの発言に対して質問をする姿が何回か見られました。それも発言者ではなく、全体に向かって質問をぶつけていたのです。こうすることで新たな問いが提示されるのと同じ効果が得られる場合があります。うまくすると、子どもたちだけで対話を深めることにもつながるでしょうね。
とにかく様々な可能性が垣間見られた2年生の対話。彼ら、着実に成長しています!
2年【生活科】虫クイズ
もう一丁、2年生!
2年生は虫捕りが大好き。先日は昆虫館長様から直々に教わって、ますます虫好きになりましたものね。
さて、この日の勉強では、自分がかいた虫の観察記録から、友だちにクイズを出すという学習です。
私も仲間に入れてもらって一緒に楽しみました。
「モンキチョウが好きなのは?」(答え シロツメクサの花の蜜)
「ツバメシジミがいつも過ごしている住処は?」(答え 日当たりのいい草地)
こ、これは!かなりマニアックな問題が揃いました。
それにしても、こんなに難しいクイズでも、子どもたち、思いっきりの笑顔なんだもんなあ。
7月14日【1年生活科】アサガオ咲いた
担任によると、どうやら先週末からぽつぽつと始まっていたらしいのですが、1年生のアサガオがちらほら咲き始めました。赤や青の大輪の花です。1年生は大喜び。
その一方で、「私の咲いていないんです・・・」と寂しそうにしている子もいます。大丈夫、大丈夫。大事に育てていればそのうちに咲くからね。
また一方で、「ぼくの、咲いたんだけどもうしぼんじゃったの・・・」とこちらもまた寂しそう。大丈夫、大丈夫。明日また別の花が咲くからね。もういいってくらいに。ははははは。
どうやら土日にも気になって、わざわざ学校にアサガオの様子を見に来たお子さんもいたとか。これですよ、これ。一般的に、生活科で中型動物を飼育するときに見られるとされる発達段階として、「飼い主主導→協調関係→動物主導→動物視点での理解」という考え方があるそうです。アサガオが気になって、気になって、休みの日にも学校に見に来るって言うのは、この考え方に繋がっているのかもしれませんね。
*そう言えば、私が以前1年生を担任していた時、あるお子さんが自分のアサガオがきれいに咲いたものですから、飼育していたヤギに見せたところ、「せんせ~、ヤギさんがアサガオを食べちゃった」と半べそかいたという素敵なエピソードがあったっけ。うふふ。
7月11日【2年、4年、6年】相談、相談、また相談
探究の対話(p4c)を例に挙げるまでもなく、当校ではグループ活動や対話など協働的な学びが実に盛んです。その影響は確実に休み時間にも及んでいます。
一番最後の写真。「校長先生、校長室でちょっと相談したいことがあるんです。いいですか?」と言われたので、「どうぞどうぞ。ウェルカム、ウェルカム!で、何の相談?」と相談にのろうとすると、「校長先生はいいんです。私たち、自分たちで相談して決めたいことがありますから」という返事。ガクッ。ちょっとー、あなたたちつれないんじゃないのー!?ははははは。私も仲間に入れてほしいなあと思いましたが、相談場所を校長室にしてくれただけで嬉しいので、ま、いいか。どうやら地域の夏祭りのための相談だったみたいです。
7月11日【2年ほか】野菜が大きくなってきました
夏真っ盛りと言ってもいいのかしら。野菜たちが大きく育ってきましたよ。
と思ってたら、アサガオたちもどんどんつるを伸ばしていましたね。
サツマイモたち(べにはるか、パルスイート、べにあずま)も元気元気!!と言いたいところですが、この熱さで少々バテ気味ね。
7月10日【3年社会】商品価格の決まり方
前日の話。3年生は社会科でお店の商品の値段はどうやって決められているのか学んでいました。
原価に利益を加えて販売するという商品価格の決め方の基本を教わると、子どもたちは「そうなってるのね、なるほどー」と納得。中には家から持ってきたレシートを取り出してじっと見るお子さんも。社会のしくみを学ぶって楽しいよね、謎が解けていくって感じで。
7月10日【4年国語】新聞作り
4年生はグループごとに新聞づくりに精を出しています。どれどれ、ちょっと見せて。ほーほーほー。これはなかなか興味深い内容ですね。学校職員にインタビューした記事など、取材したことが記事になってるのね。
一生懸命取り組んでいる4年生。4年教室はさながら新聞の編集室ですね。スクープ記事をねらえ!って感じね。
7月10日【松の子スマイル委員会】挨拶スタンプラリー
松の子スマイル委員会の創造的な活動「挨拶スタンプラリー」です。
毎朝、松の子スマイル委員会の子たちが児童玄関に立って挨拶してくれているのですが、上手にあいさつしてくれた全校のこどもたちにはカードにスタンプを押してもらえるっていうルールです。
松の子スマイル委員会の子に深々とお辞儀をする1年生もいますね。これでスタンプ一つ獲得ですね。
この活動はこの一週間続けられています。子どもたち、スタンプたまったかな?
7月10日【2年生活科】野菜の収穫
今月初めの画像です。子どもたちが精魂込めて育てた野菜を収穫し始めました。今、野菜はもっと大きくなっていますね。
7月9日【5年道徳p4c】相手に聞こえないように言う陰口もいじめか?
5年生は道徳で「探求の対話(p4c)」。自ら発言し、友だちの発言を聞く中で、感性を磨き、思考力を鍛えます。
ある動画を見た後で、子どもたちが考えた問いは以下のとおりです。
「相手がいないところでの悪口。相手が気付かなければいじめにはならないのか?」今、日本中で特にSNSでの書き込み等で問題とされていることですね。
皆さんはこの問題、どう考えますか?我らが5年生の考えをご覧ください。
異例ですが、子どもたちを揺さぶり、対話をかき回すために、まず私から発言します。
「いじめの定義としては『相手が嫌な思いをしていれば、いじめ』ということになっている。だから、悪口を言っても相手が気付かなければいじめにはならないんじゃない?」
まあ、これでも校長の意見ですからねえ。反旗を翻すにもちゅうちょするってもんです。でも私のこの挑発的な意見に子どもが強い気持ちで反論します。さすがー!
「その時に気付かなかったとしても、後で気付くかもしれないでしょう。そうしたら傷つくと思うよ。だから、それはやっちゃいけないと思う」他の子も続きます。
「そうだよ。表でも裏でも、みんなで仲良くすることが大事だと思う」
「たとえ相手に気付かれないとしても、相手にとって嫌なことをしているのと同じだよね」この視点重要ですね。【(相手が気付こうが気付くまいが)いじめは行為そのものが『いじめ』とされることがある】ってこと、知ってたのかしら?多分知らなかったんだけど、対話の中でインスパイアされたのでしょうね。すごいなあ。
「それに、もし相手に気付かれたら、すごく嫌な気持ちになると思う」
「私思うんだけど、陰口叩く人って、どうして隠れて悪口を言うのだろうって思うよ」
「悪口を言うのって、それが独り言でもよくない」
「そうそう。どこで誰に向かって言っても、誰かに向かって言ったんじゃなくても、悪口はダメ」
「うん。陰口も悪口だよ。悪口はだめ」
「ねえ、悪いことをしている人に対しても、みんなは悪口はダメだと思う?」
「動画の中の花子さんはあんなに女王様のように振舞ってたけど、そんなこと続けてたら悪口を言われちゃうって思わなかったのかな?」
「そうだよね。それとさっきの話に戻るんだけど、相手に分からないようにしてSNSに書き込んだとしても、何気ないときについ口から出ちゃうことってあると思う」
ここで新たな視点が提示されます。
「悪口ってさ、言った人も傷つくんじゃないかな?」
「私もそう思う。悪口を言っている人にも不幸が訪れると思うよ。悪口を言うのは悪いことだし。悪いことをする人には悪いことが起こると思う」
さらにこんな視点も提示されます。
「花子さんだって、みんなのために良かれと思って一生懸命やってたんだと思う。花子さんのそういう気持ちを知っていれば、悪口は言わなかったかも」
「ああ、そうだね。心の中で収めておけばよかったんだ」
簡単に『相手は悪い』って決めつけずに、相手の立場に立って考えることの重要性をこれらのお子さんたちは主張しています。素晴らしい。このとおりにやればいじめなんてなくなるんだよね。
さらにこんな視点も。いちいち納得です。
「悪口を言っている仲良しグループも、そんな人たちが集まるグループはいつか崩壊して一人ぼっちになっちゃうと思うよ」
「そうだ!いじめでつながった友情は、すぐに壊れるんだよ!」
なんとー!名言ですね!
さらに教師がたたみかけます。
「みんなに訊きたいんだけど、友だちの悪口を言い合う関係ってどう?いいの?もしもそういう悪口聞いたら、どうするべきなんだと思う?」
「う~ん・・・。悪口を言ってる人のことを、言われている人は信頼していた友だちだったかもしれない。そうだったら悲惨だよね。だからさ、優しく『だめだよ』って言ってやるかな」
「悪口を言いまくって汚れちゃった人への悪口もダメだと思う。だって悪口言ったら、悪いことが起こるんでしょう」
「ねえ、悪口を言った人にはどんな不幸が訪れるの?」
様々な角度から陰口について考えたこの対話。
時間が残りわずかになったので、最後に私が話しました。
「世間で多くの人が言っていることなんだけど、悪口を言う人は幸せにはならないみたいよ。起こるであろう悪いことっていくつもあるようだけど、①悪口は依存性があって、悪口を言わずにはいられなくなっちゃう(ドーパミンが出るらしいですね)。②そうすると、人の悪いところばかり探し出すようになっちゃう。③そんな人とは誰も仲良くなんてなりたくないよね。そうすると周りから人がいなくなっちゃう。するとひそひそ話を誰かがしていたら、「もしかして自分の悪口言ってるのかも」って疑心暗鬼になっちゃう。周囲の人だって、いつ自分がこの人から悪口を言われるかって疑心暗鬼になっちゃうだろうね。④そうすると、成長できなくなっちゃうと思うよ」
子どもたちの発言意欲の旺盛なこと。君たち、いつの間にこうなったの?まあ、去年から鍛えられてはいたけどね。分かるよ、みんなでいい学級作っていきたいんだよね。
こうして、セーフティの下、子どもたちが腹を割って対話することによって、ますますいい学級は作られていくのですね。
お見事!
7月9日 個別懇談会
今週の午後は個別懇談会ウィークです。
お忙しい中、お出でくださった保護者の皆様に感謝申し上げます。
1・2学期の通知表の所見欄がなくなった分、学校から一方的にお子さんの様子をお伝えするという面談ではなく、保護者様と担任等との対話によって、お子さんの指導の方針を考えていくというスタイルにして2年目を迎えます。
これによってご家庭と学校が方向を同じにして、お子さんの成長を支えていけることができますよう、何卒ご理解ご支援のほどよろしくお願いいたします。
*写真は懇談中のとある保護者様の後ろ姿と、保護者様をお迎えする子どもたちの図工作品(の一部)です。
7月8日【1年算数】たし算とひき算の概念をつかむ
1年教室を覗くと算数の勉強中。ちょうど、たし算とひき算の文章問題では、「それぞれどんな言葉が使われているか」、子どもたちが考えているところでした。
「たし算の問題は『合わせて』という言葉が入っていまーす」など型通りの言葉が出されるのかと思いきや、子どもたちは「来ました」「もらいました」「買いました」「持ってきました」「入れました」などなど、たくさん出していきます。
同様にひき算の問題の場合でも「飛んでいきました」「返しました」「食べました」「すくいました」などなど数多くの言葉が出されていきました。
子どもたちは「『合わせて』か問題文に含まれていたらたし算」など一つの言葉に拘泥しすぎることなく、いくつもの言葉を挙げながらそれらに共通する状況を考え、そこからどんな場合にたし算が使われ、どんな場合にひき算が使われるのか、多面的に考え学習していました。きっと加減法の概念を頭の中で形成していったことでしょう。
こういう授業、素晴らしいと思います。
*では、ここで1年生に問題です。次の場合はどんな式になりますか?
① 赤い帽子が5つ、白い帽子が2つあります。帽子はいくつありますか。
② 赤い帽子が2つ、白い帽子が3つ、黄色い服が4つあります。帽子はいくつありますか。
②は難しいかな?どうかな?正解したらスーパー1年生の称号を与えよう、むはははははー!
7月7日【まなび発→全校へ】七夕飾り
先日お昼の放送で、まなび学級のお子さんからこんなアナウンスがありました。
「来週の月曜日、7月7日の20分休みに、七夕飾りを作るので、やりたい人はまなび学級の前の廊下に来てください」
おおおおおー!これはまなび学級発の自主的・自律的活動ですね。素晴らしい。先日まなび学級の子どもたちが七夕飾りを作っていたのですが、この活動を全校に広げて、みんなで七夕を楽しもうというわけですね。
この日のまなび学級前の廊下には、願い事を短冊に書く子どもたちの姿が見られました。
写真は、教え合いながら飾りを作る子どもたちと、自分の願いを短冊にしたためる子どもたちの様子です。7月2日の記事の写真に比べると相当パワーアップした笹もぱちり。
7月7日【1年国語】うんとこしょ、どっこいしょ
1年生は国語の有名教材で学習中。ご存じ『おおきなかぶ』です。
おじいさんが畑のかぶを抜こうとしますが、「なかなかかぶは抜けません」。最後は家族総出(犬や猫、ねずみまでも)でようやく抜くことができたというお話。これを1年生は動作化して登場人物の心情に迫ります。おっ、みんな上手に演じてるね。かぶが抜けなかった時の落胆の演技も微笑ましいです。
担任が用意した秘密道具は、おもちゃのマイク。劇の最後で「かぶが抜けたとき、どんな気持ちですか?」とインタビューするのです。
マイクを向けると、「やったあって気持ちです」「はあ、やっと抜けたって感じです」「嬉しいです。今夜の晩御飯はシチューにしまーす」など、動作化することで、子どもたちはおじいさんやおばあさん、孫や犬、猫、ネズミになり切って、インタビューに答えていました。おもちゃのマイクの効果も絶大です。
それにしても、これほどの大きなかぶ、何人分のシチューが出来上がるのでしょうね、うふふ。
7月7日【2年生活科】楽しい虫捕り
2年生はグラウンドに虫捕りに出かけました。
なんと胎内昆虫の家から館長様をお迎えして、捕獲した虫の鑑定などを行っていただいていたのです。おー!これは本格的ですね。
虫捕り網片手に、子どもたちは勇んで突撃!
私は帰ってきた子を捕まえて、「ねえ、何が捕れたの?」と訊きました。
「私はショウリョウバッタです」「私もショウリョウバッタ。6匹も捕まえたんです」「私はモンキチョウです」など、お陰でかなり専門的に答えてくれました。
大変楽しく、かつ勉強になった活動になったようです。よかったね。
もうすぐ夏休み。虫捕りに精を出す子もいるんでしょうね。
虫捕りを楽しみ、よく観察したら、弱る前に逃がしてやってほしいなあと思います。
7月7日【健康委員会】楽しみながら委員会活動
学校を運営するには子どもたちによる委員会活動が欠かせません。当校が理想とする教育像「子どもがつくる学び 子どもがつくる学校」を具現化するためにも、子どもたちが目的をもって意欲的に委員会活動に取り組めるような環境設定が大切です。
さて、先週、1階廊下に健康委員会が作成した手洗いを啓発する掲示物が貼り出されました。
タイトルは『手洗い実験をしました!!』。おおおー!なんか楽しそう!
読んでみると手洗いについての実験とその結果が記載されています。この結果から手洗いの重要性を示すという科学的な証拠を示しながら主張する論理的な構成になっています。それにしても実験するなんて、きっと子どもたち、楽しみながら実験したんだろうなあ。大変創造的な活動になっていて素晴らしいと思います。
全校の子どもたちよ、最近特に暑くなってきています。食中毒が流行る季節ですね。また、感染症にも気をつけなければならない頃になっています。手洗いを上手にすることで病気にならないよう、健康に過ごそうね。
健康ボランティア委員のみんな、ありがとう。多くの子たちがこの掲示を見てくれるといいね。
担当の先生もありがとうございました!
7月4日【子どもたちの自発的・組織的な遊び】ビーズキーホルダー作り
企画運営の6年生2人が、長い間、準備を重ねてきたビーズキーホルダー作り。この日めでたく開催となりました。
事前の申込み状況から、子どもたちが大勢押しかけるであろうことは想像に難くなかったそうですが、まさかこれほどまでとは!1年生から6年生まで100人近くの子が参加してくれた大人気のイベントになったのです。びっくりしたなあ、もう!
企画運営の2人は、会場として2つの特別教室を押さえ、2人で役割分担もしっかり行い、スムーズにキーホルダー作りが行われるように万全の体制を整えていました。さすがー!
お陰で参加してくれた子たちはみんな笑顔です。
掃除の時間になってビーズキーホルダー作りは終了。
企画運営の2人に「ところで君たちは作ったの?」と訊くと、「いいえ、私たちは作っていません」。しかし、満面の笑みです。
自分でビーズキーホルダーを作る以上の楽しみや喜びを2人は獲得したのでしょうね。多分、自分たちでは自覚していない大きなものも。
2人ともお疲れ様。みんなが楽しんでくれてよかったね。素晴らしい企画運営だったよ。どうもありがとう!
7月3日【昼休みの遊び】「恐怖!お化け屋敷」の続き
6月に行ったお化け屋敷が大盛況すぎて、入りきれなかった子どもが多数。それで、まだお化け屋敷に入っていない子たち向けに、先週と今週の20分休みにお化け屋敷が再び開催されていました。
まずは、会場の音楽室に貼られた表示をご覧ください。最初に掲示された張り紙に修正がたくさん加えられていますね。これは企画運営の子どもたちが自分たちで運営していくうちに、「もっとこうした方がいい」「こうしないと、またお化け屋敷に入れない人がたくさん出ちゃう」など、適宜相談しながら改善していった跡です。こんなに修正が加えられたのね。この貼り紙は、企画運営した4年生の血と汗と涙と奮闘努力と・・・ええと、あと何があるかなと?とにかくたくさん様々なものが詰まった誇るべき結晶なのです。これらを子どもたちが楽しみながらやったのですから、子どもたちのバイタリティのすばらしさに舌を巻くばかりです。
そんなお化け屋敷もこの日で終了。企画運営の子どもたちにとっては、様々な困難を乗り越えて迎えた最終日でした。がんばったね。
そうしたら、彼らは「また、お化け屋敷やりたいね」って話してましたからね。恐るべしです!
7月3日【3年朝の会】ハッピーな気持ちで一日のスタートを
担任はいつも笑顔を絶やしません。このことが子どもたちにいい影響を与えていることに間違いはないと思います。
この日の朝の会、担任から嬉しいニュースとして、次に4つが語られました。
「皆さんがいいこと、素晴らしいことをしているたびに追加されていく『カービーポイント』が規定数に到達しました。みんなすばらしいね。なので、みんなが決めた通りお楽しみ会をすることにしまーす」
子どもたち「やったー」
「さらに、君たちに理科を教えてくださっている教頭先生が、『君たちは授業中勉強熱心で、大変よく発言しているんですよ』と教えてくれました。みんな、すごいね」
子どもたち「やったー!」
「さらにさらに、いつも挨拶がいいですね」
子どもたち「やったー!!!」
「おまけに、今日は全員が出席していますね」
子どもたち「やったー!!!!」
朝から子どもたちは褒められ、ハッピーな気持ちで一日をスタートさせました。
ピグマリオン効果という説があります。教育心理学の言葉ですが、期待が人を育てるという言葉に通じます。小中学生にとっては褒められることで、「この人は自分のいいところを見てくれている。この人は自分に期待してくれている」という気持ちを持たせることになるでしょう。
世界では、経済協力開発機構(OECD)が提唱する考え方として、「ウェルビーイング」がキーワードとして挙げられ、「教育の目的は、個人のウェルビーイングと社会のウェルビーイングの2つを実現することである」と様々なところで紹介されています。
教育の目的が、子どもたち、人々がハッピーになることだとすれば、3年生はこの朝もいいスタートを切りましたね。
7月2日【まなび学級活動】もうすぐ七夕ですね
地域コーディネーターさんが子どもたち向けに笹をお持ちくださいました。ちょうどいい大きさで、子どもたちが願い事を書いた短冊を吊り下げるのに大変いいです。
さてさて、子どもたちはどんな願い事を書いたのかな?ゲームが欲しいとかかなあ。
と思いきや!
ごく一部を紹介します。どうかご覧ください。
「足が速くなりますように」、「肌が白くなりますように」(あなたの肌の色は十分素敵ですよ!)、「ボールを遠くに投げたいです」、「ダンスが去年よりうまくなりますように」、「字がうまくなりたいです」・・・。ほう。ゲームが欲しいと書いている物欲の神様みたいな子はいませんね。
一方、こう書いた子もいましたよ。
「〇〇ちゃんに会えますように」、「家族みんなが健康で暮らせますように」、「二度と災害が起きませんように」、「戦争がなくなりますように」。
自分の周囲の人たちを気遣い、みんなで幸せになることを願っている子がいるのです。素敵な子どもたちですね。
こう書いた子もいましたよ。「四つ葉のクローバーが見つかりますように」。これを書いた子の願いが叶い、みんなが幸せになりますように。
7月2日【5・6年総合】地引網体験
例年5年生が地域の方からのご協力をいただき行っている地引網。今年で10回目くらいになるのかな。何と第1回目は、私は教頭として関わっていました。その時からご協力いただいていたのは今回同様「かもめ会」の皆様です。
昨年度は天候不良の為、3回の延期判断の末、結局行えませんでした。む、むねん、ガクッって感じでした、去年は。そんなこんなで今年度は5・6年生が合同で地引網を行うことになりました。5年生にとっては初めての地引網、6年生にとっても初めてですが、昨年度のリベンジになりますね。6年生の目の奥には、ひそかな闘志がめらめらと燃え上がっています。「むははははは。海の魚たちよ、一網打尽にしてくれるわ、覚悟するがよい。なはーは、なはーは」って感じでしょうか。
さて、若干のセレモニーのあと、網の引き方を教えてもらい、いよいよスタート!「魚を逃がさないように、ゆっくりじっくりと引くんだよ」というかもめ会様からのご教示を胸に、はやる心を押さえつつ網を引きますが、網は相当大きく、広くて、引いても引いてもなかなかゴールが見えません。魚も見えないし・・・。
しかし、そこは辛抱我慢。「疲れたー」なんて誰も一切口にしません。私は浜辺にいるだけでもうグロッキーでしたが。だって疲れちゃったんだもん。
やがて、仕掛けた網の範囲の中で跳ねる魚が何匹か見られるようになっていきました。網からジャンプ一閃、大海原に逃れた魚もいます。しだいに海面がざわつくようになっていき、いよいよ網を引き揚げる頃になると、大量の魚たちが姿を現しました。コノシロ、アジなどなど様々な魚が網にかかっています。大きな真鯛などは7匹もいたとか。もの凄い量です。これは大漁と言っていいのではないでしょうか(12枚目の写真に写っている魚の山が3つも)。子どもたちは大歓声!網にかかった魚を手で持って見せてくれる子もいます。
そしてその後は浜汁。興味津々で、かもめ会の皆様が魚をさばくところから見ていた子どもたちも。で、いただいた浜汁のおいしいこと、おいしいこと。何杯もおかわりする子もいますね。重労働の後のごちそうだもんね。どおりでさっきからなんかポンポン聞こえてたと思っていたら、みんなの舌鼓だったのね。ははははは。君たち、実はまだ8時30分くらいなのよ。びっくり。早朝からがんばってたものねえ。
築地ならではの体験。これでますます、築地のことを楽しみと喜びをもってよく知れたんじゃないかな。
今回の地引網はこのかもめ会の皆様のお力添えなくしては到底実現できませんでした。レディース&ジェントルメン!どうそ皆様、拍手をもってご覧ください、かもめ会の皆様です。わーわー、ぱちぱちぱち。映画「ライトスタッフ」の勇敢なメンバーみたいですね。かっこいいー!かもめ会の皆様、本当にありがとうございました。心より感謝いたします。
なお、今回はテレビ局の取材が2件。地引網が終わった後のわずかな時間を見逃さず、将来カメラマンが夢の子が、テレビのカメラマンに突撃インタビュー!これはまさに子どもが主体のキャリア教育ですね。
7月1日【6年理科対話(p4c)】根から吸い上げられた水は、その後どうなるのか?
通常、p4cは「哲学対話」や「探求の対話」と言われ、答えがない問いについて、対話することがオーソドックスとなっています。
ただし、答えを知る前にああだこうだ考え、課題意識を高めておくのは、理科などの答えが決まっている教科指導でも有効だと考えています。
この日、6年生は理科で次の問いについて対話しました。
「植物で根から吸い上げられた水は、その後どうなるのか?」です。
時間は20分間程度と今の6年生にとっては短め。それでも充実した対話となりました。どうぞご覧ください。
教師「植物ってさ、根から水を吸い上げるでしょう。体の中に取り込むというか。で、その後、その水はどうなっちゃうんだろうって、みんなどう考える?」
「私は養分になると思います」
「うん。植物の体の中で養分に変えられて、成長するために使われると思う」(同様の意見が4つ続きます。)
「水って言っても、私たちが飲むようなきれいな水じゃなくて、雨なんかは土の上に落ちるから泥水になっちゃう。泥水も養分になるの?」おおっと!新しい観点からの問いですね。子どもたちの中では水は養分になるというのは分かり切ったことなのかもしれません。
「土にはたくさん水分が含まれているから、それはみんな養分になるんだと思う」
「う~ん。でも雨が降ったとは土と混ざって泥水になっちゃうよね」
「植物は泥も一緒に体の中に取り入れているのかな?」
「もしそうだとしたら、泥水の中の土も成長のために使われるってこと?」(同様の意見3つ)
「自然の中にあるどんな水にも泥って含まれているんじゃない?だから植物は泥も体の中に取り込んじゃう」
「そうかな。泥水に使っていたとしても、根っこはその中で水だけを吸い上げているんじゃない?」
ここで子どもたちの経験が語られていきます。
「前に私たちジャガイモを植えたでしょう、種芋。その時に水をたくさんあげたら、泥水の水たまりみたいになっちゃった。あれ全部泥事吸い込んじゃったのかな?」
「そうなんじゃない?大量の泥水の中には水と土がたくさん含まれているけど、それをいちいち土と水に分けて吸っているとしたら大変だよ」
「あ、ちょっと待って!土ごと泥水を吸っているんだとしたら、畑の土はどんどん減っていっちゃうよね」(「なるほどー、と一同納得。賛同する意見も2つ発言されました)
「そうだね。植木鉢で栽培してたとしたら、植木鉢の中の土はみるみる減っていっちゃう」
「確かに。植木鉢の土は減らないよね。干からびてるなら別だけど」
「例えば大根は土ごと泥水を吸っていたとしたら、大根を切れば中から土が出てくるよね。じゃりじゃりして食べにくい」(「おお、そりゃそうだ」とみんな頷きます。会賛同するも意見2つ発言されました)
「う~ん。でも大根を食べる前にはしっかり洗うよ。だからじゃりじゃりしない。皮もむくから土は付いていないんだよ」(同様の意見2つ)
「私は泥水でも土は吸わないで、水だけ吸っていると思う。根がそういう構造になっているんだと思う」
教師「そうなんだよ。植物は根っこで土は吸わず、水のみを吸い上げることができるんだ。ここで最初の問いに戻るんだけど、根から吸い上げられた水はどうなるんだろうね。根で吸い上げられた水は、茎の中の水が通る道を通って葉に行く。その後どうなる?」
「水は葉とか茎とかで全部養分になるんじゃない?」
「私は、全部じゃなくて、一部は養分になるけど、全部じゃなくて・・・。よく分からないんだけど・・・」
そうそう!頭の中でよく分からないような、まだぼんやりした、混沌とした考えをそのまま出し合うことで、よりよい対話になっていくのだろうと思います。この一言、隠れたファインプレーです!みんなに真苗してもらいたいスタンスです。完璧な答えのみが求められているんじゃないんだよ。
「全部すぐに成長に繋げられるんじゃなくて、一部は植物の体の中にためておかれるんじゃないかな」
「うん。一部は養分に。一部はためておく」
教師「みんな素晴らしいよ、よく考えたね。実は葉っぱの裏側には小さな孔がたくさんあいているんだ」
子どもたち「ええー!」
教師「それが何の役割をしているのかは次の時間に追究しよう」
植物が吸い上げた水は養分になるのではなく、養分を運ぶために使われます。ただ、この知識を明らかにするのは今じゃないでしょう。次の勉強のときに明らかにしたいと思います。
この時間のp4cの意義ですが、きっと最初から「吸い上げられた水は道管を通り、さらに師管を通って水によって養分は各所に運ばれます」と教師が正解を話したとしたら、子どもたちの記憶には大して残らないでしょう。正解を知る前に子ども同士でああだこうだと対話することに大きな意義を感じています。
さて、対話をご覧いただくと、子どもたちが自分たちの発言を吟味し、そこから考えられることを表明した意見がいくつも見られます。「もしその発言のとおりだとしたら、〇〇になるよね」などなど。これがp4cが思考力を鍛えると言われている所以だと思います。
次の理科の時間が楽しみになってきました。
それにしても、6年生、思考力が素晴らしいですね。
7月1日【昼休みの組織的な遊び】地域連携は子どもの手で
木工作を昼休みにみんなでやりたいと考え、企画運営を進めている4年生有志。材料となる木材をどうやって調達しようか考えていたようです。
で、この日校長室からものづくりクラブでボランティアとしてご協力くださっている地域の方に電話で直談判することになりました!
緊張の面持ちの4年生たち。「みんな、これから電話するから静かにしてて」といった後、ダイヤルをプッシュして電話。電話機はスピーカーにしてあり、同志の仲間たちが、仲間と電話先の方との会話にじっと耳を傾けます。
そして交渉成立!学校に木の切れ端を持ってきてくれることに話はまとまりました。
この電話は、子どもたちが自分たちで考え、地域の方に協力してもらおうとこの日の依頼へとつながったのです。
子どもたち発の地域連携。どんどん進化していくなあ、君たち。すごいよ。
ご協力くださる地域の方々、どうもありがとうございます。
6月30日【6年家庭科】ハム入り野菜炒め
図工室からはトントンギコギコ。ん、家庭科室からもトントンって音がしますね。何してるのかしらと覗きに行くと、6年生が調理実習の最中でした。
「君たち、何作ってんの?」と訊くと、「ハム入り野菜炒めです」とのこと。キャベツやビーマンを包丁で切る作業は慎重に。グループのみんなが見ている中での調理です。そうそう、包丁で切るときには「猫の手」よ、「猫の手」。
「男子厨房に入らず」なんてもう古い古い。昔の考え方です。今は男女で固定化された役割分担をしなくちゃならないなんてこと、ほとんどないんじゃないかしら。みんなで、こうして少しずつ調理の仕方を覚え、できることを増やしていこうね。それが自活への道ってもんです。
6月30日【昼休みの組織的活動】ポスター5種類
児童玄関前には昼休みに行われる児童主体の企画運営による組織的遊びのポスターが並んでいます。
今掲示されているのは、「ミニ・コミュニティ・ボール作り」「お化け屋敷」「レインボーフラッグ作り」「ビーズキーホルダー作り」。いずれも7月中に行われるものです。
さらに先週の金曜日には「木のおもちゃ作り」のポスターも加わりました。これは1学期中には行えず、2学期になってからの活動になります。企画運営は4年生の男子たち。図工でやっている木工作を休み時間にもやりたいと考えたようです。
もうすぐ夏休み。夏休み明けには「学校に行きたくない」って思うお子さんもいるかもしれません。でも「2学期には、昼休みの面白い遊びもある。楽しみだなあ」と思ってくれたら嬉しいです。多くの子が楽しみにしてるp4c(探求の対話)もあるよ。
6月27日【4年図工】トントンギコギコ図工の時間
図工室からトントンギコギコと音が聞こえてきます。覗くと子どもたちは木工に夢中です。
子どもたちの楽しそうな顔ったらありません。まさに全集中。創造的に活動しながら、釘の打ち方やのこぎりの使い方など基本的なことも学んでいきます。
あ、分かった!それで先日4年生のあるお子さんから「昼休みの活動で、木工作の企画運営をしたいんです」って申し出があったのですね。
遊びとしてもやりたいくらい子どもたちを夢中にさせる授業。いい勉強を重ねていますね。
6月27日【1年図工】破いた形から生まれたよ
少し前の話になりますが、1年生がビリビリと新聞紙を破いています。おーおー。君たち、盛大にやっとるねー。
子どもたちは破いた後の新聞紙を何やら考えながらじっと見つめています。しばらくすると、それを画用紙に貼り出しました。ここまでが先日の話。
さて、時は経って、6月20日。破いた形を何かに見立ててクレヨンごしごし。
できあがった作品を見ると・・・、おおおー。これは素晴らしい。彼らの感性のすばらしさを感じます。すごい作品ばっかりだわ。こりゃあ、参りました。
6月27日【2年生活科】野菜の収穫、【1年生活科】アサガオの栽培
さあ、いよいよこの季節がやって来ました。2年生は晴れ間を見て、野菜の収穫に教材畑にレッツゴー!
あるお子さんは、自分の顔より大きなキュウリにご満悦な顔。しかし、例え顔より小さかったとしても、そんなの構いません。自分が丹精込めて育てた野菜なんですものね。今日の晩御飯になるのかしら。さぞ、おいしいことでしょうね。
子どもたちは満面の笑み。写真をかなりぼかしてありますので、分かりにくいとは思いますが、雰囲気だけでもお感じください。
おっ、こちらもかなり育ってきましたねー、1年生のアサガオ。
もうツルになり始めてるじゃないですか。支柱を立てる時期ももうすぐかな。
と思って児童玄関を見ると、1年生は支柱を立てていました。さすがー。
子どもが鉢をもって立ち上がると、組み立てた支柱(細いプラスチック製)の間に顔が挟まって、みんなで大笑い。
ははははは。君たちって、明るいなあ。
6月26日【子どもの自主的・自律的活動】学校の「学習塾」
15分休みや昼休みには、会議室が大賑わい。学習塾が開催されているためです。教師から「〇〇さん、塾に来てみない?」と誘われて参加するお子さんもいれば、「ぼく、今日の昼休み、塾に行こうかな」と自分から塾に参加するお子さんもいます。
講師は子どもたち。同じ学年の子や上学年の子が教えています。一方が教え、もう一方が教えられ、という固定した関係性だけでないためでしょう。和気あいあいと休み時間は過ぎていきます。赤ペン片手に縦横無尽に動き回って、下級生の質問に答える上学年の姿も見られます。この塾の中で、勉強で理解が不十分だったところ、疑問に思っていたところを解決しています。もちろん教師もお手伝いはしています。
まさに当校が理想とする教育像「子どもがつくる学び 子どもがつくる学校」を具現化している活動のひとつです。
6月25日【シリーズ つばめ物語】巣立ち
「つばめちゃんたち元気かな?」と巣を見に行くと、何と、もぬけの殻です。
「あああああー!」と驚いていると、子どもたちが「校長先生、何見てるんですか?え、つばめ?つばめはもういなくなっちゃったよ。巣立ったの」とのこと。ええっ!?そうなのー!さ、さびしー!(財津一郎風に言ってる感じで)ねえ、ちょっと、本当にすごーく寂しいんですけどー。
君たちつばめ4きょうだいが、元気にたくましく生き抜いていくことを心から願っているよ。私も早くつばめの子離れしなくちゃね。
もちろん築地の子どもたちも大きくたくましく育ってね。
*つばめ物語がシリーズ化したと思ったら、もうおしまいです。第2シーズンは来年度かな?
6月25日【地域課題解決】築地小中合同クリーン作戦in村松浜
この作戦を開始してから10年以上経つのでしょう。息の長い、そしてなかなか完了しない作戦となっている「築地小中合同クリーン作戦in村松浜」。だって、外国からの漂流物も含めて、どんどんゴミが漂着してくるんですもの。この現状を打破しようと、村松浜海水浴場の美化に、今回も築地小中学校の全児童・全生徒、さらに乙中学校の生徒さんたち、地域の団体・企業、コミュニティ・スクール委員の皆様などなど様々な組織の方々がが立ち上がり、みんなで協力しての大作戦となりました。
これが単なる清掃活動に終わらせず、中学生や地域の方々との協働作業になっているところがミソ。交流も兼ねているのですね。
以前に比べて大きなごみは少なくなりましたが、今後波にもまれ砕けたり削られたりして、マイクロプラスチックになるであろう小さなゴミは拾っても拾っても拾い切れません。というかマイクロプラスチックほどの大きさになっちゃうと目視は不可能ですから、そもそも手で拾えないのです。
このような地域課題を、大人と子どもが協力して主体的に解決しようというのがこの活動の趣旨です。炎天下でしたが(誰かの日頃の行いが過剰に良かったのでしょうね、ははははは)、砂浜はかなりきれいになりました。地域のかもめ会代表の平野さんも「子どもたちが一生懸命ゴミを拾ってくれたおかげでとてもきれいになりましたね。子どもたちにもお礼を言いたいです。地域をよくするために、みんなで協力するって気持ちのいいものですね」とおっしゃってくださいました。ありがたいことです。
それにしても、拾い集めたこのゴミの大量なこと。すごいですね。
海岸清掃の後は小中学生まぜこぜになってクイズ大会。楽しかったね。企画運営してくれた中学生の皆さん、どうもありがとうございました!
6月24日【3・4年体育】水泳授業
水温、気温が上がらず、水泳授業はお預けになっていましたが、今週になって漸く解禁。子どもたちはイルカのように、あるいはトビウオのように水の中を駆け回っていました。上手に泳げるようになるといいね、ジョーズに。
6月24日【自主的・自律的活動】あいさつ運動体験
遡ること1日。23日に、松の子スマイル委員会の企画で「あいさつ運動体験」が行われました。松の子スマイル委員会は毎朝児童玄関であいさつ運動で立っていてくれているんです。この姿に憧れを持つ子もいたのでしょう。募集したところ中低学年を中心に応募があり、この日の体験に至ったというわけです。
生徒指導において、「子どもが運動の主体者となることで大きな教育的効果を発揮する」というのが私の持論です。
体験とは言え、あいさつ運動の主体者になろうと手を挙げてくれた子どもたちの志の高さは素晴らしいと思います。ただやってみたかっただけなのかもしれませんが、うふふ。でも、このやってみたがり精神が人間力を大きく高めるんじゃないかしらと思います。ありがとう。素晴らしいよ、君たち。
企画運営してくれた松の子スマイル委員会のみんなもありがとう。毎朝のあいさつ運動もね。
6月23日【実は・・・】ツバメは4きょうだいだった!
いやー、衝撃的事実が判明しました。さっきまでツバメは3きょうだいだと思っていたのですが、見ると巣に4羽、かわいく並んでいるではありませんか。実に愛らしい。君たち、4きょうだいだったのね。めんご。
6月23日【5年学級活動 探求の対話(p4c)】どうして勇気を出せたのか?
ある有名なミュージカル映画で撮影に入る前のワークショップセッションが行われました。このワークショップセッションにおいて、重要な役を担う女性の様子を撮影した動画があります。
この女性は自分に自信が持てず、練習の初期段階からずっとマイクの前に出ようとしませんでした。歌えばパワフルでは抜群にうまいのですが。
ところがこのワークショップセッションで彼女は覚醒し、彼女が中心となって仲間と一緒に大熱唱するに至るのです。会場は大盛り上がり!何が彼女をこのように変容させたのか?この謎を5年生が対話で解き明かします。
対話の前に私ちょっと解説。初見だと気付かないだろうと思いまして。この女性は最初は譜面をちらちら見ながらうつむきがちに歌っています。ところが、途中で左側のコーラスの人たちを見て、さらに右側の映画の主人公役の俳優を見て、その後、意を決したように譜面の前に進み出るのです。彼女が見たものは何だったのか?
では対話に行きましょう。問いは「この女性はなぜ勇気を出せたのか?」です。
「この女性は最初は自信がなかった。でも会場のほかの役者さんたちが応援してくれたから」
「うん。みんながいるから、元気や勇気が出たんだよ。それが分かって前に出られた」
「応援してくれていることが分かったから、勇気が出た。それで気持ちよく歌えたんね」
「応援するってさ、いろいろな方法があると思うんだけど、この動画ではみんなが一緒に歌ってたでしょう。みんなが一緒に歌い出してくれたから私は応援されているって思ったんじゃないかな」
「そう。で、みんなで歌っているうちに、だんだんと楽しくなっていったんだ」
「確かにそう。一人だと寂しいよね。みんなのお陰で楽しくなった」
「うん。みんなが歌ってくれるようになったからこそ、勇気が出たんだ」
「女の人は最初は自信がなかった。でもこの紫のパーカーの人が盛り上げようとしてくれたのが分かったんだ」
「そうだよね。聞いている人が盛り上がってくれたから、安心して楽しく歌えるようになった」
「わざと盛り上がった?そうだ、きっと!」
「『私は一人じゃない』って強く思えたから、勇気が出たんだ」
「自信がないから怖かった。でも応援してくれる人がいると思えたから、安心して盛り上がれたんだよ」
「『みんなが私についていてくれる』っていう安心感」
「『みんなが私に期待してくれている』って分かって、嬉しかったんじゃないかな」
「逆に、ここで勇気を出さないと、みんなが困っちゃうとも思ったんだろうね」
「みんなが言っているように、一人だから自信がなかった。でもみんなと一緒だって分かったから、自信が持てたんだろうね」
「『みんなの存在』って大きいよね。それを感じられると、勇気を出せたり、人に優しくなれたりする」
「うん。だから『私はできる!』って思えた」
「勇気が出たのかもしれないけど、みんなから勇気をもらったって言ってもいいかもね」
「そうなんだよね。みんなの行動に勇気づけられた」
教師「この動画の中で女性が歌っている歌の歌詞は、まさにこの女性の気持ちを歌っていると思える。歌詞の中で、『見てればいい、私は進むから。自分で叩くドラムが伴奏。もう見られても怖がらない。謝りもしない。だって、これが私なんだから』というところがある。この『自分で叩くドラムが伴奏』ってどういうこと?小太鼓テケテケテケって叩きながら歩くってことなの?」
「う~ん。どうなんだろう」
「う~ん」「う~ん」
教師「この女性はみんなが応援してくれてるから、もう完全に安心して歌えたのかな?」
「そうじゃないと思う。歌っている途中で手を握ってもらいたがってたし」
するとジェスチャーで胸のあたりで手でハート形を作ってドクドクさせている子がいます。
教師「どういうこと?心臓がどきどきしてるって?」
「ああ、そうか」「『自分が叩くドラムが伴奏』って心臓がどきどきしてるってことなんだ」
「1回勇気づけたからもう大丈夫なんじゃない。勇気づけ続けないとダメなんだね」
対話後に子どもが書いた振り返り作文をいくつか紹介します。
「この女の人は『最初は緊張していた。ドキドキしていた。歌い始めても同じ気持ちだった。100%自信を持てたわけではない。でも勇気を持たなくてはいけない。いつまでも殻に閉じこもっているわけにはいかない。』すごく勇気がいったと思うけど、もの凄くがんばったと思います」
「『自分で叩くドラムが伴奏』のように、100%の勇気はないけれど、みんなが応援してくれてるし、期待もしてくれてるから、その思いに応えたい。歌っているときも、勇気が小さくなる時もあったし、ドキドキもしたけど、仲間からの応援で勇気を出せた」
「最初の『This is me』と最後の『This is me』。最初は譜面を読み上げた感が強く、心配そうな顔で、声も小さいから、心に届かない。でも最後は強く、仲間がいる『これが私!』と迫力があった」
「本当は少しドキドキしているということに驚いて、心の中でドラムを叩いているということで勇気を出したということがすごいと思った」
「勇気が無かったけれど、勇気を出させてくれた人がいたから勇気を出せたんだと思う」
「自分でまずドラムを叩いて、みんなを盛り上げると、みんなもそれに合わせてテンションが上がり、勇気が出る」
【対話中に思い浮かんだ問い』
・歌詞で、『自分で叩くドラムが伴奏』なんてことをなんでわざわざ入れたのだろうか?
この動画をご覧になった方も少なくないと思います。私何十回も見て、そのたびに涙を流しています。実にパワーのある動画です。
だからこそ、歌の歌詞と動画を子どもたちに見てもらったのです。子どもたちが自分のこれからの生き方について、何か感じ取るところがあれば嬉しいです。
私、今日帰ったら、また動画観ようっと。
6月20日【3年図工】芸術って楽しいね
3年生が作ったペン立てが廊下に飾られています。プラスチックの容器に紙粘土で飾り付けがされていますね。
どの作品にも名前が付けられていて、「朝と夜」「ショートケーキの可愛いペン立て」などなどコンセプトは様々です。きっと楽しんで作ったんだろうなあって感じです。
芸術って楽しいね。
6月20日 4年生 獅子舞学習
4年生の総合的な学習の時間で、築地獅子舞保存会の方から来ていただき、伝統の獅子舞について学びました。
はじめに、獅子舞の由来などを教えていただきました。次に、太鼓をたたいたり、獅子の面を見せてもらったりの体験をしました。その後、「獅子舞はなぜ三体か?」「踊りで気を付けることは?」などの質問に答えていただきました。(父・母・子で三体、獅子の目線や大きな動作、生きているように羽を揺らす、とのことです)
そして、20分休みには、全校児童に胎内市無形民俗文化財の獅子舞を見せていただきました。小学生も太鼓や笛で参加しました。見ごたえのある踊りに子どもたちも目を輝かせて見ていました。地域の伝統に対しての憧れを抱いていた様子です。
6月19日【3年理科】直に見られないものは動画で
3年生はモンシロチョウの誕生について学習していました。キャベツについた黄色い卵から、小さな幼虫が生まれるところって、なかなか見ることができないのですよね。しかーし、現代は便利なものがあります。インターネット上などに挙げられている動画です。子どもたちはこの動画で、卵から孵化するところを大きな驚きをもって見ていました。
視聴してい子どもたちから、「うわー」「かわいいー」などなど、歓声が上がります。
私が子どもの頃に比べて、今は優れた教育的ツールやコンテンツがたくさんあります。1回見れば、それで深く理解することができる動画も少なくありません。しかも、感動や驚きを伴う場合も少なくないのです。教師が言葉を尽くして100回説明するより、ずっと分かりやすく、記録に残る学習になることが往々にしてあります。
教師は動画や黒板、自分の語りなど、学習内容やこどもの状況に応じて適切かつ柔軟に指導法を選んでいます。
6月19日【4年国語】接続詞
4年教室を覗くと国語で「つなぎ言葉」、つまり接続詞について学んでいました。
「しかし」「だから」などの接続詞を使うということは、論理的な思考力を育成することに繋がります。
4年生、朝一番の1時間目でしたが、真面目に一生懸命勉強していましたよ。
6月18日【ツバメのきょうだい】こんにちは、赤ちゃん
ついにツバメの赤ちゃんが生まれました!ざっと見たところ、どうやら3羽みたいです。ツバメ3きょうだい。
普段は巣の中に入り込んで息をひそめているようですが、親ツバメがエサを持ってくると、途端に顔を出して、黄色い口を全開にして「ちょうだい、ちょうだい」です。何とも愛らしい。
エサをあげるシーンを撮影したいとしばらく粘っていたのですが、親ツバメの動きが速すぎ、また、ツバメ3きょうだいが大口を開けるのも一瞬とあって、シャッターチャンスは結構あるのですが、なかなかいい写真が撮れません。撮った写真の中でも、それでもましなやつだけ掲載します。
私の脳内では相当盛り上がっています。シリーズ化したいなあ。「ツバメ3きょうだい」。ははははは。狭い巣から落ちないように、仲良く成長してくれることを祈らずにはいられません。築地の子どもたちもね。
6月18日【地域課題への取組】「クリーン作戦in村松浜」を前に
例年行っている地域の村松浜海岸のクリーン作戦。今年もやりますよー。
それでその海岸清掃を前になぜこんなにゴミがたくさんあるのか、これらのゴミはどこから漂着したのかなどについて、地域の平野さんから全校児童がお話を伺いました。
ただ目の前にあるごみを拾うのと、これらのゴミについて知った上で拾うのとでは大違い。これらのゴミの処理を地域課題として捉え、それに子どもたちが参画するのですから、地域課題を地域の方々と一緒に解決にむけ取り組むという教育活動。もうずいぶん長い年数取り組んでいる活動ですが、地域のかもめ会や企業などと一緒になって行うことで、地域の一員としての自覚も芽生えることでしょうね。
クリーン作戦当日は、6月25日。その時の様子はまた後日お知らせしようと思います。
平野様、ありがとうございました!
6月18日【5年生】ふるさと体験学習⑥
3日目、お世話になった農家さんに別れを告げて、バスで中央公民館に行き、
最後の活動のネイチャークラフトを行いました。
ドングリなどの材料を用い、すてきなオブジェを夢中になって製作しました。
ふるさと体験学習3日間の楽しい思い出とともに、形のある記念品となりました。
活動終了後に学校にもどり、給食を食べ、予定通り下校しました。
今日はゆっくり休んで疲れをとって、明日また元気に登校してほしいと思います。
(最後の画像は6年生が5年教室の黒板に書いてくれたものです。今日のバス到着時も盛大に迎えてくれました。)
6月18日【4年社会】ゴミはどこへ
この日、新発田クリーンセンター職員様をお招きして4年生は出前授業を受けました。
これから持続可能な社会の創り手となる子どもたちにとって、ごみゼロ社会はこれから常に考え続けていかなくてはならない概念です。
専門的なお話を大変分かりやすくお話ししてくださいました。私にとっても新しい知識がたくさん。子どもたちもさぞ勉強になったことでしょうね。子どもともどもお礼申し上げます。ありがとうございました。
6月18日【1年給食指導】栄養教諭による出前授業
1年生は給食時に栄養教諭をお呼びして、給食を食べながらの出前授業です。
今回は給食の作られ方。実物大の大きな大きな鍋の写真の前で、見たいこともないような大きなしゃもじやおたまを見て、子どもたちは大興奮でした。
大勢の大人が関わり、多くの命を持っていた食材によって、このおいしい給食が作られている。
1年生は改めて認識したことでしょう。
6月18日【1年体育】ボール投げ遊び
体育館からキャッキャッと楽しげな声が聞こえてきます。何をしてるのかしらんと見に行くと、1年生がボール投げ遊びをしているところでした。テクニカルなことを指導する前の段階。楽しむことに重点を置いた指導です。
しかし、「遊び」とは言え、楽しむと同時にテクニックを磨くことができるような仕掛けがたくさん。
例えば、両手で投げるお子さんが多いのを見た担任は、片手で投げることができたらレベルアップとし、少し遠くから的に向かって投げるようなシステムにしていました。子どもたちは俄然やる気に!ただ的に当てるだけでも楽しいのでしょうが、より華麗に当てられたらもっといいですものね。
この調子なら、豪速球をビュンビュン投げることができるようになりそうね、ねえ、1年生のみんな。
6月18日【6年理科 探求の対話】ジャガイモを育てる際、水は必要か?
6年教室に私が入ると、子どもたちは期待のまなざしで私を見つめます。顔に何かついてるのかしらん?と鏡を見ましたが、いつもと同じ顔です。するとあるお子さんが、「先生、今日の理科はp4c(探求の対話)ですか?」と訊いてくるのです。ええっ、何で分かったのー!確かに階段を上ってくる間はp4cやるつもりだったのです。でも、p4cばかりやってると子どもたち飽きちゃうかなと思い、急遽p4c(探求の対話)はしないと決めて、教室に入ったのですが・・・。
「なんで、p4cするつもりだったって分かったの?確かについさっきまでp4cやろうと思ってたのよ」と言うと、「だって、p4cは楽しいから、やりたいなあと思って訊いてみたのです」とのこと。そう言われちゃあ、やるしかないでしょう。訊いてみると、p4c好きな子はかなり多くいました。ということで、新しい単元「植物の養分と水」はp4cでスタートすることになりました。
最初に、子どもたちに先日ジャガイモ植えた時のエピソードを紹介しました。「種芋を埋めたときね、〇さんが『先生、水遣り当番決めなくていいのですか?』って訊いたのです。おお、さすが鋭い!その時、私は「う~ん、まあ、水遣りしなくていいんじゃないの?」と答えたのです。そのお子さんは怪訝な表情をしています。その後ジャガイモは順調に生長していきました。このときのことが頭にあった私は、この日のp4cの問いは私が決めることにしました。ホントはいけないんだけどね。
問いは「なぜジャガイモは水遣りをしなくても育ってくるのか?」です。では対話の様子を見ていきましょう。
「ぼくは種芋に養分が入っているから、それで十分なんじゃないかと思う。だから水やりしなくても大丈夫」
「雨も降るしね。人が水遣りしなくてもいいんだよ」
「そうだね。種芋に養分も水も入っているから、それで生長できるんだよ」
種芋がエネルギー源説が大勢を占めました。
ここで新たな問いが提出されます。
「じゃあ、どうしてジャガイモだけ水はいらないの?ほかの野菜はみんな水遣りするでしょう?」
「そうだよね。種芋は半分くらいに切っちゃったから蓄えているエネルギーも半分くらいになってるってことでしょう?」
「土も関係しているような気がするな」
「ねえ、ジャガイモ以外で、水なしでできる野菜ってないのかな?」
「ぼくはないと思う。ジャガイモだけ特別なんだ。それに雨も降るからね」
「大根とかの根菜も水とか養分とかいっぱい蓄えてそうだけど」
「ジャガイモを育てたことがあるんだけど、種芋を植えてしばらくは水いらないんだけど、しばらくしたら水遣らなくちゃダメなんだよ」
「うん、そう。種芋だって干からびちゃうんだよ、水を遣らないと」
「ジャガイモは土の養分を使っているとするでしょう。ほかの植物はどうなの?」
「根に実が生る野菜はいらないんじゃないの?」
「ジャガイモは種芋を植えた時にたっぷり水をあげたからそれが種芋に残っているのかも」
「うん。土の中にもたくさん残っているんじゃないの?」
ここで重要な発言が登場!新たな観点が提出されました。
「ジャガイモの葉は日光も浴びてるよ。それも関係あるんじゃないの?」
「う~ん。日光って関係あるの?」
「水と光の相性ってあるのかも」
「ぼくは日光よりも、土に水が蓄えられていることの方が大きいと思うな」
「うん。日光は関係ないんじゃないの?大体、ジャガイモは、日光が届かない土の中で育つんだし」
「ねえ、みんなに訊きたいんだけど、日光が関係あると思う人は手を挙げて」
すると、挙手は2人のみです。
「手を挙げた人たちに訊きたいんだけど、どうしてそう思うの?」おおおおおー!このお子さんのファシリテート力、ホント素晴らしい。対話の全体を見据えていますね。
「だってさ、思い出してよ。前にダンボールの中で光が当たらないようにして育てた植物はヒョロヒョロだったよ、一方ダンボールをかぶせなかった方は、太くたくましく育った。日光は必要なんだと思うよ」
この発言に多くの子が納得。「なるほどね~」って感じです。
「そうだね、日光は関係あるかも!」
全体として日光もジャガイモの生長には必要だという感じになってこの時間は終了。わずか15分間の対話でしたが、中身の濃いものとなりました。
で、この対話の中でもジャガイモは種芋を植えてしばらくしたら水遣りをするといいという発言が出されましたが、次の理科もあらためてこのことを確認するとともに、ジャガイモが育つには日光が必要なのかについて考えることになりました。今、6年生が育てているジャガイモの出番かな。
6月17日【5年生】ふるさと体験学習⑤
16日~17日、9つの班に分かれ、農家泊をさせていただきました。
作業や食事の準備を手伝ったり、布団でくつろいだり、美味しい食事をいただいたり、
子どもたちにとってとても貴重な体験となりました。
受入先の皆さん、大変ありがとうございました。
6月16日【5年生】ふるさと体験学習④
2日目は、野外炊さん。
木で火を起こして、空き缶でご飯を炊き、レトルトカレーで美味しくいただきました。
電気やガスを使わずに調理し、野外で食べ、貴重な体験となりました。
6月16日【5年生】ふるさと体験学習③
1日目の夜の様子です。
自然の家の夕食、とても豪華でした!
夕食後にキャンドルファイヤーをしました。
火をかこみ、神聖な気持ちになりました。後半のレクリエーションも盛り上がっていました。
6月16日【燕の巣】ツバメの子?
ツバメの巣が2階ベランダに作られて数日目。大人のツバメは頻繁に巣の周りを飛んでいますし、時々巣に降り立つような仕草をしますが、決して長居はしません。さては!とよ~く見てみると・・・ああ、やっぱり!これ、赤ちゃんですよね、きっと。ほら、2枚目の写真。黒い影にはくちばし様のものが見えますし。ん?いやいや待てよ。もしかして卵を温めている親ツバメなのかしらん?なんか黒いし、落ち着いてるし・・・。ツバメのひなって、もっと灰色っぽいような気がしますよね。で、口を開けて「ピーチク、パーチク、ちょうだい、ちょうだい」ってせわしなく、いっつもねだってるような気もします。
しばらくその場でチャッターチャンスを狙っていましたが、ついに決定的な瞬間はカメラに収めることができませんでした。親子の情愛みたいなのが撮れたら感動的なんだけどなあと思いつつ、まあ、小学生の授業の様子も感動的なこともあるしと、別の日にチャンスを伺うことにしました。
やっぱり、こりゃあ、親ツバメかな?それにしてもずーっと、じっとしていて。がんばっとるねえ、君も。
教育だって勉強だって粘り強くやるものですよね、地道に、地道に。私もがんばろうっと。
6月16日【5年生】ふるさと体験学習②
1日目の午後、株式会社タイナイ様では、小麦などアレルギーフリーの米粉パンの製造について学びました。
小国製麺様では、米粉と小麦のパスタの食べ比べもしながら、米粉麺の製造や商品について学びました。
6月16日【5年生】ふるさと体験学習①
1日目前半の様子です。
胎内川河口でカヌー体験。みんななかなか上手です。
自然の家でお昼ごはんを食べて、パワーチャージ
部屋でベッドメイキング。宿泊生活もよい思い出です。
6月16日【2年音楽】鍵盤ハーモニカ
2年生は鍵盤ハーモニカの練習。指遣いもしっかり覚えながら練習していました。
「あ、校長先生、見て見て―」と自分の練習の成果をどんどん披露してくれました。みんな音楽を楽しんどるねー。
6月16日【1年音楽】リズムに乗って
1年生は歌に合わせてリズムをとる学習です。歌の特定の個所に来たら手拍子をするのです。最初はうまくできなかった子どもたちも段だと慣れてきて、「ああ、音に合わせて手を叩けばいいんだ」と理解した様子。ここまでくればもうしめたもの。1年生はみんなリズムに乗って楽しくて歌い、手拍子していました。
6月16日【6年理科?探求の対話(p4c)】病気とアレルギー、心の病、そして恋の病について
先日、理科の単元「人や動物の体」を終えた6年生。発展的な学習として、探求の対話(p4c)を行いました。授業終了時刻が迫ってきていたので、わずか10分間でしたが活発な意見交換がなされ、深まりも見せました。のかな?
問いは「人はなぜ病気になるのか?」です。
では行ってみましょう!
「健康な状態から病気になっちゃうよね、人も動物も。これってどうしてなんだろうと思う」
「それは体調管理が不十分だからじゃないの?あと、花粉とか自然の影響もあると思う」
そうですね。先日梅雨入りをしましたが、自律神経等の関係から身体の不調を覚える人が多いと聞きます。
「あとね、家族の影響とかもあると思う」
ほうほう。ここら辺もうちょっと話を聞きたいと思うけど、対話は進んでいきます。
「ねえ、みんなに訊きたいんだけど、さっき花粉の話が出たよね。花粉症の人とか、アレルギーと病気って違うの?」
「アレルギーってさ、ひどいと死に至ってしまうこともあるって聞くよ」
「アレルギーってさ、体が何が外界の異物に反応するから起きるんだって」
「アレルギーと違って、病気はウィルスとかが体に入って、それが原因でなっちゃうんじゃない」
「そうだよね。アレルギーってさ、体調管理とかしててもなっちゃう場合がある。気を付けていてもアレルギー物質がもとで発作が起きたり」
「そうそう。花粉って小さいでしょう。だからどんなに体に入れないようにするとかして体調管理していても、なっちゃうことってある」
「私はアレルギーと病気は同じだと思う。私は幼いときアレルギーがあったけど、今は治ったよ。だからアレルギーも病気と同じで治るんじゃない?」
「みんなに訊きたいんだけど、アレルギーも病気もなりたくてなるものじゃないよね」
「というか、アレルギーは病気じゃないと思う」
「アレルギーはウィルスとは関係ないよ」
「う~ん。そうだなあ。病気は薬で治るけど、アレルギーは薬とかで完全に治すことってできないこともあるんじゃない?症状を抑えることはできるかもしれないけど」
「ところでさ、『病気』と『病(やまい)』って同じなの?違うの?」
「ええと・・・。病(やまい)ってさ、『恋の病』とかっていう時に使うよね」
「そうだね。あと、うつ病とか、ストレスからくる心の病(やまい)っていうのもある」
「心の病気も深刻だよね。それで亡くなっちゃう人もいるんだから。でも解決する人もいるよ」
「『恋の病』って『心の病』なの?」
「『恋の病』ってなあに?」
「『恋の病』って、ほら失恋とかするとなっちゃうやつ」
「『心の病』と『恋の病』の違いは、『心の病』はストレスとかのメンタル不調とかからくるけど、『恋の病』は失恋するとなるんだよ」
わずか10分間で、この発話量ですよ。すごいなあ。
最終盤で『恋の病』に話題が移ると、俄然盛り上がってきたのですが、残念ながらタイムアップ。
昨年度、この学年のお子さんたちの中から昼休みに、「相談室」を開いた子たちがいたことを思い出しました。
君たち、青春しとるねえ。
ただね、君たち。『恋の病』は失恋しなくても罹っちゃうものなのだよ。もう罹っちゃってる人いるのかな?まあ、諸君、大いに悩みたまえ。苦しくなったら、「築地の母」こと、この私が相談にのりますからね。いつでも校長室のドアを叩きなさい。その時は遊びに来てる子に退出してもらってじっくり話を聞くからね。まあ、ハチャメチャなアドバイスしかできないかもしれないけど、うふふ。あ、「母」じゃないか。ははははは。
*最後に、今回の問いの候補として挙がったもののうちからいくつか紹介しましょう。
・なぜ睡眠をするのか?
・なぜ好奇心が生まれるのか?
・小腸はなぜこんなに長いのか?
・脳はどんな仕事をしているのか?
・なぜ人は息をしないとだめなのか?
・体のどの臓器もみんな必要なのか?
・なぜ人は生きているのか?
まさに子どもたちは好奇心の塊ですね。
6月13日【3年PTA学年行事】フラッグフットボール
当校の子どもたちの間で爆発的な人気を誇る「フラッグフットボール」。アメリカンフットボールにはタックルがあり、ヘルメットなどの防具がないと危険ですが、フラッグフットボールは、腰にフラッグをつけて、それを取ればタックル成功としています。大人も子供も安全にできるよう配慮されているんですね。
さて、3年生のPTA学年親子行事はこのフラッグフットボールです。大人も子供も安全だからこそ一緒にできるんですね。
講師は当校のホームページでもうおなじみの胎内ディアーズの小川様です。フラッグフットボールなどアメフトの醍醐味を味わえるゲームを何種類も用意してくださり、飽きさせないテクニックはさすがの一言に尽きます。いや飽きさせないどころか大人も子供も本気モード!特に大人チームvs子どもチームでは白熱した試合展開になりました。声援が止まなかったのも頷けます。親御さんが本気モードだったからこそ、子どもたちも大いに楽しめたんだろうと思います。大人の本気走りを写真でご確認ください!
とても楽しいPTA学年親子行事となりました。小川様、そしてお出でくださった親御様、ありがとうございました。3年生のみんな、大満足だったよね。
6月13日【子どもたちの組織的な遊び】リース作り
6月12日、13日と2日間に渡って開催された「リース作り」。企画運営の3年生が自分たちで地域の方にお願いして、藤のつるを調達しました。これは、子どもたち発の地域連携ですね。ホント素晴らしいと思います。地域の方、ありがとうございます。
それにしても3年生の企画運営意欲の素晴らしさったら、ありません。お陰でイベントは大成功!多くの子どもたちが押しかけてきてくれて、それぞれが素敵なリースをお土産に持ち帰ることができました。
企画運営側も参加側の双方が笑顔になるこの企画。よかったね、君たち。
6月13日 保小中あいさつ運動2、3日目
3日間の保小中あいさつ運動もこの日が最後。3日間全てご参加くださった後援会長様はじめご協力くださった皆様に心からのお礼を申し上げたいと思います(後援会長様は連続出場記録を打ち立てたということで、「鉄人」と呼ばせていただきました!)。
小学生は松の子スマイル委員会の子どもたちが主にあいさつに立ってくれていたのですが・・・、あれれ?何人かの担当ではない子どもたちも一緒にあいさつに立っていますね。朝、挨拶に立ってくれている中学生や大人、保育園や中学校の先生、学校運営協議会の皆様を見て、「わあ、なんだかおもしろそう」と加わってくれたのではないでしょうか。こういう気持ち、なんて言うんでしょうかね、「やりたがり」とか「好奇心」とか?とっても素敵なことだと思うのです。
大勢の子どもたちが2列に立ってくれて、その間を両側から出しだされる手にタッチしながら登校する。いやもはや登校ではありませんね、入場です、入場!まるでプロレスラーのようです。ブルーザー・ブロディのようにチェーン振り回しながら入場する子がいなくてよかったあ、ははははは。そんなことしたら、戦いの火ぶたが切って落とされちゃいますもんね。それでも児童玄関前は大盛り上がりでした、朝から!
6月12日【4年学級活動】校地美化活動~マリーゴールド植え~
後援会で購入していただいたマリーゴールドを前庭の花壇に植えます。この日植えていたのは4年生。和気あいあいと作業し、きれいに植えることができました。
この後、全学年の子どもたちがこのマリーゴールドを植えることになります。
花を見ると、心も和やかな気持ちになりますね。
6月11日【あいさつ運動】保小中合同あいさつ運動
保育園と中学校、そして小学校の、子どもたちと先生方、さらに学校運営協議会委員の方々が築地小にお出でくださり、登校する子どもたちにあいさつをしてくださいました。このあいさつ運動はあと2日間行われます。
お出でくださった皆様、ありがとうございました!早朝よりお出でくださり、子どもたちにお声がけくださったことに心より感謝申し上げます。
6月11日【昼休みの子ども主体の企画運営による組織的な遊び】お化け屋敷
4年生の2人が企画運営した「お化け屋敷」。
真っ暗な音楽室の中でミッションをクリアするイベントですが、このルールが子どもたちを引き付けて止みません。
昼休みに、私が音楽室に行く途中に階段で1年生に会ったので、訊いてみました。「ねえ、あなたもお化け屋敷行く?」
すると、「ううん。ぼくは行かない。だって怖いんだもの」。そりゃあ、そうだよねえ。コワソーだもんね。おお、こわっ。
音楽室に到着すると、まさに大盛況!大勢の怖いもの好きの子どもたちが詰めかけていました。
で、いよいよお化け屋敷スタート💀
でも、結局、時間がなくて、集まってくれた子たちの3分の1くらいしかできなかったかな。できなかった子どもたち向けに、また後日このイベントは開催されるとのこと。
それにしても、多くの怖いもの知らずの猛者が集まったねえ。遊べた子たちは大満足で教室に戻っていきました。
企画運営のおふたりさん、たくさんの子たちが集まってくれてよかったね。そして、みんな喜んでくれてよかったね。また後日やる必要が出てきちゃったけど、これも楽しみながらやろうね。
どうもありがとう!
会場の音楽室の写真もアップしてみましたが、中は真っ暗で、こりゃあ何が何だか分かりませんね、すみません。うふふ。
6月11日【3年学級活動p4c】学校に行く理由
3年担任が朝「今日1時間目にp4cをするのでよかったら見に来てくださーい」と言うので、喜び勇んで3年教室へ行きました。
問いは「どうして学校に行く必要があるの?」です。通学する子どもがほぼ考えていることでしょうね、多分。
子どもたちはどんな対話をしたのでしょう。
では見ていきましょう。
「どうして学校に行く必要があるの?私は学校に行くの面倒臭いときがあるよ」
「うん。朝8時前から、6限まであるときもあるし」
「学校に行くと友だちが増えるよ。でも最初のうちは恥ずかしいと思うこともある」
「ぼくは学校はあった方がいいと思う。宿題は面倒くさいけど。学校では難しい問題も友だちに教えてもらって分かるようになる」
「そうそう。難しい勉強もできるようになる」
「私は別に面倒じゃないし、却って学校に通うと毎日友だちに遭えるから嬉しいな」
教師「学校に行くのって面倒くさいって言う人が何人かいたけど、何が面倒なの?」
「宿題。宿題はない方がいいな。疲れるもん」
「うん。学校でもう十分頭使ってるしね」
「宿題が面倒臭いなら、最初に遊んでから宿題したら?」
「学校に行くのって面倒くさいけど、楽しいこともたくさんあるよ」
「そもそもさ、学校に行かなかったら、大人になった時困ると思うよ」
「ぼくは宿題はあった方がいいと思う。一日の勉強を振り返れるし」
「学校に行くのは頭がよくなるため。宿題もそう」
「学校はあった方がいいけど、宿題はなあ・・・、ない方がいいな」
「学校に行くと頭がよくなるよ。ゲームする時間も短くできるし」
「やっぱり学校ってあった方が楽しいよね。面倒臭いって人だって、夏休みや冬休みがあるからいいじゃない」
「それに学校があった方が勉強時間が長くなっていいと思うよ」
「うん。友だちに会って、運動とか勉強とかできるっていいよ」
子どもたちの発言が固まってきたようなので、担任が視点の転換を図ります。
教師「ねえ、もしも学校がなくなったらどうなる?」
「勉強できなくなるし、頭が悪くなる」
「友だちに会えなくなる」
「頭が悪くなって、それで、大人になって困るんじゃない?」
「学校があると、学習時間が長くなって、その分ゲームの時間が短くなる」
「そうだね。学校がなかったらゲームをずっとやっちゃいそう」
「なんでみんなゲームのことばかりなんだろう?」とあるお子さんがつぶやきます。しかし、コミュニティ・ボールを持たないでの発言なので、特にこの発言が取り上げられることはありませんでした。
対話の主流に戻ります。
「学校がなくなったら、漢字が分からなくなって本を読めなくなっちゃうし、勉強ができなくなっちゃう」これは国語に特化した発言なのかしら。
「学校があるから昼休みにみんなと遊べる。学校がないと遊べないよ」
「学校がないと勉強ができなくなっちゃうし、家で自主学習(自由課題学習)をしようと思っても分からないから、できなくなっちゃうよ」
「学校がないと、言葉遣いが悪くなっちゃうし、文字も書けないまま。頭がよくならないよ」。先ほどの国語についての発言に続き、勉強の意味について、対話をかなり具体的にまとめ始めていますね。
教師「勉強はやろうと思えば一人でもできる。みんなと一緒に勉強する意味は何だろう?みんなは一人で勉強するのと、みんなと一緒に勉するのとでは、どっちがいい?」
「ぼくはみんなと一緒の方がいいな。家で一人で勉強だとお昼ご飯にもお金がかかるでしょう」
「うん。まあ、気持ちは分かる。でも給食も無料じゃないんだけどね。」
「ふ~ん、そうなの」
「ぼくはみんなと一緒に勉強したい。一人だと分からないことでも、みんなと力を合わせれば解決できる」
おお!この協働的な学びに対する信頼感はすごい!
「そうだね。みんなとだと、誰か言ったことをみんなで考えて、それをもとに、ぼくたちは考えを創れるんだ」
「みんなでやると、教えてもらえたりして、難しい問題でもできるようになる」
「うん。みんなでやった方が、分からない問題でも、みんなで協力して分かるようになる」
「そもそもさ、学校がないと、お金の計算ができなくて、買い物もできないよ」これは算数に特化した学校教育の意味ですね。
「学校がないと、みんなに会えないし、勉強もできない、給食も食べられない、会社でも働けない。将来が大変になっちゃう」
「体育もないから、体がなまっちゃうよ」おっとー!これは体育に特化した学習の意義についての発言ですね。
「一人じゃなくて、みんなで協力するから勉強も分かるようになる!」
「そうだよね。だいたい、みんなと勉強するのは楽しいよ!」
「それにね、みんなとだと、自分もがんばれる!」
「みんなでやると、勉強も分かりやすくなって、いい気持になる。そうしたら頑張れる」
教師「学校に来ると何がいいの?」
担任はこの発言によって、これまでの対話を誰かにまとめるよう求めたのです。
「一人でできないことでも、みんなとならできる!」
「うん。一人だとがんばれないかも。みんなとじゃないと、20分休みも昼休みも楽しくない」
「勉強で分からない時、友だちに教えてもらえたり、一緒に勉強できたりしていいよね」
「私ね、学校に行くのって面倒くさいって思ってたけど、学校に来れば頭がよくなるし、楽しいし。やっぱり学校はあった方がいい!」
「そうだね。学校に行くのが面倒くさいこともあるかもしれないけれど、将来いいんじゃない?」
この対話、「学校に行くのが面倒くさい」って言う発言から、様々な意見が交錯し、最終的には仲間に対する信頼、協働的な学びの効力に対する信頼が子どもたちから語られていきました。
さらに、学校で学ぶ意味についても考えた対話になりました。
それにしても3年生。この対話がノンストップだったのですよ。私は参観し、紙にマジックで子どもたちの発言を記録していたのですが、それを円座の中央に置く時間的な余裕はまったく、まっっっっっっっったくありませんでしたからね。彼らの発言意欲のすごさに感服するばかりです。すごいなあ、君たち!
6月10日【6年理科】ノート新聞
6年生は理科で単元のまとめをしていました。子どもたちが教科書やノート、インターネット等を参考にして、自分のノートに「ノート新聞」としてまとめています。図解風に書いている子もいれば、キャラクターを狂言回しとして登場させている子もいます。中には、疑問に思ったことを改めてノートに書いている子もいるんですよ。素晴らしいです。
子どもたちは1時間中、真剣にノートに向かい、ノート新聞を作っていました。
6月9日【子どもの主体的な企画運営による組織的な遊び】リース作り告知(放送)
先週のこと。
校長「ねえ、君たちが企画運営しるリース作り、いいポスターできたね。今度はお昼に放送もしたら?」
子ども「はい。ぼくたちもう決めてて、放送は月曜日にする予定です」
おおおおおー!なんということでしょう!このお子さんたちは、今回、昼休みの組織的な遊びを初めて企画運営するのですが、よく分かってるねえ。というか、見通しをもってやっとるねえ。放送だとかポスターだとか、友だちと話し合って進めてきたのでしょうね。私が先走って指示する必要はありませんでした。今までも何回か経験した子どもであれば、次に何やったらいいか考えながら運営することができるのでしょうが、彼らは今回が初めて。それにもかかわらず・・・。ホントに素晴らしい。
放送室には笑顔の6人男女。ちゃーんと放送原稿も作って、シナリオの役割分担もしてあって、協力して準備してたんですよ、私の知らないうちに。もう子どもたち、完全に自走状態です。私はその伴走をするだけ。多分、先輩やほかの子らが今までやっていたのを見ていたのでしょう。それもただ漫然と見ていただけではなく、自分の身体にしっかりと貯めていて、自分が運営するときに参考にできるように準備していたのでしょうね。まさに「子どもがつくる学び、子どもがつくる学校」を具現化した一つの姿だと思います。
数日後のリース作り、みんな楽しんでくれるといいね。君たちがお願いして藤のつるをとってきてくださった地域の方にも当日お声掛けしてあるからね。お出でくださるかもよ。
6月9日【2年生活科】町探検
先日は1年生の探検好きなことについて記載しましたが、2年生だって負けてませんよー。こちらも大の探検好きです。2年生は学校内の探検から広げて、地域の探検に出かけました。
3回目とあって子どもたちも慣れたもの。地域の方、職員様から説明を受けると、興味津々で聞き入ります。そして疑問に思ったことはすぐに質問します。素晴らしい。
「あ、この車、へこんでるね」「あ、この車もへこんでる。へこんでる車ばかりだ」という気付きも。だって、ここ、自動車整備工場なんだもん、うふふ。
様々見学し、気付きを得て、地域について深く理解する。そればかりでなく、地域の方々と触れ合うことで、地域、ひいては社会への信頼につながる町探検。楽しそうに活動する2年生でした。いい勉強してますね。
6月6日【昼休みの主体的な遊び】お化け屋敷の告知(放送とポスター)
大人気の、「昼休みに行われる 子どもが主体的に企画運営する組織的遊び」。もう、今学期中は予定がすべて埋まっちゃってるみたいよ、君たち。これらから出す新しい企画は2学期以降になるそうです。
さて、そんな中でこの日告知されたのが、4年生企画運営の「お化け屋敷」!
遮光カーテンを閉め切ると真っ暗になる音楽室で、スタンプを6つ集めて出てくるのだそうです。「こわいなこわいな・・・と思っていると、ぎゃーーーーーー!!!」てな感じになるのでしょうね。
それにしても子どもたちって怖い話とか肝試しとか、好きですねえ。私もだけど。あ、でもホラー映画は苦手。体に力が入っちゃって疲れちゃうんですもの。うふふ。
6月6日【昼休みの主体的な遊び】リース作りポスター
先日、地域の方にお願いして藤のツルを大量にいただいた3年生。そのツルを使ったリース作りのイベントがいよいよ開催されます。校舎内に何枚もバンバンとポスターが貼られていますもんね。
あるポスターの下には、2人の3年生が作った試作品も飾られました。いずれも素晴らしい出来栄えです。これ見たら参加者また増えるんじゃないかしら。多くの人が来てくれるといいね。
6月6日【3年国語】手紙を書こう(招待状)
6月中旬に3年生はイベントをする予定です。
この日3年生は、家族にそのイベントへの招待状を書いていました。国語の学習で手紙の書き方を学んだ後に実作というわけです。
子どもたちは丁寧に丁寧に書いていましたよ。
案内状を封書にしたためるのですが、封筒に入れるにはどのように案内状を折るといいかについても、担任は丁寧に指導していました。
現代はメールが隆盛の時代ですが、やっぱりきちんとした場合には封書で出したいもの。そういう意味でも将来に生きるこの時間でした。
家の方、たくさんお出でくださるといいね。ねえ、みんな。
それにしても、場所は「ひみつきち」って、どこにあるのー!?ははははは。まずはその探索からですね。
さよならD先生、ようこそJ先生!
子どもたちに英語を教えてくださっていたALTのD先生の勤務はこの日が最後。子どもたちにとっても楽しく英語を教えてくださっていたんですよ。子どもたちも名残惜しいことだと思います。
代わりにお出でになったのが、J先生。この日が初出勤となります。D先生からの引継ぎを兼ねて、一緒に子どもたちに英語を教えてくださったんですよー。「両雄並び立たず」のはずが、「両雄並び立つ」になっちゃいましたね。なんて豪華なんでしょう。
D先生、今までありがとうございました。そしてJ先生、これからよろしくお願いします。
*貴重な2ショットも撮らせていただきました。