学校ブログ
7月16日【6年家庭科】洗濯実習
この日、家庭科室では6年生が洗濯の実習中。ハンカチや小さいタオルを手で洗っていました。
グループごとに、ああだこうだ言いながら楽しくもみ洗い。
きれいになってよかったね。
7月17日 地区子ども会
夏休み前の地区子ども会を行いました。
各地区、1学期の登校の様子をふりかえり、夏休みに気をつけることについて、積極的に意見を出し合ってていました。
もうすぐ夏休みです。児童が安全に過ごせるよう、保護者、地域の皆様の見守りや声掛けをどうぞよろしくお願いいたします。
7月12日 朝の子どもたちを迎える生き物たち
築地小学校には、登校してくる子どもたちを迎える生き物たちがいます。
アサガオ、ひまわり、カブトムシ、ヘチマ・・・
登校すると、これらの生き物のところに真っ先に向かう子どもたちが多いです。畑に水遣りに行く子もやはり多いですね。
お、へちまには、つぼみがついているのを発見!もうすぐ花が咲くのかしら。大きな実をつけてもらいたいと思います。子どもたちもね。
7月11日【2年道徳】迷うっていいこと?
2年生の道徳。途中からの参観でしたが、子どもたちは深く考えていましたよー。
授業の流れの中で、担任が子どもたちに問いました。
「ねえ、『迷う』っていいこと?」
おおーっ!これ、2年生の道徳ですよね?レベル高っ。
す、すごいなー、2年担任の子どもたちに対する信頼感が!
そしてそれに見事に応える子どもたちもやっぱりすごい!
「迷うってことは考えてるってことで、考えることはいいことだから、迷うのもいいことだと思います」
「迷ってるってことは、考えて考えて、それで迷って、また考えて、それでいい考えが浮かぶってことになるから、いいことだと思います」
「迷う」という言葉に対するこの思考!素晴らしいじゃないですか、2年生のみんな!
さて、教材文は次のようなあらすじです。
広場に咲いているひまわりの根元に空き缶が転がっています。
その脇を女の子が通り過ぎるとき、空き缶が転がっていることに気付きました。女の子は空き缶はそのままにして通り過ぎました。でも、ひまわりはニコッと笑いました。
次の日、女の子は「空き缶がないほうがいいのにな」と思いました。女の子は空き缶をそのままにして通り過ぎました。でも、ひまわりはニコッと笑いました。
その次の日、女の子は「私が空き缶を拾えばいいのかな」と思いました。女の子は迷ったけれど、空き缶をそのままにして通り過ぎました。でも、ひまわりはニコッと笑いました。
また次の日。女の子は空き缶を拾いました。女の子はひまわりと一緒にニコッと笑いました。
面白い文章ですね。
この文章にはかわいい挿絵が描かれているのですが、注意深い子どもたちは、周囲の子たちと対話しながら、挿絵のひまわりが最初から笑っていることに気付いたのです。
担任は子どもたちに問いました。「ひまわりは、女の子が空き缶を拾わなかったときにも、ニコッと笑ったのはどうしてか?」
そうですよねー。子どもたちが疑問に思ったことを担任はズバリと突きます。
さあ、子どもたちはどう考えるのか。グループで話し合っていた子どもたちは、このひまわり問題に決着を付けようと様々な考えを発表し合います。さらに、担任は女の子の思考と行動を時系列にまとめ板書もしました。
そして、子どもたちは次のような結論に至ったのです。
「ひまわりは、最初から女の子を信じていたんだよ。だから、最初に気付いた時から、そのうちに空き缶を拾ってくれるだろうって分かっていたんだと思う」
う~ん。お見事!
この時間では善悪の判断,自律,自由と責任といった道徳的価値に加え、人を信じるということについても子どもたちは言及していたのです。
こういう学びを重ねていくことが、子どもたちの道徳的価値観を高めるのでしょうし、学ぶって楽しいと思えていくのだと思います。
7月11日【5年道徳p4c】悪いことをしたとき、嘘をついて、自分を守ろうとする心があるのは、なぜか
5年生は道徳でp4c!前日に教材文を読んで、一人一人の子どもが立てた問いの中から、ダントツの1位で選ばれたのは次の問いです。
「悪いことをしたとき、自分を守ろうとする心があるのは、なぜか?」です。
これは厳しい問いが選ばれましたねえ。私も覚えがあるもんなー。とほほ。ざんげ(涙)
子どもたちはこの問いにどう立ち向かっていくのでしょうか!?
では、対話の概略を見ていきましょう。
まずは、この問いを出したお子さんの発言からスタートです。
「自分を守ろうとして、本当のことを隠したりするのはよくないと思うのだけれど、ぼくは隠しちゃうんです」
おおっと、いきなりカミングアウト!今回の対話、どうなっていくのかしら。
しかし、問いが問いだけに続く発言がありません。
そこで、私もカミングアウト。小学生時代にすぐ嘘と分かる嘘をついちゃって、後で叱られた体験を話しました。
子どもたちに訊いてみると、自分を守るために隠し事をした経験があるこが大多数。まあ、そうでしょうなあ。
その後、しばらく待っていると、漸く手が挙がりました。
「自分を守ろうとしちゃうことって、私もある。やっぱり心が弱いからなんじゃないかな」
「ぼくも、作り話をして自分を守ろうとしちゃったことある」
「私は泣き虫だから、叱られたくなくて嘘をついちゃったことがある」
「実はぼくも。食べちゃダメなお菓子をこっそり食べて、それが見つかって。しらを切っていたんだけどばれちゃった」
「動画サイトを見ないっていう約束だったんだけど、見ていないって嘘をついちゃった」
「窓から裸足で出入りしちゃって、家の中汚れちゃったんだけど、家の人に問い詰められても、何もしてないって言っちゃった」
「嘘っていい嘘もあるかもしれないけど、悪いことをしたときには隠しちゃダメ。素直に言わないと」
「うん。事実を隠すような嘘はダメだと思う」
「悪いことをしたんだけど、さも自分がいいことをしたかのように話しちゃったことがある」
「自分の秘密を人に話すことってカミングアウトって言うんだよね」
「私、嘘ついちゃって、でもその後ばれたら叱られるから、カミングアウトしたことがある」
こんな感じでカミングアウトは続きました。
やがて、「どういう場合に隠し立てしないで話すことができるのか」に話題は移り、さらに「いじめ問題が起きた時に自分はどう行動するか」「何ができるか」ということにまで対話は言及されていきました。
そして、最後のお子さんのこの発言が対話を締めくくりました。
「ぼくたちは一人で行動しようとするのじゃなくて、みんなで行動することが大切なんだと思う」
たっぷり30分間以上。子どもたちは考え考えしながら、そして勇気をもって対話していきました。
5年生のみんな、こういう対話を今後も重ねていくことが、よりよい自分をつくり、よりよい学級をつくることに繋がるのだと思うよ。
今日はよく対話しました。がんばりました!
また、一緒にがんばろうね!
7月9日 個別懇談会(2日目)
今週は月曜日から金曜日まで一週間ずっと個別懇談会です。謂わば「個別懇談会週間」ですね。
昨年度よりも若干面談時間を長くして、保護者様と担任が対話をとおして、お子さんの状況について情報を共有し、指導の方向を探ります。
1年教室の前の廊下では、保護者様がご自分の面談の番を待っていらっしゃいました。
ご多用の中、万障お差し繰りの上、お出でくださった保護者の皆様、本当にありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
それにしても、写真の保護者様。素晴らしい姿勢ですね。お子さんと一緒ですね。
7月8日【4年算数】丁寧なノート
4年生が算数を勉強していましたよー。2桁のわり算です。
子どもたちのノートを見ると、ものすごく丁寧に書いていますね。よく見ると、筆算をするときに、横線は定規を使ってまっすぐに引いているのです。道理で見やすいノートになっているわけだ、納得納得。
どうやって指導しているのかなと担任を見ると、担任自らも大きな定規とチョークで見やすく板書していました。まずは隗より始めよですね!道理で子どもたちが見やすいノートを作っているわけだ、納得納得。
定規を使わないで書けば早く計算はできるでしょうが、こんがらがっちゃって理解の妨げになってしまう場合もあります。一つ一つ丁寧に丁寧に行うことが理解を助けるのですね。
そして、4年生の小さい定規を片手に筆算する手際よさったら!完全に慣れているようで、筆算をする上で定規を使うことを苦にしていない様子。すばらしいね、4年生のみんな。賢くなるよ、きっと!
7月5日【3年道徳p4c】聞くことは、相手を大切にすること
3年教室を覗くと、机は黒板に向けた聴講スタイルの配置ですが、子どもたちの手にはコミュニティ・ボール。
道徳の授業中に急遽p4cを始めたのじゃないかしら。
数日前、コミュニティ・ボールづくりでp4cスタイルを体験していた子どもたちですが、その時に比べると、この日は聞く姿勢が素晴らしかった!発言している子どもの方向に身体が向くように、わざわざ椅子に座る向きをグルグル変えながら、しっかり聞こうとしているのです。自分の頭の中の考えをうまく言語化するために、なかなか言葉にすることができなくて、発言するまでに時間がかかったお子さんの時でも、子どもたちはずーっとその子が話するを待っているのです。ホント素晴らしい!
ちなみに最後の写真。子どもたちは私の方を向いて話を聞いているのですが、子どもが話していても、こうして体の向きを変えて聞いていたのですよ。自分が話しているときに、こんな聞き方をされたら、もう自己肯定感爆上がりですよね!
授業後、担任が問いました。
「今日は話の聞き方が素晴らしかったですね。人の話を聞くときに大切にしたいことは何ですか?」
すると子どもたちは「静かに聞くことです」と回答。
この発言を受け、担任は「そうだね。静かに聞くことは、『あなたの発言を大切にしていますよ』って伝えることになるし、これも相手に親切にするってことなんだよね。さらに友だちの発言に対して自分はどう思うかって考えながら聞くことも大事だよね」と話しました。
3年生のみんな!君たち、どんどん対話が上手になっていくねえ。
7月5日【3年総合】ハーバリウムづくり
もう一丁3年生!
遡ること数時間前、3年生はURA mizusawa flower farmのスタッフ様を講師に、ハーバリウムづくりを体験しました。
ハーバリウムというのは、ドライフラワーをガラス瓶に入れ、保存用のオイルに浸した“おしゃれなインテリア”です。
乾燥させたチューリップの花びらを自分で選び、ガラス瓶に詰め、保存用オイルを注ぐと世界で一つだけのお手製ハーバリウムが完成!どの子もご満悦の表情です。これ、家に持ち帰ったら、きっとご家族のみんなは驚き、喜ぶだろうねえ。
同じ作り方をしたにも関わらず、どの子のハーバリウムもみんな個性的で、そしてとっても素敵です。
どれも素敵なので、自分と違う友だちのハーバリウムの素敵さを讃え合っていました。
「人との違いが強みになる」とはp4cについての、新潟大学佐渡自然共生科学センターの豊田教授の言葉。
我田引水みたいに聞こえるかもしれませんが、ハーバリウムづくりは、どこかp4cみたいなところもあると感じます。
芸術作品を創る喜び、楽しみを味わうに加えて、p4cのように自分と友だちとの違いを認め合う喜びをハーバリウムづくりでも感じることもできたのではないでしょうか。
素敵な活動。よかったね、3年生のみんな!
下校間際、3年教室に入ると「校長先生、ほら、見て見てー!」とみんな自分のハーバリウムを誇らしげに見せてくれました。
7月5日【まなび学級】七夕飾り
もうすぐ七夕。学び学級前の廊下には、七夕飾りが出現しましたよー!
みんな、どんな願い事をしてるのかな?どれどれ・・・。
「足がどんどん速くなりますように」「勉強ができるようになりますように」「ゲームがフリーズしなくなりますように」など様々な願いが短冊に書かれていますね。
どの短冊も、鉛筆で下書きがされ、マジックで丁寧になぞられた願い事です。
そんな中で一番多かった願い事は次のものでした。ジャーン!!
「世界が平和になりますように」
じーん・・・
なんやかんや言っても、子どもたちの一番の願いはこれだったのですね。
私もがんばる!
学校だよりを更新しました
7月3日【6年国語】デジタル機器を上手に使う
6年生は国語で、デジタル機器との付き合い方について問題提起をする説明文を教材に学んでいます。
そろそろ単元の学習も佳境に入るこの日、6年生はグループごとに自分たちなりの提言文を作成していました。
6年生はどんな提言をしたのかな。後で見せてね。
7月3日【1年道徳】学校のものは大事に使う
1年教室を覗くと道徳の授業中でした。
この日は公共のものを大切に扱うがテーマ。教科書のイラストに描かれた子どもたちを見て、いい行いと悪い行いをそれぞれ見つけていきました。イラストを指さしながら、「この子はみんなで使うものを大切に扱っているからいいです」などの発言が続きます。
そこで担任は問いました。「イラストでいい行いをしている子って、どんなことを考えているんだと思う?」
子どもたちは盛んに手を挙げます。「ものの気持ちをよく考えて大切に使っています」 おー!ものの気持ちねえ。(スイスの心理学者ピアジェは「子供の思考は自己中心的であり、自己を拡張して他のものに自己と同じ生命を与え、体感を通して現象を理解する」と言いました。なるほどねえ。)
別のお子さんも発言します。「怒られたくないから、壊さないように使っています」 子どもたちの素直な気持ちなのでしょう。担任のセンサーがピピっと反応し、担任はこの機をとらえて離しません。担任はクラス全員に問いました。「じゃあ、みんな。怒られなかったら大切に使わなくてもいいの?」出たー!こういう問いかけが、子どもたちが当たり前だと思っている道徳的価値観を揺さぶるのです。
子どもは「だめー!」。さらに担任からの問いに応えます。「怒られなかったとしても、大切に使わないとだめだよ」担任を介さなくても、子どもたちはほかの子の発言を聞いて、それに反応するようにつぶやきます。「大切に扱わない子は、どうでもいいやって思ってる」「そう。そういうのだめだよね」「うん。だからものを大切にする」
担任はさらに問いました。「どうして大切に使わなくちゃならないの?」さすが1年担任。キラー発問炸裂です!
ここら辺がこの授業のヤマ場でしょう。
子どもたちはしっかり考えつつ、発言していきました。「使えるのに、壊したらもったいないから」「みんなのものだから」「お、いいねー!」
この「いいねー」は小声ではありましたが、友だちの発言を受け止めての子どもの意思表明です!すばらしい!
最後に、担任は「ねえ、みんな。正直に答えてね」と言いつつ、子どもたちに問い掛けました。
「みんなは、みんなが使うものを大切に使ってる?」
私が参観したのはここまで。1年生はそれぞれどんな反応をしたのでしょうか。ご家庭で訊いてみてくださいね。
7月2日【5年家庭科】はじめてのソーイング
5年生は家庭科で裁縫の学習をしていました。
初めての裁縫実習ということで、まずは針の糸通しと玉結び、玉止めの練習。大人になると難なくできるのですが、初めてとなるとなかなか難しいものです。子どもたちは動画を見たり、教え合ったりしながら、それでも最終的にはしっかりできた子が多かったです。
裁縫の基本中の基本である玉結びと玉止め。これができるようになって漸く作品作りに取り掛かることができます。
裁縫は子どもたちが楽しみにしている学習の一つ。しっかり学んで、素敵な作品が出来上がるといいね。
7月1日【4年国語】短歌・俳句に親しむ
4年教室から担任の朗々とした声が響いてきましたよー。
「石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも 志貴皇子」
「君がため春の野に出でて若菜摘む我が衣手に雪は降りつつ 光孝天皇」
子どもたちは、担任の解説を聞きながら、これらの短歌の意味を理解していきます。
いにしえの人々に思いをはせつつ、短歌をじっくりと味わう。そんな楽しみに気付いてほしいなあと思います。
6月28日 松の子クリーン作戦 in 村松浜
延期になっていた小中合同海岸清掃が満を持してこの日実施されました。
小学生も中学生も入り乱れての海岸清掃。たくさんのゴミが集まりました。
海岸清掃の後はグループごとに棒倒し!砂浜遊びの定番ですね。中学生が企画運営してくれたんですよ。また、海岸清掃中にBGMが流されたのも中学生の発案なのだとか。中学生のみんな、ありがとう!
海岸がきれいになって嬉しいね。
中学生と一緒に楽しく活動できて、これまたよかったね。
地域の皆様も保護者の皆様も多数お集まりくださりました。ありがたいことです。
子どもたちが、持続可能な社会の創り手となるために、大変有意義な活動となりました。
企画運営をしてくださった方々に心から感謝申し上げます。
6月27日 委員会活動
5・6年生が組織する委員会活動。
当校には次の5つの委員会が設置されています。すなわち「松の子スマイル委員会」「給食委員会」「情報委員会」「健康委員会」「図書委員会」の5つです。
それぞれどんなことやってんのかなーと各教室を覗くと、それぞれバンバン動いていて、子どもたちのアイディアが重視された活動になっていました。
何かしらの合意形成を図っていた委員会のほかは、各自が盛んに動いているので、全体像が分かりづらいのですが、どの委員会でも子どもたちは嬉々として活動していることが分かります。
5、6年生のみんな!円滑で楽しい学校運営のために、どうもありがとう!これからもよろしくお願いしますね。
6月27日【4年算数】立派なノート
4年生は落ち着いて勉強していると先日報告しましたが、やっぱりノートも立派でしたよー。
写真をご覧ください。授業の要点をしっかり書かれ、特に大切なところは定規を使って、色ペンで囲んであります。
学んだことをノートに整理し、再構成するのは、学習の定着を図る大変有効な手段だと考えています。
素晴らしいノートを2人分だけ紹介します。
6月27日【5年算数】算数で侃々諤々
5年生は算数で侃々諤々の議論がなされていました。えっ、算数で「侃々諤々」!?
不思議に思われる方も少なくないと思います。算数と言えば、ノートとにらめっこしながら、じっくり考え、「あ、これは違う」「また違う。どうしてなんだろう?」などうんうん言いながら、一人で学ぶあるいは正解を確認しつつ解き方を理解するっていうイメージをお持ちの方も少ないのではないでしょうか(私の算数に対する偏見かもね)。
しかし、この時間、確かに5年生は侃々諤々だったのです。
4,5人のグループになって、単位当たりの量について求める方法を、まさに頭を付き合わせて、頭をひねりながら、彼らは考えていたのです。
その議論の内容の面白いこと!
設定された制限時間では議論が乾かず、議論終了時刻が来るたびに、子どもたちから延長、さらに再延長を求める声が上がります。
結局、20、30分間議論してたのじゃないかしら?
あるグループは本当に議論に議論を重ね、あーだこーだ言い合いながら課題解決を図ろうとしていました。いざ、議論の結果を発表する段階になって、この班は本当に残念そうに「考えがまとまらず、分かりませんでした」と発表しました。
いいんですいいんです!考えに考えた結果ですもの。素晴らしい学びの姿勢だったよ、君たち!お見事!
また別のグループは、あるお子さんが理科で学んだことをもとに天才的なアイディアを出し、そこにほかの子のアイディアを組み合わせたものを発表しました。写真にあるように発表用のホワイトボードをグループ全員で持とうとするほどに、彼らはみんなでこの議論に知的好奇心を感じ、楽しんだのです。グループみんなで練り上げた解法です。
ホワイトボードの写真を見ると、スッキリと書かれたホワイトボードもあれば、書いては消し書いては消ししながら書かれたホワイトボードもありますね。さんざん悩んだグループにとっては、苦労の末にたどり着いた解法なのだものねえ。そりゃあ達成感あるでしょう。
私、教師生活30数年になりますが、算数で子どもたちが主体的にこれほど議論をする姿を初めて見たような気がします。
算数の授業後、子どもたちはにっこにこで教室の至る所で話し合っている姿も見られました。
素晴らしいよ、5年生のみんな!
6月27日【6年社会】租税教室
6年生対象に租税教室が行われました。講師は税の専門家である市税務課の方です。
納入された税はどんなことに使われているのか、税にはどんな種類があるのか、もしも税がなくなったらどんな世の中になってしまうのかなど具体的な例を挙げながらご説明いただきました。
途中でアニメを視聴したり、1億円を持たせてもらったり(もちろんイミテーションです!)と、楽しく学ぶことができました。
納税は社会人の義務です。税は社会のみんなのために使われることをしっかり理解して、きちんと納めましょうね。
授業で出題された税に関するクイズです。挑戦してみてください。
① 税で賄われている小学生一人当たりの教育費はいくらでしょう?
② 小学生でもでも一定額の収入があれば、納税義務が生じるか?
③ 救急車を呼ぶのに、お金がかかる国があるか?
④ 1億円拾って、自分のものになった場合、納税義務は生じるか?
⑤ 宝くじで1億円当たったら、それに税はかかるか?
⑥ お年玉をもらったら、納税義務は生じるか?
*答えは写真の下に。
<答え>
①1か月7万円 ②小学生でも一定額以上の営利収入があれば納税義務は生じる ③アメリカやフランスなどでは救急車を呼ぶのに費用がかかる ④所得税がかかる ⑤110円以上のお年玉には贈与税が課される