学校ブログ
12月17日 子どもが主体の企画運営イベント続々と
当校が理想とする教育像「子どもがつくる学び 子どもがつくる学校」を具現化した姿の一つとしての、昼休みの子どもが主体のイベント。今まで「怖い話大会」「レインボーフラッグ作り(アシスタントとして作り方は子どもたちが中心になって教えていたのです)」を開催してきて、18日には「クリスマス・オーナメント作り」が待っています。
この日の給食の時間、オーナメント作りの幹事の4年生が、持ち物をアナウンスしていました。放送室からのアナウンスですので、最初の頃はかなり緊張気味だった子どもたち。でも今ではずいぶん慣れてきたようです。持ち物は「鉛筆とのり」だそうです。みんな、当日持ってきてね。まあ、会場に忘れちゃっても、すぐに教室に取りに行けるから、大丈夫よ。
さらに、この日、もう2つの子ども主体のイベントの告知がなされました。
1つは、「<新春>クイズ大会」です。主催は5年生の有志。子どもたちがクイズを出し、子どもたちがクイズを解きます。低学年の子たちなんか今から「ぼく、クイズ出しますよ。校長先生はクイズ大会に来ますか?」とやる気満々!そりゃあね、もう絶対行きますよー!冬休みのうちからクイズを用意しておこうって子もいるようです。
もう1つは、「人間まちがい探し」!おおおー!なんというタイトルでしょうか!おそろしー!「あなたの存在自体が間違いなのです!ドーン!」とかって言われたらどうしよう・・・。どきどき!主催は3年生の有志。ポスターを読むと、問題を出す子が最初にポーズをして、問題を解く子が目をつぶっている間に1つだけポーズを変えるので、どこが変わったのかを当てるクイズなのだそうです。なるほどー。これは面白そうですね。
「<新春>クイズ大会」は1月10日(金)の昼休みに、「人間まちがい探し」は1月14日(火)の同じく昼休みに開催される予定です。
もうすぐ冬休み。子どもたちには冬休みを堪能してもらいたいと願っていますし、3学期にまた登校することを楽しみにしていてもらいたいとも思っています。
12月16日 期末大清掃
学期末の節目に、今年一年間お世話になった校舎をきれいにしようという意識を高め、新年を迎える環境を整えることを目的に、この日2学期末大清掃が行われました。普段手の届かない場所をも重点的にきれいにします。
子どもたち、寒い中ですが、黙々と掃除していましたよー。素晴らしい。
この一生懸命さが学力はもちろんのこと、人間的な成長をも促すのだろうと思っています。
12月16日【子どもがつくる学び 子どもがつくる学校】クリスマス・オーナメント作り
「子どもがつくる学び 子どもがつくる学校」を具現化した姿の一つとして、昼休みに行っている子ども主体となって行う活動。
今までは、たまたま廊下を歩いていた子に「これやってみない?」と私がスカウトしていたのですが、今回は子どもたちの方から、私に「校長先生、今度クリスマスオーナメントづくりをみんなでやりたいんです!」と申し出がありました。「必要なものは折り紙と針金のモールです。いいですか?」。
おおおおおー!もう、悪いわけないじゃないですか!ウエルカム☆ウエルカム!私はもう嬉しくって仕方がありません。「君たち、私はね、君たちのような言葉を待っていたんだよ~!」と抱きしめんばかり(本当に抱きしめたら問題になりますので自重しましたが。ははははは)。
で、この日、廊下にはポスターが何枚も貼りだされ、給食の時間には放送でも告知されました。
開催は2日後の昼休み。とっても楽しみだなあ。
12月16日【6年社会】アジア・太平洋戦争および原爆投下について
アジア・太平洋戦争中における原子爆弾投下について、6年生の社会科(歴史分野)の教科書ではどう扱われているのでしょうか。
「アメリカ軍は、8月6日に広島、9日に長崎に原子爆弾を投下しました。地上から約1万mの高さにまできのこ雲が立ち上がり、熱線と爆風で、建物はくずれ、人々は体を焼かれました。この原子爆弾の投下によって、広島、長崎の両市では、合わせて30万人以上の命がうばわれました。現在でも、放射線の影響による後遺症に苦しむ人々がたくさんいます。」
直接原子爆弾について触れられているのはこの4文と2枚の写真のみです。当然、これだけでは原子爆弾についての理解は十分とは言えません。
これ以外について、何をどのように伝えるのかは、各教師に任されているのです。
さて、6年生。教室の前を通ると、ノーベル平和賞を受賞した被団協のスピーチの動画が流されており、子どもたちは食い入るように見つめていました(写真は見終わった後です。視聴しているところを撮影できなかったのです、とほほ)。
黒板には「敗戦までを学習し、自分の考えをまとめよう」として、さらに「核爆弾12000発、すぐに発射可能4000発」など、アジア・太平洋戦争末期および現在各国の軍備の状況について端的に記載されていました。
子どもたちは担任の話を聞き、さらにタブレット等で自分自身でもこの戦争や原爆について発展学習として調べてまとめていました。
かつて、老子は「魚を与えるのではなく釣り方を教えよ」と言ったと伝えられています。
原爆の投下について、教師の考えを伝えるのは簡単ではありますが、やはり子どもたちが自ら調査し、仲間と対話して、自分なりの考えを持つなどの術を教えたいものです。
原爆投下を正当化する言説などを引き合いに出しながら対話するなど、子どもたちには借り物ではない自分の考えを持ってほしいと思います。
12月16日【1年国語】すぐに相談!&常に叙述に立ち返る
1年生は国語で物語教材の読み取り中です。
1年生全体と担任とで対話しながら読み取りを進めるのですが、まず授業のテンポがすごくいい。速すぎず、かといって間延びせず、子どもたちが意欲的に読み理解する上でとても適しているテンポです。
さらに担任は「はい、隣の子と相談してみて」「班のみんなで話し合ってみて」と随時子ども同士の対話をも促しています。「随時」というよりは「しょっちゅう」という感じですかね。そして相談する際には、相談している相手も指名された時にしっかりと発言できるように相談するんだよ」とも言っています。
相談と言っても、自分の思いを一方的にしゃべるだけで、伝えようという意識がない場合も一般的な小学生にはよくあるケースです。その点、我らが1年生は、相手意識をしっかり持って、「相手は自分が言わんとすることを理解して聞いてくれるのかしら」と考え、必要に応じて工夫して伝えることを求めているのです。
担任の独りよがりな進め方、あるいは話相手の子どもの自分中心のペースで、ついていけない子どもを放っておかれないようにしているんですね。
おまけに常に叙述に立ち返っているお子さんが多いことも特筆に値します。「〇ページの〇行目に書いてあります」「〇ページの〇行目と〇ページの〇行目では書かれていることが少し違います」など、叙述を根拠に発言しているのです。1年生にしてこれができるって言うのは相当鍛えられている証拠ですね。
1年生の子どもたちが真摯に授業に取り組む姿勢は、こういう指導などが功を奏しているからだと思われます。