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学校ブログ

10月28日【2年国語】秋を見つけたよ

 朝夕はめっきり冷え込むようになりましたね。秋たけなわ。石焼き芋とかおいしい季節になりました。
さて、2年生は国語『秋がいっぱい』の学習中。「秋だなあ」と感じた一瞬を切り取り、文章にしていました。

「おととい、家の庭できのこを見つけました。きのこを眺めていたらかわいいと思いました」
「私は昨日車に乗っていた時に、猫じゃらしを見つけました。猫じゃらしがいっぱいあってすごかったです。風に揺れてきれいでした」
「ぼくは昨日家の庭で柿を見つけました。おばあちゃんが「柿は秋が旬だからおいしいよ」と教えてくれました。秋はオレンジみたいだから柿もオレンジ色なのかなと思いました」
「私は家の近くでコスモスを見つけました。コスモスを近くで見ていたら、まだ小さくて成長していないコスモスもありました。だんだん寒くなるので、きれいに咲いてほしいです。咲いたら家で飾りたいと思いました」

詩人が多いですね。
中には書き上げてから、読み直し、何度も推敲するお子さんもいたんですよ。すごいことですね。

10月25日【5年学級活動】交流ウォークラリー

この日、胎内市内の5年生が集まって、交流を目的にウォークラリーが行われました。

主催は、中条胎内ロータリークラブ。準備等に相当な時間をかけて、子どもたちのためにウォークラリー開催にご尽力くださいました。ありがとうございます。

ウォークラリーは、各校ごちゃ混ぜになってグループを作り、みんなで協力してミッションを達成します。

ゴールした時はみんな笑顔。他校の5年生と仲良くなれたかな。

来年度は6年生として、親善陸上大会等でともに汗を流して交流することになります。

こうして、子どもたちは様々な大人のご理解、ご協力のもとに成長していくのですね。

私の持論ですが、「豊かな学び」は様々な人と関わり合う中でこそ実現されるものだと思っています。ロータリークラブの皆様、有意義な活動をありがとうございました。5年生のみんな、よかったね。

 

10月25日【4年音楽】感動の♪Believe

理科室で作業をしていると、4年担任が来ました。「これからここで合唱練習してもいいですか?」と言うのです。はいはいどうぞどうぞと答え、担任が歌いだすのを待っていると、「校長先生、歌うのは私じゃありませんよ、子どもたちですよ」。ははははは。そりゃあそうでしょうね。

しばらく待っていると、隣の音楽室から低音パートの子どもたちがやって来ました。現在、♪Believe(ビリーブ)の合唱の練習をしているようなのです。

担任の指揮のもと、低音パートの子どもたちが歌いだすと・・・もうびっくり!1音目から素晴らしい声量で、度肝を抜かれました。子どもたち気持ちを込めて歌っています。それを支えるピアノ伴奏も素晴らしい!私は目にたまる涙を抑えることができません。ハンカチを出して目頭を押さえていると、その姿を見た子どもたちはますます張り切って歌っているようです。

「低音の子どもたち、すごいものだなあ」と感嘆しつつ、隣の音楽室に行くと、高音パートの子どもたちが練習していました。こちらも低音パートの子どもたちに負けず劣らず、素晴らしい歌声を響かせています。

そして高音パートと低音パートが合流し、一緒になって歌うと、私もう号泣です。子どもたちの気持ちが歌詞に乗っています。

♪たとえば君が傷ついて
 くじけそうになった時は
 必ず僕がそばにいて
 ささえてあげるよ その肩を

まさにこんな感じだよねえ、君たちは。

感動的な歌声に乗せる感動的な歌詞。

素敵な歌声をこれからも聞けることが嬉しいです!

10月24日【6年道徳】スマイル集会p4cの問い決めp4c①

11月1日の5限にスマイル集会が行われます。「いじめ」をテーマに縦割り班ごとにp4cをして考えを深めるのですが、ファシリテーターは我らが6年生ですっ!おー、やったー!ぱちぱちぱち音楽
と言うことで、6年生はこの前日p4cでどんな問いにするか、p4cで考えました。
問いを考える際の視点として、「様々な意見が出され、かつ対話によって深まったり発展することが期待できるようなもの」と教師が示しました。
ただ単にエイヤッとどれかに決めればいいというものではありません。対話の全体像を想定しながら問いを決めることが必要だとも話しました。
ではどんな対話になったのでしょうか。
例のごとく対話の内容が濃く、複雑なので、やっぱり概略のみお知らせします。


「ぼくは、『いじめる側が100%悪いのか?いじめられる方は悪くないか?』がいいと思います」
「道徳で学習したピエロとサムみたいな関係ってこと?」
「そうだね」
「私は『いじめが起きないためにどうしたらいいか?』がいいと思います。自分でも対話の参加者として意見を言いやすいからです」
「そうだね。『いじめをなくすためにはどうしたらいいか?』もいいんじゃない?」
「私は『どうしていじめをしてしまうのだろう?』っていう問いがいいと思います。いじめをなくすのも大事だけど、その前にいじめが起きないようにするのが大切だと思うから」
「うん。その問いなら意見は出にくいかもしれないけれど、対話は深まると思う」
「そうそう。いじめ対策もできるようになるんじゃない?」


「いじめられる側に悪いところはないの?」
「顔が不細工だからっていじめるのはダメだよね」
「その人の性格が悪いからっていじめるのは?」
「例えば、その人から嫌なことをされた時、正当防衛としていじめるのはいいのかも」
「いじめる側が100%悪いのかなあ。五分五分なんじゃない?どっちも悪い」
「前にいじめられた側が仕返しのために、その人をいじめるのは?」
「う~ん。もういじめは収まったんだから、もうやり返さなくてもいいと思う。やり返したら、やり返された側も仕返しのためにいじめをすることになっちゃう。そうなったら永遠に続いちゃう。だからさ、もう終わったことはいいんだよ。そうしないと問題が大きくなって、学校全体の問題になっちゃうよ」
「先生がいじめを止めるとき、いじめている側だけを一方的に叱っちゃだめだと思う。いじめられた側も前にいじめている側をいじめてるんだから。先生両方の意見を聞くべきだと思うな」
「そうだなあ。たとえその人の性格が悪くても、いじめるのは違うと思う」


「じゃあ、どうすればいいの?」
「口で注意するけど、それでも直らなかったら・・・もうね、あきらめる」
「あきらめるのはなあ。先生とか親に言うべきだと思う」
「何十回も注意して、それでも直らなかったら?」
「あきらめるしかない」
「あきらめるって?」
「しばらくそのままにしておくってこと。そのうちいい対策が見つかるよ」
「性格が悪いってことが当たり前だと思うしかない」
「口で言っても直らなければ、いじめられているって実感してもらって、自分のどこが悪かったんだろうって反省してもらう」

この後、子どもたちが発言するのを踏まえると、どうやら「いじめる側は100%悪い。でもいじめられる側だって、100%悪くないってことはない」という考えのようです。
ここでタイムアップ!
11月1日のスマイル集会、いったいどうなっちゃうの!?


➡ To be continued!

10月25日【6年道徳】スマイル集会p4cの問い決めp4c②

前日のp4cでは「いじめはいじめられる方にも悪いところがある」という考えが大勢を占めました。
そりゃあねえ、私も教師の端くれです。このままでは終われません!
で、その翌日。1限から続きのp4cです。
私も頭を一晩冷やして、子どもたちに考えを対話で確認した上で、このp4cの問いは私が設定しました。
「『相手に悪いところがあれば、いじめて直させる』について、どう思うか?」
どうなったのでしょうか!

「相手がいじめをするような悪い人だからって、自分でもいじめをしたら自分も悪くなっちゃう。いじめた方も悪いんだよ」
「いじめた方だって、自分のためにならない」
「そうだね。いじめるより、口で注意した方が早い」
「それで直らなかったら?」
「だめなら、先生とか大人に言う。それでもだめだったら自分の周りの人とかと協力してみんなで注意する」
「なんかさあ、それもいじめっぽくない?」
「う~ん」
「そもそもさ、いじめて直させるって考えはよくないと思う」
「うんうん。いじめられた人はもっと悪くなっちゃうかも」
「いじめられて、よくなる人はいない!」
「理由はどうであっても、いじめるって相手のためにならないんだよ」
「もう、どうしても合わないって人がいたら、近づかないようにするしかない」
「でもさ、話しかけられたら?」
「そうだなあ。答えるよ。無視はしない」
「いじめは絶対にダメなの?ぜっっったいにダメなの?」
この教師の問い掛けに対し、9割方が挙手で「いじめは絶対にダメ」という考えを示しました。
「誰でも悪いところはある。悪いということでいじめられてたら、みんないじめられることになっちゃう。だからいじめは相手に悪いところがあっても、絶対にやっちゃダメなんだよ」おおおおおー!か、感動です!
「でもなあ、やっぱり理由によっては許されるいじめもあると思う。相手に悪いところがあって、言っても直らなければいじめるのもいいと思う。基本的にはダメだけれどね」
ここで教師が発言!
「いじめは、いじめられた人を死に追いやってしまうこともある。死ななくても、後々まで心に大きな傷を与える行為なんだ。日本の毎年の自殺者数は3万人(2003年統計による。2022年は2万1,881人)」
「えー!」「そんなに多いの!?」
「若者の自殺の原因の1位は自殺だそうです」
一同沈黙・・・。
「私の一参加者としての考えを話すね。ホンの小さなミスでいじめられるなら、わずかなミスでもできないってことになっちゃって、ものすごいストレスの下で生活しなくちゃならなくなっちゃう。そんな生活にセーフティはないよね。ものすごく苦しい社会になっちゃうんだ。そんな生活、そんな社会ってどう?」

この後、スマイル集会でp4cをファシリテートする際に留意すべきことを話しました。
p4cの振り返りでは「このp4cでよく考えた人?」「このp4cで自分の考えが変わったり、広がったり、深まったりした人?」「スマイル集会でp4cのファシリテート、がんばってみたいと思う人?」この3つの問いに多くの子どもたちが肯定の挙手をしました。
理由の如何に関わらず、暴力はやってはならない。それを前提にした上で、では目的を達成するためにどのように対応したらいいのかを考える。このような考え方や理念・思想のもとになるような、この時間のp4c。
さあ、子どもたちはスマイル集会でどんなファシリテートをするのでしょうか!乞うご期待!!!!!