学校ブログ
学校だより9月号
9月10日【5年国語討論】方言と共通語
5年生は国語で徹底討論!
ひと通り方言と共通語について学んだ後で、「一生方言だけで生活するのがいいか、一生共通語だけで生活するのがいいか」で大激論に発展しました!
方言派と共通語派に分かれたのですが、圧倒的多数なのは共通語派。しかし、マイノリティである方言派も負けていませんよー。
まずは、方言派から、方言のよさについて、最初に出された意見を紹介しましょう。
・方言は親しみを感じる。
・方言を話すということは、地域の言葉を大切にしているということ。
続いて、共通語派の最初の段階での意見をどうぞ。
・方言は地域限定だけど、共通語は他地域にも意味が伝わる。
・きちんとした会話が成り立つ。
両派の最初の意見が出されたところで、徐々に議論は熱を帯びてきます。
子どもたちは、時に周囲と小声で話し合いながら、討論していきました。
(共通語派)「共通語は、東京に出た時にも会話が通じるよ」
(方言派) 「方言をどんどん広めていけばいいんじゃない?」
(共通語派)「外国の人が日本語を勉強する時には、やっぱり共通語を勉強するでしょう」
(共通語派)「うん。外国の人だけじゃなくて、都会の人にとっても共通語派通じやすい」
(方言派) 「方言は習うとか教わるとかじゃなくて、自然に身に付くもの」
(方言派) 「関西の人とか、東京に行っても関西弁で話す人がいる。それだけ愛着があるってことかな。誇りみたいなもの」
(共通語派)「方言だって広がって、多くの人が話すようになれば、それは方言じゃなくなるよ」
(共通語派)「うん。方言は共通語になる」
(共通語派)「言葉が話されるようになったばかりの頃は、それぞれの地域で方言を話していたんだけれど、ある方言が広まって共通語になったんじゃない?」
(方言派) 「方言は方言で、変わらないんじゃない?」
(方言派) 「方言ってさ、それぞれの地域の気候とかによって言葉が作られていったもの。寒い地方は体温を保持するためにあまり口を大きく開けないようにしてたから、活舌が悪くなった?暑い地方で体温を維持するための言葉は合わない」
(方言派) 「言葉は伝わりやすいのが一番だけれど、うまく伝わらないとしても不思議と楽しいと思えることもある」
(方言派) 「私は方言に憧れをもっている。どこに行っても自信をもって自分の地域の言葉を話すなんていいじゃない」
(共通語派)「ぼくはやっぱり共通語派。外国人が共通語を覚えるんだから、共通語は世界とつながれる言葉だね」
こんな感じで話し合いは進んでいきました。
ここに記載したのは、授業を中盤以降参観していた私が脳内で再構成したものです。
さらに時間を掛ければ、この討論はただの言葉だけじゃなくて、人が誇りに思うことやアイデンティティの形成、生き方についてまでも対話は広がっていったことでしょうね。
p4cではない、この時間の対話。
対話はp4cだけではなく、様々な対話を体験する中で、その時々の状況に応じた対話を自分なりに選択できるようになるといいですね。
様々な対話の型を授業で積み上げている5年生。この調子で行けば、対話のエキスパートに成れる予感がしますよ。
討論の終了を担任が宣言すると、「えー、もっとやりたかった」っていうつぶやきが・・・。はい、今つぶやいたあなた!話し合い活動にはまりましたね。このまま続けたら「朝まで生テレビ」になっちゃうなあ、ははははは。
9月10日 <怖い話大会>の告知
いやー、今日も暑かったですね、秋とは思えません。
そんな中、身の毛もよだつ「怖い話大会」を翌週の昼休みに開催します!と子どもたちに告知しました。
3階には、床が絨毯張りで室内に何も置かれていず、さらに窓のブラインドを下すと暗くなる部屋があるのです。怖い話にもってこい。おあつらえ向きのこの部屋で怪談を繰り広げることにしました。
私はもちろん怖い話をしたいのですが、友だちに自分の怖い話を聞いてもらいたいって子も、案外多いのです。
そこで、「怖い大会」では私のほかに、怪談をしたいって子どもたちにも話をしてもらう予定です。もう何人もエントリーしているんですよ、なんて気が早いんでしょう。それだけ楽しみにしているってことかしら。そんな子がたくさんいるので、この「怖い話大会」は1回じゃ終わらなそうですね。第2回、第3回と続きそうな予感。
実はこのイベントは、子どもに「やりたいってことは、自分で計画を立てれば、どんどんやっていいんだよ」っていう一つのメッセージなのです。
「子どもがつくる学び 子どもがつくる学校」の実現のために、これからも子どもが主体性を育み、発揮できるような働き掛けをしていきたいと考えています。
*それにしても、このポスターのイラスト。校長室に遊びに来た女の子たちに描いてもらったのですが、とーってもかわいいですよね。身の毛は全くよだちそうにありません、ははははは。描いてくれた子たち、どうもありがとう!
9月9日 教育実習生、颯爽登場!
本日から4週間にわたり、教育実習生が子どもたちと一緒に学びます。
子どもたちと盛んにコミュニケーションをおとりになる、素晴らしい実習生です。
給食の時間には、紹介のために、教頭先生と一緒に4~6年生のところと、1年生のところ、そして2年生のところと、それぞれの場所に顔見世興行!校舎行脚でした。
子どもたちのみんな、よろしくねー!
9月9日【4年学級活動】学級の中間評価(自己評価)
4年生は、1学期の末に自分たちの学級がどうか、100点満点で点数を付けたそうです。
4年生がつけた平均点数は、94点!なかなかいい点数ですね。しかし、我らが4年生はこれでは満足せず、さらなる高みを目指します。
グループごとに、あと6点を埋めるにはどうしたらいいのか話し合いました。子どもたち曰く「ミニミニp4c」なんだそうです。いいねー。
さて、彼らはどんなことを2学期心掛けようと言うのでしょうか。
<子どもたちが考える、現在、4年生のここがいい!と思うところ>
「あいさつがいい」「思いやりがある」「ケンカをすることもあるけれど、仲直りできる」「いじめがない」
「ほとんどの子がちゃんと宿題をしてくる」「勉強を頑張っている」「みんなやさしくてニコニコしている」
<2学期、がんばる必要があると思うところ>
「宿題を全員が必ずやる」「当たり前のことができる」「教え合う」「授業中にもっと集中する」「もっと発言する」
「ケンカをなくす」
「目を見て、ニコッとして挨拶をすると、よくなる」「給食の食べ残しを減らす」「片付けをきれいにする」「廊下を歩く」「ルール・きまりを守る」
これらを励行し、めざせ!にこにこ4年生!(⇐ これ、学級目標です)