5月17日【6年社会科】ICT、メディアを使いこなす

運動会を翌日に控え、学校はすっかり運動会モード。しかし、日々の学習もしっかり行われていますよー。

この日、6年生は社会科で災害時の行政や政治の動きについて学んでいました。
かつては教科書やノート、それと教師の口頭での説明を中心に授業は進められていましたが、今は違います。
教科書や資料集に加えて、大型ディスプレイに映し出される映像を見て、災害の様子ついて学んでいるのです。
昔のように教科書の小さい写真を見て、文章を読み、教師の説明を聞いて理解する学習方法に比べて、動画を見れば一発で深く理解できることも多いのです。

コンピュータには無味乾燥なイメージがありますが、この時間はパソコン上の動画で、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた地域を復旧・復興させるべく奮闘努力する人々の情熱も学ぶことができました。
さらには、子どもたちは学習用端末(タブレットやパソコン)を一人1台持っていますので、この時間はノートに学んだことを書き写すのではなく、パソコンのワープロ機能を使って学んだことをまとめ、さらには写真撮影した映像なんかも取り込んだりしながら、より完成度が高く、より分かりやすいまとめ方をしているのです。すごいのですよ、子どもたちは!(とは言え、もちろん今までと同じように黒板に描かれたことをノートに書き写すこともありますし、ノートに自分の考えを書き連ねることもあります、念のため)
数年前までは子どもがパソコンを使って学ぶなんて、一大事業でしたし、そう頻繁にできるものでもありませんでした。それが今は、一人1台の学習用端末を文具として使いながら学習できるようになることが求められています。

しかし、学習はなんでもパソコンでやればいいわけでは、決してありません!
身体を使って、友だちと面と向かって対話しながら学ぶ方法はものすごく効果があります。
一方で、ICT機器を学びにうまく取り入れることにより、より効率的・効果的で、深い理解に繋げることもできる時代になりました。
特定の方法を排除することなく、逆に特定の方法にばかり固執することもなく、子どもたち自らが、その場その場に適した方法を選んで学びを重ねることができるよう判断できる力を育成することが肝要だと考えています。
それにしても、6年生。ばっちりタブレットを使いこなしていますなあ。恐れ入りました!