4月15日【1年】認められるということ
1年生は国語の勉強中。
教科書見開きページのイラストに何が描かれているか、子どもたちは発表しています。
子どもたちは盛んに手を挙げ、「カエルです」「恐竜です」などなど、発表していきます。
一人の子が発表するたびに、聞いていた子どもたちは「いいでーす!」の大合唱。
すると、発表した子は大勢の前で発表する緊張から解き放たれると同時に、認められた嬉しさで、満面の笑みを湛えています。
自分が、ほかの子どもたちから認められたということは、かくも嬉しいものなのですね。
ミソは教師ではなく、ほかの子どもたちから認められているということ。
この先の学校生活の中で、他の児童と協働的に活動していく機会はたくさんありますし、一人の子の発表をみんなで認める中で、学級の支持的雰囲気は醸成されていくのでしょうね。
自分の発言が他の子から認められたという体験は自己肯定感を上げることにつながり、さらに、お返しとばかりに友だちの発言を認めることによって、互いをケアし合う関係が構築されることになります。
この先の学校生活を送るうえでの、あらゆる土台が、1年生の今の時期に作られているのだなあと感じます。