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4月10日【4年算数】為すことによって学ぶ

さて、新しい担任による授業。子どもたちはちゃんと勉強してるかしらと覗きに行くと、3年生は算数の勉強中でした。『大きな数』について学んでいるようです。
担任の話をよく聞きながら、一生懸命考えている子どもたちの姿!大変すばらしいですね。
あ、カメラを向けたら、注意がそれちゃったみたいね。どうもすみません。

授業では、担任が桁数の多い数字を板書し、「これはいくつですか?」と問うと、子どもたちは「一、十、百、千、万、十万、百万・・・」と右から一桁ずつ数えていきます。
ところが、担任が問題を出しつつ働き掛けると、「あ、数字を4桁ずつ区切れば早く分かるんだ!」と気づいた様子。
さらに、担任がいくつか質問したり、子どもがノート上で作業しているうちに、子どもたちは万や億においても、「一、十、百、千」の繰り返しが応用されるという規則性に気付きました。
多分、子どもたちは、「先生に教えてもらったんじゃなくて、自分で発見したんだ」と感じていることでしょう。
担任が「『一、十、百、千』は万でも億でも同じように順番になっているんだよ」と伝えれば早いかもしれません。
しかし、それでよしとしないのが、この担任のもつ教育観のすばらしさだと思うのです。
これぞ、「為すことによって学ぶ」の一つの方法です。
「説明的な授業」ではなく、対話によって友だちの発言から学んだり、担任の質問に答えたり徐々に何度が高くなる問題を順に解いていくうちに規則性に気付いたりするという学び方によって理解は強まります。私たちはこのような授業を大切にしたいものです。

子どもたちも担任も、お見事。