5月9日【2年算数】子どもたちそれぞれのよさを伸ばす
2年生も算数で問題作り。「〇+〇=50」の式が成立するよう、〇に数字を代入する課題です。
子どもたちはみんな頭を悩ませながら、それでいて楽しそうにノートに向かっていますね。
「あ、あったー!」などの嬉しい声が教室内の至る所から聞こえてきます。
子どもたちの自力解決の時間がひと段落すると、担任が挙手をした子一人ずつを指名し、和が50になる式をどんどん板書していきます。
しかし、あれれ。ほかの子たちが嬉々として発言している一方で、板書には目もくれず、挙手もせず、まだ黙々とノートに向かっているお子さんもいますね。
そのお子さん、やっているうちに法則を発見したようなのです。ノートを見ると「1+49=50」「2+48=50」「3+47=50」と被加数を1つずつ増やしては加数を1つずつ減らしているではありませんか。おおおー、お主やるなー!
授業の中でみんなが同じことを同じペースでやることも大切な場面もあるでしょう。でもこの担任のように、学習内容によっては、それぞれの理解度に応じて、それぞれの子のペースで、それぞれの子の思いを生かすように複線型の授業を進めることができたら、それぞれの子の能力を伸ばすことができるでしょう。それはなんて素敵なことなのだろうと思います。
多分、そのお子さんはみんなの前で発表できなくても十分満足したのではないでしょうか。いやいや、やっぱり自分の発見を聞いてもらいたいですって?うふふ。それもまた良しでしょう!