10月16日【2年国語】グループ学習
2年教室を覗くと国語の学習中でした。教材はアーノルド・ローベルの名作『お手紙』です。
登場人物はかえるくんとがまくん。あるとき、がまくんが来る当てのない手紙をずっと悲しそうに待っていました。「今、一日のうちのかなしい時なんだ。つまり、お手紙をまつ時間なんだ。そうなると、いつもぼく、とてもふしあわせな気持ちになるんだよ」とがまくん。そして、今まで一度も手紙をもらったことがないと言うのです。そこでかえるくんは一計を案じ、自分でがまくんに手紙を書きました。ところが郵便配達のかたつむりくんは待てど暮らせど到着しません。自暴自棄になるがまくんに、かえるくんはつい「ぼくが君に手紙を書いた。そのうちその手紙が届く」と話してしまうのです。ふたりは一緒にかたつむり君の到着を待ちます。以前は手紙が到着するのを悲しい気持ちで待っていたがまくんですが、今度はふたりともとても幸せな気持ちで待っているのでした、というお話です。
我らが2年生はがまくんとかえるくんの心情をグループごとに相談しながら解明していきます。
グループ学習にも慣れてきた2年生。友だちの話を大切に聞こうとする気持ちもしっかり育ってきていますね。対話の1丁目1番地は「聴くこと」。セーフティを大切にしてこれからも聴く力を伸ばしていってほしと思います。
ついでに廊下に掲示されていた2年生の絵画作品も少し。掌に絵の具を付けて描いたのだそうです。ダイナミックで素晴らしい出来栄えですね。すぐ下の絵から順に「嵐に揺れる木」「海」「珍しい大きな蝶」「カラフルなカラス」というタイトルが付けられています。それぞれ小さい絵ですが、迫力ありますね。