9月4日【まなび国語】対話について
まなび学級で対話に関して学習していたので紹介します。
① 子ども3人が意見発表していました。
テーマは「自分が一番大切にしているもの」。
3人のお子さんはそれぞれ「友だち」、「自分の命」、そして「信頼」を挙げました。
これで終わらないのが築地小学校のまなび学級。
それぞれ挙げたものについて、今度は教師1人を含めみんなで対話することによって、それぞれの考えを深めていました。
3人の子どもたち、深く考えていましたよ。すごいよ、君たち。
② こちらは4人のお子さんでの授業。
この前までにどうやら実際に対話していたようです。
この時間はそのまとめとしての位置づけでした。
( 教師 )「ねえ、前に対話したよね。ところで、対話ってなあに?」
(子ども)「人と話すことです」
(子ども)「辞書で調べると、『直接向かい合って話をすること、また、その話』って書いてあります」
( 教師 )「前にみんなで対話したときには、みんなが優しい口調で話していたから、とっても和やかな対話になったよね」
(子ども)「相手の言い方によって、返し方も変わってくると思います」
( 教師 )「そうだよね。もしも乱暴な言い方だったらどう?」
(子ども)「乱暴な返し方になっちゃいます。優しい言葉遣いって大事」
( 教師 )「優しい言葉遣いって?」
(子ども)「悪口を言わないとか」
( 教師 )「優しい言葉遣いじゃない言い方で言われることある?」
(子ども)「あります。兄から、『早く片付けろよ』って」
( 教師 )「そういう命令されるような言われ方は嫌なんだね」
こんな感じで、子どもと教師の対話によって、セーフティ溢れる対話について考えていきました。
( 教師 )「私は、相手を大切にする対話になるようにするには、優しい言葉遣いのほかに、『相手が発言するのを待ってあげること』と『顔を見て話したり聞いたりすること』だと思うよ」
(子ども)「ケンカにならないように」
(子ども)「私、どう言っていいか分からない時があります」
( 教師 )「あるよね。そういう時。そんな時には、『私、どう言っていいか分からないよ』って素直に言っていいんだよ」
以上、ごく一部だけを抜粋してご紹介しましたが。①②のいずれも、セーフティ溢れる素晴らしい対話だったと思います。
* 以下に掲載する写真は、廊下に展示されていた夏休みの課題(主に4年生の作品)です。