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2025年1月の記事一覧

1月30日【2・4年、1・6年合同体育】長縄跳びは回し手が重要

上学年と下学年がペアになって合同体育をしています。写真はこの日行った2年生と4年生、それと数日前に行った1年生と6年生の活動の様子です。写真はありませんが、3年生と5年生もペアでやっています。

種目は縄跳び。やはり主眼は長縄跳びでしょう。上級生が下級生がうまく跳べるように、縄を回すスピードやタイミングを調整したり、飛び出すタイミングを知らせるために掛け声をかけたりと、様々な工夫をし、励ましながら長縄跳びを楽しんでいます。

それにしても最後の写真の上級生の縄を回す低さったら!下級生がジャンプするその下を絶妙なタイミングで縄を素早くくぐらせるとでも言えばいいのでしょうか。また、肘を伸ばして手をグルングルンと大きく回す子もいます。素晴らしい!回し手がうまく回せばたいていの子は跳べるのじゃないかしら。

この合同体育は、体力をつけるのはもちろんですが、上学年と下学年が一緒に行うことで、思いやりの心、みんなで一つのことを協力してやり遂げようとするのねらいとしています。

みんな練習すればするほど、上手に跳べるようになってるね。

1月30日【5年国語p4c】説明文で対話

5年生は国語『想像力のスイッチを入れよう』をp4cで読み深めます。
ところがこの教材、説明文なのですよねえ・・・。p4cでは答えのない問いについて、みんなでああだこうだ言い合うのに適していると思うのですが、この日扱うのは説明文です。論理的に積み上げられた文章を果たしてp4cで深めることができるのか⁉ 私自身もほとんど説明文の学習でのp4cって見たことがありません。もちろん実践したことも。
しかし、5年生は熱心に対話をし、読み深めていったのです。
担任は全く途中介入せず、子どもたちだけで対話を回し、そして深めていったのです。恐るべし5年生!そして担任の勇気ある決断と実は隠されていたファインプレー(問いの設定)に拍手!👏👏👏


問いは「この説明文で筆者が大切だと述べている文章が4つあるが、その中で最も大切だと述べているのはどれか?」です。
子どもたちは例のごとく、随時叙述に立ち返りながら熱心に発言し、友だちの意見を聞いています。これ、完全に板についていますね。
友だちの意見を聞き、自分の考えを変える子が続出!なんてすばらしい!
私も一人の参加者として2,3回発言し、対話をがらんがらんとかき回します。
子どもたちはそのたびに教科書を読み直し、必要に応じて自分の意見に修正を加えます。
時間を目いっぱい使ったp4c。全員が発言し、それぞれに考えを深めた対話となりました。
授業後、こっそり担任に、「で、担任としてはどれが一番大切なのだと思うの?」と訊くと・・・。
ははははは。答えは内緒にしておきましょう。それにしてもこりゃあ、担任にアッパレですわ!

子どもたちもよくやった!アカデミックな対話でした。お見事!

1月29日 祖父母サポーター様による階段磨き

祖父母サポーター様が今日もまた献身的に校舎内美化活動をしてくださいました。

私自身諦めていた階段の頑固な汚れ。これを様々な道具を使い、様々に工夫してピカピカに磨き上げてくださったのです。

本当にありがたいことです。心から、心から感謝申し上げます。

1月29日 『冬の日』

♪長ーい間~、バスに揺られて~、今日もまた勉強しにゆく~

こんな気持ちで子どもたちは学校に来てくれているんでしょう。

いやいや、バス通学の子ばかりではありません。徒歩で学校に来てくれている子どもたち。吹雪に吹き飛ばされそうになるのをこらえ、うつむきながら歩を運んで来た子どもたちにも心から感謝したいと思います。学校職員として、嬉しいことだなあと思います。

明日は晴れるといいね。

1月29日【6年国語p4c】扉の詩

光村図書の国語の教科書には、どの学年でも表紙をめくるとすぐに詩が掲載されています。いわゆる「扉の詩」というものですが、いずれもなかなか難解なのです。
6年生の教科書には、会津の詩人 羽曽部忠さんという方が書いた以下の詩があります。
タイトルは書かれていません。
「一まいの紙から、
 船が生まれる。飛行機が生まれる。
 ひとかたまりのねん土から、
 象が生まれる。つぼが生まれる。
 生まれる、生まれる。
 わたしたちの手から次々と。」
う~ん分かるような、分からないような・・・。難解ですね。
今回はこの詩をp4cで深読みしてみようと思います。

p4cを行う前にメタファー(隠喩)という手法を説明しておくとともに、問いは時間が限られていたので私が設定しました。
「教科書編集部は、この詩を冒頭に掲載することで、私たちに何を訴えているのか?」です。
なお、今回ファシリテーションは私が行いましたので、対話を記録できませんでした。
似ている意見を合わせたり、意訳したりした報告となりますこと、ご承知おきください。

 「まず『船』は何を表しているかなんだけど、夢や希望を追い求めて航海するっていうイメージなんじゃないかな」
「海のような広い世界を切り拓いていけって感じかな?」
「どこへでも行けるよって言ってる感じ」
「船は転覆しちゃう。転覆って挫折を表している。で、挫折するかもしれないけれど、それでもあきらめないで航海を続けていこう、強い気持ちをもって乗り越えようっていうことなんだよ」
「世界は広いし、様々な人がいる。そういう人たちに出会って、様々な生き物のを見ていきなさいよって」
「そう。船の乗務員や船長さんみたいに」
「飛行機は船よりも速く進める。燃料は船よりもたくさん必要だし、墜落したら船と違って助かる見込みはほぼない」
「2つに違いはあるけど、飛行機も広い世界に行けるよね」
「いずれも広い世界に飛び出していけって」
「じゃあ、『象』って何を表してるの?」
「象は大きくて力強い」
「動物だから命を大切にしてほしいと思ってる。心もね」
教師「船や飛行機、象に比べると『つぼ』っていうのはちょっと違う感じだ。何を表してる?」
「つぼは割れやすい。人間はガラスのようなもの。だから大切にしようっていうこと?」
教師「つぼは割れやすいけれど、ものすごく高価になったりもする。あと、様々なものを入れられるよね」
「ああ、何を入れるのか」
「学んだことや信頼した人とか、気持ちとか?」
「そう。で、そういうのはみんな紙や鉛筆、粘土で作れるんだ。そういう何ということのない材料で」
「そうだね。紙、鉛筆、粘土も人が作ったもの。船とか飛行機とかつぼとかって人が作ったもの。そういうものを使って、私たちにも船や飛行機が表現してるものを生み出してほしいって編集部は願っている」

教師「教科書にはこの詩のタイトルが書かれていない。どんなタイトルがつくと思う?」
「この詩には『生まれる』って言葉がたくさん出ているでしょう。だから『生まれる』がいいと思う」
「私は『創造』かな。生まれると同じ意味かもしれないけれど。この教科書自体にも『創造』ってタイトルがついてるし。その冒頭の詩なんだから」

子どもたちも私も、大変リラックスした中でのp4cでしたが、詩中のメタファーに着目して読解した彼らはさすが。素晴らしい対話、素晴らしい深読みでした。
最後に子どもたちに自己評価することを求めました。次の3点です。「一生懸命考えましたか?」「友だちの発言をよく聞きましたか?」「深読みって楽しいなと思いましたか?」の3つです。そして子どもたちはいずれの設問にも多くの子が肯定の挙手をしていました。
お菓子とかつまんで、紅茶とか飲みながら対話してもいいなって思えました。
大人が哲学対話するときって、そうしてもますものね。6年生ももう大人って感じかな。
いい対話でしたよ、君たち。