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2024年11月の記事一覧

11月27日【4年道徳p4c】何も起こらないけど、目頭が熱くなるシーン

先日、素晴らしいp4cをして深めた4年生ですが、この日も深めますよー。
道徳で藤井総太棋士のエピソードが基になっている教材で学びます。
問いは「名人を超すという目標を達成したのに、藤井総太さんはどうして『私はまだ名人には及びません』と話したのか?」です。

では行ってみよう!
「名人に勝ったってことは名人より強いってことでしょう。でも何で名人には及ばないって言ったのかと思って」
「まだ自分の中では強くないって思ってたんじゃないかな?」
「うん。十分な自信がないって言うか」
「そうだね。世界にはたくさんの名人がいるし」
「もっと強い人がいるかもしれない」
「強い名人がね」
「上には上がいるんだよ」
「まだまだ努力が足りないって思うんだ」
「もっと努力して、たくさんの名人を超したい」
「もっと上の名人になりたいんだ」
「最強の名人」
「自分の心の中での名人に」
「そうそう。自分が思う本当の名人を目指すってこと」
「うん。自分が満足するまで!」


教師「藤井総太さんは、どこまでやったら満足できるんだろうね」
「どんな相手でも、その時々で違う方法で勝てるように」
「心の中にいる何百人もの名人に勝てるまで」
「ねえ、何回勝てばいいの?」
「何回って言えない。回数じゃないと思うよ」
「どんな相手でも絶対負けない。絶対勝てるくらいの強さ」


教師「君たちは目標に向かって努力したことある?」
「運動会で何回も練習して速く走れるようにがんばった」
そのほか、子どもたちは自分自身を振り返って、自分の体験を語り始めます。ここでは省略しますね。
教師「そういう時ってくじけそうになったりしない?」
「するする」「よくくじけそうになります」など同様の発言が多数。
教師「そんなときってどうやってがんばり続けようって思うの?」
「う~ん。私は将来アメリカに行きたいと思ってるんだけど・・・」
このお子さんは、この後、がんばってもうまくいかない時にどういう心持ちで乗り越えるか語ります。
そしてほかの子からもくじけそうなときに乗り越えた体験が多数語られました。
「私が乗り越えられたのは、練習を止めたい時もあったけど、止めたいって気持ちよりも、自分の目標を達成したいって気持ちの方が強かったからなんじゃないかな」
「私は、うまくできなくて、もう嫌だって思ったんだけど、お母さんが上手にやり方を教えてくれたから、続けられた」
「誰か助けてくれる人がいるといいのかもね」

はいはいはーいと積極的に発言しようって子ばかりではありませんが、それでも文字に起こしてみると、ダイジェストでもこれだけの発言量に上るんですね。すごいなあ。
そんな子どもたちのp4cですが、この日の私の目が真っ赤になったシーンとしてはこんな場面が挙げられます。

あるお子さんが、意を決して挙手をしました。周りの子どもたちは、何を話すんだろうってじっとその子を見つめます。しかし、コミュニティボールが回ってきても、その子は語ろうとしないのです。まっすぐ前に向けられていた視線はやがて手元のボールに落とされていきました。でもやっぱり周りの子どもたちはじっと息をのんでその子を見つめ続けているのです。きっと頭の中で『〇〇さん、がんばれ、○○さん、がんばれ』ってエールを送りながら。2、3分経った頃、私が途中で介入しました。「ねえ、○○さん、一旦別の人にしゃべってもらう?」。ところがそのお子さんは下を向いたまま、発言しますって意思表示をしたのです。この様子を見た子どもたちは、もうとことんこのお子さんが語りだすのを待っていようと心に決めたようです。じっと発言を待ち続けます、その子を見つめながら。学級のすべての子たちの思いが一つになったような気がしました。さらに何分か経過したころ、私が再度介入しボールをもらいました。もしかして、もうちょっと待ってたら、そのお子さんは話せたかもしれないなあと逡巡しながら。
この時間のp4cが終わった後で、私そのお子さんに声をかけたんです。
「さっきは結局発言できなかったけど、あなたがんばったねえ。自分の頭の中のことを何とか言葉にしようって思って考え続けていたんでしょう?」
そのお子さんは、こくりと頷いて、私に「ありがとうございます」って言ってくれたんです。

頭の中で混沌とした思いを言語化するのって、大人でも難しいことですよね。それでもこのお子さんは、それに果敢にチャレンジしたのです。そして、そんなその子の思いを周囲の子たちはきっと分かってたんじゃないかなあ、と思います。

素晴らしい4年生。
彼らは様々な経験を重ねながら、仲間と一緒に、じっくりじっくり成長していくことでしょうね。
がんばれ、4年生!

11月27日【1年生、4年算数】多様な考え

この日、1年生と4年生は胎内市教育委員会の指導主事に授業を公開しました。
いずれの学年も、子どもたちが多様な考えを出し合い、それを検証するという授業の流れ。子どもたちはタブレットを使いこなしてもいました。
指導主事からは、文科省の提唱する「個別・最適な学び」の観点から子どもたちの学びの様子を評価していただき、担任に対しては今後の指導の方向などについてご指導いただきました。
1年生と4年生のみんな、とっても一生懸命勉強していたね。そして素晴らしい勉強ぶりだったよ。
私も参観していて、いい勉強になりました。どうもありがとう。

11月27日【全校集会】12月の生活のめあてと「さん」付けについて

この日の昼休みに全校集会が行われました。

校長講話では、改めて友だちのことを「さん」を付けて呼ぶ意義について話しました。15分間くらいしゃべっちゃったなあ。でも、こんなに長い時間でも、子どもたちはしっかりと聞いてくれました。どうもありがとう。「さん付け」は友だちを大切にする上で、とっっっっっっっっっても大切なことです。築地小学校で苦しむ子がいないように行動していこうね。

続いて指導担当教師から12月の生活目標についても話がありました。12月の生活目標は「廊下や階段を静かに歩こう」です。昼休みに校長室に遊びに来ているお子さんたちは、時計をしっかり見て、互いに声を掛け合いながら時間に遅れないように行動しています。素晴らしいと思います!心からそう思います!!ぜひ、続けてほしいなあ。

11月26日【児童会活動】赤い羽根共同募金

今週、給食ボランティア委員会の子どもたちが、赤い羽根共同募金を募ってくれています。毎朝、児童玄関から「募金お願いしまーす」と元気のいい声が響いています。みんな、どうもありがとう。

「共同募金は、誰もが安心して暮らすことができるように使われます。

 募金の70%は胎内市へ、30%は県内の災害などに備えるために使われます。

 赤い羽根共同募金はあなたの街の子どもたち、高齢者、障碍者などを支援する様々な福祉活動に役立てられます。

 災害時には、「災害ボランティアセンター」の設置や運営など、被災地支援にも役立てられます。」(校内用周知文書より)

11月26日【4年国語】デジタルとアナログ 人間関係形成

一人1台タブレット端末の時代。子どもたちはタブレットを毎日のように学習に利用しています。以前のようにコンピュータは特別な学習の時に使うのではなく、毎日の学習で文具のように使いこなすことが求められているのです。子どもたちはそれぞれの発達段階に応じて、タブレットを使っています。タブレットの方が便利な場合にはタブレットを、手書きの方がいい場合には手書きで。デジタルとアナログを使い分けているのです。

さて、4年教室を覗くと、子どもたちはタブレットをじっくり見ながら、手元の付箋に何やら書き込んでいますね。

実は、4年生はこれまで国語の学習で日本の伝統工芸について調べ、一人一人がデジタルリーフレットにまとめていたのです。そしてこの日、友だちが作ったリーフレットを読んで、感想を付箋に書いて渡していたというわけです。

どれどれ、子どもたちは友だちに向け、どんなことを付箋に書き込んだのかな。数人分だけ写真を掲載します。

・・・ああ、相手が気持ちよくなるふわふわ言葉が満載ですね。付箋をもらったお子さんはとっても嬉しそうです。

国語の学習をしていても、友だち関係がさらに良くなるように、信頼関係がさらに高まるように、細かく配慮されています。