「p4c」の記事一覧

6年理科「人と環境」のまとめは対話(p4c)です。
子どもたちが出し合って、その中から選んだ問いは次のものでした。
「地球温暖化について、みんな本当に取り組んでいるのかな?」
では、対話を見ていきましょう。

まずはこの問いを出したお子さんから。
「SDG'Sが大事だってみんな言ってるし、僕らも授業で習ったけど、地球環境が改善したって話はあまり聞かないでしょう。みんな本当にSDG'Sに取り組んでいるのかなって思って」
「地球温暖化については、取り組んでいないのかも。SDG'Sに批判的なこと言ってる大統領がいるって聞いたよ」
「地球温暖化説はでっちあげだって言ってるみたい」
「あまりお金がない人は、地球温暖化対策ができないんじゃない?だって電気自動車は二酸化炭素を出さないけど、電気自動車は高価だから買えないかも」
「じゃあ、お金持ちの人たちに頼んで、地球温暖化のために寄付してもらったら?」
「電気自動車が買えなくても方法はある。例えば、近いところに行くんだったらガソリン車じゃなくて、電車を使うとか」
「ぼくたちにできることを考えたい。例えば、友だちの家に遊びに行くときには、遠かったら車で行くかもしれないけど、そうでなければ自転車で行くとか」

「都会に行くにつれて、人はたくさんになっていくでしょう。そうすると二酸化炭素の排出量は増えていくよね。都会で二酸化炭素の排出量を減らすにはどうしたらいいんだろう?」
「都会でもやっぱり植樹したらいい。木を増やすの。二酸化炭素を吸って酸素を出してもらう」
「そもそも都会なら電車を使う人は多いんじゃない?」
「都会は狭いところに人が密集してるから、自転車も使いやすい」
「遠いところなら、徒歩と電車を組み合わせればいい」
「二酸化炭素の排出量をゼロにするのって無理じゃないかな。でも木を植えて少しでも二酸化炭素を少なくするしかない」

教師「『化石燃料じゃなくて電気で動くものを使えばいい』って思う人が多いみたいだけど、電気は発電所でつくられる。でも火力発電なら化石燃料を使わざるを得ないんじゃない?」
「そうだよなあ。じゃあ、理科でやったみたいに手回し発電器を使ったら?」
この意見に対し、「そうだ、手回し発電器がいい」って考える子が結構いました。
「でも手回し発電器だけじゃ、電気は足りないよ、多分」
「じゃあ、太陽光発電とか風力発電は?」
「そうだね。そういう再生可能エネルギーをコンデンサとかにたくさん貯めて使ったらいいと思う」

「自転車を使うって意見が出たけど、新潟の場合、冬は雪が降って自転車に乗れないよ」
「雪とかで発電とかできないかな」

教師「最初の問いに戻るんだけど、どうしてSDG'Sに取り組んでいても、地球環境破壊は止まらないんだろう」
「やっぱりお金がかかるんじゃないかな」
「そうだとしても、一人一人の意識が大事」
「そう。心掛けることが大事だよね」
「お金かからないSDG'Sもあるよ。人権とかたくさん」
「それに屋根に太陽光発電装置をつけるときには補助金が出るって聞いたよ。そういうのをうまく使って行けばいい」

SDG'Sの一つに挙げられていることを踏まえて、もの凄い意見が飛び出しました。
「ねえ、みんな。今、アメリカやイスラエルとイランが戦争を始めているでしょう。あれば、すごい環境破壊だよね」
そして、こういう問いが新たに出されちゃうんだなあ。
「戦争を抑えるにはどうしたらいいんだろう?」
おおおおおー!素晴らしい!
「戦争を抑えるのは大統領とかがやるしかない。ぼくらにはできない」
「それでも、ぼくたちにできることはないかな?」
「戦争を止める権限はないかもしれないけど、声を上げることはできると思う」
「なんかランドセルを贈ると世のためになるとか、そういう運動があったと思う」
教師「県原爆被害者の会の西澤さんが前に言っていたよね。西澤さんから聞いた話を家の人に伝えてほしいって」
「そうだ。親に話すのならぼくたちにもできる」
「うん。そうやって最初は小さな声でもやがて大きな声になると思う」
「そうだね。まずは家族から広まる」
「選挙で平和を大切にする政治家を選んでもらうようにしなくちゃね」

子どもたちは結構世界情勢に関心を持っているんだなあというのが対話を見ていた私の素直な感想です。

そして、様々なことに課題意識を持ちながら見ていることも分かりました。

6年生のみんな、世界の、そして地球の未来は君たちの手にかかっている!私もまだまだ負けてられませんね。がんばるぞー!

2年生は、ドラえもんの作者 藤子・F・不二雄さんの自伝的教材『ぼくは「のび太」だった』をもとに、あきらめずにがんばり続ける意義について対話(p4c)で深めます。

子どもたちにとっては、『ぼくは「のび太」だった」というタイトルから「???」ですね。しかし、担任は「ドラえもんってどんな話?」という問い掛けなどから、タイトルの意味に気付き、スムーズに対話に移行していきました。担任の先生、課題意識の高め方が絶妙ですね。お見事。

さて、対話は「藤子・F・不二雄さんはどんな気持ちで漫画を描き続けたのでしょう」という問いからスタート。

対話を見ていきましょう。

「漫画を描くのが好きだったから、大変だとしてもあきらめたくないという気持ち」

「藤子・F・不二雄さんは、のび太を自分のように描いていたんだと思う」

「多分、自分の子ども時代の振り返りとして、のび太に自分を重ねて描いていたんじゃないかな。たくさん振り返りをしたいって気持ちだから描き続けたんだと思う」

「藤子・F・不二雄さんは、漫画を描くのが夢だったよね」

「好きなことをやめたくないって思ってたんだと思う」

「うん。ドラえもんを描くのが夢だった」

「それでね、読んでいる人を笑顔にしたいって思ってたんだよ」

教師「ドラえもんには読んでいる人へのメッセージが込められているってこと?」

「そう。で、みんなを楽しませたいって」

教師「ねえ。でも、漫画を描き続けるのは、すごく大変な仕事だったんでしょう。みんなを楽しませたいって言ったって、自分にとっては何の徳にもならないじゃない?」

「やっぱり人のためになることをしたかったんだと思うよ」

「うん。人のために。人が笑顔になるのは、自分にとってもいいんじゃないかな」

「そう。人に喜んでもらえたら、自分も嬉しいんだ」

「漫画家っていう夢を叶えたかったし、それでみんなにも喜んでもらえるから余計いい」

教師「今、がんばってることがある人いるよね。それってがんばる前から続ければきっといいことあるって思ってたの?それともがんばり続けているうちに、がんばり続ければいいことあるって思えるようになったの?」

子どもたちに挙手してもらったところ、全員ががんばっているうちに「続ければいいことあるかも」って思い始めたと考えていることが分かりました。

教師「実際に、そういう経験した人はいる?」

「はい。あきらめないでやり続けたら、スポーツで一番になれたよ」

「夏祭りのときに、あきらめないでくじを引いたら当たったよ」

「自学とかで漢字練習や計算練習をがんばってたら、得意になったよ」

「算数の長さの勉強で、最初はよく分からなかったんだけど、様々な方法で勉強したら分かるようになったよ」

「夏休みや冬休みの宿題がたくさんで、あきらめそうになったけど、あきらめないでやったら意外とすぐ終わったよ」

「手伝ってって言われて、大変だなあって思ったけど、やったら『ありがとう』って言われて、100円もらえちゃった」

子どもたち「えー!いいなー」

「長い間、一生懸命練習してたら大会で優勝できたよ」

徐々に長期間がんばり続けたら成果が出たという体験が語られていきました。

「最初はピアノをうまく弾けなかったんだけど、ずっと練習してたらできるようになった」

「鉄棒でうまく回れなかったんだけど、何年もやっていたらできるようになった」

「そうそう。ぼくも逆上がりずっと練習してたらできるようになったよ」

「私は算数で時計の読み方が分からなかったんだけど3・4日勉強したら分かるようになったよ」

「私は九九の8の段」

「バスケの練習がんばってたら、『よく1週間もがんばったね』って褒められた」

「1年生のときは音楽が苦手だったんだけど、よくがんばってたら、1年くらいで慣れたね」

「試合の日、ずっと負け続けていたんだけど、最後の試合で勝てたんだ。嬉しかったなあ」

教師「途中で嫌になってもがんばり続けたらいいの?」

「うん。努力してたら、いいこと起きると思うよ、必ず」

教師「私はね、がんばったことでいい結果になればいいけど、それよりもがんばり続けたということが大事だと思うよ」

2年生の段階で、努力することで報われたことを経験した子は多くないのかもしれません。しかし、彼らは今後そのような場面に遭遇することは決して少なくないと思います。努力する大切さ。これから生きていく上で、子どもたちには実感する体験をしてもらいたいと思います。ちなみに王貞治さんが色紙に「努力」とお書きになっていたことを思い出しました。がんばれ、2年生のみんな!

佐渡から「鼓動」様お二人をお招きして行う太鼓体験会!

の前日。

3・4年生は太鼓体験会の後に行う対話(p4c)のための問いを決めていました。問い出しですね。

初めに私から「鼓動」や「アースセレブレーション」のおおよそについての話を聞いての問い出し。

子どもたちは、どんな問いを子どもたちは出したのでしょうか。

 

・どうして太鼓だけでパフォーマンスするのですか?

・どうして太鼓だけで人々を魅了できるの?

・演奏の最中、鼓動の皆さんはどのような思い、または気持ちでいるの?また、聴いている人にどのような気持ちになってほしいと思っているのですか?

・なんで太鼓しか使わない演奏なのに、外国とかからも多くの人が観に来るの?

・太鼓はどうして大きな音が鳴るの?

・太鼓はなぜできたのか?

・鼓動の和太鼓は普通の太鼓と何が違うの?

・太鼓は何種類あるの?種類の違いによって何が違うの?

・鼓動の皆さんのおすすめは何ですか?

・太鼓は何年やっているのですか?

・どうして人口の少ない佐度でわざわざ「鼓動」をやろうと思ったんですか?

・なんでグループ名を「鼓動」にしたのですか?

・どうして太鼓を始めたんですか?

・どうしてうまくなったのですか?  などなど

 

そんな中、圧倒的な支持を得て、翌日の対話(p4c)の問いとして選ばれたのは次のものです。

・太鼓だけで、どうして人をそんなに感動させることができるの?

 

さあ、当日はどんな体験になるのでしょうか?そして、どんな対話(p4c)になるのでしょうか?

乞うご期待!

では、6年生の学級活動としての対話(p4c)を見ていきましょう。

問いは、対話を始める前に6年生一人一人が対話したい問いを出し合い、その中から一つ選びました。

選ばれたのは、「築地小学校には、本当に対話(p4c)が必要なのか?」です。ああああああー!しびれますねー!学校運営の基本方針の根幹にメスを入れるという、クリティカルシンキング爆発。まさに子どもがつくる学校。そういえば、去年の6年生も対話の是非について対話するという「メタ対話」の問いが出されたことを思い出しました。何回も対話(p4c)を積み重ねていると、この手の問いって出てくるのね。

では、対話を見ていきましょう。

なお、この対話(p4c)には川上教科専門監からも対話に加わっていただきました。

まずはこの問いを出したお子さんから。

「僕たちはよくp4cをやっているけど、本当にp4cは必要なのか、みんなと対話したいって思ったんです。みんなどう考えているのかなって」

「私は必要だと思います」

「p4cみたいに、クラス全員で話し合う場を作るのって難しいけど、p4cをするとなると自然と全員での対話になる。だからp4cは必要だと思います」

「p4cは自分たちで問いを作って、自分たちで対話して考えて解決していく。これって築地小学校が理想とする教育像『子どもがつくる学び 子どもがつくる学校』にするためにはいいと思います」

「互いを認め合い、考えて、みんなで話し合うのが好きです」

「p4cだと考えが深まるからいいと思います」

早速、6年生が自らp4cをファシリテートします。

「じゃあ、みんなに訊きたいんだけど、必要だと思う人は手を挙げて」

8人くらいの子が挙手。

ここで川上教科専門監が揺さぶります。

「私は対話はp4cじゃなくてもいいんじゃないかって思います。普通の話合いでもいいんじゃない?」

「う~ん。みんなの考えを認め合えるなら、p4cじゃなくてもいいかも」

「ぼくはp4cは必要だと思っていたんだけど、考えが変わりました。セーフティがあれば、ただの話合いでもいい」

子どもたちは川上専門監に揺さぶられ、考えがぐらぐらしてきました。

それの揺れを収めるべく教師も発言。「p4cの対話ってみんなが話し合いたい問いを作って、みんなが自分たちで解決する対話です。だから、私はp4cは必要だと思うよ」

子どもたちは大いに迷います。

「う~ん・・・。ぼくは考えを変えて、p4cであっても、ただの話合いであっても、『どっちでもいい』にする・・・」

「ぼくはやっぱりp4cはいいと思う。地域の人と話し合えるるし、自分たちで問題を見つけて、改善策っていうのかな、それをみんなで考えるっていい。対話の中で考えを深め合ったり、新たな問いを出したりするって大事だと思う」

「うん。みんなで考え、深めるのを、みんなでやる」

「対話の最初と今と考えが変わった人は?」

10人の子が挙手しました。「p4cじゃなくてもいいって考えも分かる」

「うん。賛成派と反対派に分かれて話し合うディベートでもいいんじゃない?」

「p4cもディベートも頭をよく使うしね、どっちでもいい」

「私はやっぱりp4cが必要だと思う。私は、p4cで考えを深めるのが好きだから」

「私たちはp4cで挨拶だとかいじめだとかについて対話してきたよね。よかったと思う」

教師「p4cでもディベートでも話合いでも、その時々でいいと思う方法で対話すればいい。p4cで対話するときに大切にすべきものって何だと思う?」

「う~ん。友達の話をしっかり聴こうとする思いやりとか、そうういうセーフティだと思う」

「p4cではセーフティが大事。話している人の方を向いて、静かに話を聴くのがいい」

「そうだね。自分とは意見が違っても、否定じゃなくてプラスの言葉で返すとかね」

川上教科専門監「話合いってそもそもなんだろうね。対話って何だろう?ディベートは?それぞれ全く違うもの?」

「p4cは一人一人が自分の考えを深めていく。決まった考えじゃない。思考の筋道は一直線じゃない。ディベートは2つに分かれて意見をたたかわせるもの」

「うん。ディベートは、対話が最初の問いからずれないように対話する。でもp4cは違う。ずれてもいい。どんどん考えを深めていく、問いを深めていくもの。問いや意見が広がっていくもの」

「セーフティが大事にされるもの」

おおおー!p4cの特性を端的に言うとこういう感じになるのかしら。

最期に川上教科専門監からお話をいただきました。

「今日は私を受け入れてくれてありがとう。初めて会う人が対話の輪に入ると、セーフティが崩れるような気がして、身構えちゃう人が多い。でも、みんなは違うね。初めての私もしっかりと対話に受け入れてくれた。嬉しかったし、そんな皆さんはすごく素敵な6年生だと思ったよ。対話の中では『p4cじゃなくてもいい』って話したんだけど、ホントは私p4c大好きなんだよね。皆さんも、これからもp4cのよさを感じて対話を重ねていってほしいと思います」

授業後、校長室で川上教科専門監と話した時にも、子どもたちのことをベタ褒めしてくださっていました。

対話の質の高さ、セーフティの高さ、そして、対話の中で自分の考えを創り出していく思考力。友だちの発言にしっかり耳を傾け、友だちの話から自分の考えを再構築していった彼ら。

何やかんや言っても、6年生、対話(p4c)のよさをしっかり感じていたんだね♡

私は一緒に対話していて、とっても鼻が高かったです。「大雅さん、どうです!これが築地の6年生ですっ」って。

最近の成長ぶりがすさまじいね、君たち。

5時間目。4年生は道徳で対話(p4c)。ファシリテーターは川上教科専門監です。真打登場ですね!

さて、この時間の対話(p4c)は道徳の教科書を読んで、子どもたち一人一人が問いを考えて、その中から一つ対話を選んで、で、対話して、さらに振り返りまでするというかなりの強行軍。

ただ、参観に来た当校教職員にとっては、子どもたちの課題意識を高めながら、丁寧に対話の問いを決めるという「課題設定の妙」だけでも、大きな学びになったのではないでしょうか。

そして対話では、川上教科専門監のファシリテートのもと、子どもたちは安心してのびのびと発言していたのが印象的でした。

対話(p4c)はここでは紹介しませんが、短い間でも深まりがみられる対話が展開されました。

対話が終わると、何人ものお子さんが川上教科専門監を取り囲み、対話で語り切れなかったことを盛んに話していたのことからも、充実した対話だったことが分かります。

挨拶など礼儀について学ぶ対話だったのですが、「川上先生、私、今までは家族に恥かしくて言えなかったんだけど、今日は家に帰ってから『ありがとう』って言おうと思います」と話したお子さんがいたとのこと。

しっかりと心に響いた対話になりました。さすがですね、川上教科専門監、そして子どもたち。素晴らしい対話を見せてもらいました。ありがとう!

今年度最後のコミュニティ・スクールの学校運営協議会が行われました。

今回は委員の皆様と5・6年生とで対話(p4c)を行いました。

問いは「築地小学校はどんな学校であってほしいか?」です。

学校運営の根本的なところに子どもたちが関わることは、当校が理想とする教育像「子どもがつくる学び 子どもがつくる学校」を具現化するためには重要なことだと考えています。

どんな対話になったのでしょうか。発言者の発言の主旨が重複するものはすべて省き、大体こんな感じでしたって感じでご紹介します。

「どんな学校であってほしいかというと、みんながたくさん発言する学校です」

「みんながたくさん挨拶する学校もいいよね」

「挨拶されたらちゃんと挨拶を返すような」

「そう、それで挨拶の輪が広がる」

「あと、いじめがなく、誰にでも優しい学校」

「いじめがないとみんな笑顔になれる」

「そう。低学年にも高学年にも優しく接することができるといいよね」

「それでね、みんな平等で、毎日楽しい学校」

「安心して授業が受けられる学校も」

「そう、安心して楽しく授業が受けられたらいいよね」

地域の方「私はみんなにはどんどんチャレンジしてほしいなあ。失敗しても「すごいね」って言い合えるといい」

「失敗しても励まし合えるといい」

「どんな人にも礼儀正しい学校」

「全員で協力できる学校も」

教師「『楽しい学校』って意見が多いようだけど、どうであれば楽しいって言えるの?」

「そうですね。イベントやp4cなんかがたくさんできるといいな」

「学年の壁を越えて、みんなが仲良く」

「小さなことでも笑い合えるのもいい。普段から小さなことでも楽しく感じられるようになるといいな」

「自然と笑い合える」

「学年関係なく遊べるってのも大事」

「交流できるって言ってもいいかな」

「互いに個性を大事にできるのも重要」

地域の方「どうして楽しい学校がいいの?」

「だって、楽しくないとつまらないでしょう」

「つまらないと学校に行きたくなくなる」

「そうだね。楽しいと欠席するのがもったいないって思える」

「それに楽しいと友だちとの絆も深まると思う」

「コミュニケーションもとれる」

「そうなると、いじめもなくなる」

「『楽しいといじめはなくなる』って言う意見が出た。すごい言葉だと思う。本当に楽しいといじめはなくなるの?」

ここで「楽しいといじめはなくなる」派と「楽しくてもいじめはなくならない場合がある」派と、どちらに賛成か挙手してもらいました。

するとほとんどの子が「楽しいといじめはなくなる」派に手が挙がりました。

でも必ずしもそうじゃないと考える子もちらほら。理由を訊いてみました。

地域の方「悪い心が人にはあって、普段出ないけれど、自分が有利になるように無意識のうちに意地悪な気持ちが出てきちゃうかも」

地域の方「いじめている時って楽しいとか面白いって思っちゃってるのかも」

「イタズラ心がある」

「遊びで意地悪する人もいると思うよ」

「いじめているつもりはなかったとしてもね」

「相手のことを考えていないと、そうなっちゃうんだと思うよ」

「相手のことを考えるって大事」

「自分のことだけじゃなくて、相手に対して『みんなはどうかな?今楽しんでるかな?」って考えられればいい」

「楽しさってひとそれぞれ基準は違うと思う」

地域の方「そうだね。グループになっちゃうと、同じ価値観で固まっちゃう」

「低学年の子に、『あんなお兄さん、お姉さんになりたい』って思ってもらえるようにしたいな」

ざっと対話で出てきたキーワードを上げてみると「安心できる」「楽しい」「個性を尊重できる」「仲間との絆」「優しさ」「礼儀・ルール順守」「友だち」「コミュニケーション」「チャレンジ」「あこがれ」と言ったところでしょうか。

これらの視点からコミュニティ・スクールの活動をよりブラッシュアップしたり、新たに考えだしたりできそうですね。

対話から今後の考える方向が見えてきました。

 

さて、子どもたちと委員の皆さんとの対話の後は、コミュニティ・スクール委員会(学校運営協議会)です。

今年度の活動の反省と、子どもたちの意見や現在の地域情勢を踏まて、次年度の活動の方向について話し合われました。

こちらも活発な意見交換がなされました。

委員の皆様、ありがとうございました。

次年度も充実した活動になりそうですね。

新潟県原爆被害者の会事務局長の西澤様から話をお聞きした後は、当然、西澤様と一緒にp4c(対話)でしょう。

今回はあらかじめ西澤様と私が相談して問いを決めさせてもらっていました。

「あなたにとっての戦争とは何ですか?」です。では、いってみましょう!

とは言え、6年生はたくさん発言しましたので、私記録をとり切れませんでした。大体こんな感じだったよなあってところでご勘弁ください。

教師「問いは『あなたにとっての戦争とは?』です。さあ、トップバッターは誰からいきますか?」

「はい、私からいきます!罪のない人を無差別に殺す行為です」

「相手にとても深い傷を負わせるもので、決してやってはならないことです」

「それなのに何で戦争をやっちゃうのかというと、領地の取り合いなんじゃないかな。領地がたくさんほしい人が起こしちゃう」

「まさに地獄みたいなもの」

「そう、兵隊さんとか人を狂わせてしまう。人生を失わせてしまうものです」

「うん。西澤さんのお話でもあったように、人の心を変えてしまうものだと思います。狂わせてしまう」

教師「そんな戦争なのに何でなくならないの?」

「戦争には中毒性があると思う」

教師「ええ!?どういうこと?」

「戦争ってやっちゃダメなものでしょう。それでもなくならないのは、どうしてもやらなくちゃいられなくなっちゃってるんじゃないかと思うのです」

「『平和な世界を作るために戦争をする』っていう人がいるよね」

「平和な世界のために他国に攻め込むの。それってどうなの?」

「ぼくは戦争には中毒性はないと思う。でも問題を解決する手段として戦争をする人がいる」

「でも、もしそうだとしても戦争はやっちゃいけない」

「そうだよね。戦争したくてしてる人ばかりじゃないと思う」

「うん。戦争したい人は多くないと思うよ」

「でも強制的に戦争に行かせられる。こっちにそのつもりはなくても、攻められてきたら・・・」

教師「みんなに改めて訊きたいんだけど、戦争はやっぱりだめなの?」

この問いかけに、全員が「戦争はだめ」と意思表示しました。

教師「じゃあさ、今戦争は世界中で起きている。どうやったら止められるんだろう。どうやったら戦争のない世界を創れるんだろう?」

「私は、いじめの4層構造に当てはめて考えると、観衆や傍観者に当たる私たちが近くの人と、『戦争はよくない』って話をしていけば、みんなの力で止めることができると思う」

「戦争はいじめにも似てるところがあるかも。だから、日常生活の中でもケンカはしないで仲良くすることが大事だと思う」

「インターネットをもっと活用したら。そうしたら、戦争反対っていう同じ考え人と協力できるんじゃないかな?」

「そのとおりだと思う。で、そのためには『戦争反対』の気持ちを強く持つことが大事だと思う」

「うん。なぜ戦争はダメなのかとかをネットとかで話し合いながら、仲間をつくっていく」

教師「今日は西澤さんがお出でになっている。西澤さんのご意見を聴いてみたくない?」

「うん。聴きたい!」

西澤さん「『核の傘』とか『核抑止力』って言葉がある。一方で、『核兵器禁止条約』って国際的な条約もある。私たちは戦争がもう二度と起きないように、署名を集めたりしてるんだよ。みなさんには今日勉強したことを家に帰って大人に話してほしい」

ここまでで対話終了の時刻が迫ってきていました。

で、この後、一人ずつこの対話で感じたことを発表。でも、結構みんな語るものだから時間が無くなっちゃって、半分くらいの子どもたちにしか発表してもらえませんでした。ごめんね。

戦争のない世界を創るために日夜ご尽力されている西澤さんから対話に加わっていただいたことは、子どもたちにとってとても大きなことでした。お陰で素晴らしい対話になったと思います。

西澤さん、本当にありがとうございました。

そして子どもたち、素晴らしい対話を聴かせてもらったよ。ありがとう。これからも一人一人が主体的に誰も傷つかない平和な社会を創っていこうね。

この日のスマイル集会、メインイベントは、縦割り班ごとに分かれての全校p4cです!

問いは「今すぐに始められるいじめゼロの取組は?」です。

ファシリテーターは6年生。この日に向けて準備を重ねてきました。

さあ、どんな対話が生まれたのでしょうか!

結論から言えば、教師はほとんど介入せず、6年生が中心となった子ども主体の対話(p4c)が繰り広げられていったのです。

それに、6年生が適宜対話を深める問い返しや新たな問いを出したりして。

対話や集会の最後にはいじめのない学校にしていこうと意思統一することもできました。

子どもたちが幸せになるために通う学校でいじめが起こっていいはずはありません。

全校のみんな、これからもいじめがなく、セーフティ溢れる学校を創るために努力していこうね。

インフルエンザ等で出席している子どもが少ないのですが、それでも対話(p4c)しちゃうんだなー。

というわけで、この日のテーマは「セーフティのある対話(p4c)ってどんなの?また、セーフティがある対話にするにはどうしたらいいの?」です。では、いってみよう!

教師「なかなか、対話(p4c)で発言できないって言うか、発言しずらい人っているじゃない?そういう人でも発言できるようなセーフティがあるといいよね」

「誰かが発言したら、それに反応することって大事だと思う」

「そうそう。で、そのために人の意見をしっかり聴くことね」

「どうしてそう思うの?」

「発言した後にみんなからの反応があると、『みんな聞いていてくれたんだな』って思えて安心できる」

「そういうのが積み重なっていくと、発言しやすくなるよね」

「そうそう。安心できるよね」

「あと、質問は全員に対して問うってことも大事。発言した人にだけ向けた発言だと、なんか個人攻撃みたいに思われちゃうかもしれないしね」

「多くの人が発言するのも大事だと思う。みんなが発言してれば、『私も』『ぼくも』って思える」

「それで、人の発言を聞いて、そこから自分の考えを作るって言うか」

「そうだね」

「それとボールの投げ方も優しくしたらいいと思う」

教師「発言するときに緊張しちゃう人どれくらいいる?」

多くの子が挙手。

教師「発言するとなると緊張することも多いと思う。どうしたらいい?」

「発言した後で、周りの子が声かけてやるのがいいんじゃない?」

「例えば、どんな言葉がけ?」

「『おー!』とか『それもいいね!』とか」

「うん。そう言ってもらえると、次もまた発言しようって思えると思う」

「勇気付けるって感じだね」

「緊張しがちな人でも言いやすい雰囲気づくりも大事」

教師「どうやるの?」

「例えば、人が発言した後に『それって例えばこういうこと?』って確認しながら代弁する。賛意を表すように」

「ああ、そうだね。ストレートに『賛成です』『同じです』って言うのもいいと思う」

「それでも発言するのが苦手な人はいると思う。でも慣れてくれば緊張もしなくなっていくんだと思う。時間はかかるかもしれないけど」

少人数での対話でしたが、あるいは少人数だからこそ、ざっくばらんな感じでセーフティ溢れる対話になりました。

この日、対話したことを踏まえて、これからもセーフティに満ちた対話を、そして学級を創っていこうね。

*最後の写真は、タブレットのリモート参加の子に声をかける子どもたちです。

さすが5年生!

あるお子さんたちから担任に直訴があったのだそうです。

「先生、私たちp4cをしたいと思っているんです。問いはもう考えてあって「『ふざける』と『楽しむ』の違いは?」です。先生、お願いします!」なんとー!

まさに、「子どもがつくる学び 子どもがつくる学校」を体現してますねー!

担任からこの話を聞いた時、私、もうお腹いっぱいで、涙がちょちょぎれる思いがしました。

私、このp4cを参観できなかったのですが、後で聞いたところによると、男子も女子もものすごくたくさん発言したのだそうです。

では、対話の様子を、担任のメモをもとに再現してみましょう。

★★★

「ふざけるっていうのは、わざとやっていること。一方、楽しむというのは、ルールを守ってやるってことなんだと思う」

「楽しむっていうのはそれでいいと思う。私はふざけるっていうのは、人が嫌がることにもつながるんじゃないかって思うの」

「確かに、ふざけるって誰かが嫌な思いをすることがあると思う。楽しむっているのは、みんなが楽しめるよね」

「うん。ふざけるときには、あまり人のことを考えていないように思う。だけど、楽しむはみんなのことを考えてやってるんだと思う」

「じゃあ、ふざけるっていうのは、人に迷惑がかかるってことになるよね。逆に、楽しむはみんながいい気持ちになるよ」

「ふざけるっていうのは、なんか、もういいやって思ってるところもあるのかも」

「ふざけるって、学習に関係ないことでしょう。学習に関係するかどうかが分かれ目だと思う」

「真面目かどうかが問題。ふざけるのは真面目じゃない。楽しむのは真面目にやってるってこと」

「ああ。ということは悪いことかどうかってことだね」

「うん。ふざけるって学習に関係ないことだよね。人の邪魔になっちゃう」

「授業をしっかり受けているかどうかに関わるよね」

「自分勝手かどうか」

「怒られることかどうか」

 

「ねえ、みんなに訊きたいんだけど、ふざけると誰に迷惑がかかると思う?」

「それが授業中だったら、真面目に授業を受けたい人に迷惑がかかる」

「私もそう思う」

「先生にも迷惑がかかるよね」

「やっぱりきちんと授業を受けたい人」

「きちんとしている人」「ふざけてない人」「真面目な人」

「ふざけている人の友だちにも迷惑だと思う」

「ふざけてる人がいると、周りの人に迷惑がかかるから、嫌な気持ちにさせると思う」

「ふざけに気付いている人にも。注意しようかどうしようか迷わせてることになる」

「さっきも同じ意見が出たけど、先生にも迷惑だよね。だって、先生だって教えたくなっちゃうよ、きっと。周りの人も嫌がるし」

「ふざけている本人は楽しい。だけど、周りの人は嫌な思いをしてる」

 

ここで新たな問いが出されます。

「ふざけている人ってさ、どんな気持ちでふざけているんだと思う?」

「盛り上げようとしてるんじゃない?」

「こっそりふざけていれば、ばれないだろうって思ってるのかな?」

「授業が分からないからなんじゃない?」

「授業がつまらないのかな?」

「面倒臭いとか?」

「苦手だとか」

「結局、周囲の人のことを考えずにふざけているんだよ」

 

さらに新たな問いが出されます。すごい!

「みんなに訊きたいんだけど、どこからがふざけだと思う?」

「そうだなあ。みんなとは別のことしてたらダメだと思うよ。みんなが勉強してるのに一人で何かやってて楽しんでるとか。それはふざけだよ」

「授業中に関係のないこと話してたらふざけ」

「話すだけじゃなくて、関係のないことしててもふざけ」

「前で人が一生懸命話してるのに、後ろ向いて違うことを話してるってのはふざけ。それはダメだよね」

「そうだよ。前を見ずに、隣の人と何かしてるなんて!ふざけだよ!」

「関係のないことしてるのはふざけ」

 

対話も終盤。これが最後の新たな問いになるか。

「ふざけかどうかの判断基準は、かなり確かなものになってきたね。ところで、みんなはふざけている人がいたら、それをやめさせるためにどう声をかけたらいいと思う?」

「声かけるってのは難しい。授業が終わったあとに先生に相談して、先生から声かけてもらったら?」

「私が声をかけるとしたら、『なんでふざけているの?』かな」

「うん。あと、『まじめにやった方がいいよ』もいいと思う」

「そうだね。なんでふざけているのか訊くのもいいよね」

「これは周りの人がどう行動するかが大事なんだね。だからふざけ始めた人がいたら、すぐに気付かないと。で、注意してあげる」

「そうそう。『今授業中だから、休み時間にしたら?』とか」

「そう言えたらいいね。私は本人に直接は言いづらいから、後で先生に言うかな?」

「でも、やっぱり自分で注意した方がいいよ」

「私は、やっぱりちょっと・・・。先生に言うのがいいかな」

「『別の時間にしなよ』って声かけてあげる」

「私は自分で注意しに行く」

「とにかく、ふざけるのはダメだよね」

「すぐに注意する。声をかける」

「注意すればいい」

★★★

恐るべし、5年生!君たちに心からの拍手を贈ろう!パチパチパチ👏ワーワー、ヒューヒュー📣

素晴らしい対話だったんだねえ。

おまけに担任は介入しなかったんですって!ひえー😂

子どもたちが自ら対話をファシリテートしてたなんてすばらしい!もう、びっくり!!

 

途中で子どもたちの方から新たな問いが5回も提出されていますね。このことについて、よくよく訊いてみると、子どもたちは、なんと予め対話の流れを予想して、深める問いをいくつか用意していたそうなのです。

敢えて、もう一度言いましょう!

恐るべし、5年生!この対話を企画してファシリテートしたお子さんたちと、そのお子さんたちの気持ちに共鳴して対話でバンバン発言した5年生のみんな!ホント素晴らしいよ、君たち🎊私の喜びのくす玉を割ろう♡

子ども発の対話(p4c)に乾杯!

彼ら、この一時間で大きく成長したと思います。この時間の成果は計り知れません。

何度でも言いましょう!恐るべし、5年生!お見事!!!

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