さあ、チビユニティ。ご存じの方も多いと思いますが、とにかくもの凄いダンスのプロ集団です。この度、当校にお出でいただくことができましたー🎉はくしゅー!わーわー、やんややんや👏
3時間目はダンス体験。これが楽しかったですねー。みんなものすごく楽しく踊ってました!







続く4時間目も5・6年生合同で、まずはチビユニティのスーさんのお話を伺い、その後はゆうたさんも一緒になって探求の対話(p4c)です。
対話の時間が30分間。今の彼らにとっては短いですよね。それで問いは私が設定しました。
チビユニティのお二人は既にプロとしての評価の高いダンサーでいらっしゃいますが、夢の実現のために未だに努力を続けていらっしゃるとのこと。
それを受けてこんな問いにしました。「夢の見つけ方」。う~ん。我ながら詩的な問いにしちゃったな―。うふふ。チビユニティのお二人のお話も交えつつ、子どもたちは熱心に対話しましたよ。ここでは超端的にご紹介します。




「どうやって夢を見つけるかというと、やっぱりたくさんチャレンジしてその中で見つけるのだと思う」
「夢は最初から明確じゃなくても、何か努力しているうちに見つかるかもね」
「好きなものを追いかけているうちに、見つかるんじゃないかな?」
「チビユニティのスーさんはどうですか?」
スーさん「私は夢をかなえるにはどうやったらいいか分からなかったんです。でもある人に出会って、その方から誘ってもらったりしたことがきっかけかな?だから、今度出会う人の中で声をかけてもらえるかもしれない。そういう夢のきっかけを逃さないようにするのが大事だと思うよ」
「うん。たくさんの人に出会って、あこがれている人を見て、『ああなりたい』とかと思ったりして、夢って見つかるかもしれないね」
ゆうたさん「私、子どもの頃はサッカー選手になりたかったんだ。一生懸命やってたからスカウトされたりしてJリーグのユースチームに入るくらい毎日サッカー漬けだった。でも結局その夢は叶わなかった。その後転機になったのは学校の文化祭のイベント。下手だったんだけどダンスをしてそれを動画に撮ってたりしたの。そうしたらそれが楽しくなって。心から楽しいって思えるようになった。それが今チビユニティに所属していることに繋がっているんだよ」


「みなさんに質問です。自分が興味あることとか、好きなことを見つけるにはどうしたらいいと思いますか?」
「そうだね。好きなことや興味のあることって、自分の武器になるかもしれないしね」
スーさん「ゆうたさんがサッカーで挫折したからこそ、今の自分があるっていうのは大事なことかもしれないね。挫折して別の夢を見つけるのって難しいことだと思う。でもゆうたさんは下手だったけど、やっているうちにいつの間にか楽しくなっていったんだよね。私はね、英語が苦手だったんだけど、ダンスで夢をかなえるために海外に行くから、それで一生懸命英語の勉強したの。そのうちに英語の勉強が楽しくなってきたんだ。今は上達して、結構話せるようになったよ」
子どもたちはチビユニティのお二人の話に聞き入っています。ここで再度スーさんから質問です。
スーさん「みんながやりたいことって何?みんなから自分のことについて話してほしいな」
「私は歌です。まだそれほど上手じゃないとは思うんだけど、私の歌声をいいって言ってくれる人もいるんだよ」
「私は絵です。絵を描いていると楽しいし、もっと頑張りたいって思うんだ」
「私も絵です。もっと練習してうまくなりたいって思ってる」
「私は、バスケ。でも上手になりたいって言うより、もっと楽しみながらやりたいって思うよ」
「私は読書が好きです。だから将来は本屋さんになりたいな」
スーさん「みんな自分の夢や思いを語ってくれてありがとう。ゆうたさんが、別の夢を見つける難しさについて話してくれた。自分はダンス下手だったとも話してくれたよね。私はまだ若いし、みんなはもっと若い。私たちはダンスをやっていて、評価もされているけど、もっと人を感動させることはできると思うし、可能性はまだまだあると思ってる」
ゆうたさん「そうだね。諦めたら、もうそこで夢は叶わなくなっちゃう。でも失敗を繰り返すうちに、よくなっていくものなんじゃないかな?」


対話は大体こんな感じだったと思います。発言順とか発言者は間違っていると思いますが、ご容赦ください。
ただ、間違いなく言えることは、この対話は子どもたちに勇気を与えたということ。「失敗してもそれで終わりじゃない」、「失敗を繰り返すうちにものになっていくことがある」、そして「可能性はこれからもずっとあるんだ」といったうメッセージを子どもたちは受け取ったのではないかなと思います。
また、対話の中で誰が発言したのかは定かではないですが、子どもの中から出された質問に子どもかチビユニティのお二人が答えるような形で、「夢は一つじゃなくていいんだ」ということも語られました。なんて美しい言葉なんだろうと思います。


子どもたちはもちろん、チビユニティのお二人も含めて、夢を追いかけている途中同士の対話。見ていた私も、なんだか勇気が湧くような気がいたしました。チビユニティのお二人、本当にありがとうございました。心から感謝申し上げます。また、お二人を派遣してくださったチビユニティ様全体と、素敵な対話を見せてくれた子どもたちにも心からのお礼を。






