新潟県原爆被害者の会事務局長の西澤様から話をお聞きした後は、当然、西澤様と一緒にp4c(対話)でしょう。
今回はあらかじめ西澤様と私が相談して問いを決めさせてもらっていました。
「あなたにとっての戦争とは何ですか?」です。では、いってみましょう!
とは言え、6年生はたくさん発言しましたので、私記録をとり切れませんでした。大体こんな感じだったよなあってところでご勘弁ください。


教師「問いは『あなたにとっての戦争とは?』です。さあ、トップバッターは誰からいきますか?」
「はい、私からいきます!罪のない人を無差別に殺す行為です」
「相手にとても深い傷を負わせるもので、決してやってはならないことです」
「それなのに何で戦争をやっちゃうのかというと、領地の取り合いなんじゃないかな。領地がたくさんほしい人が起こしちゃう」
「まさに地獄みたいなもの」
「そう、兵隊さんとか人を狂わせてしまう。人生を失わせてしまうものです」
「うん。西澤さんのお話でもあったように、人の心を変えてしまうものだと思います。狂わせてしまう」


教師「そんな戦争なのに何でなくならないの?」
「戦争には中毒性があると思う」
教師「ええ!?どういうこと?」
「戦争ってやっちゃダメなものでしょう。それでもなくならないのは、どうしてもやらなくちゃいられなくなっちゃってるんじゃないかと思うのです」
「『平和な世界を作るために戦争をする』っていう人がいるよね」
「平和な世界のために他国に攻め込むの。それってどうなの?」
「ぼくは戦争には中毒性はないと思う。でも問題を解決する手段として戦争をする人がいる」
「でも、もしそうだとしても戦争はやっちゃいけない」
「そうだよね。戦争したくてしてる人ばかりじゃないと思う」
「うん。戦争したい人は多くないと思うよ」
「でも強制的に戦争に行かせられる。こっちにそのつもりはなくても、攻められてきたら・・・」


教師「みんなに改めて訊きたいんだけど、戦争はやっぱりだめなの?」
この問いかけに、全員が「戦争はだめ」と意思表示しました。
教師「じゃあさ、今戦争は世界中で起きている。どうやったら止められるんだろう。どうやったら戦争のない世界を創れるんだろう?」
「私は、いじめの4層構造に当てはめて考えると、観衆や傍観者に当たる私たちが近くの人と、『戦争はよくない』って話をしていけば、みんなの力で止めることができると思う」
「戦争はいじめにも似てるところがあるかも。だから、日常生活の中でもケンカはしないで仲良くすることが大事だと思う」
「インターネットをもっと活用したら。そうしたら、戦争反対っていう同じ考え人と協力できるんじゃないかな?」
「そのとおりだと思う。で、そのためには『戦争反対』の気持ちを強く持つことが大事だと思う」
「うん。なぜ戦争はダメなのかとかをネットとかで話し合いながら、仲間をつくっていく」
教師「今日は西澤さんがお出でになっている。西澤さんのご意見を聴いてみたくない?」
「うん。聴きたい!」
西澤さん「『核の傘』とか『核抑止力』って言葉がある。一方で、『核兵器禁止条約』って国際的な条約もある。私たちは戦争がもう二度と起きないように、署名を集めたりしてるんだよ。みなさんには今日勉強したことを家に帰って大人に話してほしい」


ここまでで対話終了の時刻が迫ってきていました。
で、この後、一人ずつこの対話で感じたことを発表。でも、結構みんな語るものだから時間が無くなっちゃって、半分くらいの子どもたちにしか発表してもらえませんでした。ごめんね。
戦争のない世界を創るために日夜ご尽力されている西澤さんから対話に加わっていただいたことは、子どもたちにとってとても大きなことでした。お陰で素晴らしい対話になったと思います。
西澤さん、本当にありがとうございました。
そして子どもたち、素晴らしい対話を聴かせてもらったよ。ありがとう。これからも一人一人が主体的に誰も傷つかない平和な社会を創っていこうね。

