11月25日【3年道徳ほぼp4c】まるちゃんとたまちゃん
3年生は道徳の勉強中。教材はちびまる子ちゃんのまるちゃんとたまちゃんのエピソードを基に作成されているものです。
こんなあらすじです。
タイムカプセルを作った2人は翌日に埋めようと約束します。まるちゃんは約束の時刻にずっと待っていたのですが、いつまでたってもたまちゃんは現れませんでした。翌日学校で会い、たまちゃんから理由を聞くのですが、まるちゃんは許せません。しかし、まるちゃんもその後、たまちゃんと似たような体験をして、たまちゃんの気持ちをおもんばかることができるようになりました。誤解が解けた二人は涙を流しながら、互いを好きであることを再確認したのでした。
話し合いでは、問いを子どもたちが設定し、3年生は席に着いたまま、黒板の方を向いています。しかし、発言権はコミュニティ・ボールを持っている子にあり、周囲の子は発言している子の方をしっかり向いて聞いています。円座になってはいませんが、こりゃあ確かにp4cですね。
さて、問いは「なんでまるちゃんはケンカしたのに、捨てたタイムカプセルを泣きながら探したの?」です。
かなり大雑把なダイジェストで対話をご覧ください。
「まるちゃんにとって、たまちゃんは大切な友だち。ケンカしても、まるちゃんは『自分が悪かった』って気付いたからまた仲直りしたいと思ったんだよ。でもタイムカプセルは捨てちゃったから、泣きながら探した」
「そうだね。まるちゃんは、自分も同じような体験をして、たまちゃんの気持ちが分かったんだよ」
「うん。それはまるちゃんだけじゃなくて、たまちゃんもきっとそうだったんだね」
「二人とも、互いの気持ちが分かった」
「始めはまるちゃんは怒っていた。でも時間がたって、同じような体験もして、で、冷静になって、申し訳ないなと思った」
「だから悪かったと思って泣いたんだと思う」
教師「そもそも何で二人はタイムカプセルを埋めようとしたんだろう?」
「タイムカプセルって、仲のいい人と一緒に作ったり埋めたりするでしょう。ずっと友達だよって気持ちだったんだと思う」
「もともとまるちゃんとたまちゃんは仲良しだった」
「だからまた仲良くしたいって思った。自分も悪かったから、タイムカプセルを探しに行ってもう一度一緒に埋めようって」
「仲直りしたかった。でも見つからなくて泣いたんだ」
「まるちゃんは『悪かったな。たまちゃんにごめんなさい』って気持ち」
教師「タイムカプセルを探しているときに、まるちゃんは泣いたよね。その後、たまちゃんと仲直りして、今度は二人で泣いた。この2つの涙は同じ気持ちからなの?違う気持ちからなの?」
「探してる時の涙は、悪かったな。でも一緒に泣いたときの涙は嬉しい涙」
「仲直りできてうれしい」
「これからも仲良くしようねみたいな」
「ずっと友達だよって」
教師「みんなは友だちと分かり合って嬉しいという気持ちの涙って流したことある?」
この後、子どもたちの体験談がぽつぽつとではありますが、語られていきました。まあ、多分まだあまり経験ないんだろうねえ。でも私はあるよ!そんなことを彼らに話しました。
ねえ、3年生のみんな。
きっと君たちはこれから先、友だちと泣いたり笑ったりしながら、親友とかかけがえのない友だちとかをつくっていくんだろうねえ。
そういう大切な友だちは、人生を豊かにしてくれるような気がします。
人とのかかわりあいを大切にしながら、生きていってほしいなあ。
私の願いです。