10月24日【6年道徳】スマイル集会p4cの問い決めp4c①

11月1日の5限にスマイル集会が行われます。「いじめ」をテーマに縦割り班ごとにp4cをして考えを深めるのですが、ファシリテーターは我らが6年生ですっ!おー、やったー!ぱちぱちぱち音楽
と言うことで、6年生はこの前日p4cでどんな問いにするか、p4cで考えました。
問いを考える際の視点として、「様々な意見が出され、かつ対話によって深まったり発展することが期待できるようなもの」と教師が示しました。
ただ単にエイヤッとどれかに決めればいいというものではありません。対話の全体像を想定しながら問いを決めることが必要だとも話しました。
ではどんな対話になったのでしょうか。
例のごとく対話の内容が濃く、複雑なので、やっぱり概略のみお知らせします。


「ぼくは、『いじめる側が100%悪いのか?いじめられる方は悪くないか?』がいいと思います」
「道徳で学習したピエロとサムみたいな関係ってこと?」
「そうだね」
「私は『いじめが起きないためにどうしたらいいか?』がいいと思います。自分でも対話の参加者として意見を言いやすいからです」
「そうだね。『いじめをなくすためにはどうしたらいいか?』もいいんじゃない?」
「私は『どうしていじめをしてしまうのだろう?』っていう問いがいいと思います。いじめをなくすのも大事だけど、その前にいじめが起きないようにするのが大切だと思うから」
「うん。その問いなら意見は出にくいかもしれないけれど、対話は深まると思う」
「そうそう。いじめ対策もできるようになるんじゃない?」


「いじめられる側に悪いところはないの?」
「顔が不細工だからっていじめるのはダメだよね」
「その人の性格が悪いからっていじめるのは?」
「例えば、その人から嫌なことをされた時、正当防衛としていじめるのはいいのかも」
「いじめる側が100%悪いのかなあ。五分五分なんじゃない?どっちも悪い」
「前にいじめられた側が仕返しのために、その人をいじめるのは?」
「う~ん。もういじめは収まったんだから、もうやり返さなくてもいいと思う。やり返したら、やり返された側も仕返しのためにいじめをすることになっちゃう。そうなったら永遠に続いちゃう。だからさ、もう終わったことはいいんだよ。そうしないと問題が大きくなって、学校全体の問題になっちゃうよ」
「先生がいじめを止めるとき、いじめている側だけを一方的に叱っちゃだめだと思う。いじめられた側も前にいじめている側をいじめてるんだから。先生両方の意見を聞くべきだと思うな」
「そうだなあ。たとえその人の性格が悪くても、いじめるのは違うと思う」


「じゃあ、どうすればいいの?」
「口で注意するけど、それでも直らなかったら・・・もうね、あきらめる」
「あきらめるのはなあ。先生とか親に言うべきだと思う」
「何十回も注意して、それでも直らなかったら?」
「あきらめるしかない」
「あきらめるって?」
「しばらくそのままにしておくってこと。そのうちいい対策が見つかるよ」
「性格が悪いってことが当たり前だと思うしかない」
「口で言っても直らなければ、いじめられているって実感してもらって、自分のどこが悪かったんだろうって反省してもらう」

この後、子どもたちが発言するのを踏まえると、どうやら「いじめる側は100%悪い。でもいじめられる側だって、100%悪くないってことはない」という考えのようです。
ここでタイムアップ!
11月1日のスマイル集会、いったいどうなっちゃうの!?


➡ To be continued!

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