12月10日【3年学級活動p4c】2学期を振り返って
3年生は、どんなことができるようになったか、大変だったけれどがんばったことは何か、一人一人が振り返る前に、3年生全体でp4cをして振り返ります。
問いは担任が設定しました。「2学期どうでした?」です。
「楽しかったです」
「面白かったです」
「例えばどんなことが?」
「えーっと、友だちと遊んだこと」
「勉強が難しかったです」
対話のスタート直後はこんな感じです。
続きをダイジェストで見ていきましょう。
「私は『遊ぼう』って言われて嬉しかったです」
「ぼくはプールが楽しかったです」
「プールの何が楽しかったんですか?」
「潜ったり、泳いだり・・・」
「友だちと一緒に遊ぶのが楽しかったです」
「例えば?」
「鬼ごっことかドッチボールとか」
「松の子まつりも楽しかったです」
「ああ、そうだねえ」
「まなび学級のわくわくまつりも楽しかったよねえ」
子どもたちの楽しかったこと、面白かったことがどんどん紹介されていきました。
ここで担任が介入します。
教師「みんなさ、楽しかったこと、面白かったことたくさんあったみたいね。でも大変なこともあったでしょう。そんなとき、どうしたの?」
「私はかけ算の筆算が難しかったです。でも、お父さんやお母さんから教えてもらって、できるようになりました」
「50問テストは難しかったです。でも自主学習(以下「自学」)をたくさんしたら、いい点数とれました」
「跳び箱がなかなか跳べなかったんだけれど、何回も練習したら初めて5段跳べました!」
「算数で分からない問題ができるようになりました」
「あまりのあるわり算とかね」
「うん、そう」
この後、習字の『人』という文字、鉄棒の逆上がり、理科の実験、リコーダー、鉄棒の前回り、分数のたし算・ひき算など、難しかったけれど、乗り越えることができた方法とその喜びが出されていきました。
「私p4cでしゃべれるようになりました。最初はあまりしゃべれなかったんだけど・・・」「セーフティに対話をすることができました」などp4c絡みの発言も結構ありましたよ。
以上15分間、あらかた出尽くしたところで、改めて一人一人がプリントにできたこと、がんばったことを書き綴りました。
始めは楽しかったこと、面白かったことを活動名で話していただけの3年生ですが、p4c後にはより具体的に想起し、さらに困難を如何に克服したのかまで振り返っていました。
振り返ることは、自分のその時々の様子を思い起こし明確にし、それを自分なりに価値づけ、次に生かすことができる活動だと捉えています。
何人かのお子さんの振り返りを紹介します。一人で考えたことに、p4cで友だちの発言からインスパイアされたことが付け加わっています。
「p4cで手を挙げられるようになりました。授業でもどんどん手を挙げられるようになりました」
「算数が苦手だったんだけれど、少しずつ様々な復習をしていたら、得意になりました」
「様々な友だちに『遊ぼう』って言ってもらえてとても嬉しかったです。今まであまり仲良くなかった子とも友だちになれて嬉しかったです」
「あまりのあるわり算をがんばりました。初めはあまりの出し方がよく分からなくて苦戦してたんだけど、練習したらできるようになりました」
「かけ算の筆算は九九を忘れて、どうしようって思うことが多かったんだけど、毎日九九を改めて練習したら忘れなくなって、筆算もできるようになりました」
「p4cで自分から進んで手を挙げて、毎回必ず発言するようにしていました。セーフティも大切にしながら対話することができました」
「マラソン大会では疲れたけど、歩かないで最後まで走り続けました」
がんばって苦手を克服したことを成功体験として、3学期も自信をもって進んでいってほしいと思います。