素晴らしい対話(p4c)を見せてもらいました。2年生の道徳。
教材は『ひかり小学校のじまんはね』です。子どもたちと校長とくすの木が登場し、自分たちが通うひかり小学校の自慢について話し合うという内容です。
さあ、我らが2年生はどんな対話を展開したのでしょうか。
早速見ていきましょう。
問いは多くの子どもたちが出した「築地小学校の自慢は何か?」です。


「桜の木がたくさんあることです」
「遊具がいっぱいあることです」
最初は、こういう施設・設備に関する発言が続きました。


「みんなが仲良く遊んでることです」
「男女関係なく遊べることです」
「みんなで協力しているところです」
「あと、あいさつ運動とかしていて、あいさつする人が多いです」
「差別しないことです」
「あと、仲間外しもしないよね」
「みんな元気で仲良くしてるところです」
「友だちが怪我したら、『大丈夫?』とか言って保健室に連れて行ってあげるところです」
「譲り合いができます」
「トラブルもないしね」
最初は物の素晴らしさに焦点が当たっていましたが、このように人間関係、友だち同士のつながりに焦点化されていきました。
まだいいところ自慢は続きます。


「ふわふわ言葉がたくさんある学校がいいです」
「年下に優しい学校がいいです」
「年上を呼び捨てにしない」
「無視しない」
だんだん、自分たちが目指したい学校像に寄っていきましたね。


「物を大切に扱った方がいい」
「譲り合って、友だちに優しくしてあげたい」
「学校を大事にしたい」


ここで担任が介入します。
「みんなの話を聞いていると、最初は『物とか設備がいい学校だから自慢したい』っていう発言が多かったけど、だんだん『人間関係が素敵な素敵な学校だから自慢したい』って言う発言に変わっていったよね。どうしてなの?」
「だって、遊具がいっぱいある学校もいいけれど、友だち関係がいい学校の方がいいから」
「みんなに優しくする学校がいいと思うのは、助けてあげた相手は、今度は自分が助けてほしい時に助けてくれると思うからです」
「うん。いじめもなくなるよね」
「みんなが仲良くなれるクラス。協力したくなるような関係だと思う」
「そうだね。みんなが優しい学校っていいよね」


私も介入。「結局、物とか設備がいいのが自慢なの?それとも友だち関係がいいところが自慢なの?どちらか手を挙げてね」
すると、全員が人間関係が温かいことを自慢したい方に挙手しました。おー!
「遊具がたくさんあるよりも、友だちがたくさんいて、みんながニコニコのクラスの方がいいよ」
「そうだよね。新しい1年生が安心できるようにね」
担任「周囲がそういう学校なら、自分も成長できそうだね」
「みんなが良くなるといいね」
「うん。遊具よりみんなで遊ぶ方が嬉しいよ」
「遊具より命だね」
「うん。遊具より人間の方が大事」
「遊具はいつでも遊べるけど、友だちは休みの日とか遊べないし。いつでも遊べるってわけじゃない」
「離れ離れになっちゃうと遊べないよね」

対話の終盤に担任が発言しました。
「学校の自慢できること、いいところを探すうちに、みんな大事なことに気付けたようだね」
子どもたちも応じます。
「はい。友だちは大事だって思います」
「うん。遊具よりもね」
参観してて、なんだかさわやかな気持ちになりました。
結局学校自慢って、その建物や施設設備じゃなくて、その学校に所属する君たちの素晴らしさにかかってるんだね。
担任が年度当初に「学校は楽しいところなのではなく、楽しくするところですよ」と子どもたちに話していたことを思い出しました。
打てば響く子どもたち。いい学級づくりは始まってますね。