1年生の1時間目は算数。ひき算の概念理解の勉強です。
問題はこうです。「茶色と白の犬が10匹います。茶色の犬は6匹です。白い犬は何匹ですか?」。
担任は「これはたし算で求めますか、ひき算で求めますか?」と問いました。
「合わせて」とか「残りは」など、子どもたちにとって加法・減法の判断の決め手になる言葉は使われていません。
さあどうする!?
しかし、あにはからんや。子どもたちは意外と簡単に「10-6です」とご名答。
担任はそれで満足せず、「どうしてひき算なのですか?」と問い、言語化によって、ひき算のさらなる概念理解を促します。
子どもたちはブロックを使って、これはひき算であると語りました。
全体から部分を取るという動きが求残の減法になることをなんとなく分かっているのですね、子どもたちは。
担任は子どもたちが考える中で、「犬は全部で10匹なんだよね」と繰り返し強調します。
この全体と部分の関係をしっかりとらえることで、減法の理解を深めようと考えているのです。
この全体と部分という考え方は、この先ずっと算数や数学でも重要となる概念でもあります。1年生の段階でしっかりと押さえておく必要があるのです。
ブロックを使ったり、はたまた子どもたちを白犬と茶色の犬に分けたりして、全体の中から部分を取るという行為を繰り返し行ったこの時間。
1年生もほかの学年も、教えるには、その学年の子が持つ以上に知識を持ち、学びの体系的にも、深く理解していないと教えられないのだと改めて感じました。
1年担任も、子どもたちもお見事。




