学校ブログ

8月1日【職員研修】p4cの理論と実践

築地小の子どもたち、夏休みも計画的に学習を進めていますか?
もしもうまくいってなくてもまだ大丈夫!あと、約1か月もありますからね。でも、うっかりしてるとすぐにオリンピックが終わり、お盆も過ぎて、甲子園も終わっちゃって・・・、ああ、困った、何にもやってない、がーん(汗)ってことになっちゃうから、今からがんばろうね。ははははは。

さて、学校職員も計画的に学びを深めていますよ。
この日は、p4c(「探求の対話」「子ども哲学」などという呼び方もあります)の職員研修です。
講師は新潟大学佐渡自然共生科学センターの豊田光世教授!おー!ビックネームですねー。
p4c界、あるいは対話のラスボス的存在の豊田先生。私自身もこの研修を楽しみにしていました。

研修では、まずp4cについての理論的なお話を伺いました。1時間のお話の後、学校職員からの質問にもお答えくださいました。学校職員の課題意識が非常に高く、次から次に質問が出されていきます。それぞれの質問にご自身の経験や理論に裏付けられたお考えを丁寧にご教示くださいました。実に明快です。と、ここまでで1時間30分。
この後、学校職員でp4cの演習!豊田先生のファシリテートで対話は盛り上がります。
問いとして選ばれたのは「私たち(人)はいつ大人になれるのか?」です。この問いがまた奥深い。我らが教職員集団はテーマにそって、あるいはそこから広げてどんどん掘り下げていきます。
「時間」や「責任」、あるいは「自立」などに対する考えが各自から出され、そこから「私たち(人)は大人になった方がいいのか?」という新たな視点が提示され、さらには「社会的な大人、精神的な大人という分け方」、「人は『大人』と『子ども』とを行ったり来たりするのではないか」「悔いのない生き方」「高齢になった時,子どもに返ったように見えるが、それは子どもにもどったのか否か」など論点は多岐にわたり、それぞれが深い対話となりました。
参加した教職員はきっと、子どもたちにもこんな対話を味わってもらいたいと思ったのではないでしょうか。それくらい素晴らしい対話、素晴らしいp4cでした。先生方お見事。この対話で1時間30分。ノンストップであっという間のp4cでした。

p4cの理論と実践で合計3時間の研修でしたが、長さを全く感じさせない充実の3時間。とっても楽しかったー!他校からわざわざ参加された方もいらっしゃったんですよ。

築地小のみんな、2学期になったら、こんなp4cできたらいいね。またみんなで楽しもうねー!