2024年5月の記事一覧

5月21日【4~6年】運動会は終わらない

 

運動会後に4~6年生に課された宿題は、『エピソードからを運動会を振り返る』のワークシートに、運動会の感想等を記入してくることでした。子どもたちは様々な感想を書いてきました。(5年生はこれから宿題が出されるのかな?)

そのうちの一人のお子さんの感想をここでご紹介します。

校長先生が開会式でおっしゃった言葉は「運動会が終わった時に不思議な気持ちになるかもしれません。不思議な気持ちとはどんな気持ちでしょうか?」。この言葉が運動会中、ずーっと私の頭の中をさまよっていました。「不思議な気持ち」とはどんな気持ちか、私には想像もつかなかったのです。しばらくして赤組の点数よりも白組の点数が多いことに気付きました。その時は嬉しい気持ちの方が大きかったけれど、心配な気持ちもありました。でも、なぜ心配な気持ちがあるのか、私には分かりませんでした。その複雑な気持ちが「不思議な気持ち」なのでしょうか。私が私に問いかける質問も分かりませんでした。そして、結果発表の時。赤組に2冠を獲られたことを知って、すごく泣きそうになりました。でも、涙をぐっとこらえました。なぜ涙をこらえたのでしょうか。きっとそれは、赤組の4年生に、どんな顔をして会えばいいか分からなかったからだと思います。(中略)「不思議な気持ち」とはどんな気持ちか、閉会式の時に分かった気持ちがします。私は負けたのに「嬉しかったな」「楽しかったな」という気持ちがわいたのです。私は負けてしまったけど、自分では全力でがんばったので、きっと楽しかったのだと思いました。「不思議な気持ち」ってすごいなと思いました。【このことから学んだこと】大切なことは、勝ち負けじゃないあ、自分ががんばる気持ちだってことを運動会の「不思議な気持ち」から学びました。

頭の中で逡巡し、モヤモヤしたことを、これほど言語化できる力のすばらしさ。しびれました!ものすごいことだと思います。

今後、4~6年生はそれぞれこのシートに書いたことをp4cで深めます。彼らはどんなことを語るのでしょうか。う~、楽しみー!

 

5月18日 感動の運動会

走る仲間を後押しする大声援!
躍動する子どもたち!
風にたなびく応援旗!
青空に映える雄姿!
そして、圧巻は、閉会式での応援団長による語り!
これが自分の苦労話ではなくて、ひたすら仲間や家族、教職員に対する謝辞なのです。
やり切ったと思えるからこそのスピーチだったと思います。

ここに至るまでに、一人一人の松の子たちにとっては様々なドラマがあったことでしょう。

彼らはこの運動会およびその練習や準備の過程で、何を学んだのでしょうか。今後自分自身に問いかけていってもらいたいと思います。

松の子たちよ、感動をありがとう!
PTA役員様や教職員が撮影した芸術的な写真を順不同でお楽しみください。

5月18日 運動会 実施します!

本日は晴天なり!

本日運動会は実施します!

暑くなりそうですので、お子さんには水筒等水分を忘れずに持たせてください。

朝のグラウンド。朝日がまぶしいほどにさしています。

5月17日【6年社会科】ICT、メディアを使いこなす

運動会を翌日に控え、学校はすっかり運動会モード。しかし、日々の学習もしっかり行われていますよー。

この日、6年生は社会科で災害時の行政や政治の動きについて学んでいました。
かつては教科書やノート、それと教師の口頭での説明を中心に授業は進められていましたが、今は違います。
教科書や資料集に加えて、大型ディスプレイに映し出される映像を見て、災害の様子ついて学んでいるのです。
昔のように教科書の小さい写真を見て、文章を読み、教師の説明を聞いて理解する学習方法に比べて、動画を見れば一発で深く理解できることも多いのです。

コンピュータには無味乾燥なイメージがありますが、この時間はパソコン上の動画で、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた地域を復旧・復興させるべく奮闘努力する人々の情熱も学ぶことができました。
さらには、子どもたちは学習用端末(タブレットやパソコン)を一人1台持っていますので、この時間はノートに学んだことを書き写すのではなく、パソコンのワープロ機能を使って学んだことをまとめ、さらには写真撮影した映像なんかも取り込んだりしながら、より完成度が高く、より分かりやすいまとめ方をしているのです。すごいのですよ、子どもたちは!(とは言え、もちろん今までと同じように黒板に描かれたことをノートに書き写すこともありますし、ノートに自分の考えを書き連ねることもあります、念のため)
数年前までは子どもがパソコンを使って学ぶなんて、一大事業でしたし、そう頻繁にできるものでもありませんでした。それが今は、一人1台の学習用端末を文具として使いながら学習できるようになることが求められています。

しかし、学習はなんでもパソコンでやればいいわけでは、決してありません!
身体を使って、友だちと面と向かって対話しながら学ぶ方法はものすごく効果があります。
一方で、ICT機器を学びにうまく取り入れることにより、より効率的・効果的で、深い理解に繋げることもできる時代になりました。
特定の方法を排除することなく、逆に特定の方法にばかり固執することもなく、子どもたち自らが、その場その場に適した方法を選んで学びを重ねることができるよう判断できる力を育成することが肝要だと考えています。
それにしても、6年生。ばっちりタブレットを使いこなしていますなあ。恐れ入りました!

5月17日 運動会前日準備

運動会の前日準備を5・6年生がしてくれました。
どの子も率先して動いてくれたおかげで、円滑に準備を進めることができました。
みんな、どうもありがとう!
明日の運動会、きっと晴天の下、子どもたちの精一杯が思う存分見られると思います。
ちなみに最後の写真。徒競走のラインです。
「ラインの乱れは心の乱れ」とはよく言ったものです。
まっすぐに引くのは相当難しいのですが、どうですか、このまっすぐさ加減は!すごいなあ、築地の教師は!
でも、私が引いたら、きっと迷路みたいになっちゃって、子どもたちもまっすぐに走れないだろうなあ。ははははは。

5月16日【まなび人権教育】人権の花苗

この日、まなび学級の子どもたちは、人権擁護委員の皆様からのサポートを受け、「人権の花」の苗をプランターに植える活動を行いました。

花を育てることを通じて命の尊さを実感してもらい、その中で、優しさや思いやりの心を身に付けることを目的に行われたこの活動。一心に花の苗を植える子どもたちのまなざしの素晴らしいこと!植え終わった後は、しっかりと玄関の掃き掃除もしてくれたんですよ!もう一回言わせてください。もう、なんて素晴らしいこと!

さらに、活動中には「ありがとう」「ねえ、ここはこうしてもらえるかな」「大丈夫」「それでいいよ」などなど、互いを気遣う温かな言葉がそこかしこで聞かれました。

活動後、参加した子どもたちからは「この花苗には大きくなってほしいと思います」「大事に育てたいと思います」などの感想が。

人権擁護委員様からは「子どもたちはしっかりと集団行動ができていて感心しました。また、苗を植える中で、人権に対する意識をしっかり持っていることが分かりました」などのお褒めの言葉もいただきました。ありがたいことです。

子どもたち、いい活動になってよかったね。

 

5月16日【1年算数】はじめての算数ノート

1年教室では、子どもたちに初めての算数ノートが配付されました。

担任からの指示を一言漏らさず聞こうとする姿勢のすばらしさ。

まさに一筆入魂の思いで、ノートに10までの数を書き連ねる子ら。

これから彼らはこのノートにどのような学びを重ねていくのでしょうか。

楽しみです!

5月16日【2年道徳p4c】自我関与

2年生は道徳『森のなかま』で学習しています。
教材文のあらすじは次の通り。
嵐の翌日、動物たちが森の掃除をしています。たぬきのポコは「僕たちも手伝った方がいいのではないか」ときつねのコンを誘いますが、「掃除は疲れるから面倒くさい」と乗り気ではありません。それでもポコが「ぼくも掃除をしたら疲れたけれど、不思議な気持ちがしたよ。一緒にやってみよう」と再度誘います。きつねのコンは渋々ながら手伝うことにしました。掃除が終わるとコンは「疲れたけれど、すごくいい気持になった」と言い、森の仲間たちも含めみんな笑顔になりました。
この教材についてp4cで対話します。

私も含め子どもたちがみんなで対話したい問いを出し合ったのですが、「『不思議な気持ち』ってどんな気持ち?」や「コンが『ああ疲れた。でも何だかすごく気持ちがいいなあ』といったのはなぜか?」「コンも加わって掃除をした後に、森の動物たちが『今日は暑くて疲れたけれど、一番気持ちがいい日だったね』って言ったのか?」など、いずれもこの教材の本質を突いた素晴らしいものばかり。
これらの中から選ばれた問いは「なんで最後に森の仲間たちはみんなで笑ったのか?」です。こ、これはすごい!正直言ってビビりました。
この教材は勤労奉仕について考えることがねらいなのですが、彼らが設定したのは、それに留まることなく、勤労奉仕をみんなですることの意義をも見い出せる可能性を秘めたものだったのです。
対話の前に「ぼくもう答え分かった!」と先走ったお子さんがいましたが、「p4cというのは分かっていると思うことを、みんなで対話することでもっと深く考えることができるようにするんだよ」と諭すと納得して対話し始めました。


さて、対話。初めに問いを出したお子さんから発言します。
「動物たちが笑ったのは、きつねのコンも一緒になって掃除したからだと思います。それで嬉しくなった」
「暑かったけれど、みんなで掃除して『不思議な気持ち』になったんだよ」
「うん。私は『不思議な気持ち』って楽しい気持ちだと思う」
「私も同じようなことがあって、お昼休みにみんなと一緒に遊んだら『不思議な気持ち』になったんです。楽しかった」
「うん、私も。みんなと遊んだらいい気持ちになりました」
「みんなが掃除してても、コンはベンチに座ってのんびりしてたでしょう。みんなは掃除したり片付けたりするのが大変だったと思います。でもコンが手伝ってくれたから、早くきれいになって嬉しかったんだと思います。だから笑ったんじゃないかな」
「そう言えば、私も昼休みにみんなで一緒にやったら楽しくなった時がありました。一人で遊んでいるときよりも」
「鬼ごっこでも、みんなでやるって楽しくなるんだね」
「遊ぶのも、掃除するのも同じ。一緒に遊ぶのと同じように、一緒に掃除した方が楽しくなると思うよ」
「私も妹と遊ぶと楽しい。たまには大変なこともあるけれど、やっぱり一緒に何かするっていい」
「ぼくも兄ちゃんと遊ぶと楽しいな」


わずか10分間のp4cでしたが、子どもたちは大変意欲的に対話し、発言の波が途切れることはありませんでした。
タイムアップの合図をすると、残念がる子どもたちが多数。
さて、素晴らしいのは発言意欲だけではありません。
対話の内容も、教材と自分の生活経験とを比べての発言が後半連続したのです。
道徳教育の専門的な言葉を使えば、「自我関与」と言ってもいい発言内容。
教科書に描かれている道徳的価値がただのお題目に陥らないようにするためには、この自我関与が大きな力を発揮すると言われます。
10分間だけのp4cでしたから、十分な対話ではなかったかもしれません。でももっと時間があれば、さらに勤労奉仕という道徳的価値をも踏まえた、より深いところにまで、彼らは到達できたかもしれません(最近、こんなことばかり言ってますね、すみません)。
それにしても彼らの対話の構成力。
私も立会い、途中で2、3回子どもの発言内容を確認をしたくらいで、後は子どもたちだけでp4cを進めたのですからね、今後が大いに期待できるってものです。
お見事、2年生のみんな。
みんなでp4cができて楽しかったねえ。素晴らしい学びだったと思うよ。またやろうね。

5月15日 運動会練習 & 運動会のめあて

今日も子どもたちは運動会練習に精を出していました。暑い日でしたので、子どもたちが熱中症にならないよう、学校職員は厳戒態勢です!それでも子どもたちは全力で取り組むんですよ。すごいなあ。

グラウンドでの練習の後、2年教室では子どもたちが運動会のめあてを立てていました。みんな丁寧な文字で一生懸命。なんでも全力で取り組むんですね、築地小学校の子どもたちは。めあてが達成できるよう、みんながんばれ!

5月14日 運動会 応援全体練習

この日、運動会の応援全体練習。

赤白ともに応援団リーダーを中心にここまで仕上げてきました。この日の練習でも相当気合が入っています!

小学生だからと侮ることなかれ。練習の段階から声を枯らして応援するその姿。鬼気迫るものがあります。

潮風に吹かれたなびく応援団旗もかっこいい!

子どもたちの素晴らしい応援を目のあたりにすると、思わず走り出したくなってしまいます、応援してもらいたくて。ははははは。でもそんな衝動に駆られるくらいの応援なのですよ。

応援練習の後には、しっかりとミーティングをする赤白応援団。すごいなあ。皆様、どうか運動会当日をお楽しみに。

明日は運動会予行練習です。