学校ブログ
11月1日【全校p4c】ファシリテーターは6年生!
実は私、夕べ眠れなかったんです、6時間くらいしか。ははははは。
この日の午後、全校p4cをすることにしていたのですが、全校が一堂に会してp4cをすると、時間的に話せない子がかなり多くなってしまいます。全校の前で話すには相当な勇気が必要でもありますしね。委縮してしまう子もいるかもしれません。そこで担当の教師は縦割り班ごとにp4cをすることにしたのです(とは言え、やっぱり一グループ当たり20人はいます)。
ただ大問題があります。ファシリテーターがグループの数だけ必要なのです。そこで、担当教師が考えたのが6年生がファシリテーターになるという案です。おーーーーーー!素晴らしいー!もう、このアイディアだけでご飯3杯いけます🍚🍚🍚🥢
さあ、6年生がファシリテートするp4c、どうなるのでしょうか!?(「大丈夫」と自分自身に言い聞かせつつ、とは言えやっぱり若干の心配があったので、眠れなかったというわけです。)
では、結論から申し上げましょう。
全校p4cを終えて6年教室に戻ってきた6年生の面々に訊いてみたのです。「君たち、p4cどうだった?」って。そうしたらですよ、みなさん、聞いてください!「校長先生、めっちゃうまくいきました!」「うちの班もみんなバンバン発言してくれて、とってもよかったです」「もう、サイコーでしたー!」と万歳しながら報告してくれるのです。まあ、中には「う~ん。イマイチでした。あんまり発言する人がいなくて・・・」という班の子もいましたが、それはそれでいいのです。じっくりじっくり考えているってことなのですから。
担当の教員と事前に話していたことは、「このチャレンジは確かにグレートチャレンジではあるが、子どもたちにとって大きな意義があることである」「彼らがファシリテートすることによって、彼らが対話の全体像を見据えながら対話するという視点を獲得することができるだろう」ということです。そして、彼らはこの2つをしっかりと成し遂げたと言ってもいいのではないかしら。よかったなあ、ほんと。
問いは「いじめは絶対にダメなのか?」。対話をとおして「いじめはやってもいい場合がある」と結論付けた班はありませんでした。逆にいじめは被害者の心に大きな傷を残すことになり、決してやってはならないことなのだと、全校の子どもが考えるに至ったと言ってもいいp4cでした。
発言する低学年の子たちのセーフティを守るべく、寄り添ってサポートする姿もまた素敵でした。
6年生、そして全校の子どもたちよ、お見事!君たちは素晴らしいと思うよ。
私は今夜ゆっくり眠れそうです。6時間半くらいかな?ははははは。