学校ブログ

11月1日【胎内市教育の日】学習参観

「胎内市教育の日」は、当校では午前の4時間を授業公開としました。私は、ありのままを見ていただこうという気持ちで、まったくのノーガード戦法の4時間。ご覧いただくことにしました!(もちろん、担任は授業の準備を相当して臨んでいたのでしょうが。)

各学年とも4時間ずつの公開です。ここでは各学年とも私が参観できた1時間ずつをご紹介します。

【1年生】生活科

1年生は生活科。「あったらいいな、こんなすごろく」という学習ですごろく作りをしていました。
どんなすごろくを作りたいか、担任が問うと「宝石」「電車」「恐竜」「深海魚」「車」「お菓子」「昆虫」「お花」などなどたくさーん出てきます。「秋!」という発言には、「ああ、今、秋だもんね」とセーフティ溢れる発言も聞かれます。
すごろくを面白くするために「1回休みとかのマスを作ったらいい」という発言にインスパイアされ、「海賊に捕まって2回休み」なんていうアイディアも出されました。担任が「おおー、いいねー。じゃあ、お菓子のすごろくだったら『お菓子を食べすぎたから1回休みとか?」と返すと、1年生はみんなあははははと爆笑。楽しい雰囲気の中で学習は進められていきました。
初めはすごろくってどんなの?どう作ったらいいの?という子どもたちでしたが、子どもたちみんなで意見を出し合うことで、どんどんイメージを膨らますことができました。

【2年生】国語

2年生は国語。話し合いについて学ぶ『そうだんに のってください』という教材文での勉強です。
グループごとに友だちの悩みを聞き合い、アドバイスをし合います。
あるお子さんに「ねえ、何を相談したの?」と訊くと・・・
「ぼくは、昼休みに何して遊んだらいいか迷う時があるんです。だから何して遊んだからいいと思う?って訊いたんです」
で、どうだった?
「遊具で遊ぶのは好きかって訊かれたから、『好きだよ』って答えたら、『遊具で遊んだり、体育館で遊んだりしたらいいよ』ってアドバイスをもらいました」
2年生、勉強も遊びも全力を尽くしていますねー!

【3年生】道徳

3年生は道徳。車いすの方に対して店員さんが「手が届かないでしょう」と一方的に言って商品を取ってあげたところ、車いすの方は悲しくなったという教材です。
班ごとに話し合い、さらに全体でも共有することによって、「相手が困っているだろうと勝手に決めつけてやってあげる」のは、良かれと思ってやったことでも時に相手を傷つけてしまうこともある。
子どもたちはクラスでの対話をとおして、こんな境地に辿り着いたのです。お見事!

【4年道徳】

4年生は道徳。『ふつうって何だろう』を教材に、多様性について考えを深めます。
子どもたちは机を合わせて、グループ学習をしていますね。
いやいやよく見ると、なんかp4cっぽいなあ。後で担任に訊いてみると、コミュニティ・ボールこそ使っていませんが、やっぱりp4cをグループごとに行っていたんだそうです。クラス全体という大人数だと委縮してしまい、発言が滞ってしまいがちになりますが、こうやって少ない人数で対話を行うと、活発な対話になりますね。
子どもたちは、男らしさ、女らしさなどを切り口に、ジェンダー・フリーについてそれぞれの思いを語り合いました。
問い「『わたし』は普通に合わせなくてはならないのかな?」で対話。子どもたちはみんな「合わせなくていい。自分らしく生きることが大事なのであって、男だから女だからと決めつけない方がいい」という考えに落ち着いていきました。

【5年】算数

5年生は算数。「2Lのジュースを〇人で分けた時の一人分は何Lになるか?」という問題から子どもたちの課題意識は高められていき、この日のメインの課題は「割り切れない時のわり算の商はどう表したらいいか?」になりました。
授業のスタートこそみんな座って学習していますが、途中から「学び合い」に突入すると、子どもたちは様々な子どもたちと教え合いながら課題解決に勤しんでいました。いい勉強しとるねー、君たち。

【6年】道徳

6年生の道徳は同和教育。テーマは「渋染一揆」。子どもたちが話し合っているうちに、p4cの問いは「差別はどうして生まれるか?」に落ち着きました。
ここでは対話について深く触れることはしませんが、子どもたちは自分の体験を踏まえ「好き嫌いから差別は生まれるんじゃないか?」「優越感が差別を助長する」「それはいじめも同じ」「みんな違ってみんないい、なんだけど、人に自分の価値観を押し付けようとすることから差別やいじめは生まれるんじゃないか」「相手に対する無理解が偏見に繋がり、差別になってしまうのでは?」などの発言が見られました。内なる差別心や偏見は誰の心にあるものです。まずは相手をよく理解すること、よく知ることが大切ですね。

11月1日【全校p4c】ファシリテーターは6年生!

実は私、夕べ眠れなかったんです、6時間くらいしか。ははははは。

この日の午後、全校p4cをすることにしていたのですが、全校が一堂に会してp4cをすると、時間的に話せない子がかなり多くなってしまいます。全校の前で話すには相当な勇気が必要でもありますしね。委縮してしまう子もいるかもしれません。そこで担当の教師は縦割り班ごとにp4cをすることにしたのです(とは言え、やっぱり一グループ当たり20人はいます)。

ただ大問題があります。ファシリテーターがグループの数だけ必要なのです。そこで、担当教師が考えたのが6年生がファシリテーターになるという案です。おーーーーーー!素晴らしいー!もう、このアイディアだけでご飯3杯いけます🍚🍚🍚🥢

さあ、6年生がファシリテートするp4c、どうなるのでしょうか!?(「大丈夫」と自分自身に言い聞かせつつ、とは言えやっぱり若干の心配があったので、眠れなかったというわけです。)

では、結論から申し上げましょう。

全校p4cを終えて6年教室に戻ってきた6年生の面々に訊いてみたのです。「君たち、p4cどうだった?」って。そうしたらですよ、みなさん、聞いてください!「校長先生、めっちゃうまくいきました!」「うちの班もみんなバンバン発言してくれて、とってもよかったです」「もう、サイコーでしたー!」と万歳しながら報告してくれるのです。まあ、中には「う~ん。イマイチでした。あんまり発言する人がいなくて・・・」という班の子もいましたが、それはそれでいいのです。じっくりじっくり考えているってことなのですから。

担当の教員と事前に話していたことは、「このチャレンジは確かにグレートチャレンジではあるが、子どもたちにとって大きな意義があることである」「彼らがファシリテートすることによって、彼らが対話の全体像を見据えながら対話するという視点を獲得することができるだろう」ということです。そして、彼らはこの2つをしっかりと成し遂げたと言ってもいいのではないかしら。よかったなあ、ほんと。

問いは「いじめは絶対にダメなのか?」。対話をとおして「いじめはやってもいい場合がある」と結論付けた班はありませんでした。逆にいじめは被害者の心に大きな傷を残すことになり、決してやってはならないことなのだと、全校の子どもが考えるに至ったと言ってもいいp4cでした。

発言する低学年の子たちのセーフティを守るべく、寄り添ってサポートする姿もまた素敵でした。

6年生、そして全校の子どもたちよ、お見事!君たちは素晴らしいと思うよ。

私は今夜ゆっくり眠れそうです。6時間半くらいかな?ははははは。

10月30日【1年国語】読解力を高める

1年生は国語の物語文『くじらぐも』で学習中です。

担任は丁寧に学習を進めています。

担任「この最初の場面にじゃべっているところはありますか?」、子ども「このところに話している言葉はありません」
というように。

担任「この場面にしゃべっているところはありますか?、子ども「ありまーす」、
担任「それはどこですか?」、子ども「『一、二、三、四。』のところです」、
担任「ではそこに青で線を引きましょう。文の右に引いたらいいですか?左に引いたらいいですか?」、子ども「右でーす」
という具合です。


さらに、担任「この『一、二、三、四。』は誰がしゃべっているのですか?」、子ども「先生です」、
担任「そうですか。みんなそれでいいですか?」、子ども「同じでーす」、
別のお子さん「私はちょっと違います。先生と子どもたちです」、
担任「ほーほーほー。先生だけじゃなくて、子どもたちもしゃべっているんですね。どうしてそう思ったのですか?」、子ども「それは〇〇だからです」、
担任「なるほど。そうですね。先生と子どもなのですね」、
さらに別のお子さん「あと、くじらぐももしゃべっています」、
担任「どうしてそう思ったのですか?」、そのお子さん「だって、教科書に『くじらぐもも たいそうを はじめました。』って書いてあるから、一緒に体操をしたんだったら、掛け声もかけたんだろうって思うからです」、
担任「みんな、どうですか?」、子どもたち「ああ、いいと思います」、
担任「『くじらぐもも』って書いてありますね。この『も』ってどういう時に使うんですか?」、子ども「う~んとね、みんな一緒のとき」、
さらに別のお子さん「『みんな』って誰のこと?」、さらにさらに別のお子さん「子どもたちと先生とくじらぐものことだよ」

とやり取りもしています。対話の萌芽がここにも見られていますね。

教科書の文にはこのセリフは誰が話したのかは記載されていなかったのです。これらは内容をしっかり読み取ったからこその発言です。この後、一つ一つのセリフに誰が話した言葉なのか、子どもたちは教科書に書き込んでいきました。

1年生、学習態度も大変すばらしいのですが、こうやって少しずつ読解力を身に付けているなんてすごいなあ。

この後、音読劇をする予定なのだそうです。この調子なら、素晴らしい音読劇になりそうね、君たち!

10月30日【松の子まつり打合せ】白熱すると近くなる

先日、5・6年生が相談していた「松の子まつり」。この日は全校が体育館に集まって、縦割り班ごとにどんな遊びのブースにするか相談しました。

始めは整然と円座になって相談していた子どもたちですが、議論が白熱するにしたがって、円もどんどん小さくなっていきました。互いに近づいちゃうんだよねえ。円が小さくなりすぎちゃって、立って参加している子もいますね。「ちょ、ちょっと、みんな待ってー!」なんて声が聞こえてきそうです。ははははは。

「松の子まつり」当日はどれほど楽しくなるんでしょうか。今から楽しみだねえ、みんな!

*写真を時系列でお楽しみください。うふふ。

10月30日【1年体育】楽しいマット運動

体育館から子どもたちの楽しげな声が聞こえてきましたよ。何してるの~?と見に行くと、1年生がマット運動の最中でした。

子どもたちはカラフルなマットの上で様々な歩き方をしていますね。熊歩きやアザラシ歩きなど、動物の動き方を模しています。これまで何回も同様の動きを練習していたと見えて、担任が「次は〇〇歩きをしましょう」と言うと、すぐに活動を始めるのはさすが。

また、話を聞いたり、友だちの運動の様子を見ていたりするときの、体育座りが実に立派です。

マット運動は柔軟性、機敏性、巧緻(こうち)性などを高めるために有効な運動とされていて、これらは身体支配能力の養成に欠かせない運動でもあるのです。小学生のうちは(特に低学年)、筋力や持久力をガンガンと鍛えるよりも、こちらの育成を重視した方がいいのではないかしら。と思います。

それにしても子どもたち、とっても楽しそうです。楽しみながら運動能力を高めている1年生です。

10月30日 教室全開!

11月1日の「胎内市教育の日」では多くの参観者がお出でになることを見込んで、各教室の廊下側の壁を取り払っちゃいました!なんとー!ご覧のように、教室全開です!!

壁を取り払うとだだっ広い空間の中で学習することになりますが、どの学級でもこどもたちは集中して学習していました。

ご家庭の皆様、地域の皆様、どうぞ子どもたちの学ぶ様子をご覧にお出でください。待っております!

10月29日【6年理科】地層見学

この日、6年生は理科で飯角地内にある地層の見学に行きました。
地層観察は離れて全体像を見るとともに、近づいて詳しく見るとさらによく分かるのだそうです。
飯角内で見られるこの地層は、離れて良し、近づいても良しの絶好の観察ポイントなのです。おまけに子どもたちが見学しやすいようにと事前に胎内市の地域整備課の方々が道を作ってくださったり、草を刈ってくださったりしていて、素晴らしい地層見学ポイントになっているのです。ありがたいことです。
講師は教育委員会の指導主事。大変詳しくかつ分かりやすく教えてくださいました。さすが教え方のエキスパートです。
さて、ここの地層は、古いもので240万年前、新しいものでも数十万年前に形成されたのだとか。泥岩を手に取り割ってみると、化石っぽいものも見つかりましたよ。
その後は、胎内市の文化施設「クレーストーン博士の館」へ。様々な鉱物が展示されており、子どもたちは楽しく見学させてもらいました。
やっぱり、教科書や写真だけじゃなくて、実際に現地に行って見ると違いますね、学びの質が。
いい勉強をさせていただきました。6年生のみんな、よかったね。

*最後の写真は、あるお子さんの見学メモです。びっしり書き込まれていますね。すごいなあ。

10月25日【4年PTA学年親子行事】いのちの授業(誕生学)

10月25日のPTA4学年親子行事は、Kite-me代表の粟原あつ子様をお招きしての「いのちの授業」。
親御さんと子どもたちが一緒に伺ったこの講演会、親子で時々顔を見合わせながら聴くお話は、とってもあったかで、家族の命を心から大切にしたいって改めて思える素晴らしいものでした。
会場のランチルームは幸せオーラで溢れんばかりに。
最後に親子でハグして、ギューッと抱きしめ合いました。ああ、この幸せな姿、撮影しとけばよかったなあ。すみません。私も2人の男の子をぎゅーってやってたものですから。
(ごめんね、私で。だって、君たちのこと、大好きなんだもの。お家で親御さんにぎゅーっとしてもらってね💛)
日々仕事に忙殺されていると、家族をいとおしく思う気持ちをそのまま表現できなくなっていることに気付きました。そんな私にとっても充実の1時間。
粟原様、そしてPTA学年委員の皆様、素敵な時間をありがとうございました。

10月28日【6年キャリア教育】美容師さん登場!

小学生の将来なりたいものランキング。特に女子の上位の常連さんは・・・そう、それは美容師!
この日、6年生のキャリア教育の一環として、五泉市でお店のオーナーをされていらっしゃるヘアー&メイキャップアーティストの高橋様にお出でいただき、出前授業の開講です。
ハサミの種類や使い方をはじめ、理容業の各種道具の紹介や理容業の概要についてお話しくださったあとは、いよいよヘアーカットのデモンストレーション!
子どもたちは興味津々で、高橋様のハサミさばきをかぶりつきで見つめています。
自分で散髪して、失敗しちゃったと話すお子さんの御髪もチョチョイのチョイであっという間に体裁を整えてくださいました。子どもたちからは拍手とともに「いいなー!」の声も上がります。
その後、子どもたちも美容師体験。マネキンの髪の毛を切らせてもらえたのです。いいなー!
これで一気に6年生の将来なりたい職業ランキングのトップに美容師が躍り出るんじゃないかしら。
よかったねえ、6年生のみんな。
高橋様、大変ありがとうございました。子どもたちにとって、素晴らしくいい勉強になりました。感謝申し上げます!

10月28日【5、6年学級活動】松の子まつりを企画する

5、6年生がコンピュータ室に集まって何やら相談しています。「何話し合ってんの~?」と覗くと、どうやら11月22日開催の松の子まつりを企画しているようです。
子どもたちは松の子まつり全体のめあてを決め、さらには自分たちの学年のめあても決めています。

<全体のめあて>
・全校で楽しめる松の子まつりにしよう(6年生が考えたもの)
・班の人と協力して松の子まつりを成功させよう(5年生が考えたもの)
<学年のめあて>
・6年・・・最後の松の子まつりを楽しもう
・5年・・・6年生と協力して松の子まつりを成功させよう

この後、縦割り班ごとにどんな遊びの店を出すか相談していました。
子どもたちが楽しみにしている松の子まつり。やっぱり「子どもたちが作る松の子まつり」を目指します。
どの班も熱心な話し合いをしていました。この様子を見るだけで、今年の松の子まつりも盛り上がること間違いなしですね。楽しみ~👏