2024年6月の記事一覧

6月14日【6年家庭科】調理実習

6年生は調理実習。メニューは、小松菜の油炒めです。

おおー。なかなかおいしそうにできましたねえ。

いざ、喫食!

「お!うまーい!」とみんな満面の笑みです。

しかし、中には「うわっ、しょっぱーい!」というお子さんも。小学生の調理実習あるあるで、ついついしょっぱくなっちゃうんですよね。少量を味見しただけだと「う~ん、もうちょっと塩気が欲しいなあ」と塩を追加したくなっちゃうのですが、いかんいかん、そこが落とし穴なのです。

とは言え、概ね上手にできたようです。

子どもたちは、これから自炊することも多いでしょうね。ぜひ、料理の腕前を鍛えてもらいたいと思います。

 

6月13日 ありがとうございました【感謝状贈呈】

昨年度大役を果たしてくださった前PTA会長様に、胎内市PTA連合会から感謝状が贈られました。

本来であればPTA総会などの折に、大々的にお披露目するところですが、当日ご欠席だったので、この日に校長室にて私が代わりにお渡ししました。

難しいかじ取りもあったとと拝察します。また、万障お差し繰りの上、様々な会合にご出席くださいました。

心から感謝申し上げます。ありがとうございました!

6月13日【2年道徳】何を頑張るの?

2年生は道徳で『あかりさんの きめたこと』で学習していました。
あらすじはこうです。
あかりさんは友だちから「朝早く交通安全ボランティアの方とジャンケンして勝つといい一日になるんだよ」と聞きました。あかりさんは、ボランティアさんとジャンケンをするべく、早起きし、朝食もしっかり摂り、歯を磨いていつもより早く家を出たのです。で、ボランティアさんとジャンケンをしたのですが、残念ながら負けてしまいます。しかし、学校に行く途中に別の友だちに会え初めて一緒に登校できました。学校ではその子と遊ぶこともできました。負けてしまったけれど、いい一日になりそうです。あかりさんは「明日も頑張ろう」と心の中で決めるのです。
『早起きは三文の得』であることは大人ならすぐに理解できるでしょうが、2年生にとってはなかなか難しい教材なのかなあと一抹の不安。
さあ、我らが2年生。この教材にどう立ち向かうのか!?


授業も終盤に差し掛かろうとする頃、担任は子どもたちに問いました。「あかりさんは『明日も頑張ろう』って言ってるけれど、何を頑張るつもりだと思う?」おー!核心を突いた問い掛けです。まさにこの教材、そして授業の山場です。でも「子どもたちには難しいだろうなあ」と思って見ていましたが、あにはからんや!
子どもたちは「あかりさんは、早寝早起きを頑張ろうって思ってる」「早く寝て、早く起きて、朝ご飯をしっかり食べて学校に行こうと思ってる」と難なく答えていました。いやー。これは!2年生、すごいです。そりゃあ、「ジャンケンで勝てるように頑張る」って子もいないわけではありませんでしたが、その後友だちの意見を聞き、また担任とのやり取りをとおして、核心となる道徳的価値に迫っていきました。お見事。


さらに、担任は今の自分を振り返るよう促しました。「気持ちのいい生活を送るために、みんなは何を頑張りますか?」
2年生はうまくできていないなあと思うことを思い浮かべながら、「私は〇〇を頑張ります」「ぼくは〇〇を頑張りたい」とノートに書いていました。
よりよい生活を送るために、自分の内なる心(あるいは光)をしっかりと持ち、それに照らされるように自分自身を導いていってほしいと思います。

 

6月13日【6年学級活動p4c】このクラス、いいと思う人ー?

修学旅行は、実施が1週間も前だったなんてにわかに信じがたいほど、インパクトの強かった活動でした。
さて、この日6年生はp4cで修学旅行を振り返ります。
彼らはとっても楽しかった修学旅行で何を学んだのか!
早速対話の様子を見ていきましょう。
問いは「また修学旅行に行きたいか?それはなぜか?」です。
では、この問いを出したお子さんから、どうぞー!

「私は佐度にまた行きたいです。人、自然がすばらしかったと思います。そして、今度はあの海で泳ぎたいです」
「私もまた行きたい。みんなで行けてとっても楽しかったです」
「私もです。一泊二日だけだと、まだ見ていない佐度がある。見ることができた場所もあるけれど、もっとじっくり見たい!」
「はい。たくさんお土産も買いたいです」

「みんなに質問です!」おー!彼ら、自分で対話を回す術を手に入れつつありますね。
「今度行くとしたら、佐度のどこに行きたい?」
「そうだなあ、ぼくはたらい舟。この前行ったけれど、また行きたいなあ。上手に漕げるようになりたい」
「私は、あの濃い青色の海」
「山にも登ってみたい」

「ねえ、みんな。今回の修学旅行で一番楽しかったことは何?」
6年生、自分たちでどんどん回していきますね。
行きたい観光地から、視野を広げる投げ掛け。視点の転換を子どもが図るなんて!驚き!
「私はだんぜんホテルでの滞在。友だちと過ごしたあの時間がとっても楽しかった」

 

「ちょっと質問を変えるんだけど、今回みたいな短期間の観光じゃなくて、佐渡に永く住みたいですか?」
おー!もう、子どもたちぐるぐる回していきますね。ぐるぐるぐるぐる!すごいすごい!
「今回の旅行はとっても楽しかった。佐度はすごくよかった。でも、ずっと住むとしたらどうかな?」
「うんそうだね。慣れたら新鮮味がなくなるだろうし」
「佐度の人たちが、胎内に住みたいかというのと、同じような感じなんじゃない?」
「ぼくは住んでみたいなあ。自然が素晴らしかったし、ほかにも楽しいことがたくさんある」
「うん。熊がいないから山に入っても安心だよね。佐度では狸が一番大きな野生動物だって、バスガイドさんが言ってた」
「ぼくも佐度に住んで、砂金をじゃんじゃん採りたいなあ」
「そう、ぼくも修学旅行ではたくさん砂金を採ることはできなかったけど、親切に教えてもらえたから、嬉しかった」
「私は佐度はよかった。でも、観光として行った方がいいんじゃない?」
「佐度はさ、みなさんいい人だったよね」

「私もとっても楽しかった。活動班とか宿泊班とか、班の人たちと一緒だったからだと思う」
「帰りのフェリーの中で、みんなと過ごしたからよかった」
「カモメのエサやりも楽しかったなあ。あれもみんなでやったしね」
「食事もみんなで摂った」
「私は部屋で友だちと一緒に過ごせてよかった」

ここで教師が問い掛けました。今回初めての介入です。
「佐度よかったし、楽しかったよね。次に行くとしたらまたみんなで行きたい?それとも一人旅がいい?」
挙手で確認すると、「みんなで行きたい派」が大多数、「みんなでも、一人でも行きたい派」がそこそこの人数でした。
「私は、またこのメンバーで行きたいな」
「楽しいし、一緒に過ごしたり活動したりすることでもっと仲良くなれると思う」
「うん。私たちは保育園からずっと同じメンバーだった。気心が知れるっていうのかな」
「またみんなで行けば、もっと私たちの人間関係は深まると思う」
「このクラスはいろいろな人がいるでしょう。だから楽しいの」
「私はみんなとでもいいんだけど、一人でも行ってみたいなあ」
「一人旅はみんなで行く旅とはまた違ったよさがあると思う」
「結局、みんなと一緒でも一人でも、また行ければいいってことかな」

以上、35分間。ノンストップの対話!
対話全体を俯瞰してみると、「人と人とのかかわり」の中で子どもたちは楽しみや喜びを感じていることが分かります。
これは運動会やこのp4cでも同じことが言えそうですね。

さて、対話後、挙手による振り返りの時間。
6年生の女の子がみんなに問い掛けました。
「この対話で発言できた人ー?」7~8割の子が挙手。
「この対話でよく考えた人ー?」全員が挙手。
「えーと・・・。このクラス、いいと思う人ー?」すると、もうこれ以上ないってくらい全員が張り切って挙手。
今日、欠席だった子もこの場にいたら、やっぱり手を挙げていたのじゃないでしょうか。
この振り返りを見ていた私は、心の中で号泣!涙ブワーですよ、ブーワーー!

保護者の皆様、相当な費用が掛かったにもかかわらず、この修学旅行に子どもたちを送り出してくださって、本当にありがとうございます。
6年生は、しっかりと学んできました!そして、学級の信頼関係もまた一段と強固になったのだろうと思います。
修学旅行はまだ終わりません。今回の学びを一般化し、子どもたちはこれからの生活の様々な場面で生かしていくことでしょう。
ありがとうございました。引き続いてご支援いただけますようお願い申し上げます。