2024年8月の記事一覧

8月30日【6年理科p4c】てこは人を幸せにするか?

6年生理科。2学期最初の単元は『てこのつくりとはたらき』です。
で、いきなりp4cやっちゃうんだなー、これが。
アルキメデスの「我に視点を与えよ。そうすれば地球をも持ち上げて見せよう」という言葉を紹介し、新単元の教科書該当箇所にざっと目を通した後、子どもたちはみんなで話し合いたい問いを出し合いました。
そして選ばれた問いは次のものでした。
「てこを使って、人を幸せにできるのか?」
おー!しびれますねー。
では早速行ってみましょう!

「ぼくは幸せにできると思う。大切なものが重いものの下敷きになっちゃったときに、てこを使えば取り出せる」
「私も幸せにできると思う。てこの仕組みを利用した道具が世の中にはたくさんあることがその証拠」
「そうそう。災害救助の時に、重いものを棒で持ち上げることができるから。それで命を救うこともできると思う」
「消防の面でも役に立つよね、多分」
「もしてこがなかったと考えると大変なことになりそう」
「てこは既にいろいろなところで使われていて、生活に役立つことが多いと思う」

「皆さんに質問します」
おっ!出ましたねー。6年生、自分たちで対話を回していきます。
「てこで人を幸せにできる道具ってどんなのがあるの?」
おおー!対話の全体像のみならず、単元の学習をも見据えたこの問い。いやー、驚きました。ホントすごい!
「釘抜きがあるよ」
「あとね、はさみとドライバーの写真が教科書に載ってる」
「缶ジュースのプルタブもそうなんじゃない?」
一同、どよめき。みんななるほどーって顔してます。今の段階では、てこの勉強って全くしていないんだよねえ。すごいよ、君たち。

「実際にてこの仕組みが使えるか分からないんだけど、重いものを持ち上げるときとか、こんなときにてこの仕組みが使えたらいいなあってことある?」
「テレビを持ち上げるときとか、てこの仕組みが使えるんだったらいいなと思う」
「電車が脱線しちゃったときに、てこの力で元に戻すんじゃない?」
「家を持ち上げるときとか、そう!引っ越しのときとか」

ここで私が発言。
「ねえ、みんな。まだ全く勉強してないからもちろん分からないと思うんだけど、アルキメデスの言葉にある『支点』ってどんな点だと思う?」
「棒を支える点」
「重い物の重さをちょっとだけ少なくすることができる点」
そんなこんなでタイムアップ!
単元の学習を始めるにあたって、学習の概要について子どもたち同士の意見交流・対話をすることによって、単元の学習の見通しをもち、学習への期待を高めることをねらいとしたこの対話。
子どもたちは、このp4cでてこのついて勉強したいって気持ちが強くなったって言ってます(私への忖度もあるのしから。うふふ)。

8月30日【3年学級活動p4c】どうしたら、楽しく過ごせる学級になるの

3年生も2学期スタート2日目にして早くもp4c。
まだそれほどp4c体験の頻度は高くない子どもたちですが、やる気は十分!
大いに期待していますよー。
今回は3年教室を離れ、視聴覚室を舞台に対話を繰り広げます。

教科は学級活動。「2学期は円滑な友だち関係を構築するにはどうしたらいいか」「よりよいクラスにするにはどうしたらいいか」子どもたちは対話しながら深めました。

まずは、p4cの基本的なルールの確認。コミュニティ・ボールの渡し方(下投げで、相手の名前を呼びながら、優しく優しーく投げるのです)を練習しながらセーフティを高めます。みんな、なかなかいい調子。

そしていよいよ対話です。問いは「2学期、3年生が楽しく過ごせるには?」でスタート。
「ケンカしないで、仲良く過ごしたらいいと思います」
「そうだね。もしケンカしたら楽しくできないものね」
「それに1、2年生も真似しちゃうよ」
ここで教師が発言します。
「じゃあ、ケンカしているのを見たら、どうしたらいいと思う?」
「近くの人に相談したらいい」
「近くにいた大人とかね」
「相談もいいけど、まずはケンカを止めるのが最初かな」
「その後で、ケンカしている人に話を聞く」
「話を聞くのが大事ってこと?」
「そう」
「それと、いじめもダメ」
一同、「ああー、そうだねえ」。


ここで教師が発言。
「ねえ、なんでいじめはダメなの?」
おおー!敢えてその意味を問う作戦ですね。子どもたちの理解を確かなものにするための発言。やるなー、担任の先生。
「だっていじめられた子はかわいそう」
「そうだよね、深く傷つく」
「そうそう。いじめをしていると、今度は自分に友だちがいなくなっちゃうよ」
さらに教師は問います。
「いじめを見たらどうしたらいいんだろう?」
おおー。子どもたちはどう答えるのかしら?
「人を叩いている人がいたら、叩いている人に理由を訊く」
「私はまず叩くのを止めさせて、その上で叩いている人からも、叩かれている人からも話を聞くかな」
「なんで両方から話を聞くの?」
「両方とも嫌な気持ちになってると思うから」
「だって、叩かれている人はもちろん嫌な気持ちだろうけど、叩いている人も怒っているから。いい気持じゃないと思うよ」
「うん。本当は仲良くしたいのに、気持ちが落ち着かないっていうか・・・」
「話は戻るんだけど、勉強をする上で楽しくなるにはどうしたらいいんだろう?」
「私は先生に褒められると嬉しいし、楽しくなるよ」
「友だちに褒められても嬉しいよ」
「そうだね。勉強を教えてもらった人から褒められると嬉しい。それが先生でも友だちでも」
「私は勉強が楽しいって思うのは、勉強が頭の中に入るときです」
「できなかったことができるようになったときも嬉しいです」
「ぼくは、テストで100点とったときかな」
「テストでいい点数取れるとやっぱり嬉しいよね。その後の勉強も楽しくなる」
「自分が失敗したときに、友だちとかから『大丈夫、できるよ』って言ってもらえると嬉しいな。やる気になる」

セーフティ溢れる学級になる方法や勉強が楽しくなる方法など、素敵な発言が盛りだくさんのp4c。
p4c後、なんかとってもいい気持ちになったのは、私だけではなかったと思います。

3年生のみんな!みんなで安心して過ごせる学級をつくっていこうね!

対話後。

みんなが視聴覚室を出ていった後で一人のお子さんが私のところに来ました。私が書いていた対話記録を見せてほしいと言うのです。

「はい、どうぞどうぞ」と対話記録をどさっと渡すと、そのお子さんはじっくりじっくりそれを読んでいました。そして一言ぽつり。

「校長先生。私ね・・・p4cで話せなかったの・・・」

とっても寂しそうに言うのです。あああー、分かる!分かるよー、とっても!発言したかったんだけど、できなかったんだよね。そうだよねえ。みんなと一緒にやりたかったんだよね。

私は言いました。

「p4cで発言するって大事なことだし、発言するととってもいい気持ちになるんだよ。でもね、もっと大事なことは、友だちの発言をよく聞いて、そしてよーく考えることなんだよ。あなたはそれをやっていたでしょう。とっても立派だったよ。そして、話せなくて残念っていう今の気持ちをしっかり持ち続ければ、そのうち話せるようになるよ、きっと。あせらずに対話を楽しんでいこうね」

そのお子さんは、こくんと頷いて友だちの後を追うように視聴覚室を出ていきました。

このお子さんをはじめとする、子どもたちのよりよくなりたいという気持ちをしっかりと受け止めながら、私たち学校職員一同、すべての子どもたちの幸せのために全力を尽くします!どうぞよろしくお願いいたします。

8月29日 2学期始業式

長い夏休みが終わり、ついに2学期が始まりました。
校長講話では人権を尊重する学校をみんなでつくっていこうと呼びかけました。
続いて校歌斉唱、そして生活指導主任の講話です。
夏休みを振り返った後、2学期の学校生活について改めて遊びのルール等の確認と「さん付け」呼称の重要性について話がありました。
みんなの手でセーフティ溢れる学校をつくっていこうね。

8月29日【6年ノンジャンルp4c】

6年生は、新学期が始まって、もうp4cー!
さすが気合が入っています!
大きなテーマは「夏休み」。子どもたちが考えた問いは、「夏休み。宿題があった方がいい?ない方がいい?」「夏休みがある理由は?」「自由課題がある理由は?」など様々です。
この中から選ばれたのは、「夏休みの『あるある』は?」です。
「あるある」というのは、「ありがちなこと」という意味なのでしょうね。
では対話の様子を見ていきましょう。
最初にお詫びしたいと思うのですが、カメラのバッテリーが途中で切れて、後半に発言した子どもたちの写真はありません。とほほ、すみません。


まずは、問いを出したお子さんから。
「私はみんなはどんな感じで夏休みを過ごしていたのかなあと思って。私は夏休みの印象は、ズバリ『暑い!』です」
「私のあるあるは、『宿題は、夏休み最終日にブワーとやらなくてはならない』です」
一同爆笑。
「ふふふ。私は逆で、宿題は夏休みの始めのうちにブワーってやっちゃうな」
「私は夏休みは、ほぼ家にいます」
「うん。ぼくも夏休み前には、あそこに行きたい、あんなこと、こんなことしたいって思うけど、『すべて妄想に終わる』です」
一同爆笑。


「一日特に予定がない日って、結構あるんだよね。そんなとき、宿題の『一行日記で何を書くか迷う』」
「みんな、そんなときどうする?」
「私はね、『暇だった』って書くよ、正直に」
一同、あー、あるある。
「そうそう。本当に書くことない日ってあるよね。そんな日にはね、私は朝ご飯について書く」
一同、爆笑。
「ははははは。で、次の日には昼ご飯のことを、その次の日には晩ご飯のことを書いたりして」
「ぼくは、一行日記はずっと書いてなくて、夏休みの終わりごろに、まとめて書いちゃうこと結構ある。思い出しながらね。あの日何したっけ?って」
「夏休み前とか始まったばかりの頃には、やりたいことが山のようにあるんだけど、実際には暇でやることないーって日も多い」
「やることない日って、一行日記はなんて書くの?」
「『今日は暇だった』って書くよ、うふふ」
「きょうだいがいる人は、きょうだいの一行日記を写させてもらうって方法もあるよね。きょうだいが小学生でなければだめだけど」
うはははは!そんなずるい手を公の場でー。担任に対するセーフティがものすごい。
「あとね、『月がきれいだった』って書くのもいいんじゃない?」
何て詩的な一行日記なんでしょう。
「私ね、何の宿題やったか書くこともあるよ」
おー、なるほどね。


ここで私が発言します。
「ねえ、夏休みの一行日記は、担任の先生が選んだんだけど、もともとは教材業者が作ったものなんだよね。なんで教材業者は小学生に一行日記を課すんだろう。小学生がどんな力を付けることを望んでいるんだろうね」
「文章力を付けるためなんじゃない?」
ほーほー。なかなか鋭いところを突きますなあ。
「う~んとね、きっと教材業者の方々はぼくたちに何かを求めているんだよなあ。・・・・人生を生きる上で欠かせない何かを補うため?」
なんとー!思いもかけない方向に深まっていきますなあ。
私が再び発言します。
「ねえ、さっき〇〇さんがすごいこと言ったけど、『人生を生きる上で欠かせないもの』ってなんだろうね?」
「う~ん、親?友だち?」
「家?」
「じゃあさ、人生を生きる上で欠かせないものを補うために一行日記を書くんだとしたら、何も書くことがないときには、人生を送る上で欠かせないものについて書いたらいいんじゃない?」
「自分が大切だと思っているものとか」
「親を大切に思っている人は、親の行動について書けばいいし、家が大切だと思っている人は家の外観とかについて書けばいいのかな」
「うん。自分が大切だと思っているものと過ごしていることを、改めて振り返るために、一行日記を書くのかもね」

という感じで第1部は終了し、提示された新たな問い「夏休み『ないない』は?」について第2部の対話は始まりました。
夏休みにはまずないだろうと思われることが出されていきます。
「寒い」
「でもさ、クーラーがガンガン効いている部屋なら寒くなるから、『ないない』じゃないよね」
「そうかあ。じゃあ、こたつにずっと入っているとか」
「ははははは。学校で勉強するとか」
「カブトムシを食べるとか」
「ははは。なんじゃそれー。クーラー効いてないところで長袖長ズボンを3枚ぐらい着ちゃうとか」
てな感じで、第2部は終了し、第3部の問いは「新札が手に入ったら使うか、使わないか」って対話になりました。ははははは。

2学期、第1回目のp4c。テーマはノンジャンルでしたが、今学期も滑り出し上々って感じです。
6年生のみんな!2学期も期待してるよー。また、楽しく対話しようね。

8月29日 消防署による施設設備点検

この前日、消防署の方々が校舎内の消防設備等の点検をしてくださいました。
校舎内の各教室、体育館はもとより、隣の部室棟や校舎周辺も含めて、すべての部屋や設備等について相当な時間をかけ、入念にやってくださったのです。

お陰様で、私にとって、新たな発見をすることもできました。
え、新たな発見って何かですって?

実は、私は当校には、人が立ち入れる屋上はないものだと思っていたのですが、消防士さんが屋上に繋がると思われる梯子が3階ベランダに備え付けられているのを見つけてくださったのです。
「ええー!屋上に行けるのー!?」とびっくりしたのですが、これはまだ序の口。
「この梯子、上っていいですか?」と消防士さんがおっしゃるので、「え?ど、どうぞどうぞ」と若干引きぎみに申し上げると、「ありがとうございます!」といきなり梯子に飛びつき、懸垂のように「ふんっ!」と体を持ち上げ、スルスルと上って行かれるではありませんか!
ここ、3階のベランダですよ。またまたびっくり!す、すごー!
「こ、こわー」と呆気に取られて見ていると、消防士さんは、あっという間に天井に到着。
行く手を阻んでいた天井蓋を開けると・・・、まぶしい光が差し込み、「ああー、これはすごい光景です!」と消防士さん。
「何が見えるのですか?」と下から伺うと、「屋上はありませんね。あるのは合掌造りみたいな屋根だけです」と教えてくださいました。
へー、そうなってんの。初めて知りました。

それにしても、消防士さんの恐れを知らないこの行動。すごいなー。
オバマ大統領が、就任演説の時に消防士さんのことをファイヤーファーターと称し、「(アメリカに必要なのは)消防士の勇気だ。煙が充満した階段に突っ込む勇気だ!」と話したことを思い出しました。
このようにして消防士の方々は私たちの命を守ってくださっているのですね。
よーし。私もがんばろうっと。
お出でくださった消防士の皆様、ありがとうございました。

8月27日 教材の確認

先日、2学期に使用する教材が届きました。

で、この日、何人かの教員が届いた教材を確認する作業を行っていました。

「2学期はどんな教材になっているのかな」と細かい点まで確認し、実際の活用場面を想像しながらよりよい活用方法になるよう考えています。

写真の3人の教員は和気あいあいと確認作業を続けているうちに、いつしか指導方法についての情報交換会になっていました。

こういう場面でもついつい研修になっちゃうほど実践意欲の高い、自慢の教員たちです。

8月27日 学級の人間関係についての確認・協議

この日、各学級の状況を複数の職員で確認しながら、より円滑な友だち関係が構築できるよう協議しました。
2学期に向け、ますますいい学級、いい学校になるよう、学校職員一同精一杯頑張ります!

子どもたちも一緒に頑張ろうね!

 

8月26日 指導案検討

この日、教務室の後ろでは、指導案検討が行われていました。

教員は授業をする際に、いわば授業の設計図とも言える「指導案」を作ることがあります。担任以外の教員も含め複数でこの指導案を検討したのです。検討会では侃々諤々の議論が繰り広げられました。こうして、子どもたちの学びが充実したものになるよう心掛けているのです。

白熱した議論に敬意を表して、2枚も掲載しちゃいます!

8月26日 グラウンド整備2

この日は、炎天下の下で丸一日、教育委員会からグラウンド整備の応援に来てくださいました。

ご自身のお仕事もあるにもかかわらず、汗だくになってサポートしてくださっています。

涙が出るほどありがたいです。心からの感謝を申し上げます。

*土煙を上げながら、マリオカートで疾走する姿が本当にかっこいいです!

8月22日 教材の搬入

数日前に教材販売業者の方々が、2学期以降に使用する教材をお届けくださいました。

暑い中、ありがとうございました!感謝感謝です。

ここ数日ご紹介している様々な業者の皆さん、技能員さんはいずれもお優しくて誠実なお仕事ぶりなのです。いつも笑顔だし!

当校の教育活動はこのような皆様方のお力添えによって成り立っているのだなあと感じます。

 

8月21日 夏休み中の子どもたちは・・・

これまで、各教室、教務室、そしてグラウンドの整備・整美の状況をお知らせしてきました。
では、肝心の子どもたちは?
校舎の別棟にある「なかよしクラブ」を朝イチで覗いてみました。すると・・・
おー!やっとりますなあ、お勉強。感心感心。
勉強の時間が終わると、子どもたちはそれぞれ思い思いの過ごし方をしていました。
※自治体によって、「学童保育」「放課後児童クラブ」など名称は様々なようです。

この前日の夕方、たまたま別の子どもたちに出会ったので、訊いてみました。
「みんな、ひさしぶりだねえ。夏休み、毎日何して過ごしているの?」
「はい、毎日遊んで暮らしています!」
「そうかあ、いいねえ。(隣の子に)夏休みはどう?」
「サイコーです!」
ははははは。みんな満喫しているようです。

8月21日 夏休み中のグラウンドは・・・

各教室ではワックスがけ、教務室ではカーペットクリーニング。では、グラウンドは?
心配ご無用!
(子どもたちはちょっと心配だったかな?)
近隣の学校の技能員さんが駆け付けてくださいました!
炎天下もものともせず、丁寧にグラウンド整備をしてくださいました。
併せて、校舎回りもやってくださったんですよ。
技能員さんはもちろんのこと、関係各位に心からの感謝を申し上げます。

8月21日 夏休み中の教務室は・・・

夏休み中、各教室はワックスでピカピカになりました。
では、教務室は?
心配ご無用!
(誰も心配してないか、ははは)
業者の方から教務室、校長室、相談室などの床カーペットのクリーニングをしていただきました。やったー!
作業されていらっしゃるところを私が興味津々で見ていたら、どんな手順できれいにするのかなど作業内容について教えてくださいました。うれしー!
特殊な機械でカーペットに洗剤を吹き付けて汚れを浮かし、特殊な機械で吸い取るのだそうです。おー、なるほど、これはすごい!

お陰でカーペットは大変きれいになりました。
業者の方々は、汗だくになってお仕事してくださいました。ありがたいことです。

8月20日 夏休み中の教室は・・・

ありゃりゃりゃりゃ。

廊下には、各教室にあった物品がみんな出されていますね。これはどうしたことでしょう!?

実は、夏休み中に学校職員で教室のワックスがけをしたのです。

その甲斐あって、床はピッカピカのテッカテカです。

こうして、2学期に子どもたちが再び登校してくるのを待っていまーす。

子どもたちよ、2学期始業式には張り切ってお出でー💛

8月1日【職員研修】p4cの理論と実践

築地小の子どもたち、夏休みも計画的に学習を進めていますか?
もしもうまくいってなくてもまだ大丈夫!あと、約1か月もありますからね。でも、うっかりしてるとすぐにオリンピックが終わり、お盆も過ぎて、甲子園も終わっちゃって・・・、ああ、困った、何にもやってない、がーん(汗)ってことになっちゃうから、今からがんばろうね。ははははは。

さて、学校職員も計画的に学びを深めていますよ。
この日は、p4c(「探求の対話」「子ども哲学」などという呼び方もあります)の職員研修です。
講師は新潟大学佐渡自然共生科学センターの豊田光世教授!おー!ビックネームですねー。
p4c界、あるいは対話のラスボス的存在の豊田先生。私自身もこの研修を楽しみにしていました。

研修では、まずp4cについての理論的なお話を伺いました。1時間のお話の後、学校職員からの質問にもお答えくださいました。学校職員の課題意識が非常に高く、次から次に質問が出されていきます。それぞれの質問にご自身の経験や理論に裏付けられたお考えを丁寧にご教示くださいました。実に明快です。と、ここまでで1時間30分。
この後、学校職員でp4cの演習!豊田先生のファシリテートで対話は盛り上がります。
問いとして選ばれたのは「私たち(人)はいつ大人になれるのか?」です。この問いがまた奥深い。我らが教職員集団はテーマにそって、あるいはそこから広げてどんどん掘り下げていきます。
「時間」や「責任」、あるいは「自立」などに対する考えが各自から出され、そこから「私たち(人)は大人になった方がいいのか?」という新たな視点が提示され、さらには「社会的な大人、精神的な大人という分け方」、「人は『大人』と『子ども』とを行ったり来たりするのではないか」「悔いのない生き方」「高齢になった時,子どもに返ったように見えるが、それは子どもにもどったのか否か」など論点は多岐にわたり、それぞれが深い対話となりました。
参加した教職員はきっと、子どもたちにもこんな対話を味わってもらいたいと思ったのではないでしょうか。それくらい素晴らしい対話、素晴らしいp4cでした。先生方お見事。この対話で1時間30分。ノンストップであっという間のp4cでした。

p4cの理論と実践で合計3時間の研修でしたが、長さを全く感じさせない充実の3時間。とっても楽しかったー!他校からわざわざ参加された方もいらっしゃったんですよ。

築地小のみんな、2学期になったら、こんなp4cできたらいいね。またみんなで楽しもうねー!