2024年7月の記事一覧
7月26日 ありがたいことです
1階廊下には地域の方々が作ってくださった素敵な飾りが吊るされています。
児童玄関を入って、教務室、そして保健室の前あたりまで。
「学校がウキウキするような空間であってほしい」そんな地域の方々の思いがこの飾りに込められているのだろうと思います。
ありがたいことです。
毎日、子どもたちだけじゃなくて、私を含め教職員も癒されています。
7月25日 学校評価会議
1学期に保護者の皆様と子どもたちに協力してもらったアンケート結果を資料とし、さらに教職員の自己評価も加え、教職員で学校評価を行いました。
子どもたちよ、皆さんが楽しく学び、よりよく成長できるよう今一生懸命考えていますよ。2学期初めには安心して登校してきてね。夏休みはまだ始まったばかりだけどー、ははははは。
7月24日 また2学期に会おうね!
1学期最後の授業日。教職員たちが名残惜しそうに子どもたちを見送ります。当校自慢の教職員集団。大変優秀なメンバーが、愛情豊かに子どもたちに対しています。
みんな、1学期はいい学びを積み上げましたね。2学期にまたみんなに会えることを楽しみにしていますよ。お互いに元気でいようね。またねー✋)))
7月24日 ん?火、水、金、車、人、時?
終業式の後、生活指導主任から夏休みに気を付けるべきことについて改めて話がありました。
気を付けるものは「水」「火」「車」「時」「金」「人」です。 ん?ん?ん?なんですかこれ?
実はこれ、注意が必要なものをキーワードで示したものなのですね。
それぞれどんなことを表しているか想像がつきますか?
「水」・・・海、川など水の事故に気を付けましょう。大人と一緒に行くようにしましょう。
「火」・・・火遊びをしないようにしましょう。
「車」・・・車に気を付けて交通事故に遭わないようにしましょう。自転車に乗るときには要注意。
「時」・・・ゲームなど時間を守って使いましょう。
「金」・・・お金の貸し借り、おごり合いなどはしないようにしましょう。
「人」・・・不審者に注意。出会ったら全力で逃げましょう。
子どもたちにはこれらに気を付けて、安全に夏休みを過ごしてほしいと思います。
7月24日 【2~6年】ドキドキワクワク通知表! 【1年】通知表ってなに?
終業式の後、子どもたちは各学級で通知表を受け取りました。
2年生以上の子どもたちにとっては、ドキドキワクワクのセレモニー!一人一人が担任からがんばりを褒めてもらいながら通知表を受け取っていました。その通知表を覗き見る子どもたちの顔ったら!
一方、1年生にとっては初めての通知表です。「通知表ってなあに?」ってところから始まります。
通知表?そうねえ、通知表って君たちががんばったところ、よかったところがたくさん書いてある宝みたいなものなのですよ。
7月24日 終業式
1学期の終業式が行われました。
各学年の代表児童が1学期を振り返っての発表をしました。どのお子さんも堂々とした立派なスピーチでした。充実した1学期間だったことがうかがわれますね。
発表してくれたみんな、とってもよかったよ!
7月23日【6年p4c】勇気とは何か?
6年生は1学期もぎりぎりまでp4cを楽しみます。
この日の問いは私が決めました。それは「勇気とは何か?」です。
夏休みを前に、6年生はどんなことを語るのでしょうか。とっても楽しみです。
では、早速いってみましょう!
教師「自分がやりたいことややるべきことなんだけれど、できないことって私はある。どうしてなんだろう、それって勇気がないからなのかなと思って」
「人は勇気があると、自分が気になることを人に訊くことができる。大切なことについては、勇気を出して訊くといいと思う。それと、勇気を出して人に話しかけるって大切なことだと思う、話しかけられるのを待ってるだけじゃなくてね」
「私も人に話しかけるときって勇気がいる」
「そうだよね。私も、勇気が出なくて、うまくできなかったことがある」
「勇気ってさ、目の前の恐怖に打ち勝つことなんじゃないかって思う」
「うん。目の前の恐怖に打ち勝って第一歩を歩み始めるときって、やっぱり勇気が必要。でも一歩踏み出しさえすれば、その後はすんなりいくこともあるよね。そういう意味じゃ、第一歩って大事だし、それ故に勇気が必要になるんだと思う」
対話はスタートしたばかりですが、かなり深いところまで突っ込んで話していますね、6年生!
「考えがあるんだけど、手を挙げることができないことがある」
教師が子どもたちに確認すると同じような体験をした子が多数であることが分かりました。
教師「手を挙げることができないのは、どうしてなんだと思う?」
「勇気が足りないからだと私は思う。みんなはどう?」
話が深くなっちゃって、ついて来れないのかな。続いて挙手する子は現れず、し~んとなってしまいました。先ほど発言した子が続けます。
「こういう時に勇気を持つべきだと思うよ」
この発言がうつむいていた子たちを刺激します。
「私が挙手できない時は、間違ってるかもしれないと思うからかな」
「私もそういう時あるけれど、勇気が足りないんだと思う。あと、やる気ね」
「勇気、やる気が足りないってのもあるけれど、恥ずかしさが先に立っちゃう時もある」
6年生は自分自身を振り返り、自分自身を見つめながら、対話を続けます。
「挙手して話すってさ、覚悟が大事だよね。やっぱり覚悟」
「うん、そうだね。挙手したり発言したりする時だけじゃなくて、勇気を出すには覚悟が必要」
「発言してそれで間違ってしまった場合、否定されるのが怖いんだ」
「そういう意味じゃ、自分を信じる心が大切ってことになるよね」
「そう。自分に自信を持つのもね。勇気を出して1回挙手したら、2回目からは自信がつくと思う。第一歩が肝心だし、だからこそ第一歩に勇気がいるんだよね」
「私はね、自信がないときでも発言できることもある。そういう時って、心の中で自分で自分を応援するんだよ。『がんばれー、がんばれー🏳🌈)))』ってさ」
教師「例えば、いじめがこのクラスで起きた時。いじめを止めるのって勇気がいるよね。大きな勇気が。でも、そんなに大きな優気を出さなくてもできることってあると思う」
「信頼できる仲間や友だちと一緒にいじめを止めるとかね」
教師「私の持論は、困難なことは自分一人じゃなくて、みんなでやることが大事なんだ」
「大人に話すのもいい」
「うん。勇気を出してお母さんとかに話す」
「内緒で話すにも、やっぱり勇気がいるよね」
「相談した相手が悪くて、嫌なうわさが立っちゃうかもしれないし」
「いじめている人に注意する時には、言い方を優しくする必要がありそう」
「いじめに気付いたら、一人で抱え込んで悩むんじゃなくて、先生とかに相談するといいと思う」
「信頼できる人に相談することが大事。いじめに気付いたら、勇気を出して一緒に戦う仲間をつくろう!」
最後に教師が全員に問い掛けました。「『いじめに気付いた時、勇気を出して苦しんでいる仲間を助けたい』って思う人は?」
すると、全員が挙手しました。
ここでタイムアップ。時間ギリギリまで約40分間ノンストップp4c。私、もうお腹いっぱいです。
子どもたちはこの日のp4c、どう捉えたかな?
この後、一人一人が対話を振り返りました。
「私はいじめがあったらどうするか。今日のp4cでとても勇気がついたので、いじめがあったら注意できると思います」(このお子さん、数日前の家庭学習で「いじめをなくすには?」というテーマで作文を書いてきていたのです。このテーマでp4cをしたいとも。この作文では、一般的には自分もいじめられるのが怖いから、見て見ぬふりをしちゃう人が多いのではないかとまとめていました)
「勇気は人からもらったり、自分で出したり、あげたりできるんじゃないか。勇気が出ない人は勇気がないんじゃなくて、探してないんじゃないか。今日のp4cで、勇気は恐れないこと、恥ずかしがらないこと、覚悟があることではあるが、恐れても恥ずかしがっても覚悟がなくても、一歩前に進むことが大切なんじゃないか。【新たな問い】なぜ勇気が大切なんだろう?」
「勇気はやる気を引き出す!」
「このp4cはすごくいい授業だと改めて思いました。(自分の思ったことを発言するには勇気が必要だけど、)「誰も否定しない」「自分が気になることがあれば、みんなに質問する」「自分の考えをしっかり発表できる」というこのp4cは、すごくいい場所だと思いました」
「勇気があれば何でもできると思う。どんな理由でも人を助けることができる。一人で戦わないこと。いじめられている人がいたら助けたい。大人、友だちと解決する」
「勇気とは、いろいろなことにチャレンジすることだと思った。勇気があれば、人は強くなるのではないかと思った」
「(対話前)勇気を出すべき時に出すのは難しいと思った。勇気を出そうとするにも勇気がいる。(中略)(対話を終えて)いじめがクラスで起こっても止めるために行動することができる。勇気と挑戦は少し似ているような気がした。覚悟をして、勇気を道具として使うこともできる。【新たな問い】勇気はどうやって身に付けるのだろう」
「(対話前)勇気があっても止められないものもある。勇気は大切だけれど、それがすべてではない。勇気は何にでも挑戦する感情。(対話を終えて)いじめが起きたら、自分で止める。すぐに逃げない。これこそが勇気のある行動だと言える。【新たな問い】勇気はやる気のように湧いてくるものなのか。それとももともとあるものなのか?」
「勇気とはまず気持ちから始まる。自分と違う考えに対して、自分の考えを話すのは勇気がいる。私は「あの時、勇気を出せば」と思うことがある。(中略)勇気は見つけるもの。勇気を出すことによって誰かから嫌われることもあるかもしれない。でも自分のためだけじゃなくて、人のためにも勇気を出すことがある。勇気を出すことに反対する自分を押し込めて、心を燃やして勇気を出す。初めから勇気のある人間はいない。不安を抱えつつも、誰かのために、自分にしかできない勇気をもって話した人を大切にしたい。勇気は自分のためにも相手のためにもなる。勇気を出す人にはたくさんの感情がある。勇気とは人を成長させるもの。自分の考えを伝えるためのけじめ。【新たな問い】勇気とは何のためにあるのか。勇気のつかい道。誰のために?優気によって変わるもの。勇気を出すとよいことは?」
「私は発言できなかったけれど、たくさん考えました。もしもコミュニティ・ボールが回ってきても、たくさん考えたことを話せずにそのまま「パス」して終わってしまうかもしれません」
<この記事で、最後に紹介されているお子さんへ>
あなたは、p4cの間中、ずーっと考えていましたね。振り返りのプリントにびっしりと書き込んでいたことからも分かりましたよ。素晴らしいことだと思います。考えるってとても大切なことです。そして発言できるようになりたいという思いを持ち続けることも同じように大切なことだと思います。そんなあなたの「ああなりたい、こうなりたい」を私たち(学校教職員)は全力で応援しますよ!
7月22日【3年国語】仕事の工夫、見つけたよ
3年生は国語で『仕事の工夫、見つけたよ』の学習をしていました。自分が興味を持った仕事について調べ、まとめたのです。どのお子さんのプリントを見てもたくさんの書き込みがしてありました。インターネットや本、そして家の人に訊いたりして調べたようですね。調べた職業は、あるお子さんは薬剤師、またあるお子さんは野球選手、はたまたあるお子さんはお寿司屋さん、そのほかカイロプラクターやペットのブリーダーなどもあり、多様性に富んでいました。そうそう、小学校の先生って子もいましたよ💛
担任が何人かのお子さんのものを紹介すると、そのたびに大きな拍手が起こります。3年生の雰囲気のよさを感じます。また、友だちから付箋に書いてもらった肯定的評価をじっと読む背中から、喜びがにじみ出ています。
この学習は国語の学習であり、自分の将来就きたい職業に思いをはせるキャリア教育でもあります。家の方から話を聞いたお子さんは、それぞれの仕事についている家の方にあこがれを持ち、自分のロールモデルとすることもあるでしょう。
築地小学校では地域と連携した教育活動を盛んに行っています。そこでは、ただ単に地域の方から勉強を教えてもらうだけではなく、地域の方から生業とされているお仕事の詳細やそれに対する思いを伺ったり、対話したりすることも大切にしたいと考えています。様々な教育活動にこのようなキャリア教育のエッセンスを取り入れることで、子どもたちには将来に対する夢や目標をもってほしいと願っているのです。
7月22日【5年家庭科】裁縫実習2
5年教室を覗くと、5年生はまたまた家庭科で裁縫の実習中でした。この日学んでいたのは本返し縫いと半返し縫い。
私、小学生の頃、どういうところが本返しで、それをどうすれば半返しになるのか、まっっっったく考えずに縫っていましたねえ。未熟でした、反省反省。ははははは。今ならばっちり分かりますよ!
さて、我らが5年生、練習用布と針と糸を穴が開くほど見つめながら、一針一針じっくりと縫っていました。
5・6年生が現在家庭科で学んでいる洗濯や裁縫の基本は、将来自立するためには欠かせない技術です。大人になってもこの技術を使う頻度は高いんじゃないかしら。少なくとも私はそうです、きっぱり。
大人になって、もみ洗いや裁縫の一つもできないなんてことがないように、しっかり身に付けてね。あ、あと箸の持ち方もね(私、小学生の頃、親から随分仕込まれましたねえ。当時は反抗していたけれど、今はただただ感謝)。
7月22日【1年学級活動】工夫して遊ぶ
1年教室を覗くと、子どもたちはプリントに何やら書き込んでいます。書きながら、上を向いたり、遠くをぼんやり眺めたり、はたまた隣の子と小声で話し合ったり・・・。どうやら、「ジャンケン列車」をひと工夫、より面白くするためにはどうしたらいいか考えているようです。どれどれ、みんなどんなことを考え付いたのかな?
・「ふざけないでやる。ルールを守る」
うん、これは大事。そもそもルールを守らないとみんなが楽しめないもんね。みんなが楽しめなくちゃ、自分も楽しめないしね。
・「走りながら、ジャンケン列車をしたいです」
おー!猛スピードで走ったら暴走機関車ですなあ。ははははは。面白いかも(転ばないように気を付けてね)。
・「スキップしながら走る」
なるほど、ただ走るのじゃなくてね。進化しました。みんなで合わせてスキップするのも楽しそう。
・「体育館のラインの上を走る」
列車だからねえ、ラインが線路ってわけね。ほーほー。面白い。
・「ジャンケンで負けたら、列の一番最後に回る」
こりゃあ、負けた責任のとり方としてはいいかもね、ははははは。
担任が言うには、機会を見てですが、それぞれのアイディアを実際にやってみるそうです。
この後、鬼ごっこについても、さらに面白くなるアイディアを出し合いました。
スイスの学者ピアジェの発達理論を踏まえると、始めは自分の好き勝手に遊ぶ段階であった子どもも、発達するにつれルールは従わなくてはならないものであるととらえるようになると言います。また、ルールに従って遊ぶことに楽しみを見出す年ごろと言ってもいいのかもしれません。それが1年生くらいの段階なのでしょうか。
さらに発達すると、ルールというのは社会的慣習のようなもので、互いの合意が得られれば、変えることも可能であると考えるようになるそうです。
自分たちでより楽しめるルールをみんなが合意のもと考えるというこの学習は、1年生の発達の階段を1つ上がらせることに繋がるものかもしれませんね。
みんなが考えたルールで遊ぶことができたらいいね、1年生のみんな。休み時間とかにやってみたらいいんじゃない?。
ちなみに次からの3枚の写真は、5月末に1年生がジャンケン列車に興じているところです。