2024年7月の記事一覧
7月12日 朝の子どもたちを迎える生き物たち
築地小学校には、登校してくる子どもたちを迎える生き物たちがいます。
アサガオ、ひまわり、カブトムシ、ヘチマ・・・
登校すると、これらの生き物のところに真っ先に向かう子どもたちが多いです。畑に水遣りに行く子もやはり多いですね。
お、へちまには、つぼみがついているのを発見!もうすぐ花が咲くのかしら。大きな実をつけてもらいたいと思います。子どもたちもね。
7月11日【2年道徳】迷うっていいこと?
2年生の道徳。途中からの参観でしたが、子どもたちは深く考えていましたよー。
授業の流れの中で、担任が子どもたちに問いました。
「ねえ、『迷う』っていいこと?」
おおーっ!これ、2年生の道徳ですよね?レベル高っ。
す、すごいなー、2年担任の子どもたちに対する信頼感が!
そしてそれに見事に応える子どもたちもやっぱりすごい!
「迷うってことは考えてるってことで、考えることはいいことだから、迷うのもいいことだと思います」
「迷ってるってことは、考えて考えて、それで迷って、また考えて、それでいい考えが浮かぶってことになるから、いいことだと思います」
「迷う」という言葉に対するこの思考!素晴らしいじゃないですか、2年生のみんな!
さて、教材文は次のようなあらすじです。
広場に咲いているひまわりの根元に空き缶が転がっています。
その脇を女の子が通り過ぎるとき、空き缶が転がっていることに気付きました。女の子は空き缶はそのままにして通り過ぎました。でも、ひまわりはニコッと笑いました。
次の日、女の子は「空き缶がないほうがいいのにな」と思いました。女の子は空き缶をそのままにして通り過ぎました。でも、ひまわりはニコッと笑いました。
その次の日、女の子は「私が空き缶を拾えばいいのかな」と思いました。女の子は迷ったけれど、空き缶をそのままにして通り過ぎました。でも、ひまわりはニコッと笑いました。
また次の日。女の子は空き缶を拾いました。女の子はひまわりと一緒にニコッと笑いました。
面白い文章ですね。
この文章にはかわいい挿絵が描かれているのですが、注意深い子どもたちは、周囲の子たちと対話しながら、挿絵のひまわりが最初から笑っていることに気付いたのです。
担任は子どもたちに問いました。「ひまわりは、女の子が空き缶を拾わなかったときにも、ニコッと笑ったのはどうしてか?」
そうですよねー。子どもたちが疑問に思ったことを担任はズバリと突きます。
さあ、子どもたちはどう考えるのか。グループで話し合っていた子どもたちは、このひまわり問題に決着を付けようと様々な考えを発表し合います。さらに、担任は女の子の思考と行動を時系列にまとめ板書もしました。
そして、子どもたちは次のような結論に至ったのです。
「ひまわりは、最初から女の子を信じていたんだよ。だから、最初に気付いた時から、そのうちに空き缶を拾ってくれるだろうって分かっていたんだと思う」
う~ん。お見事!
この時間では善悪の判断,自律,自由と責任といった道徳的価値に加え、人を信じるということについても子どもたちは言及していたのです。
こういう学びを重ねていくことが、子どもたちの道徳的価値観を高めるのでしょうし、学ぶって楽しいと思えていくのだと思います。
7月11日【5年道徳p4c】悪いことをしたとき、嘘をついて、自分を守ろうとする心があるのは、なぜか
5年生は道徳でp4c!前日に教材文を読んで、一人一人の子どもが立てた問いの中から、ダントツの1位で選ばれたのは次の問いです。
「悪いことをしたとき、自分を守ろうとする心があるのは、なぜか?」です。
これは厳しい問いが選ばれましたねえ。私も覚えがあるもんなー。とほほ。ざんげ(涙)
子どもたちはこの問いにどう立ち向かっていくのでしょうか!?
では、対話の概略を見ていきましょう。
まずは、この問いを出したお子さんの発言からスタートです。
「自分を守ろうとして、本当のことを隠したりするのはよくないと思うのだけれど、ぼくは隠しちゃうんです」
おおっと、いきなりカミングアウト!今回の対話、どうなっていくのかしら。
しかし、問いが問いだけに続く発言がありません。
そこで、私もカミングアウト。小学生時代にすぐ嘘と分かる嘘をついちゃって、後で叱られた体験を話しました。
子どもたちに訊いてみると、自分を守るために隠し事をした経験があるこが大多数。まあ、そうでしょうなあ。
その後、しばらく待っていると、漸く手が挙がりました。
「自分を守ろうとしちゃうことって、私もある。やっぱり心が弱いからなんじゃないかな」
「ぼくも、作り話をして自分を守ろうとしちゃったことある」
「私は泣き虫だから、叱られたくなくて嘘をついちゃったことがある」
「実はぼくも。食べちゃダメなお菓子をこっそり食べて、それが見つかって。しらを切っていたんだけどばれちゃった」
「動画サイトを見ないっていう約束だったんだけど、見ていないって嘘をついちゃった」
「窓から裸足で出入りしちゃって、家の中汚れちゃったんだけど、家の人に問い詰められても、何もしてないって言っちゃった」
「嘘っていい嘘もあるかもしれないけど、悪いことをしたときには隠しちゃダメ。素直に言わないと」
「うん。事実を隠すような嘘はダメだと思う」
「悪いことをしたんだけど、さも自分がいいことをしたかのように話しちゃったことがある」
「自分の秘密を人に話すことってカミングアウトって言うんだよね」
「私、嘘ついちゃって、でもその後ばれたら叱られるから、カミングアウトしたことがある」
こんな感じでカミングアウトは続きました。
やがて、「どういう場合に隠し立てしないで話すことができるのか」に話題は移り、さらに「いじめ問題が起きた時に自分はどう行動するか」「何ができるか」ということにまで対話は言及されていきました。
そして、最後のお子さんのこの発言が対話を締めくくりました。
「ぼくたちは一人で行動しようとするのじゃなくて、みんなで行動することが大切なんだと思う」
たっぷり30分間以上。子どもたちは考え考えしながら、そして勇気をもって対話していきました。
5年生のみんな、こういう対話を今後も重ねていくことが、よりよい自分をつくり、よりよい学級をつくることに繋がるのだと思うよ。
今日はよく対話しました。がんばりました!
また、一緒にがんばろうね!
7月9日 個別懇談会(2日目)
今週は月曜日から金曜日まで一週間ずっと個別懇談会です。謂わば「個別懇談会週間」ですね。
昨年度よりも若干面談時間を長くして、保護者様と担任が対話をとおして、お子さんの状況について情報を共有し、指導の方向を探ります。
1年教室の前の廊下では、保護者様がご自分の面談の番を待っていらっしゃいました。
ご多用の中、万障お差し繰りの上、お出でくださった保護者の皆様、本当にありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
それにしても、写真の保護者様。素晴らしい姿勢ですね。お子さんと一緒ですね。
7月8日【4年算数】丁寧なノート
4年生が算数を勉強していましたよー。2桁のわり算です。
子どもたちのノートを見ると、ものすごく丁寧に書いていますね。よく見ると、筆算をするときに、横線は定規を使ってまっすぐに引いているのです。道理で見やすいノートになっているわけだ、納得納得。
どうやって指導しているのかなと担任を見ると、担任自らも大きな定規とチョークで見やすく板書していました。まずは隗より始めよですね!道理で子どもたちが見やすいノートを作っているわけだ、納得納得。
定規を使わないで書けば早く計算はできるでしょうが、こんがらがっちゃって理解の妨げになってしまう場合もあります。一つ一つ丁寧に丁寧に行うことが理解を助けるのですね。
そして、4年生の小さい定規を片手に筆算する手際よさったら!完全に慣れているようで、筆算をする上で定規を使うことを苦にしていない様子。すばらしいね、4年生のみんな。賢くなるよ、きっと!
7月5日【3年道徳p4c】聞くことは、相手を大切にすること
3年教室を覗くと、机は黒板に向けた聴講スタイルの配置ですが、子どもたちの手にはコミュニティ・ボール。
道徳の授業中に急遽p4cを始めたのじゃないかしら。
数日前、コミュニティ・ボールづくりでp4cスタイルを体験していた子どもたちですが、その時に比べると、この日は聞く姿勢が素晴らしかった!発言している子どもの方向に身体が向くように、わざわざ椅子に座る向きをグルグル変えながら、しっかり聞こうとしているのです。自分の頭の中の考えをうまく言語化するために、なかなか言葉にすることができなくて、発言するまでに時間がかかったお子さんの時でも、子どもたちはずーっとその子が話するを待っているのです。ホント素晴らしい!
ちなみに最後の写真。子どもたちは私の方を向いて話を聞いているのですが、子どもが話していても、こうして体の向きを変えて聞いていたのですよ。自分が話しているときに、こんな聞き方をされたら、もう自己肯定感爆上がりですよね!
授業後、担任が問いました。
「今日は話の聞き方が素晴らしかったですね。人の話を聞くときに大切にしたいことは何ですか?」
すると子どもたちは「静かに聞くことです」と回答。
この発言を受け、担任は「そうだね。静かに聞くことは、『あなたの発言を大切にしていますよ』って伝えることになるし、これも相手に親切にするってことなんだよね。さらに友だちの発言に対して自分はどう思うかって考えながら聞くことも大事だよね」と話しました。
3年生のみんな!君たち、どんどん対話が上手になっていくねえ。
7月5日【3年総合】ハーバリウムづくり
もう一丁3年生!
遡ること数時間前、3年生はURA mizusawa flower farmのスタッフ様を講師に、ハーバリウムづくりを体験しました。
ハーバリウムというのは、ドライフラワーをガラス瓶に入れ、保存用のオイルに浸した“おしゃれなインテリア”です。
乾燥させたチューリップの花びらを自分で選び、ガラス瓶に詰め、保存用オイルを注ぐと世界で一つだけのお手製ハーバリウムが完成!どの子もご満悦の表情です。これ、家に持ち帰ったら、きっとご家族のみんなは驚き、喜ぶだろうねえ。
同じ作り方をしたにも関わらず、どの子のハーバリウムもみんな個性的で、そしてとっても素敵です。
どれも素敵なので、自分と違う友だちのハーバリウムの素敵さを讃え合っていました。
「人との違いが強みになる」とはp4cについての、新潟大学佐渡自然共生科学センターの豊田教授の言葉。
我田引水みたいに聞こえるかもしれませんが、ハーバリウムづくりは、どこかp4cみたいなところもあると感じます。
芸術作品を創る喜び、楽しみを味わうに加えて、p4cのように自分と友だちとの違いを認め合う喜びをハーバリウムづくりでも感じることもできたのではないでしょうか。
素敵な活動。よかったね、3年生のみんな!
下校間際、3年教室に入ると「校長先生、ほら、見て見てー!」とみんな自分のハーバリウムを誇らしげに見せてくれました。
7月5日【まなび学級】七夕飾り
もうすぐ七夕。学び学級前の廊下には、七夕飾りが出現しましたよー!
みんな、どんな願い事をしてるのかな?どれどれ・・・。
「足がどんどん速くなりますように」「勉強ができるようになりますように」「ゲームがフリーズしなくなりますように」など様々な願いが短冊に書かれていますね。
どの短冊も、鉛筆で下書きがされ、マジックで丁寧になぞられた願い事です。
そんな中で一番多かった願い事は次のものでした。ジャーン!!
「世界が平和になりますように」
じーん・・・
なんやかんや言っても、子どもたちの一番の願いはこれだったのですね。
私もがんばる!
学校だよりを更新しました
7月3日【6年国語】デジタル機器を上手に使う
6年生は国語で、デジタル機器との付き合い方について問題提起をする説明文を教材に学んでいます。
そろそろ単元の学習も佳境に入るこの日、6年生はグループごとに自分たちなりの提言文を作成していました。
6年生はどんな提言をしたのかな。後で見せてね。