2024年10月の記事一覧
10月24日【2年学級活動】キッズジョブ礼状書き
2年教室を覗くと、子どもたちは黒板に貼ってある写真をああだこうだ言いながら友だちと一緒に見たり、用紙に向かってじっくり考えながら手紙を書いていました。
貼ってあった写真は先日大盛況のうちに幕を閉じたついじわくわくキッズジョブの様子を撮影したものです。写真を見たことで子どもたちは改めて、その時に感じたことを思い起こすことができたようです。
そしてその思いを持ちながら、キッズジョブでブースを出してくださった方々に礼状を書いていたというわけです。
教えてもらいながら、仕事の一端を体験できた喜び、家でも試しにやってみたことなどが書き綴られていました。
礼状を書くという行為は、活動を改めて振り返り、それが自分の中でどう捉えられているのか、自分自身を見つめる行為にもつながるものなのですね。
楽しく充実した体験ができてよかったね、みんな。
10月23日【6年図工】将来の夢
6年生は図工で将来の夢を実現している自分を人形で表現する活動に勤しんでいます。
パティシエやピザ屋さんなど子どもたちの夢は多岐に渡ります。
みんなの「ああなりたい」「こうなりたい」が実現できるといいですね。
10月22日【3年国語】いつも手元にWRAITEC
p4cで対話を深めるために使うWRAITEC(ライテック)。探求を深めるキーワードとでも言えばいいのでしょうか。
例えば、「それってどういうこと?」(発言の意味を問う)、「なぜそう考えるの?」(発言の理由を問う)、「それって当たり前のことなの?」(発言内容の前提を問う)、「もしそうだとしたら、〇〇になる?」(推論・連想に目を向ける)、「本当に?そうじゃない場合はある?」(真偽を問う)、「例えば?」(例を示すよう促す)、「でも、そうじゃない場合もあるんじゃないの?」(反例を示す)などが挙げられます。
これらは探求するために有効に作用する発言例とその視点を示したものです。
さて、3年生がp4cをやっているところを覗くと、このライテックを大きな紙や小さなカードに印刷して、子どもたちが発言する際に参考にできるよう工夫されていることに気が付きます。
3年生はこれらライテックを上手に使いながら、対話を深めていく様子が見られます。
なんと、この間なんて、p4cじゃない時、例えばグループ学習などの時にも、このライテックカードを使って話し合ったりしているのです。国語でも使っていたわよ💛
3年生はこのようにしてどんどん対話のエキスパートになっていくのねえ。すごいなあ。
10月22日 階段のライテック(いつも足元にもライテック)
3年生が授業で手元に置いているライテック(WRAITEC)のカード。
いいアイディアだなあと思い、階段にも貼っちゃいました。
1段上るごとにライテックを意識して、覚えることで、対話が子どもたちだけでどんどん深められるといいなあと思います。
これで大人の階段も上れちゃうかな?うふふ。
10月22日【5年総合的な学習の時間p4c】企業理念
先日、胎内米粉フェスタで米粉クッキーを販売した我らが5年生。これまでの商品開発から販売の工夫等について、改めてp4cで振り返ります。子どもたちが設定した問いは「米粉フェスタの反省点は?」です。う~ん、すごい。教員が設定した問いみたいですねえ。
では、早速対話を見ていきましょう。とは言え、対話が高速で回転し、問いもみるみる変わっていったので、私記録することができませんでした。いつものことながらすみません。板書を基に発言を、脳をフル回転させながら思い出し思い出しして再構成しましたのでご覧ください。
さて、対話は反省を踏まえて、そこから学んだことについて紹介し合うことから始まりました。
「商売の難しさを感じました」
「パンフレットやチラシの作成など準備は大変でした」
「当日お客さんを以下に呼び込むか、簡単に考えてはいたんだけれど、うまくできたのかな?」
「売れなかったら大変だし」
「商品の説明をするのも苦労しました」
「お客さんにどうしたら興味をもってもらえるか考えたんだけどねえ」
「あとね、商売の楽しさも感じました」
「うん、そうだね。ただ、商売がいかに大変なのかが分かりました」
「やるべきことが思いのほか多くて、他に何やらなくちゃならないんだろうって思いながら準備してました」
「がんばったことは何だろう?」
「私はチラシを工夫して作りました」
「動画を作るのも大変だったね。当日お客さんが結構見てくれていたから嬉しかったけれど」
「やってみて、よかったことってなあに?」
「チラシ作りは同じグループの人と協力できました」
「あと、呼び込み!大きな声を出したんだけど、最初は恥ずかしかったなあ」
「でも、だから当日販売の100個はすぐに売れきれちゃったんじゃない」
「逆にもっとやればよかったことは?」
「パンフレットやチラシを渡すときに声がけするのをもっと上手にできたらよかった」
「動画はよかったと思うんだけど、音をもっと大きくできたら、もっとよかった」
「準備しているとき、みんなわいわいがやがやしすぎていて、うるさかったよ」
「パンフレット作りはぎりぎりになっちゃった。手分けすればよかったな」
「うん。協力すればね」
「会場で販売した人に訊きたいんだけど、会場の雰囲気はどうだった?」
「う~んとね。盛り上がってたよ」
「とにかく人が多かった」
「私は始めは1個200円って高いと思われるかもって。でも、クッキーを手に取ったお客さんたちはそんなことなくて、みんな嬉しそうだったよ」
「どうしてこれほどたくさん売れたんだろうねえ。バカ売れって感じで」
「こういうクッキーを作ろうって考えたのが、5年生だからなんじゃないかな?」
「クッキーの見た目もよかったと思う」
「ぼくたちの頑張りが伝わったんだと思うよ」
「子どもが作れば売れるってことはさ、大人にならない方がいいんじゃない?でもそんなことはない。じゃあ、大人は売る時にはどんな工夫をしているんだろう?」
「誰でも使える商品にしようとか」
「人に喜んでもらえる商品にしようとうか」
「買う人に合った商品っていうのも大事だと思う」
「私たちが大人になったら地産地消で売り出せばいいと思う。今回もまあ地産地消だけど」
「大人は割引をしてるんじゃない?」
「そうだね。あと賞味期限が迫っているものを安くする」
「訳あり野菜とかも」
「割引ばっかりしていると商売として成り立たないから、曜日を決めて割引をする」
教師は対話を深めるために発言します。
「今回の一連の体験を今後に生かすためにはどうしたらいいんだろう?」
「今回様々なことが分かったからそれら反省点を生かすようにしたらいい」
ここで私も発言。
「以前は消費者が買い物をするときには、『安くて質のいいものの方がいい』って思って購入していたんだろうけど、最近は変わってきている。その商品にどれほどの付加価値があるかってことも考慮されるようになっている。企業も企業理念などにどのように社会に貢献するかを示していることもある。君たちがまた商品を売るとしたら、どんな付加価値を付ける?何のために商品を売ることにする?」
「私は地産地消を進めることによって、地域の活性化に繋げられるようにしたいです」
「うん、地産地消」
「収益で木を植えるようにして環境のためにいいことをしたい」
「生活で困っている人、苦しんでいる人のためになるような使い方ができたらいい」
「戦争で苦しんでいる人たちのためにも使いたいなあ」
「犬や猫などのペットや殺処分される動物ためのためにも」
「様々な募金ってあるよね。それに協力したい」
「苦しんでいる人々のため」
「自然環境のため」
「災害で被害に遭った方のため」
「海外を含めて、困っている人たちのために」
教師がさらに発言。
「今回活動したことは、今後どんな場面で生かすことができそう?」
「人と関わるときに生かせると思います」
以上、2時間目と3時間目をたっぷり使ったp4c。
2時間目のp4cが終わった時に担任が「3時間目もp4c続けま~す」と宣言すると、小さな声でガッツポーズしながら「やったー!」という声が聞こえました。
充実した体験活動だったからこそ、p4cによる振り返りも充実したんだろうと思います。
君たちが作った体験とp4c。
5年生のみんな、いい学びをつくることができてよかったね。