学校ブログ

7月24日 【2~6年】ドキドキワクワク通知表! 【1年】通知表ってなに?

終業式の後、子どもたちは各学級で通知表を受け取りました。

2年生以上の子どもたちにとっては、ドキドキワクワクのセレモニー!一人一人が担任からがんばりを褒めてもらいながら通知表を受け取っていました。その通知表を覗き見る子どもたちの顔ったら!

一方、1年生にとっては初めての通知表です。「通知表ってなあに?」ってところから始まります。
通知表?そうねえ、通知表って君たちががんばったところ、よかったところがたくさん書いてある宝みたいなものなのですよ。

 

7月24日 終業式

1学期の終業式が行われました。

各学年の代表児童が1学期を振り返っての発表をしました。どのお子さんも堂々とした立派なスピーチでした。充実した1学期間だったことがうかがわれますね。

発表してくれたみんな、とってもよかったよ!

7月23日【6年p4c】勇気とは何か?

6年生は1学期もぎりぎりまでp4cを楽しみます。
この日の問いは私が決めました。それは「勇気とは何か?」です。
夏休みを前に、6年生はどんなことを語るのでしょうか。とっても楽しみです。
では、早速いってみましょう!

教師「自分がやりたいことややるべきことなんだけれど、できないことって私はある。どうしてなんだろう、それって勇気がないからなのかなと思って」
「人は勇気があると、自分が気になることを人に訊くことができる。大切なことについては、勇気を出して訊くといいと思う。それと、勇気を出して人に話しかけるって大切なことだと思う、話しかけられるのを待ってるだけじゃなくてね」
「私も人に話しかけるときって勇気がいる」
「そうだよね。私も、勇気が出なくて、うまくできなかったことがある」
「勇気ってさ、目の前の恐怖に打ち勝つことなんじゃないかって思う」
「うん。目の前の恐怖に打ち勝って第一歩を歩み始めるときって、やっぱり勇気が必要。でも一歩踏み出しさえすれば、その後はすんなりいくこともあるよね。そういう意味じゃ、第一歩って大事だし、それ故に勇気が必要になるんだと思う」
対話はスタートしたばかりですが、かなり深いところまで突っ込んで話していますね、6年生!
「考えがあるんだけど、手を挙げることができないことがある」

教師が子どもたちに確認すると同じような体験をした子が多数であることが分かりました。
教師「手を挙げることができないのは、どうしてなんだと思う?」
「勇気が足りないからだと私は思う。みんなはどう?」
話が深くなっちゃって、ついて来れないのかな。続いて挙手する子は現れず、し~んとなってしまいました。先ほど発言した子が続けます。
「こういう時に勇気を持つべきだと思うよ」
この発言がうつむいていた子たちを刺激します。
「私が挙手できない時は、間違ってるかもしれないと思うからかな」
「私もそういう時あるけれど、勇気が足りないんだと思う。あと、やる気ね」
「勇気、やる気が足りないってのもあるけれど、恥ずかしさが先に立っちゃう時もある」

6年生は自分自身を振り返り、自分自身を見つめながら、対話を続けます。
「挙手して話すってさ、覚悟が大事だよね。やっぱり覚悟」
「うん、そうだね。挙手したり発言したりする時だけじゃなくて、勇気を出すには覚悟が必要」
「発言してそれで間違ってしまった場合、否定されるのが怖いんだ」
「そういう意味じゃ、自分を信じる心が大切ってことになるよね」
「そう。自分に自信を持つのもね。勇気を出して1回挙手したら、2回目からは自信がつくと思う。第一歩が肝心だし、だからこそ第一歩に勇気がいるんだよね」
「私はね、自信がないときでも発言できることもある。そういう時って、心の中で自分で自分を応援するんだよ。『がんばれー、がんばれー🏳‍🌈)))』ってさ」

教師「例えば、いじめがこのクラスで起きた時。いじめを止めるのって勇気がいるよね。大きな勇気が。でも、そんなに大きな優気を出さなくてもできることってあると思う」
「信頼できる仲間や友だちと一緒にいじめを止めるとかね」
教師「私の持論は、困難なことは自分一人じゃなくて、みんなでやることが大事なんだ」
「大人に話すのもいい」
「うん。勇気を出してお母さんとかに話す」
「内緒で話すにも、やっぱり勇気がいるよね」
「相談した相手が悪くて、嫌なうわさが立っちゃうかもしれないし」
「いじめている人に注意する時には、言い方を優しくする必要がありそう」
「いじめに気付いたら、一人で抱え込んで悩むんじゃなくて、先生とかに相談するといいと思う」
「信頼できる人に相談することが大事。いじめに気付いたら、勇気を出して一緒に戦う仲間をつくろう!」
最後に教師が全員に問い掛けました。「『いじめに気付いた時、勇気を出して苦しんでいる仲間を助けたい』って思う人は?」
すると、全員が挙手しました。
ここでタイムアップ。時間ギリギリまで約40分間ノンストップp4c。私、もうお腹いっぱいです。

子どもたちはこの日のp4c、どう捉えたかな?

この後、一人一人が対話を振り返りました。
「私はいじめがあったらどうするか。今日のp4cでとても勇気がついたので、いじめがあったら注意できると思います」(このお子さん、数日前の家庭学習で「いじめをなくすには?」というテーマで作文を書いてきていたのです。このテーマでp4cをしたいとも。この作文では、一般的には自分もいじめられるのが怖いから、見て見ぬふりをしちゃう人が多いのではないかとまとめていました)
「勇気は人からもらったり、自分で出したり、あげたりできるんじゃないか。勇気が出ない人は勇気がないんじゃなくて、探してないんじゃないか。今日のp4cで、勇気は恐れないこと、恥ずかしがらないこと、覚悟があることではあるが、恐れても恥ずかしがっても覚悟がなくても、一歩前に進むことが大切なんじゃないか。【新たな問い】なぜ勇気が大切なんだろう?」
「勇気はやる気を引き出す!」
「このp4cはすごくいい授業だと改めて思いました。(自分の思ったことを発言するには勇気が必要だけど、)「誰も否定しない」「自分が気になることがあれば、みんなに質問する」「自分の考えをしっかり発表できる」というこのp4cは、すごくいい場所だと思いました」
「勇気があれば何でもできると思う。どんな理由でも人を助けることができる。一人で戦わないこと。いじめられている人がいたら助けたい。大人、友だちと解決する」
「勇気とは、いろいろなことにチャレンジすることだと思った。勇気があれば、人は強くなるのではないかと思った」


「(対話前)勇気を出すべき時に出すのは難しいと思った。勇気を出そうとするにも勇気がいる。(中略)(対話を終えて)いじめがクラスで起こっても止めるために行動することができる。勇気と挑戦は少し似ているような気がした。覚悟をして、勇気を道具として使うこともできる。【新たな問い】勇気はどうやって身に付けるのだろう」
「(対話前)勇気があっても止められないものもある。勇気は大切だけれど、それがすべてではない。勇気は何にでも挑戦する感情。(対話を終えて)いじめが起きたら、自分で止める。すぐに逃げない。これこそが勇気のある行動だと言える。【新たな問い】勇気はやる気のように湧いてくるものなのか。それとももともとあるものなのか?」
「勇気とはまず気持ちから始まる。自分と違う考えに対して、自分の考えを話すのは勇気がいる。私は「あの時、勇気を出せば」と思うことがある。(中略)勇気は見つけるもの。勇気を出すことによって誰かから嫌われることもあるかもしれない。でも自分のためだけじゃなくて、人のためにも勇気を出すことがある。勇気を出すことに反対する自分を押し込めて、心を燃やして勇気を出す。初めから勇気のある人間はいない。不安を抱えつつも、誰かのために、自分にしかできない勇気をもって話した人を大切にしたい。勇気は自分のためにも相手のためにもなる。勇気を出す人にはたくさんの感情がある。勇気とは人を成長させるもの。自分の考えを伝えるためのけじめ。【新たな問い】勇気とは何のためにあるのか。勇気のつかい道。誰のために?優気によって変わるもの。勇気を出すとよいことは?」
「私は発言できなかったけれど、たくさん考えました。もしもコミュニティ・ボールが回ってきても、たくさん考えたことを話せずにそのまま「パス」して終わってしまうかもしれません」


<この記事で、最後に紹介されているお子さんへ>

あなたは、p4cの間中、ずーっと考えていましたね。振り返りのプリントにびっしりと書き込んでいたことからも分かりましたよ。素晴らしいことだと思います。考えるってとても大切なことです。そして発言できるようになりたいという思いを持ち続けることも同じように大切なことだと思います。そんなあなたの「ああなりたい、こうなりたい」を私たち(学校教職員)は全力で応援しますよ!

7月22日【3年国語】仕事の工夫、見つけたよ

3年生は国語で『仕事の工夫、見つけたよ』の学習をしていました。自分が興味を持った仕事について調べ、まとめたのです。どのお子さんのプリントを見てもたくさんの書き込みがしてありました。インターネットや本、そして家の人に訊いたりして調べたようですね。調べた職業は、あるお子さんは薬剤師、またあるお子さんは野球選手、はたまたあるお子さんはお寿司屋さん、そのほかカイロプラクターやペットのブリーダーなどもあり、多様性に富んでいました。そうそう、小学校の先生って子もいましたよ💛

担任が何人かのお子さんのものを紹介すると、そのたびに大きな拍手が起こります。3年生の雰囲気のよさを感じます。また、友だちから付箋に書いてもらった肯定的評価をじっと読む背中から、喜びがにじみ出ています。

この学習は国語の学習であり、自分の将来就きたい職業に思いをはせるキャリア教育でもあります。家の方から話を聞いたお子さんは、それぞれの仕事についている家の方にあこがれを持ち、自分のロールモデルとすることもあるでしょう。

築地小学校では地域と連携した教育活動を盛んに行っています。そこでは、ただ単に地域の方から勉強を教えてもらうだけではなく、地域の方から生業とされているお仕事の詳細やそれに対する思いを伺ったり、対話したりすることも大切にしたいと考えています。様々な教育活動にこのようなキャリア教育のエッセンスを取り入れることで、子どもたちには将来に対する夢や目標をもってほしいと願っているのです。

7月22日【5年家庭科】裁縫実習2

5年教室を覗くと、5年生はまたまた家庭科で裁縫の実習中でした。この日学んでいたのは本返し縫いと半返し縫い。

私、小学生の頃、どういうところが本返しで、それをどうすれば半返しになるのか、まっっっったく考えずに縫っていましたねえ。未熟でした、反省反省。ははははは。今ならばっちり分かりますよ!

さて、我らが5年生、練習用布と針と糸を穴が開くほど見つめながら、一針一針じっくりと縫っていました。

5・6年生が現在家庭科で学んでいる洗濯や裁縫の基本は、将来自立するためには欠かせない技術です。大人になってもこの技術を使う頻度は高いんじゃないかしら。少なくとも私はそうです、きっぱり。

大人になって、もみ洗いや裁縫の一つもできないなんてことがないように、しっかり身に付けてね。あ、あと箸の持ち方もね(私、小学生の頃、親から随分仕込まれましたねえ。当時は反抗していたけれど、今はただただ感謝)。

7月22日【1年学級活動】工夫して遊ぶ

1年教室を覗くと、子どもたちはプリントに何やら書き込んでいます。書きながら、上を向いたり、遠くをぼんやり眺めたり、はたまた隣の子と小声で話し合ったり・・・。どうやら、「ジャンケン列車」をひと工夫、より面白くするためにはどうしたらいいか考えているようです。どれどれ、みんなどんなことを考え付いたのかな?

・「ふざけないでやる。ルールを守る」
 うん、これは大事。そもそもルールを守らないとみんなが楽しめないもんね。みんなが楽しめなくちゃ、自分も楽しめないしね。
・「走りながら、ジャンケン列車をしたいです」
 おー!猛スピードで走ったら暴走機関車ですなあ。ははははは。面白いかも(転ばないように気を付けてね)。
・「スキップしながら走る」
 なるほど、ただ走るのじゃなくてね。進化しました。みんなで合わせてスキップするのも楽しそう。
・「体育館のラインの上を走る」
 列車だからねえ、ラインが線路ってわけね。ほーほー。面白い。
・「ジャンケンで負けたら、列の一番最後に回る」
 こりゃあ、負けた責任のとり方としてはいいかもね、ははははは。
担任が言うには、機会を見てですが、それぞれのアイディアを実際にやってみるそうです。
この後、鬼ごっこについても、さらに面白くなるアイディアを出し合いました。

スイスの学者ピアジェの発達理論を踏まえると、始めは自分の好き勝手に遊ぶ段階であった子どもも、発達するにつれルールは従わなくてはならないものであるととらえるようになると言います。また、ルールに従って遊ぶことに楽しみを見出す年ごろと言ってもいいのかもしれません。それが1年生くらいの段階なのでしょうか。
さらに発達すると、ルールというのは社会的慣習のようなもので、互いの合意が得られれば、変えることも可能であると考えるようになるそうです。
自分たちでより楽しめるルールをみんなが合意のもと考えるというこの学習は、1年生の発達の階段を1つ上がらせることに繋がるものかもしれませんね。

みんなが考えたルールで遊ぶことができたらいいね、1年生のみんな。休み時間とかにやってみたらいいんじゃない?。

ちなみに次からの3枚の写真は、5月末に1年生がジャンケン列車に興じているところです。

 

7月19日【6年家庭学習】p4cの振り返り

この前日に6年生は「さん付け」をテーマにp4cをしました。

あるお子さんが、家庭でそれを振り返って作文を書いてきましたので、ここでご紹介します。

今回のp4cは、あまり意見がまとまらないものでした。

 私は、『さん』を付ける人は、大切にしている人、よく知らない人などに対してです。よく知らない人からは、私は『ちゃん』と呼ばれたくないので、『さん』を付けます。

 話は変わるのですが、〇〇さんが『チャンス』『きっかけ』と言った発言で思ったことがあります。このp4cこそが『きっかけ』で『チャンス』だと。他の意見を聞き、違う考えに触れて、自分とは違う考えがあることに気付き、そして自分の考えや自分自身を振り返る。こういうことが『きっかけ』となり、『チャンス』になるのだと思います。校長先生がどう呼ばれたいか知ることもできました。

 そして、ここからどうするかは、人それぞれ違うと思います。

どうですか!!私はしびれました!!ですよねー。

友だちの考えを大切にしながら受け入れ、自分の対話における明確な意思表示とさらに深く考える、あるいは考え続けるこの姿!本当に素晴らしいことだと思います。

私が大切にしたい子どもたちの姿の一つは、「問い続ける」です。*この場合「考え続ける」と同義です。

「さん付け」をテーマにしたp4c。またやって、もっと深く考えたいねえ、みんな!

写真はこの日、理科のテストに取り組んでいる6年生の様子です。

7月19日 子どもたちの自主的・自立的活動

子どもたちの自主的・自律的活動をいくつかご紹介します。

2年生はお楽しみ会の最中。体育館でドッジボールに興じていました。担任に訊くと、子どもたちがやりたい活動をお楽しみ会として担任が運営しているのだとか。この後は、椅子取りゲームをするそうですよ。

6年生は発案はもちろんのこと、子どもたちで運営しています。「いつ、どこで、誰が、何をしたゲーム」。「いつ、どこで・・・」は、「いつ」「どこで」「だれが」「なにをした」を紙に書き、ランダムに選んで短文を作るゲームです。面白そうなので、私も入れてもらいました。で、やっぱり面白かったです。その後はソフトバレーボール。私も入れてもらっちゃうんだなあ、これが。ゲームに参加するにあたっては、私には勝敗よりも大切なことがある!それは、私のアキレス腱を守ること。3歩以上走らないことを自らの戒めとし、大人げなく優勝しちゃったんだなあ、これが。チームメイトのみんなありがとう、おめでとう。

4年生は係活動で盛り上がっていましたよ。環境係がキャラクターを募集していたのです。この日は投票日。選ばれたのはとってもかわいらしいイラストでした。こちらもおめでとう。

イラスト募集と言えば、健康ボランティア委員会。健康(特に手洗い)に関するキャラクターを募集していたのです。こちらも当選キャラクターがこの日発表されていました。

子どもたちの自主的・自立的活動。それぞれの発達段階に合わせて、少しずつ子どもたちの自立的な参画の度合いが高められていました。こうして、子どもたちが主体となった組織を作る力と意欲が育成されていくのですね。

それにしても、みんな楽しそうだなあ。

7月18日 今日の給食はナンですか?

給食のメニューを見た時からずっと、私はこの日を待っていました、ダジャレが言いたくて!ははははは。

この日のメニューは、ナン、ツナと豆の米粉スパイスカレー、ガーリックポテト、アーモンドサラダ、牛乳です。

当然、私は「ナン」にロックオン!

給食が始まる前からランチルームに待機して、お腹を空かせた子どもたちが入ってきたら即ダジャレ攻撃です。

「〇〇さん、今日の給食は何です?」

「ナンです」

「ん、何です?」

「だからナンです」

「いやいや、だから何です?」 *永遠に続く

こんなダジャレ攻撃を、入ってくる子たちは忍耐強く受けてくれるのです。ははははは。

で、途中から子どもたちはピンと来て笑顔になってくれるんですよねー。なんて優しい子どもたち。

はい、この記事はただのダジャレ紹介でした。お粗末様でした。

あ、ナン、とってもおいしかったです。カレーも、サラダもガーリックポテトも!

7月18日【6年学級活動p4c】「さん付け」について

当校では子どもたちが互いを呼び合うときに、あだ名や、『君』ではなく『さん』を付けて呼ぶように指導しています。いわゆる『さん付け』です。指導しているとはいえ、なかなか徹底しないのが現状です。多分、子どもたちの中では、『さん付け』がしっくりきていないのでしょう。さん付けの意義について納得していないとでも言ったらいいでしょうか。この状況について、子どもたちは子どもたちなりに理解していたのだろうと思われます。

この日、1学期の振り返りとしてのp4cで、子どもたちが問いとして選んだのは、なんと次のものでした!

「『さん付け』と『ちゃん付け』、『くん付け』はどれがいいのだろう?」

かー!しびれますねー!

『さん付け』は当校が教師主導で進めている生徒指導の根幹。ここに、子どもたちが「一言ものもーす!」って感じで疑義を申し立てたということなのでしょう。やるなー、6年生。

では対話の概略を見ていきましょう。

「今まであだ名や呼び捨て、『ちゃん付け』だったこともあって、『くん付け』や『さん付け』は、相手との間に壁がある感じがする」
「『さん付け』されると悪い気はしないけれど、『くん』『ちゃん』の方が、仲良し感があるっていうか」
「私はみんなとちょっと違って、ある時みんなが『ちゃん付け』とかあだ名で呼び合っていだんだけれど、私だけ『さん付け』で呼ばれたことがある。その時はなんか、つらい気持ち」
「年上の人には『さん付け』がいいけれど、同級生とかに対しては『ちゃん付け』『くん付け』の方がいいと思う」
「急に『さん付け』されると、嫌われちゃったかなって思っちゃう」
ここで子どもから全体への質問が出されます。6年生、p4cが分かってるじゃないですかー!しびれるなあ、もう!
「ねえ、みんなは『さん付け』で呼ばれたいときと『くん付け』で呼ばれたいときって、それぞれどんな時?」
<中略>

「『さん付け』されたくない人もいると思うよ」
なるほどー。相手を大切にしようと思って『さん付け』をするんだけど、相手によっては『さん付け』をされたくない人もいるってことね。ほーほー。
「私もみんなに訊きたいんだけど、今まであだ名や『ちゃん付け』で呼ばれていたんだけど、急に『さん付け』されたらどう思う?」
また出ました!子どもたちが対話を回す発言!6年生、p4cに慣れてきたねー、素晴らしい!
「そうだなあ。私は違和感ていうか、ちょっと変な感じがするかな」
「私は知らない人にだったら『さん付け』しても違和感ないなあ。友だちだったらどうかな。みんなはどう?」
「友だちになら、『さん付け』が嬉しいなあ、私は」
そして、対話を動かす子どもからの発言がまたまた登場。
「みんなに訊きたいんだけど、どういう時に『さん付け』に違和感なくなるの?」
「ぼくは、偉い人だとか尊敬している人に対してなら『さん付け』をするのに違和感ないなあ」
さらに、子どもたちは対話を動かします。もう、すごい!
「仲がいい人に対して、急に『さん付け』するのってどう?あるいは仲のいい人から『さん付け』で呼ばれるのは?」実際に『さん付け』する場合を想定した実践的な発言ですね。
この発言以降、慣例から見た場合の違和感について様々語られていきます。
<中略>
ここで私が「くん」「さん」といった呼称について歴史的な経緯、さらには性的マイノリティについてなど若干の解説を加えます。
「校長先生の話を聞いて、心は女性なんだけれど体は男性の人、あるいはその逆の人もいるんだなあって思いました」
「性別が定まっていない人もいる」
「体の性別によって『さん』『くん』を使い分けられたら、心は女性なのに『くん付け』されるってことになるよね。それはちょっとなあ」
「『さん』は偉い人たちに使うっていうイメージがある。いっそのこと、『さん付け』じゃなくて、『くん付け』にしたらいいんじゃない?」
「う~ん。偉い人に対して『さん付け』していいの?例えば、校長先生に『〇〇さん』っていうの?〇〇校長先生じゃなくて」
「『さん付け』は相手を尊重することになると思う」

ここでみたび私が発言。教務室でのエピソード※を披露しました。
※教務室でも教職員同士は『〇〇先生』ではなく、『〇〇さん』って呼ぶように提案したのです。
「先生方がお互いに『さん付け』するのがいいと思う」
「私もそっちがいいと思う」
「先生方以外でも、『さん』を付けて呼び合ったことがきっかけで仲良くなることもあるんじゃないかな。子どもだって『さん付け』は仲良くなるきっかけになることもあると思う」
「私は『くん付け』で呼んじゃうこともある。『くん』を付けているからって、相手を認めていないってわけじゃないけれど・・・。でも『さん付け』は『あなたを認めていますよ』ってきちんと伝えることになると思う」
教師も発言します。
「今まで『〇〇先生』って呼んでいたから、校長先生から教員間でも『さん付け』を提案された時にはやはり戸惑いました。『さん付け』する意義は分かるけれど、これまで慣習としてやってきたことを変えることは難しいと感じています。タイミングと、そして勇気が必要かなと思います」
この教師の発言を何と子どもが引き取ったのです!
「みんなは『さん付け』できるようになるタイミングってどんな時だと思う?」
「そうだなあ。飲み会とかで仲良くなってからとかがいいんじゃない?」
ちょちょちょ、ちょっとまさか君たち、『さん付け』する前に宴会しようってんじゃないでしょうねえ、ははははは。
「生活目標とかで『さん付け』を全校一斉に取り組むときとかがいいと思うよ」

以上、この日のp4cもノンストップで30分間くらいの対話だったかしら。
我らが6年生が4月25日に初めてp4cを体験してから早4か月。今回が10回目くらいになるのでしょうか、と6年生が言ってます。
途中意見を出す勇気がなくてずっと黙り続けてしまって、私に喝を入れられたのが遠い昔のことのようです。
対話の流れをご覧いただければ、ほぼ子どもたちだけで対話を回しているのがお分かりになると思います。君たち、大きく成長したねえ。感無量。
こりゃあ、教師はいらないかもね、とほほ。と言いつつ、頭の中で嬉し涙が流れ続けます。
文部科学省が提唱している「主体的・対話的で深い学び」の一つの形は、まさにこの日のp4cだと言えるのではないでしょうか。
とは言え、今日の問いである『さん付け』についてはまだまだ議論が乾きそうにありません。
この先何回か対話を行っていく中で、子どもたちは深い考え、広い考えに到達することができるのだと確信しています。
お見事、6年生のみなさん!またやろうね💛

7月17日 地域に生きる子ら

これからの予測不可能な社会(VUCAな社会)を生きる子どもたちは、どのような力を身に付けたらいいのでしょうか。様々な考えがあるでしょうが、持続可能な社会の創り手たる力と意欲もその一つとして挙げられるでしょう。

そして、当校では地域と連携した教育を行う中で、それを子どもたちは身に付けることができると考えています。さらにそこに対話(p4c)を組み合わせることによって、教育的効果はかなり高まるとも私は考えています。

さて、7月15日から3日間行われていた築地まつりは、今宵がいよいよフィナーレ♪

御神輿渡御や子供神輿、棒押し、巫女舞、そして御神楽等様々あった中で、ラストを飾るのは築地の獅子舞です。

子供獅子舞では、子どもが演じる獅子の舞を、子どもが笛や太鼓で奏でるお囃子が盛り上げます。

きっと練習に練習を重ねてきたのでしょうね。お囃子は堂にいったもの。途中ハプニングがあったものの、最期まで踊り切った獅子の舞も見事も一語に尽きます。

多くの地域の方々が見守っている中で、子ども獅子舞は大団円を迎えたのでした。地域が一つになったその瞬間に、子どもたちも立派に務めを果たし、素晴らしかった築地まつりの一翼を確かに担ったと思えました。「地域連携」の範疇を超え、まさに「地域に生きる子どもたち」であったのだと思います。 

素晴らしい体験をしたね、みんな。今夜はゆっくりと休んでね、お疲れ様。そしてまた明日、学校で会いましょう。嬉しかったことや大変だったことなど、たくさん話を聞かせてね。

7月17日【5年図工】幾何学模様から生まれる芸術

5年教室を覗くと図工でデザイン制作の真っ最中。サインペンで幾何学的な模様を描き、着色すると偶然から生み出された作品の出来上がり。おー!これはモンドリアンの作品のようですねえ。

同じような模様に見えても、一人一人の作品に、そのお子さんの個性が見えますね。これらの作品をじっと見ていると、幾何学的な模様が何か意図されて描かれたようにも見えます。

「ねえ、これって何か表しているの?」と訊いた後で、「あ、これは野暮なこと訊いちゃったなあ」と反省反省。芸術作品の解釈は鑑賞者に任されるべきものなのかもしれませんね。

素敵な作品ばかりが揃いました。

授業後、子どもたちは互いの作品を見せ合い、感想を言い合いしていました。いいねえ、こういうの。

7月16日【2年生活】築地獅子舞見学

この次の記事で触れますが、この日は築地まつりの本祭り。2年生はいそいそと見学に出かけましたよー。迫力ある踊りに、子どもたちは釘付けです。

場面転換の際、汗をかいている獅子舞役の方々を扇がせていただいたりして、祭りの雰囲気を存分に味わった2年生。

帰校時刻になって、担任が「じゃあ、学校に帰りますよー」と言うと、「ええー、もっと見たいです~」と不満の声がちらほら。楽しかったんだねえ、君たち。

帰り道、子どもたちが話していました。

「獅子舞、すごかったねえ。楽しかったね。そういえば、今日の給食はラーメンだよねえ」

「うん、餃子も付いてるよ」(みんな覚えてるんですね、ははははは)

「で、さあ、6時間目は生活で虫捕りだし」

「そうかあ!今日は最高の一日だー!」

ははははは。Today is a great day!

学校に戻った後に子どもたちが描いた築地獅子舞の絵をご覧ください。

併せてもう一つ。子どもたちの獅子舞の絵の写真の次の写真。学級文庫の中の一冊に沖縄関係の本があり、それを呼んでいた子が私に教えてくれたのです。「校長先生。ほら、獅子舞が描いてあります!」こうやって学びって広がるんですね。

ついでに虫捕りの写真もどうぞ。

7月16日【4年総合】築地獅子舞

今から遡ること1か月前。4年生は地域に伝わる伝統芸能「築地獅子舞」について、地域の方々から教えていただきました。

実際に演奏させていただいたり、子ども獅子舞で演じる小学生に演舞を見せていただいたり、はたまた演者が被るお面を間近で見せていただいたり。

本物に触れ、本物を見るって、やっぱりいいですね。

さて、時は今。この日は築地まつりの本祭り。教えていただいた方々が実際に演舞している姿を、地域の方々に交じて見学しました。

やっぱり本物は迫力が違いますね。

演舞の場面転換の際、休憩する獅子役の方々のところに子どもたちは走り寄っていき、風を送る大役を任されました。子どもたちはみんな笑顔。一緒に祭りに参加しているという雰囲気が嬉しかったのでしょうねえ。

よかったね、みんな。

 

7月16日【6年家庭科】洗濯実習

この日、家庭科室では6年生が洗濯の実習中。ハンカチや小さいタオルを手で洗っていました。

グループごとに、ああだこうだ言いながら楽しくもみ洗い。

きれいになってよかったね。

7月17日 地区子ども会

夏休み前の地区子ども会を行いました。

各地区、1学期の登校の様子をふりかえり、夏休みに気をつけることについて、積極的に意見を出し合ってていました。

もうすぐ夏休みです。児童が安全に過ごせるよう、保護者、地域の皆様の見守りや声掛けをどうぞよろしくお願いいたします。

7月12日 朝の子どもたちを迎える生き物たち

築地小学校には、登校してくる子どもたちを迎える生き物たちがいます。

アサガオ、ひまわり、カブトムシ、ヘチマ・・・

登校すると、これらの生き物のところに真っ先に向かう子どもたちが多いです。畑に水遣りに行く子もやはり多いですね。

お、へちまには、つぼみがついているのを発見!もうすぐ花が咲くのかしら。大きな実をつけてもらいたいと思います。子どもたちもね。

7月11日【2年道徳】迷うっていいこと?

2年生の道徳。途中からの参観でしたが、子どもたちは深く考えていましたよー。

授業の流れの中で、担任が子どもたちに問いました。

「ねえ、『迷う』っていいこと?」
おおーっ!これ、2年生の道徳ですよね?レベル高っ。
す、すごいなー、2年担任の子どもたちに対する信頼感が!
そしてそれに見事に応える子どもたちもやっぱりすごい!
「迷うってことは考えてるってことで、考えることはいいことだから、迷うのもいいことだと思います」
「迷ってるってことは、考えて考えて、それで迷って、また考えて、それでいい考えが浮かぶってことになるから、いいことだと思います」
「迷う」という言葉に対するこの思考!素晴らしいじゃないですか、2年生のみんな!

さて、教材文は次のようなあらすじです。
広場に咲いているひまわりの根元に空き缶が転がっています。
その脇を女の子が通り過ぎるとき、空き缶が転がっていることに気付きました。女の子は空き缶はそのままにして通り過ぎました。でも、ひまわりはニコッと笑いました。
次の日、女の子は「空き缶がないほうがいいのにな」と思いました。女の子は空き缶をそのままにして通り過ぎました。でも、ひまわりはニコッと笑いました。
その次の日、女の子は「私が空き缶を拾えばいいのかな」と思いました。女の子は迷ったけれど、空き缶をそのままにして通り過ぎました。でも、ひまわりはニコッと笑いました。
また次の日。女の子は空き缶を拾いました。女の子はひまわりと一緒にニコッと笑いました。

面白い文章ですね。
この文章にはかわいい挿絵が描かれているのですが、注意深い子どもたちは、周囲の子たちと対話しながら、挿絵のひまわりが最初から笑っていることに気付いたのです。
担任は子どもたちに問いました。「ひまわりは、女の子が空き缶を拾わなかったときにも、ニコッと笑ったのはどうしてか?」
そうですよねー。子どもたちが疑問に思ったことを担任はズバリと突きます。
さあ、子どもたちはどう考えるのか。グループで話し合っていた子どもたちは、このひまわり問題に決着を付けようと様々な考えを発表し合います。さらに、担任は女の子の思考と行動を時系列にまとめ板書もしました。
そして、子どもたちは次のような結論に至ったのです。
「ひまわりは、最初から女の子を信じていたんだよ。だから、最初に気付いた時から、そのうちに空き缶を拾ってくれるだろうって分かっていたんだと思う」
う~ん。お見事!
この時間では善悪の判断,自律,自由と責任といった道徳的価値に加え、人を信じるということについても子どもたちは言及していたのです。
こういう学びを重ねていくことが、子どもたちの道徳的価値観を高めるのでしょうし、学ぶって楽しいと思えていくのだと思います。

7月11日【5年道徳p4c】悪いことをしたとき、嘘をついて、自分を守ろうとする心があるのは、なぜか

5年生は道徳でp4c!前日に教材文を読んで、一人一人の子どもが立てた問いの中から、ダントツの1位で選ばれたのは次の問いです。
「悪いことをしたとき、自分を守ろうとする心があるのは、なぜか?」です。


これは厳しい問いが選ばれましたねえ。私も覚えがあるもんなー。とほほ。ざんげ(涙)
子どもたちはこの問いにどう立ち向かっていくのでしょうか!?
では、対話の概略を見ていきましょう。
まずは、この問いを出したお子さんの発言からスタートです。

「自分を守ろうとして、本当のことを隠したりするのはよくないと思うのだけれど、ぼくは隠しちゃうんです」
おおっと、いきなりカミングアウト!今回の対話、どうなっていくのかしら。
しかし、問いが問いだけに続く発言がありません。
そこで、私もカミングアウト。小学生時代にすぐ嘘と分かる嘘をついちゃって、後で叱られた体験を話しました。
子どもたちに訊いてみると、自分を守るために隠し事をした経験があるこが大多数。まあ、そうでしょうなあ。
その後、しばらく待っていると、漸く手が挙がりました。
「自分を守ろうとしちゃうことって、私もある。やっぱり心が弱いからなんじゃないかな」
「ぼくも、作り話をして自分を守ろうとしちゃったことある」
「私は泣き虫だから、叱られたくなくて嘘をついちゃったことがある」
「実はぼくも。食べちゃダメなお菓子をこっそり食べて、それが見つかって。しらを切っていたんだけどばれちゃった」
「動画サイトを見ないっていう約束だったんだけど、見ていないって嘘をついちゃった」
「窓から裸足で出入りしちゃって、家の中汚れちゃったんだけど、家の人に問い詰められても、何もしてないって言っちゃった」


「嘘っていい嘘もあるかもしれないけど、悪いことをしたときには隠しちゃダメ。素直に言わないと」
「うん。事実を隠すような嘘はダメだと思う」
「悪いことをしたんだけど、さも自分がいいことをしたかのように話しちゃったことがある」
「自分の秘密を人に話すことってカミングアウトって言うんだよね」
「私、嘘ついちゃって、でもその後ばれたら叱られるから、カミングアウトしたことがある」
こんな感じでカミングアウトは続きました。
やがて、「どういう場合に隠し立てしないで話すことができるのか」に話題は移り、さらに「いじめ問題が起きた時に自分はどう行動するか」「何ができるか」ということにまで対話は言及されていきました。
そして、最後のお子さんのこの発言が対話を締めくくりました。
「ぼくたちは一人で行動しようとするのじゃなくて、みんなで行動することが大切なんだと思う」

たっぷり30分間以上。子どもたちは考え考えしながら、そして勇気をもって対話していきました。


5年生のみんな、こういう対話を今後も重ねていくことが、よりよい自分をつくり、よりよい学級をつくることに繋がるのだと思うよ。
今日はよく対話しました。がんばりました!
また、一緒にがんばろうね!

7月9日 個別懇談会(2日目)

今週は月曜日から金曜日まで一週間ずっと個別懇談会です。謂わば「個別懇談会週間」ですね。

昨年度よりも若干面談時間を長くして、保護者様と担任が対話をとおして、お子さんの状況について情報を共有し、指導の方向を探ります。

1年教室の前の廊下では、保護者様がご自分の面談の番を待っていらっしゃいました。

ご多用の中、万障お差し繰りの上、お出でくださった保護者の皆様、本当にありがとうございます。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

それにしても、写真の保護者様。素晴らしい姿勢ですね。お子さんと一緒ですね。

7月8日【4年算数】丁寧なノート

4年生が算数を勉強していましたよー。2桁のわり算です。

子どもたちのノートを見ると、ものすごく丁寧に書いていますね。よく見ると、筆算をするときに、横線は定規を使ってまっすぐに引いているのです。道理で見やすいノートになっているわけだ、納得納得。

どうやって指導しているのかなと担任を見ると、担任自らも大きな定規とチョークで見やすく板書していました。まずは隗より始めよですね!道理で子どもたちが見やすいノートを作っているわけだ、納得納得。

定規を使わないで書けば早く計算はできるでしょうが、こんがらがっちゃって理解の妨げになってしまう場合もあります。一つ一つ丁寧に丁寧に行うことが理解を助けるのですね。

そして、4年生の小さい定規を片手に筆算する手際よさったら!完全に慣れているようで、筆算をする上で定規を使うことを苦にしていない様子。すばらしいね、4年生のみんな。賢くなるよ、きっと!

7月5日【3年道徳p4c】聞くことは、相手を大切にすること

3年教室を覗くと、机は黒板に向けた聴講スタイルの配置ですが、子どもたちの手にはコミュニティ・ボール。

道徳の授業中に急遽p4cを始めたのじゃないかしら。

数日前、コミュニティ・ボールづくりでp4cスタイルを体験していた子どもたちですが、その時に比べると、この日は聞く姿勢が素晴らしかった!発言している子どもの方向に身体が向くように、わざわざ椅子に座る向きをグルグル変えながら、しっかり聞こうとしているのです。自分の頭の中の考えをうまく言語化するために、なかなか言葉にすることができなくて、発言するまでに時間がかかったお子さんの時でも、子どもたちはずーっとその子が話するを待っているのです。ホント素晴らしい!

ちなみに最後の写真。子どもたちは私の方を向いて話を聞いているのですが、子どもが話していても、こうして体の向きを変えて聞いていたのですよ。自分が話しているときに、こんな聞き方をされたら、もう自己肯定感爆上がりですよね!

授業後、担任が問いました。

「今日は話の聞き方が素晴らしかったですね。人の話を聞くときに大切にしたいことは何ですか?」

すると子どもたちは「静かに聞くことです」と回答。

この発言を受け、担任は「そうだね。静かに聞くことは、『あなたの発言を大切にしていますよ』って伝えることになるし、これも相手に親切にするってことなんだよね。さらに友だちの発言に対して自分はどう思うかって考えながら聞くことも大事だよね」と話しました。

3年生のみんな!君たち、どんどん対話が上手になっていくねえ。

7月5日【3年総合】ハーバリウムづくり

もう一丁3年生!

遡ること数時間前、3年生はURA mizusawa flower farmのスタッフ様を講師に、ハーバリウムづくりを体験しました。
ハーバリウムというのは、ドライフラワーをガラス瓶に入れ、保存用のオイルに浸した“おしゃれなインテリア”です。
乾燥させたチューリップの花びらを自分で選び、ガラス瓶に詰め、保存用オイルを注ぐと世界で一つだけのお手製ハーバリウムが完成!どの子もご満悦の表情です。これ、家に持ち帰ったら、きっとご家族のみんなは驚き、喜ぶだろうねえ。

同じ作り方をしたにも関わらず、どの子のハーバリウムもみんな個性的で、そしてとっても素敵です。
どれも素敵なので、自分と違う友だちのハーバリウムの素敵さを讃え合っていました。
「人との違いが強みになる」とはp4cについての、新潟大学佐渡自然共生科学センターの豊田教授の言葉。
我田引水みたいに聞こえるかもしれませんが、ハーバリウムづくりは、どこかp4cみたいなところもあると感じます。
芸術作品を創る喜び、楽しみを味わうに加えて、p4cのように自分と友だちとの違いを認め合う喜びをハーバリウムづくりでも感じることもできたのではないでしょうか。
素敵な活動。よかったね、3年生のみんな!

下校間際、3年教室に入ると「校長先生、ほら、見て見てー!」とみんな自分のハーバリウムを誇らしげに見せてくれました。

7月5日【まなび学級】七夕飾り

もうすぐ七夕。学び学級前の廊下には、七夕飾りが出現しましたよー!

みんな、どんな願い事をしてるのかな?どれどれ・・・。

「足がどんどん速くなりますように」「勉強ができるようになりますように」「ゲームがフリーズしなくなりますように」など様々な願いが短冊に書かれていますね。

どの短冊も、鉛筆で下書きがされ、マジックで丁寧になぞられた願い事です。

そんな中で一番多かった願い事は次のものでした。ジャーン!!

「世界が平和になりますように」

じーん・・・

なんやかんや言っても、子どもたちの一番の願いはこれだったのですね。

私もがんばる!

7月3日【6年国語】デジタル機器を上手に使う

6年生は国語で、デジタル機器との付き合い方について問題提起をする説明文を教材に学んでいます。

そろそろ単元の学習も佳境に入るこの日、6年生はグループごとに自分たちなりの提言文を作成していました。

6年生はどんな提言をしたのかな。後で見せてね。

7月3日【1年道徳】学校のものは大事に使う

1年教室を覗くと道徳の授業中でした。

この日は公共のものを大切に扱うがテーマ。教科書のイラストに描かれた子どもたちを見て、いい行いと悪い行いをそれぞれ見つけていきました。イラストを指さしながら、「この子はみんなで使うものを大切に扱っているからいいです」などの発言が続きます。

そこで担任は問いました。「イラストでいい行いをしている子って、どんなことを考えているんだと思う?」

子どもたちは盛んに手を挙げます。「ものの気持ちをよく考えて大切に使っています」 おー!ものの気持ちねえ。(スイスの心理学者ピアジェは「子供の思考は自己中心的であり、自己を拡張して他のものに自己と同じ生命を与え、体感を通して現象を理解する」と言いました。なるほどねえ。)

別のお子さんも発言します。「怒られたくないから、壊さないように使っています」 子どもたちの素直な気持ちなのでしょう。担任のセンサーがピピっと反応し、担任はこの機をとらえて離しません。担任はクラス全員に問いました。「じゃあ、みんな。怒られなかったら大切に使わなくてもいいの?」出たー!こういう問いかけが、子どもたちが当たり前だと思っている道徳的価値観を揺さぶるのです。

子どもは「だめー!」。さらに担任からの問いに応えます。「怒られなかったとしても、大切に使わないとだめだよ」担任を介さなくても、子どもたちはほかの子の発言を聞いて、それに反応するようにつぶやきます。「大切に扱わない子は、どうでもいいやって思ってる」「そう。そういうのだめだよね」「うん。だからものを大切にする」

担任はさらに問いました。「どうして大切に使わなくちゃならないの?」さすが1年担任。キラー発問炸裂です!

ここら辺がこの授業のヤマ場でしょう。

子どもたちはしっかり考えつつ、発言していきました。「使えるのに、壊したらもったいないから」「みんなのものだから」「お、いいねー!」

この「いいねー」は小声ではありましたが、友だちの発言を受け止めての子どもの意思表明です!すばらしい!

最後に、担任は「ねえ、みんな。正直に答えてね」と言いつつ、子どもたちに問い掛けました。

「みんなは、みんなが使うものを大切に使ってる?」

私が参観したのはここまで。1年生はそれぞれどんな反応をしたのでしょうか。ご家庭で訊いてみてくださいね。

7月2日【5年家庭科】はじめてのソーイング

5年生は家庭科で裁縫の学習をしていました。

初めての裁縫実習ということで、まずは針の糸通しと玉結び、玉止めの練習。大人になると難なくできるのですが、初めてとなるとなかなか難しいものです。子どもたちは動画を見たり、教え合ったりしながら、それでも最終的にはしっかりできた子が多かったです。

裁縫の基本中の基本である玉結びと玉止め。これができるようになって漸く作品作りに取り掛かることができます。

裁縫は子どもたちが楽しみにしている学習の一つ。しっかり学んで、素敵な作品が出来上がるといいね。

7月1日【4年国語】短歌・俳句に親しむ

4年教室から担任の朗々とした声が響いてきましたよー。

「石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも 志貴皇子」

「君がため春の野に出でて若菜摘む我が衣手に雪は降りつつ 光孝天皇」

子どもたちは、担任の解説を聞きながら、これらの短歌の意味を理解していきます。

いにしえの人々に思いをはせつつ、短歌をじっくりと味わう。そんな楽しみに気付いてほしいなあと思います。

6月28日 松の子クリーン作戦 in 村松浜

延期になっていた小中合同海岸清掃が満を持してこの日実施されました。

小学生も中学生も入り乱れての海岸清掃。たくさんのゴミが集まりました。

海岸清掃の後はグループごとに棒倒し!砂浜遊びの定番ですね。中学生が企画運営してくれたんですよ。また、海岸清掃中にBGMが流されたのも中学生の発案なのだとか。中学生のみんな、ありがとう!

海岸がきれいになって嬉しいね。

中学生と一緒に楽しく活動できて、これまたよかったね。

地域の皆様も保護者の皆様も多数お集まりくださりました。ありがたいことです。

子どもたちが、持続可能な社会の創り手となるために、大変有意義な活動となりました。

企画運営をしてくださった方々に心から感謝申し上げます。

6月27日 委員会活動

5・6年生が組織する委員会活動。

当校には次の5つの委員会が設置されています。すなわち「松の子スマイル委員会」「給食委員会」「情報委員会」「健康委員会」「図書委員会」の5つです。

それぞれどんなことやってんのかなーと各教室を覗くと、それぞれバンバン動いていて、子どもたちのアイディアが重視された活動になっていました。

何かしらの合意形成を図っていた委員会のほかは、各自が盛んに動いているので、全体像が分かりづらいのですが、どの委員会でも子どもたちは嬉々として活動していることが分かります。

5、6年生のみんな!円滑で楽しい学校運営のために、どうもありがとう!これからもよろしくお願いしますね。

6月27日【4年算数】立派なノート

4年生は落ち着いて勉強していると先日報告しましたが、やっぱりノートも立派でしたよー。

写真をご覧ください。授業の要点をしっかり書かれ、特に大切なところは定規を使って、色ペンで囲んであります。

学んだことをノートに整理し、再構成するのは、学習の定着を図る大変有効な手段だと考えています。

素晴らしいノートを2人分だけ紹介します。

6月27日【5年算数】算数で侃々諤々

5年生は算数で侃々諤々の議論がなされていました。えっ、算数で「侃々諤々」!?
不思議に思われる方も少なくないと思います。算数と言えば、ノートとにらめっこしながら、じっくり考え、「あ、これは違う」「また違う。どうしてなんだろう?」などうんうん言いながら、一人で学ぶあるいは正解を確認しつつ解き方を理解するっていうイメージをお持ちの方も少ないのではないでしょうか(私の算数に対する偏見かもね)。
しかし、この時間、確かに5年生は侃々諤々だったのです。
4,5人のグループになって、単位当たりの量について求める方法を、まさに頭を付き合わせて、頭をひねりながら、彼らは考えていたのです。
その議論の内容の面白いこと!
設定された制限時間では議論が乾かず、議論終了時刻が来るたびに、子どもたちから延長、さらに再延長を求める声が上がります。
結局、20、30分間議論してたのじゃないかしら?
あるグループは本当に議論に議論を重ね、あーだこーだ言い合いながら課題解決を図ろうとしていました。いざ、議論の結果を発表する段階になって、この班は本当に残念そうに「考えがまとまらず、分かりませんでした」と発表しました。
いいんですいいんです!考えに考えた結果ですもの。素晴らしい学びの姿勢だったよ、君たち!お見事!
また別のグループは、あるお子さんが理科で学んだことをもとに天才的なアイディアを出し、そこにほかの子のアイディアを組み合わせたものを発表しました。写真にあるように発表用のホワイトボードをグループ全員で持とうとするほどに、彼らはみんなでこの議論に知的好奇心を感じ、楽しんだのです。グループみんなで練り上げた解法です。

ホワイトボードの写真を見ると、スッキリと書かれたホワイトボードもあれば、書いては消し書いては消ししながら書かれたホワイトボードもありますね。さんざん悩んだグループにとっては、苦労の末にたどり着いた解法なのだものねえ。そりゃあ達成感あるでしょう。
私、教師生活30数年になりますが、算数で子どもたちが主体的にこれほど議論をする姿を初めて見たような気がします。
算数の授業後、子どもたちはにっこにこで教室の至る所で話し合っている姿も見られました。
素晴らしいよ、5年生のみんな!

6月27日【6年社会】租税教室

6年生対象に租税教室が行われました。講師は税の専門家である市税務課の方です。
納入された税はどんなことに使われているのか、税にはどんな種類があるのか、もしも税がなくなったらどんな世の中になってしまうのかなど具体的な例を挙げながらご説明いただきました。
途中でアニメを視聴したり、1億円を持たせてもらったり(もちろんイミテーションです!)と、楽しく学ぶことができました。
納税は社会人の義務です。税は社会のみんなのために使われることをしっかり理解して、きちんと納めましょうね。
授業で出題された税に関するクイズです。挑戦してみてください。
① 税で賄われている小学生一人当たりの教育費はいくらでしょう?
② 小学生でもでも一定額の収入があれば、納税義務が生じるか?
③ 救急車を呼ぶのに、お金がかかる国があるか?
④ 1億円拾って、自分のものになった場合、納税義務は生じるか?
⑤ 宝くじで1億円当たったら、それに税はかかるか?
⑥ お年玉をもらったら、納税義務は生じるか?

*答えは写真の下に。

<答え>
①1か月7万円 ②小学生でも一定額以上の営利収入があれば納税義務は生じる ③アメリカやフランスなどでは救急車を呼ぶのに費用がかかる ④所得税がかかる ⑤110円以上のお年玉には贈与税が課される

6月26日【4年算数】課題設定の妙が、課題設定力を育てる

4年生は6時間目も算数。本日2回目の算数だそうで、ダブルヘッダーですね。
それでも4年生はだらけるどころか、意欲満々な雰囲気が4年教室を満たしています。
そんな雰囲気に吸い込まれるようにして私も4年教室へ。
教科書を開くと、一頁まるまる漫画が描かれていました。
教科書会社は、この漫画で子どもたちの課題意識を高めようという作戦なのでしょう。
担任はこれをうまく利用し、代表の子ども2人にそれぞれ役割を与えて音読するよう促します。子どもはニコニコ笑顔で音読を聞いています。
和気あいあいとした中で落ち着いて学習を進めている4年生。楽しくても羽目を外しすぎるということがありません。さすが!


さて、教科書をめくると、架空の保健室の来室者と負ってしまった怪我の記録が掲載されていました。
今度は過去に自分が学校で負ってしまった怪我について、子ども同士で自分の経験などを語り合っています。
担任が「みんなこの記録を見てどう?」と初めての問い掛け。子どもたちは口々に「擦り傷が多いようです」「切り傷も多いかも」などと話しています。
ジーッと記録を見つめる4年生の姿を見て、担任はさらに問い掛けました。
「ねえ、みんな。この記録、ちょっと見にくくない?」。
これを受けて子どもたちは「うん、そうだね」「確かに分かりづらいかも」などと返しました。
ここで担任が「もっと分かりやすくできないかな?」ととどめの一撃。子どもたちは「うん、できそう!棒グラフとかがいいかな?」「場所や怪我ごとにまとめたら?」「『正』の字で人数を数えたらいい」などと応じました。
ここまで引っ張りに引っ張って、貯めに貯めてから担任は課題を次のように板書しました。「怪我をした人の記録をもっと分かりやすくしよう」。
4年生はこの時間に考えること、学ぶことを十分に理解し、さらに意欲的に課題に取り組んでいました。


授業はその時々の課題によって、インパクトのある課題をズバッと教師が提示する方法もあれば、この時間のようにじっくりじっくり子どもの課題意識を高めながら課題設定を行う方法もあるでしょう。
そして、このような指導を意図的に重ねていく中で、課題設定力は育成されるのだと思います。

6月25日【3年p4c】みんなでコミュニティ・ボールづくり

3年教室ではp4cで使うコミュニティ・ボールづくりを全員でやっていました。

p4cスタイルそのままに、一人ずつ、毛糸を芯棒に巻き付けながら発言していきます。

互いの発言を聞き合いながら、全員でコミュニティ・ボールを作るという活動をとおして、p4cスタイルを理解するという意図が担任にはあったのです。

完成したコミュニティ・ボールは、子どもたち全員にとって「自分たちが作ったコミュニティ・ボール」「私たちのコミュニティ・ボール」。これから学級のマスコットとして、かわいがられることでしょうね。

出来上がったコミュニティ・ボールの感触を楽しんでいるときの彼らの顔ったら!

3年生は、このコミュニティ・ボールを使って、どんな対話が生み出していくのでしょうか。楽しみですね。

対話を重ねることによって、どんどん学級のセーフティ(心理的安全性)とワンダー(知的好奇心・課題意識)を高めていってほしいと思います。

6月24日 花たち

先日梅雨入り宣言が出されると、やはり雨の日が多くなってきました。

学校の花々は喜んで、ますます大きくなっているようです。

これらを見ていると、元気が出てきますね!

1年生のアサガオには支柱が立てられました。

6月21日【3年読み聞かせ】絵本に引き込む力、引き込まれる力

この日、3年生は地域の方から読み聞かせをしていただきました。読み聞かせてくださる方は、当校で読み聞かせを始めて20年余りの大ベテラン!それ故に素晴らしい読み聞かせの技術をお持ちです。

ご覧ください、下の写真を!子どもたちはみーんな、絵本に引き込まれています。まさに没入って感じですね。

絵本に引き込まれる力ってのもあるんじゃないかなあ、と私は思います。

読み聞かせが始まるまさに直前、「校長先生、もっと前に行って聞いてもいいですか?」ってリクエストがあったのです。相撲で言えば砂かぶりの特等席。3年生、分かってるじゃないですか!

読み聞かせる技術もさることながら、この引き込まれる力、3年生すごいです。

6月20日【情報委員会】給食時のリクエスト曲

先日、給食時に情報委員会からお知らせがありました。

今度給食を食べているときのBGM曲のリクエストを募集するとのこと。

私は2年生と一緒に給食を食べていたのですが、2年生は「わー!」「やったー!」と大喜び!

この日リクエスト状況を確認するべく、情報委員会の子どもたちがリクエストの集計をしていました。

子どもたちが主体となった素晴らしい活動です。

当日、どんな曲が流れるのかとっても楽しみだなあ。

それにしても、子どもたちってレンズを向けると、瞬時にポーズをとるんだものなあ、すごいです!

ほんとは君たちが一生懸命集計作業をしてるとこを撮りたかったんだけどなあ、まあいいか。うふふ。

6月19日 村松浜クリーン作戦の事前学習

翌週に地域の海岸清掃を行う全校の子どもたち。この日、地域の「かもめ会」から平野様にお出でいただき、村松浜の現状と浜や海をきれいにするために奮闘されている方々について、お話をいただきました。

漂流物の実物やスクリーンに大写しされた写真をお見せいただきながらのお話は説得力抜群!

特に人に焦点を当てたお話だったので、子どもたちは感情移入しやすかったのではないでしょうか。

クリーン作戦本番では、子どもたちの力いっぱい精一杯活動する姿が見られることでしょうね。

5年生 ふるさと体験学習

6月17日~19日のふるさと体験学習、1日目の様子です。

もうすぐカヌー体験開始

みんな上手です! 風がありますが、よい天気でした!

楽しく、貴重な体験となりました!B&Gの皆さん、ありがとうございました。

 

自然の家に到着。荷物を整理して、お昼ご飯を食べました。

 

中条農産にて

ビニル栽培のキュウリ、トマトの脇芽取りの作業を体験しました。

アイガモ農法の見学。餌やりもさせていただきました。

 

自然の家で夕食。豪華です!少し疲れも見られますが、ご飯を食べてパワーアップ‼

キャンドルファイヤー。キャンドルの火を囲み、感動的で楽しい時間でした。

 

ここからは、2日目の様子です。

米粉ピザ調理中。生地を作って延ばし、具材を切って乗せて、みんな協力してがんばってます!

米粉ピザ実食中。できたて、サクサク、熱々で、とっても美味しかったです!

小国製麺の見学。米粉麺の開発、生産についての説明、パスタの試食、工場見学を通して、

胎内自慢の米粉の加工についてよく分かりました。

 

 

6月18日【1、2年体育】水泳授業

1年生と2年生がそれぞれ地域の公営プールで水泳授業。指導者はその道のプロです!

1・2年生の水泳指導は、水に慣れ、水の中で遊び、泳ぎの基礎を習得することに主眼に置かれます。今年度1回目の水泳授業では、子どもたちは特に水に慣れ、遊ぶことを楽しみました。

エキスパートによる素晴らしい指導のお陰もあり、子どもたちは時に歓声を上げるなど、とっても楽しかったようです。

よかったね、1・2年生のみんな。

6月17日 気温が高い日

気温が高い日。

空を見ると、もう夏の雲ですね。

グラウンドに目を転じると、人っ子一人いません。。

熱中症予防、脱水症予防のために、外遊びや汗をかくような激しい遊びはしないよう指導したためです。

子どもたちにとっては天気がいいのは嬉しいのでしょうが、外で遊べないのはちょっとねえ。

あ、でも屋内でも結構楽しそうに遊んでますね。

この日から2泊3日のふるさと体験学習に出かけた5年生。どうしているかしら?

6月14日【6年家庭科】調理実習

6年生は調理実習。メニューは、小松菜の油炒めです。

おおー。なかなかおいしそうにできましたねえ。

いざ、喫食!

「お!うまーい!」とみんな満面の笑みです。

しかし、中には「うわっ、しょっぱーい!」というお子さんも。小学生の調理実習あるあるで、ついついしょっぱくなっちゃうんですよね。少量を味見しただけだと「う~ん、もうちょっと塩気が欲しいなあ」と塩を追加したくなっちゃうのですが、いかんいかん、そこが落とし穴なのです。

とは言え、概ね上手にできたようです。

子どもたちは、これから自炊することも多いでしょうね。ぜひ、料理の腕前を鍛えてもらいたいと思います。

 

6月13日 ありがとうございました【感謝状贈呈】

昨年度大役を果たしてくださった前PTA会長様に、胎内市PTA連合会から感謝状が贈られました。

本来であればPTA総会などの折に、大々的にお披露目するところですが、当日ご欠席だったので、この日に校長室にて私が代わりにお渡ししました。

難しいかじ取りもあったとと拝察します。また、万障お差し繰りの上、様々な会合にご出席くださいました。

心から感謝申し上げます。ありがとうございました!

6月13日【2年道徳】何を頑張るの?

2年生は道徳で『あかりさんの きめたこと』で学習していました。
あらすじはこうです。
あかりさんは友だちから「朝早く交通安全ボランティアの方とジャンケンして勝つといい一日になるんだよ」と聞きました。あかりさんは、ボランティアさんとジャンケンをするべく、早起きし、朝食もしっかり摂り、歯を磨いていつもより早く家を出たのです。で、ボランティアさんとジャンケンをしたのですが、残念ながら負けてしまいます。しかし、学校に行く途中に別の友だちに会え初めて一緒に登校できました。学校ではその子と遊ぶこともできました。負けてしまったけれど、いい一日になりそうです。あかりさんは「明日も頑張ろう」と心の中で決めるのです。
『早起きは三文の得』であることは大人ならすぐに理解できるでしょうが、2年生にとってはなかなか難しい教材なのかなあと一抹の不安。
さあ、我らが2年生。この教材にどう立ち向かうのか!?


授業も終盤に差し掛かろうとする頃、担任は子どもたちに問いました。「あかりさんは『明日も頑張ろう』って言ってるけれど、何を頑張るつもりだと思う?」おー!核心を突いた問い掛けです。まさにこの教材、そして授業の山場です。でも「子どもたちには難しいだろうなあ」と思って見ていましたが、あにはからんや!
子どもたちは「あかりさんは、早寝早起きを頑張ろうって思ってる」「早く寝て、早く起きて、朝ご飯をしっかり食べて学校に行こうと思ってる」と難なく答えていました。いやー。これは!2年生、すごいです。そりゃあ、「ジャンケンで勝てるように頑張る」って子もいないわけではありませんでしたが、その後友だちの意見を聞き、また担任とのやり取りをとおして、核心となる道徳的価値に迫っていきました。お見事。


さらに、担任は今の自分を振り返るよう促しました。「気持ちのいい生活を送るために、みんなは何を頑張りますか?」
2年生はうまくできていないなあと思うことを思い浮かべながら、「私は〇〇を頑張ります」「ぼくは〇〇を頑張りたい」とノートに書いていました。
よりよい生活を送るために、自分の内なる心(あるいは光)をしっかりと持ち、それに照らされるように自分自身を導いていってほしいと思います。

 

6月13日【6年学級活動p4c】このクラス、いいと思う人ー?

修学旅行は、実施が1週間も前だったなんてにわかに信じがたいほど、インパクトの強かった活動でした。
さて、この日6年生はp4cで修学旅行を振り返ります。
彼らはとっても楽しかった修学旅行で何を学んだのか!
早速対話の様子を見ていきましょう。
問いは「また修学旅行に行きたいか?それはなぜか?」です。
では、この問いを出したお子さんから、どうぞー!

「私は佐度にまた行きたいです。人、自然がすばらしかったと思います。そして、今度はあの海で泳ぎたいです」
「私もまた行きたい。みんなで行けてとっても楽しかったです」
「私もです。一泊二日だけだと、まだ見ていない佐度がある。見ることができた場所もあるけれど、もっとじっくり見たい!」
「はい。たくさんお土産も買いたいです」

「みんなに質問です!」おー!彼ら、自分で対話を回す術を手に入れつつありますね。
「今度行くとしたら、佐度のどこに行きたい?」
「そうだなあ、ぼくはたらい舟。この前行ったけれど、また行きたいなあ。上手に漕げるようになりたい」
「私は、あの濃い青色の海」
「山にも登ってみたい」

「ねえ、みんな。今回の修学旅行で一番楽しかったことは何?」
6年生、自分たちでどんどん回していきますね。
行きたい観光地から、視野を広げる投げ掛け。視点の転換を子どもが図るなんて!驚き!
「私はだんぜんホテルでの滞在。友だちと過ごしたあの時間がとっても楽しかった」

 

「ちょっと質問を変えるんだけど、今回みたいな短期間の観光じゃなくて、佐渡に永く住みたいですか?」
おー!もう、子どもたちぐるぐる回していきますね。ぐるぐるぐるぐる!すごいすごい!
「今回の旅行はとっても楽しかった。佐度はすごくよかった。でも、ずっと住むとしたらどうかな?」
「うんそうだね。慣れたら新鮮味がなくなるだろうし」
「佐度の人たちが、胎内に住みたいかというのと、同じような感じなんじゃない?」
「ぼくは住んでみたいなあ。自然が素晴らしかったし、ほかにも楽しいことがたくさんある」
「うん。熊がいないから山に入っても安心だよね。佐度では狸が一番大きな野生動物だって、バスガイドさんが言ってた」
「ぼくも佐度に住んで、砂金をじゃんじゃん採りたいなあ」
「そう、ぼくも修学旅行ではたくさん砂金を採ることはできなかったけど、親切に教えてもらえたから、嬉しかった」
「私は佐度はよかった。でも、観光として行った方がいいんじゃない?」
「佐度はさ、みなさんいい人だったよね」

「私もとっても楽しかった。活動班とか宿泊班とか、班の人たちと一緒だったからだと思う」
「帰りのフェリーの中で、みんなと過ごしたからよかった」
「カモメのエサやりも楽しかったなあ。あれもみんなでやったしね」
「食事もみんなで摂った」
「私は部屋で友だちと一緒に過ごせてよかった」

ここで教師が問い掛けました。今回初めての介入です。
「佐度よかったし、楽しかったよね。次に行くとしたらまたみんなで行きたい?それとも一人旅がいい?」
挙手で確認すると、「みんなで行きたい派」が大多数、「みんなでも、一人でも行きたい派」がそこそこの人数でした。
「私は、またこのメンバーで行きたいな」
「楽しいし、一緒に過ごしたり活動したりすることでもっと仲良くなれると思う」
「うん。私たちは保育園からずっと同じメンバーだった。気心が知れるっていうのかな」
「またみんなで行けば、もっと私たちの人間関係は深まると思う」
「このクラスはいろいろな人がいるでしょう。だから楽しいの」
「私はみんなとでもいいんだけど、一人でも行ってみたいなあ」
「一人旅はみんなで行く旅とはまた違ったよさがあると思う」
「結局、みんなと一緒でも一人でも、また行ければいいってことかな」

以上、35分間。ノンストップの対話!
対話全体を俯瞰してみると、「人と人とのかかわり」の中で子どもたちは楽しみや喜びを感じていることが分かります。
これは運動会やこのp4cでも同じことが言えそうですね。

さて、対話後、挙手による振り返りの時間。
6年生の女の子がみんなに問い掛けました。
「この対話で発言できた人ー?」7~8割の子が挙手。
「この対話でよく考えた人ー?」全員が挙手。
「えーと・・・。このクラス、いいと思う人ー?」すると、もうこれ以上ないってくらい全員が張り切って挙手。
今日、欠席だった子もこの場にいたら、やっぱり手を挙げていたのじゃないでしょうか。
この振り返りを見ていた私は、心の中で号泣!涙ブワーですよ、ブーワーー!

保護者の皆様、相当な費用が掛かったにもかかわらず、この修学旅行に子どもたちを送り出してくださって、本当にありがとうございます。
6年生は、しっかりと学んできました!そして、学級の信頼関係もまた一段と強固になったのだろうと思います。
修学旅行はまだ終わりません。今回の学びを一般化し、子どもたちはこれからの生活の様々な場面で生かしていくことでしょう。
ありがとうございました。引き続いてご支援いただけますようお願い申し上げます。

6月12日 小中合同あいさつ運動

この日の朝、築地中学校の生徒さんがお出でになり、小学生と一緒にあいさつ運動をしてくださいました。

学校運営協議会の方々もお出でくださったんですよー。ありがたいことです。

はじめは気恥ずかしそうだった小学生も、しっかりと挨拶をしていました。